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第56回 京都金杯のデータ [競馬データ]

1600m芝になった2000年以降18年間、連対馬36頭、3着馬18頭からです。


まずは臨戦過程から入ります。
連対馬では、前走ないし前々走でG1のマイルCSを走った馬は36頭中15頭いました。
これを京都金杯1着馬で前走がマイルCSを走った馬で限定してみますと、12年までいませんでしたが、13年初めて前走マイルCS6番人気6着だったダノンシャークがこの京都金杯を制しました。
しかしながら、その後の翌14年から昨年17年までの3年間の1着馬の前走はマイルCSではありませんでした。
つまり、1着馬18頭中前走マイルCSだったのはまだ1頭のみとなっています。
これに対し、1着馬で前々走マイルCSを走った馬は18頭中7頭もいました。
2着馬では、前走でマイルCSを走っていたのは5頭で、1着馬とは逆に前々走では2頭と少なく、計7頭となっていました。
その2着の7頭の前々走の人気ですが、10年の前々走マイルCS15番人気15着だったガルボ、15年前々走富士S9番人気5着だったエキストラエンド以外の5頭は、すべて人気が3番人気以上の上位人気でした。
その連対馬で前走か前々走でマイルCSを経験した計15頭のその着順ですが、2着から15着と幅広くなっていました。
しかしその1着との着差は、二桁着順でも最大で「0.8秒」となっていました。
さて、今回の出走馬13頭を見てみますと、前走マイルCSを走った馬は、クルーガー(8番人気7着)、ダノンメジャー(16番人気13着)、アメリカズカップ(13番人気16着)、ウインガニオン(11番人気17着)の4頭となっています。
それから前々走でマイルCSを走った馬も、ブラックムーン(17番人気6着)の1頭となっています。
その計5頭のうち、1着馬との着差が「0.8秒」以下だったのは、ブラックムーン(0.3秒)、クルーガー(0.3秒)の2頭となっています。


あと残りの連対馬で、前走も前々走もマイルCSを走っていない21頭(1着馬10頭、2着馬11頭)ですが、そのうち01年2着のエリモセントラル(前走G2の阪神牝馬S、9番人気14着)と13年2着のトライアンフマーチ(前走G3の朝日チャレンジC、8番人気11着)、14年1着のエキストラエンド(前走G2の毎日王冠、9番人気9着)、15年1着のウインフルブルーム(前走G3のチャレンジC、4番人気8着)、16年1着のウインプリメーラ(前走オープン特別、5番人気5着)、16年2着のテイエムタイホー(前走G2の阪神カップ、16着)、17年2着のブラックスピネル(前走G3のチャレンジカップ5着)の7頭を除く14頭は前走で3着以上となっていました。(その前走は、1着が9頭、2着が2頭、3着が3頭)
その前走3着以上の14頭の前走の距離ですが、そのうち8頭は「1600m芝」、5頭が「1800m芝」、あと1頭は「3000m芝」の菊花賞(17年1着の3アスピネル)でした。
その14頭の前走のレースの内訳ですが、G1の菊花賞が1頭、G3の重賞が4頭(鳴尾記念3頭、京阪杯1頭)、オープン特別が4頭、1600万下特別が4頭、1000万下特別が1頭となっていました。
あと、前走3着以内をはずした7頭ですが、そのうち前走14着のエリモセントラルも前走は「阪神1600m芝」でしたが、前々走は1600万下(京都1600m芝)で勝っていました。
前走11着のトライアンフマーチの前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走は中京記念(中京1600m芝)で3着でした。
前走9着のエキストラエンドの前走は「東京1800m芝」でしたが、前々走は準オープン特別(東京2000m芝)で1着でした。
前走8着のウインフルブルームの前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走はオープン特別(京都1800m芝)で1番人気1着でした。
前走5着のウインプリメーラの前走は「阪神1600m芝」でしたが、前々走はオープン特別(京都1800m芝)2番人気8着、3走前は小倉記念(小倉2000m芝)3着でした。
前走16着のテイエムタイホーは前走は「阪神1400m芝」でしたが、前々走はオープン特別(阪神1400m芝)で勝っていました。
前走5着のブラックスピネルは前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走は富士S(1600m芝)8番人気7着でこの馬だけは、3走以内で3着以内に入っていませんでした。(5走前で1着)

それから、マイルCSを経験していない21頭の前走、前々走に関してですが、前走もしくは前々走でG2以下のレースを走った馬のその着順は、トライアンフマーチ(前走G3で11着、前々走G3で3着)、エキストラエンド(前走G2 9着、前々走準オープン1着)、オースミナイン(前走準オープン1着、前々走準オープン5着)、ウインフルブルーム(前走G3で8着、前々走オープン特別で1着)、ウインプリメーラ(前走オープン特別5着、前々走オープン特別8着)、テイエムタイホー(前走G2 16着、前々走オープン特別1着)、ブラックスピネル(前走G35着、前々走G37着)を除く14頭は前走、前々走とも4着以内に入っていました。
今回の出走馬の前走か前々走で、マイルCS馬を経験していない馬の中で、前走か前々走でG2レース以下のレースを走ってそのレースがすべて4着以内だったのは、ストーミーシー、ラビットラン、レッドアンシェルの3頭となっています。
また、例外だった7頭のうちウインプリメーラ、ブラックスピネルを除く5頭のように、前走、前々走のどちらかが4着以上だった出走馬は、キョウヘイ(前走オープン特別4着、前々走オープン特別5着)、スズカデヴィアス(前走中日新聞杯9着、前々走福島記念2着)の2頭となっています。

3着馬では、こちらは近3走で見てみますが、18頭中11頭がその中で少なくとも1回は「G1」を走っていました。
そのうちマイルCSを走っていたのは、意外にも少なく5頭となっていました。
その内訳は、01年3着のアグネスデジタルが前走マイルCS1着、06年3着のアルビレオが3走前にマイルCS13着、11年3着ライブコンサートが前走マイルCS5着、14年3着ガルボが前々走マイルCS14着、17年3着フィエロが前々走マイルCS6着となっていました。
ちなみに、この5頭のマイルCS時の1着馬からの着差ですが、アグネスデジタルは1着でしたので省くとして、アルビレオは0.8、ライブコンサートは0.2秒、ガルボはぞれぞれ1.3秒、フィエロは0.3秒となっていました。
それから近3走以内でG1を走っていなかった残り7頭のうち2頭は、08年、09年の3着馬2頭で、前走は両馬とも阪神Cでそれぞれ15番人気7着、1番人気2着となっていました。
その2頭の前々走ですが、順に4番人気1着、3番人気2着となっていました。
そしてあと5頭は、1頭が00年の14番人気3着馬で、前走はダートの重賞シリウスSの10番人気16着、前々走は1200m芝の重賞CBC賞で6番人気8着、3走前は1200m芝のオープン特別で1番人気14着となっていました。
1頭は12年の3番人気3着馬で、前走は牝馬の重賞愛知杯4番人気10着で、前々走は1600m芝の準オープンで4番人気1着、3走前は1600m芝の府中牝馬特別で11番人気4着となっていました。
1頭は13年の7番人気3着馬で、前走はオープン特別1600m芝18番人気1着、前々走は1700mダートのオープン特別で11番人気12着、3走前は1800m芝のオープン特別で12番人気11着となっていました。
1頭は15年の7番人気3着馬で、前走オープン特別1600m芝8番人気5着、前々走は準オープン特別1600m芝1番人気1着、3走前は準オープン特別1600m芝9番人気2着となっていました。

そして最後の1頭は、16年の7番人気3着馬で、前走はオープン特別1400m芝3番人気2着、前々走は1200m芝4番人気5着、3走前は1200m芝の重賞セントウルSで7番人気7着となっていました。
この前3走でG1を走っていない7頭の共通項ですが、ちょっときついかも知れませんが、最後の1頭を除き、その3走内で、「1着」もしくは「1番人気」を1度経験していました。

今回の出走馬で、まず、近3走で上記で挙げたマイルCSを走った5頭以外でG1を経験しているのは、カラクレナイ(3走前NHKマイル17着)、ラビットラン(前々走秋華賞4着)、レッドアンシェル(3走前NHKマイル4着)の3頭となっています。
あと、前3走でG1を走っていない馬の中で、その前3走内で「1着」ないし「1番人気」を1度以上経験している出走馬は、ストーミーシー、ダノンメッジャー、マサハヤドリームの3頭がいます。
また、3走内で「2着」ないし「2番人気」を1度以上経験している出走馬は、スズカデヴィアス1頭となっています。



次に、このレースはハンデ戦ですが、そのハンデ頭で連対したのは、01年02年連続で優勝したダイタクリーヴァの2回(それぞれ58kgと58.5kg、いずれも1番人気)と10年2着となったスマートギア(57kgで1番人気)、それから13年2着となったトライアンフマーチ(58kgで6番人気)の合計のべ4頭となっています。
また、ハンデ頭として3着に入ったのは、01年のアグネスデジタル(58kgで3番人気)、14年のガルボ(58kgで5番人気)、17年のフィエロ(57.5kgで5番人気)の3頭となっています。

今回の出走馬でのハンデ頭は、57.5kgのウインガニオンとクルーガーの2頭となっていますが、人気が気になるところです。


それから1番人気の馬ですが、18年中10年で連対しておりまずまずの成績を収めております。
その連対した1番人気10頭の当日単勝オッズですが、13年1着となったダノンシャークの3.6倍、昨年14年2着となったオースミナインの4.1倍以外、1.6倍から2.8倍の間と、人気を集めた形での1番人気となっていました。
あと連をはずした1番人気8頭ですが、順にそれぞれ3.2倍、3.7倍、4.0倍、3.6倍、4.3倍、2.7倍、4.1倍、3.8倍と、2.7倍の1頭(12年5着のサダムパテック)を除いて比較的高い数字となっていました。


あと血統で目立つのは、連対馬では、父か父の母(BMS)のどちらかでノーザンダンサー系が絡んでいたのが36頭中14頭いたというところでしょうか。
また、ナスルーラー系が絡んでいたのも36頭中同じ数の14頭いました。


3着馬の父の血統では、18頭中11頭がヘイルトゥリーズン系で、そのうち4頭はサンデーサイレンス、同じく6頭がサンデーサイレンスの仔(マンハッタンカフェが2頭、タヤスツヨシ、ダンスインザダーク、アドマイヤボス、ディープインパクトが各1頭)、1頭がグラスワンダーとなっていました。
あと残り7頭のうち5頭はいずれもミスタープロスペクター系でそのうち2頭はフォーティナイナーでした。(あと残り2頭はノーザンダンサー系)


それから1着馬に関しては、サンデーサイレンス系が7頭、ノーザンダンサー系が5頭と最も多い勝ち数を争っています。
サンデーサイレンス系では、1600m芝に変更になった00年以降17年中、01年、02年連続で勝ったフジキセキ産駒のダイタクリヴァーと05年に勝ったサンデーサイレンス産駒のハットトリック、13年勝ったダノンシャークと14年勝ったエキストラエンドの両ディープインパクト産駒の2頭、15年1着馬のスペシャルウイーク産駒、16年1着馬のステイゴールド産駒の計7頭となっていました。
あと他で勝ち馬を出しているのは、ナスルーラ系(いずれもグレイソブリン系)の3頭、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム、グラスワンダー)の2頭、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)の1頭となっています。
大きくくくれば、ヘイルトゥリーズン系が9頭と最も多く、ノーザンダンサー系が続いて5頭ということになります。
12年までは、意外にも06年以降7年連続勝っていなかったサンデーサイレンス系でしたが、13年は1着から6着まで、14年は1着から4着まで、15年は3着を除く1着から7着まで、16年は1着と2着をそれぞれ占めていました。
しかし、昨年は1着馬、2着馬とも父はサンデーサイレンス系ではありませんでした。(3着から5着までの3頭はサンデーサイレンス系産駒でした。)

とりあえずは今年も、本命馬をサンデーサイレンス系にするかしないかの二者択一から始めることにはなりそうですね。
ちなみに2着馬は、1着馬とは逆に、05年以降07年、17年を除く11年でこのサンデーサイレンス系が入り、3着馬も05年以降07年、09年、11年、15年、16年を除く8年で入っていました。


毛色ですが、1着馬では、栗毛が9頭、鹿毛が6頭と競ってはいます。
続いて黒鹿毛が2頭、青毛、青鹿毛が各1頭となっています。
2着馬では鹿毛が9頭、栗毛が5頭、黒鹿毛が3頭、青毛が1頭となっていました。
3着馬では、栗毛が7頭、鹿毛と青毛と黒鹿毛が各3頭、青鹿毛が2頭となっていました。
全体的に栗毛の活躍が目立ちます。


枠番では、1着馬18頭中14頭が1枠から4枠の間で決まっています。
2着馬は、18頭中13頭が1枠から4枠の間の馬が入っています。
3着馬では、18頭中10頭が1枠から4枠、8頭が5枠から8枠の馬となっていました。
まとめますと、連対馬では、1枠が7頭、2枠が5頭、3枠が7頭、4枠が8頭、5枠が3頭、6枠が2頭、7枠が1頭、8枠が3頭となっています。
3着馬では、1枠が2頭、2枠が1頭、3枠が4頭、4枠が2頭、5枠が5頭、6枠がなし、7枠が3頭、8枠が1頭となっていました。



次に年齢ですが、1着馬では4歳馬が7頭、6歳馬が6頭、5歳馬が5頭とそれぞれ拮抗しています。
2着馬では4歳馬が7頭と最も多く、続いて6歳馬が4頭、5歳馬と7歳馬が各3頭、8歳馬が1頭となっていました。
3着馬では4歳馬が7頭と最も多く、5歳馬が4頭、6歳馬、7歳馬が各3頭、8歳馬が1頭となっていました。
全体的に4歳馬が目だっています。


以上ですが、今年もとりあえず人気とオッズが出てからですね。
その人気とオッズと、上記のデータをそれぞれ見比べながら丁寧に検討して結論を出していこうと思っています。

タグ:京都金杯
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