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第67回 中山金杯のデータ [競馬データ]

あらためて、あけましておめでとうございます。
今年も何とかがんばりますので、よろしくお願いいたします<(_ _)>


さて、今年も昨年までのデータを元に、同じ流れで見ていきます。
96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降24年、連対馬48頭、3着馬24頭からです。


まず今年も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、48頭中13頭の、5歳馬と6歳馬でした。

まず5歳馬ですが、その共通項は、その13頭の当日人気が1番人気、2番人気が各3頭、3番人気が1頭、4番人気が3頭、5番人気が1頭、6番人気が2頭と比較的上位人気になっていたことでした。

また前走の着順も見てみますと、1着が6頭、あと3着が1頭、4着が3頭、5着が1頭、7着が1頭(マイルCS)、9着が1頭(オープン特別1番人気)と、13頭中11頭が掲示板に載っていました。
しかしながら、今回出走している明け5歳馬、2頭とも、前走二桁着順となっています。
ただ、5歳馬は、過去10年、連対馬が6頭、3着馬が4頭と最も多く上位に送り込んでいます。

同じく13頭と最も多かった6歳馬ですが、その共通項を探ってみますと、近3走で、13頭中12頭は、1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。
(残り1頭はオープン特別1着でした)
6歳馬も過去10年では、5歳馬に匹敵する、連対馬6頭、3着馬2頭が入っています。

しかしながら、今回出走している明け6歳馬4頭では、近3走で、重賞で掲示板に載った経験の登録馬はいません。
しかし、ブラックバゴが前走オープン特別で1着ということで、13頭中残り1頭でのデータには引っかっています。
あと、ストレンジクォークが前走準オープン特別1着、レアリスタが前々走準オープン特別1着となっています。


あと、
4歳馬が5歳馬、6歳馬に近い12頭となっています。
その12頭の前走を見てみますと、重賞だったのは、94年のG1の菊花賞2着だったステージチャンプ、09年のG3の中日新聞杯2着だったヤマニンキングリー、11年の同じく中日新聞杯で1着だったコスモファントム、そして昨年福島記念1着だったヤマカツエースの4頭のみとなっていました。
その4頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着、G3の富士S13着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
ただ、ここ10年、4歳馬の連対は3頭、3着2頭と、最近は不振となっています。

今回の明け4歳の出走馬5頭では、前走重賞の福島記念1着、前々走毎日王冠9着だったウインブライトは過去のデータから言えばクリア、前走重賞のアルゼンチン共和国杯3着、前々走ラジオNIKKEI杯1着のセダブリランテスと、前走オープン特別1着、前々走毎日王冠4着のダイワキャグニーの2頭が、それぞれ準じていると思われます。

あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が8頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計10頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
過去10年では、8歳以上の上位3着以内はなく、7歳馬は、連対馬5頭、3着馬2頭と、4歳馬より多く連対しており、5歳馬、6歳馬に匹敵するほど3着以内に入っています。

今回8歳馬以上では、8歳馬ではデニムアンドルビー、マイネルミラノの2頭が出走しています。
あと7歳馬ですが、
一応今回も過去の連対した年を挙げておきたいと思います。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年までは連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対と、また3年連続と複数年で連に絡みました。
それからしばらく空いて、13年に連対(1着)いたしました。

その時の当日の人気ですが、先の3頭は7番人気(93年2着カリブソング)、10番人気(94年1着ヒダカハヤト)、13番人気(95年2着ゴールデンアイ)といずれも穴をあけていましたが、08年の2着エアシェイディは2番人気、09年の1着アドマイヤフジは4番人気、10年の1着アクシオンは1番人気、2着のトウショウシロッコは5番人気、13年1着のタッチミーノットは2番人気と、ほぼ上位人気となっていました。
また、08年以降の5頭に関しては、前3走内で重賞掲示板に載る経験をしていました。

それから、その7歳馬8頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤト、タッチミーノトを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬8頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回出走している7歳馬4頭では、トーセンマタコイヤのBMSがノーザンダンサー系、パリカラノテガミの父が、またフェルメッツアのBMSがナスルーラ系となっています。
また、フェルメッツァが3走前小倉記念3着となっています。
いずれにせよ、まずはこの4頭の当日の人気に要注意です。



次に3着馬の年齢も見てみますと、最も多いのが4歳馬の7頭で、その臨戦過程は前走1着か、3走以内の重賞で掲示板に載っていました。
一応明け4歳馬出走馬4頭のうち、ウインブライト、セダブリンランテス、ダイワキャグニーの3頭が該当しています。

続いて6歳馬が6頭となっていて、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回の6歳馬の出走馬5頭では、ストレンジクォーク、ブラックバゴ、レアリスタの3頭が該当します。
続いて、5歳馬と7歳馬が各5頭で、5歳馬5頭では、そのうち4頭の前走は4着以上(もう1頭は3走前1着)となっていました。
今回の5歳馬2頭とも前走は二桁着順ですが、3走以内で両馬とも勝っていました。
7歳馬5頭では、前走すべて掲示板に載っていました。
今回の7歳馬の出走馬4頭では、ショウナンマルシェ、トーセンマタコイヤの2頭が該当いたします。
あと、8歳馬でデニムアンドルビーが前走2着と掲示板に載っています。
3着馬の当日の人気ですが、1番人気が4頭、2番人気が1頭、3番人気が2頭、4番人気、5番人気が各4頭と5番人気以上は、24頭中15頭となっていました。
残り6番人気以下9頭は、8番人気、9番人気が各2頭、10番人気が1頭、11番人気が2頭、12番人気、15番人気が各1頭と、結構人気薄馬も入って来ています。

血統では、24頭中9頭がナスルーラ系が絡んでいました。


次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬48頭中24頭(ナスルーラ系とのクロス5頭含む)いました。
続いてナスルーラー系も48頭中19頭(ノーザンダンサー系とのクロス5頭含む)いて、ノーザンダンサー系といい勝負をしています。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが24頭中12頭(ナスルーラ系とのクロス1頭含む)、ナスルーラー系絡みが24頭中8頭(ノーザンダンサー系とのクロス1頭含む)となっていて連対馬と同じ傾向となっています。
特にノーザンダンサー系絡みの馬は、95年、99年、12年、14年を除いて、化の20年では少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
対してナスルーラ系絡みは、92年から07年まで14年連続少なくとも1頭、3着以内に入っていましたが、08年以降10年間では逆に、11年、12年、14年の3年しか入っていません。
代わりに08年以降の10年間、10年、17年を除く8年でミスタープロスペクター系絡みの馬が、3着以内に1頭ないし2頭連対しています。



毛色ですが、1着馬では鹿毛が10頭、黒鹿毛が9頭、続いて栗毛が4頭、栃栗毛が1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が9頭と最も多く、続いて鹿毛が7頭、栗毛が5頭、芦毛が3頭となっていました。
3着馬では鹿毛、黒鹿毛が各9頭、続いて栗毛、青鹿毛が各3頭となっていました。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。


また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は24頭中8頭、2着馬は19頭中9頭、3着馬は19頭中13頭となっていて、結構同じ中山競馬場を前走に続いて走っているのが目につきます。
ただし、08年以前は、06年を除いて少なくとも1頭前走中山競馬場を走った馬が1頭3着以内に入っていましたが、09年以降は10年と12年と17年の3年のみとなっています。
その09年、前走中山競馬場を走った馬は、出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で、3着以内に入ったのは2着の1頭、同じく11年は16頭中4頭で3着以内はなし、16年に至っては、出走馬13頭中前走中山競馬場を走った馬はなしとなっています。
しかしながら、昨年17年は13頭中10頭で、3着以内3頭とも前走中山競馬場を走った馬で占められました。

ということで、その出走数はもちろん考慮に入れることは必要かと思います。
ただ、今年は意外にも出走馬17頭中1頭も前走中山競馬場を走った馬はいません。


あと、1番人気ですが、今度は86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去30年で見てみますと、13頭が連対ということで、連対率は低くなっています。
(3着には5頭入っています)

また、複数年数連続で3着以内をはずしたのは、91年から93年までの3年間、06年から09年の4年間となっていました。
現在は、13年以降昨年までの5年連続3着以内に入っています。



以上ですが、さて毎年書いていますが、データはデータとして、やはり金杯は運が左右しますね。
それはどのレースでも言えるのですが、特にこの両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。
ということで、今年もデータは一応基にしながらも、勘をしっかり働かせながら検討していこうと思っています。

タグ:中山金杯
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