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第31回 青葉賞のデータ [競馬データ]

重賞となった94年以降過去30年、連対馬60頭、3着馬30頭からです。


まず父の血統を着順別に見ていきます。
1着馬では、ヘイルトゥリーズン系が30頭中23頭占めていました。
その内訳は、サンデーサイレンス系が19頭と圧倒的に多く、そのうちサンデーサイレンスが7頭、サンデーサイレンスの仔が12頭(ディープインパクトが4頭、ハーツクライが3頭、アグネスタキオン、ゼンノロブロイ、ステイゴールド、オルフェーブル、キタサンブラックが各1頭)となっています。
あと残りはロベルト系で、その内訳は、クリスエスが1頭、そのクリスエスの仔のシンボリクリスエスが2頭、そしてタニノギムレットが1頭となっていました。
あと、残り8頭は、ミスタープロスペクター系が4頭(ルーラシップが2頭、ザフォニック、キングカメハメハ)、ノーザンダンサー系が2頭(ビーマイベスト系のダンスホール、サドラーズウェルズ系のカーネギー)、ナスルーラ系も2頭(トニービン、ゴールデンフェザント)、となっています。
ただし、ノーザンダンサー系の2頭は96年と00年、ナスルーラ系(グレイソブリン系)の2頭は94年と97年と、00年以前での1着で、01年以降昨年までの23年間の1着馬は、ヘイルトゥリーズン系が19頭、ミスタープロスペクター系が4頭(01年、15年、19年、21年)となっていました。

2着馬では、ヘイルトゥリーズン系は13頭、そのうち12頭がサンデーサイレンス系で、その内訳は、ディープインパクトが3頭、ゼンノロブロイが2頭、サンデーサイレンス、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、マンハッタンカフェ、アグネスタキオン、ステイゴールド、ハーツクライが各1頭、あと、ロベルト系でマヤノトップガンが1頭となっています。
あと、僅差でノーザンダンサー系が12頭となっています。
その12頭では、サドラーズウェルズ系が4頭、ノーザンテースト系が3頭、ダンチヒ系が2頭、エルグランセニョール系、リファール系、ヴァイスリージェント系が各1頭となっていました。
あと残り5頭は、ミスタープロスペクター系が4頭(キングカメハメハ2頭(10年、19年)ジェイドロバリーが1頭(96年)、ドゥラメンテ(21年))で、あとブランドフォード系のノヴェリストが1頭となっていました。

3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が17頭(ディープインパクトが6頭、ザンデーサイレンス、ゼンノロブロイが各2頭、サザンヘイロー、ダンスインザダーク、ゴールドアリュール、ハーツクライ、シンボリクリスエス、ワールドエース、キズナが各1頭)、ノーザンダンサー系が5頭(95年~03年の中)、ナスルーラ系も5頭(94年~04年の中で4頭と19年)、ミスタープロスペクター系が2頭(ワークフォース(17年)、ルーラーシップ(22年)、トゥルビョン系のメジロマックイーン(98年)が1頭となっています。

ちなみに19年、初めてミスタープロスペクター系産駒が1着、2着独占、のみならず、3着にナスルーラ系(ジャングルポケット)産駒が入り、久々に3着以内にサンデーサイレンス系産駒を代表とするヘイルトゥリーズン系が1頭も入りませんでした。
ただその年は、出走馬16頭中サンデーサイレンス系が6頭に対してミスタープロスペクター系が7頭と上回っていました。
さらに21年では、ミスタープロスペクター系産駒が1着、2着独占となりましたが、その時の内訳は、出走馬18頭中ヘイルトゥリーズン系が4頭(うちサンデーサイレンス系は3頭)に対しミスタープロスペクター系は11頭と圧倒的に多くなっていました。
22年は、出走馬14頭中、ヘイルトゥリーズン系が14頭(うちサンデーサイレンス系が13頭)に対してミスタープロスペクター系は4頭となっていて、結果は、1着、2着が共にサンデーサイレンス系のディープインパクト産駒で、3着はミスタープロスペクター系のルーラーシップでした。
今年の登録馬19頭では、そのうち14頭をヘイルトゥリーズン系が占め、その中でサンデーサイレンス系は13頭。ロベルト系は1頭でした。
あと5頭はミスタープロスペクター系となっています。
また、19年の中で、1頭のみ出走していたナスルーラ系産駒が久々に3番人気で3着に入ったのはたいしたものだと思いました。

そのナスルーラ系ですが、昨年までも毎年触れていますけれど、父かBMS(母の父)でナスルーラ系が入っていたのが連対馬では60頭中10頭であったのに対し、3着馬では30頭中16頭も占めていたことはちょっとおもしろいデータとなっています。
しかし、10年に1着と3着とナスルーラ系絡みの馬は2頭入ったあと、それ以降の11年から14年までの4年間は3着以内に1頭も入りませんでした。
その後の8年間では、連対馬では15年1着馬レーヴミストラルと16年2着馬レッドエルディストの2頭、3着馬では16年レーヴァテインと19年ピースワンパラディと23年ティムールの3頭が入っています。
そのナスルーラ系絡みの3着以内に入った馬の人気ですが、2着馬で1頭、3着馬で3頭、二桁人気の馬がいましたが、その他は6番人気以上の上位人気でした。
ちなみに今回の登録馬でナスルーラ系絡みの馬は、シュガークンの1頭となっています。


次に当日の人気ですが、1番人気は30年中17頭が連対、5頭が3着、また2番人気も11頭が連対と多く、4頭が3着ということで、1番人気と2番人気が結構上位着順に来ていることがわかります
ちなみに、1番人気と2番人気が共に3着以内に入ったのは、30年中10年ありました。
(そのうち共に連対したのは7年)
ただ、その10年のうち8年は、94年から05年までの12年間の中の出来事で、06年から昨年23年までの18年間の中では、10年と23年の2回入っただけでした。

逆に、1番人気と2番人気が共に3着以内をはずしたのは、96年、01年、07年の3回で、それぞれの一番の上位人気は、96年は4番人気、01年、07年は共に3番人気となっていました。
あと、3番人気は5頭が連対、5頭が3着、4番人気は6頭が連対、3着には2頭来ていました。
それから5番人気は4頭が連対、1頭が3着、6番人気は3頭が連対、4頭が3着、7番人気は5頭が連対、8番人気は2頭が連対、3着馬が1頭、あと9番人気が1頭連対、10番人気は3頭が連対、15番人気は1頭が連対、それから11番人気が2頭、13番人気が2頭、それぞれ3着に来ていました。

また、96年、11年、13年、16年、18年を除く25年で、片方か両方で1番人気から3番人気の上位の馬が連対していました。
それから1番人気に関して言えば、過去30年では、01年1番人気のダイイチダンヒルが単勝オッズ2.4倍で6着、11年1番人気のトーセンレーヴは2.5倍で3着、13年1番人気のレッドレイヴンが1.8倍で11着、16年のレーヴァテインが4.2倍で3着、18年のスーパーフェザーが3.7倍で3着、20年フィリオアレグロが2.6倍で3着、22年レヴァンジルが2.6倍で5着と、それぞれ連対できませんでしたが、昨年までのところ、それより低いオッズの馬はすべて連対していました。
逆に、4倍以上の単勝オッズで1番人気になった中では、00年のカーネギーダイアン(4.2倍)と15年のレーヴミストラル(4.1倍)の2頭が1着になっています。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、00年より以前の6年の前走を見てみますと、「500万下条件戦」が5頭と最も多く、「皐月賞」、「オープン特別」が各3頭、「弥生賞」が1頭となっていました。
00年以降24年の連対馬48頭では、「500万下条件戦(1勝クラス)」が21頭と最も多く、次いで「毎日杯」が9頭、「弥生賞」が6頭、「スプリングS」が3頭、「未勝利戦」が2頭、オープン特別の「すみれS」、オープン特別の「若葉S」が各2頭、「京成杯」「京都2歳S」「共同通信杯」が各1頭となっていました。
このように、00年以降では500万下条件戦組(1勝クラス)と毎日杯組の活躍が目立っています。
毎日杯組の連対馬9頭の前々走ですが、すべて連対していました。
今回では、前走毎日杯を走った馬はサトノシュトラーセの1頭となっています。
一方、前走500万下条件戦組(1勝クラス)は、00年以前は5頭、以降は21頭と全体的にもよく連対していますが、その計26頭の前々走ですが、1着が10頭、2着が6頭(1着からの降着馬1頭含む)、3着が6頭、4着が3頭、7着が1頭(京成杯)となっていました。
今回の登録馬19頭中で、前走1勝クラス(500万下条件戦)だった馬9頭いますが、そのうち前々走が4着以上だったのは、シュガークン(前走1着、前々走未勝利戦1着)、ディマイザキッド(前走3着、前々走共同通信杯4着)、ヘデントール(前走1着、前々走未勝利戦1着)、マーシャルポイント(前走1着、前々走未勝利戦1着)の4頭となっています。
ただ、残りの5頭中3頭の前々走は重賞で7着以下となっています。
あと、前走重賞の登録馬は、前走スプリングS7番人気4着のコスモブッドレア、前走毎日杯3番人気6着のサトノシュトラーセ、前走弥生賞5番人気5着のシュバルツクーゲル、同じく前走弥生賞1番人気6着のトロヴァトーレ、前走共同通信杯9番人気3着のパワーホール、同じく前走共同通信杯7番人気8着のフォスターボンドの6頭。
前走オープン特別の登録馬は、前走伏竜S(ダート)5番人気5着のサンライズソレイユ、前走すみれ賞5番人気4着のジンセイの2頭となっています。

続けて3着馬の前走も見てみますと、やはり前走500万下組が最も多く、30頭中20頭も占めています。
あと、毎日杯が3頭、皐月賞が2頭、弥生賞、共同通信杯、オープン特別のマーガレットS、すみれS若葉Sが各1頭となっています。


毛色ですが、連対馬を上記と同じように同じように00年より以前と00年以降に分けてみますと、まず00年以前6年間では、鹿毛が6頭、栗毛が3頭、黒鹿毛が2頭、芦毛が1頭でした。
00年以降24年間では、鹿毛が21頭と最も多く、続いて黒鹿毛が13頭、栗毛が7頭、青鹿毛が4頭、芦毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
その黒鹿毛13頭のうち8頭が、先にあげた00年以降の前走500万下条件戦18頭の中の8頭にあたります。
残りの5頭の前走は、重賞が4頭(スプリングS2頭、毎日杯、弥生賞が各1頭)、オープン特別が1頭となっていました。

ちなみに、連対した前走毎日杯組9頭も見てみますと、07年1着の黒鹿毛馬ヒラボクロイヤルを除いて他は黒鹿毛以外の毛色となっていました。
今回の登録馬で、前々走4着以上で前走1勝クラス(500万下条件戦)を走った黒鹿毛の馬は、シュガークン、ヘデントール、マーシャルポイントの3頭となっています。
前走重賞、オープン特別を走った黒鹿毛馬は、サンライズソレイユ(前走オープン特別伏竜S(ダート)5着)、シュバルツクーゲル(前走弥生賞5着)、フォスターボンド(前走弥生賞8着)の3頭となっています。
3着馬の毛色ですが、鹿毛が14頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が5頭、あと青鹿毛が2頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっていました。


枠の出目ですが、連対馬では3枠と5枠が各10頭、1枠と6枠が各9頭、2枠、7枠が各7頭、3枠が6頭、8枠が2頭となっています。
3着馬では、7枠が7頭、5枠が6頭、4枠が4頭、1枠と2枠と3枠と8枠が各3頭、6枠が1頭となっています。

 

 

以上ですが、まずはこのレースでかつて強かった「黒鹿毛馬」、そして「前走500万下戦組」の取捨選択から始めていきたいと思います。
ただ、ここ5年の連対馬10頭中8頭は鹿毛馬でしたのでここは悩むところです。(残り2頭は青鹿毛、黒鹿毛)
あとは、ここのところよく連対しているミスタープロスペクター系産駒の検討になりますね。
今回の登録馬ではグランアルティスタ、シュガークン、トロヴァトーレ、ヘデントール、ロジルーラの5頭がミスタープロスペクター系産駒となっています。
また、サンデーサイレンス系、特にディープインパクト系もかなり強いですが、キズナ産駒など、登録数が多いのでここも悩みます。
いずれにせよ、人気、オッズが出て来てからいろいろ悩みながら結論を出していこうと思います。


それから蛇足として、毎年触れていますが、青葉賞上位3頭からダービーで3着以上に入った馬の頭数を挙げておきます。
重賞になった94年以降30年、青葉賞1着馬でダービーに出走したのは28頭。
そのうちダービーで1着になった馬は1頭もなし、2着になったのは6頭、3着になったのは2頭となっていました。
連対率(2着率)は21.4%、複勝率は28.6%となっています。
青葉賞2着馬では、27頭出走し、ダービー3着以内に入ったのは2頭(13年2着アポロソニック、23年3着ハーツコンチェルト)のみとなっています。
青葉賞3着馬ですが、10年以降はダービー優先出走権が2着以上となった為、11年の3着馬が連闘でプリンシパルSに出走で勝ってダービーに出た以外、それ以降はダービーに出走した馬はなく、結局、30年中出走したのは13頭となって少なくなっています。
その13頭ですが、ダービーでは3着以内に1頭も入っていませんでした。

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