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第84回 桜花賞のデータ [競馬データ]

阪神競馬場の馬場改修でリニューアルされてから以降、07年から昨年23年までの17年間のデータを単純に羅列していきたいと思います。


まず人気の組み合わせを見てみますと、
07年は「3番人気-1番人気-7番人気」
08年は「12番人気-15番人気-5番人気」
09年は「1番人気-2番人気-5番人気」
10年は「1番人気-3番人気-11番人気」
11年は「2番人気-1番人気-4番人気」
12年は「2番人気-4番人気-3番人気」
13年は「7番人気-2番人気-14番人気」
14年は「1番人気-2番人気-5番人気」
15年は「5番人気-7番人気-8番人気」
16年は「3番人気-2番人気-6番人気」
17年は「8番人気-3番人気-1番人気」
18年は「2番人気-1番人気-3番人気」
19年は「2番人気-7番人気-3番人気」
20年は「2番人気-1番人気-9番人気」
21年は「2番人気-1番人気-8番人気」
22年は「7番人気-3番人気-6番人気」
23年は「1番人気-6番人気-5番人気」
となっていました。

上記の通り、17年中9年で1番人気が連に絡み、10年で3着以内に入っていますが、1番人気はもう一つの成績となっています。
1番人気が3着以内に入らなかった残り8年ですが、代わりに2番人気が4年、3番人気が2年、5番人気が2年、それぞれ一番の上位人気となっていました。
そのうち、5番人気が最上位人気(3着)だった08年ですが、連対馬2頭とも二桁人気となって、3連単が約700万と大荒れの結果となりました。
ただ、連対馬として二桁人気が入ったのはこの年だけで、残り16年の連対馬32頭中24頭が3番人気以上の上位人気馬、あと、4番人気、5番人気、6番人気が各1頭、7番人気が4頭、8番人気が1頭となっていて、如何に08年だけが特別であったかがわかるかと思います。
でも、1回こう荒れると、また荒れるのではないかという先入観は拭いきれないですね。
あと3着馬ですが、その二桁人気となったのは17年中、10年(11番人気)と13番人気(14番人気)の2年。
残りの15年の内訳は、1番人気が1頭、3番人気が3頭、4番人気が1頭、5番人気が4頭、6番人気が2頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、9番人気が1頭となっていました。
連対馬と比べて割合から言えば、3着馬の方が6番人気以下の人気薄がよく来ている印象が感じられます。


では、1番人気馬の単勝オッズと着順を年毎に見ていきたいと思います。
まず07年はウオッカで、1.4倍(2着)と圧倒的な人気となっていましたが2着と勝ち切ることができませんでした。
08年の1番人気はトールポピーで、一転単勝オッズは3.8倍と高く、着順も8着と沈んでしまいました。
09年の1番人気はブエナビスタで、単勝オッズは1.2倍と圧倒的な人気となり、結果、その人気に応えて見事優勝いたしました。
10年はアパパネで、2.8倍とそこそこの人気となり、こちらも見事1着となりました。
11年の1番人気はホエールキャプチャがなって、単勝オッズは3.1倍と比較的高くなりましたが、結果2着と連対は死守いたしました。
12年の1番人気はジョワードヴィーヴルで、単勝オッズは2.3倍と人気にはなってはいましたが、結果は不本意の6着と沈んでしましました。
13年の1番人気はクロフネサプライズで、単勝オッズは2.8倍でしたが、道中は先行そしてハナに立って粘っていたものの、直線では粘り切れず、4着で3着以内に入ることはできませんでした。
14年の1番人気はハープスターで、単勝オッズは1.2倍と圧倒的人気。
最後の直線に入っても最後方でしたが、エンジンがかかってからは大外を一気に凄い脚で上がって来て、最後のゴールで先に後方から動いて先頭に立っていたレッドリヴェールを計ったように差し切って、人気に応えて勝ちました。
15年の1番人気はルージュバックで、単勝オッズは1.6倍とかなりの人気となりましたが、流れが向かなかったのか、後方から若干伸びただけで9着と終わりました。
16年のメジャーエンブレムも、単勝1.5倍の圧倒的1番人気でしたが、こちらはそれまでのようなハナに立ったり先行したりして押し切る競馬とならず、最後馬群に包まれながらも何とかこじ開けて伸びて来たものの4着が精一杯でした。
17年も、ソウルスターリングが単勝1.4倍と圧倒的1番人気になりましたが、最後の直線、いい脚で追い上げるレーヌミノルを捕らえに行くにもその差は縮まず、ゴール前、レーヌミノルが先頭に立ちその2番手に上がったものの、最後リスグラシューに交わされ3着となりました。
稍重の馬場の影響もあったかも知れません。
18年は、ラッキーライラックが単勝オッズ1.8倍と圧倒的1番人気になって、直線抜け出して先頭、そのまま押し切ろうとしたところ、後方から凄い脚で伸びて来た2番人気のアーモンドアイに差し切られて2着となりました。
19年は、ダノンファンタジーが単勝オッズ2.8倍でそこそこの人気でしたが、道中いい感じで進み、直線も伸びてゴール前2番手で並びましたが、ゴール寸前切れ負けで2着馬、3着馬に僅差の4着となりました。
20年は、レシステンシアが単勝オッズ3.7倍とかなり高いオッズとなりましたが、雨で重馬場の中、道中2番手、直線半ば先頭に立って押し切るかと思われました。
しかし、外から伸びて来た2番人気デアリングタクトの鬼脚にゴール前差されて2着となりました。
21年は、サトノレイナスが単勝オッズ3.3倍と過去3番目の高いオッズとなりましたが、道中後方待機の競馬で、直線、上がり1番時計の猛追も、ゴール前先頭に踊り出ていたソダシにクビ差及ばず惜敗、2着となりました。
22年は、ナミュールが単勝オッズ3.2倍と過去4番目の高いオッズでの1番人気となりましたが、2歳時のG1阪神ジュベナイルフィリーズで4着となった時と同じ8枠で、大外が不利となったのか、スタートで出遅れて後方からの競馬、直線での末脚も不発で、10着と敗退してしまいました。
23年の1番人気はリバティアイランドで、単勝オッズは1.6倍と圧倒的人気。
最後の直線に入っても最後方辺りでしたが、外をじわじわ上がってくるものの、さすがに前を捕らえるのには厳しい状況、しかし、ゴール前、坂を駆け上がるところから加速を始め、ゴール寸前、前で粘っていた2頭を一気に交わし、見事1着でゴールいたしました、
同じような競馬で勝った14年のハープスター以来9年振りの1番人気馬の勝利となりました。

結局リニューアル後の1番人気馬17頭では、4頭しか1着になっていないことになります。(09年、10年、14年、23年)
さて今年は、昨年末の阪神ジュベナイルフィリーズ勝ちから直接、桜花賞に出走予定のアスコリピチェーノ、同レース2着から同じく直接桜花賞出走予定のステレンボッシュ、前走クイーンステークスで後方からいい脚で伸びて来て勝ち抜いたクイーンズウォークの3頭のうちの1頭が1番人気となりそうですが、結構激戦が予想される中、1番人気に推された馬は果たしてどうなることでしょうか。


次に毛色ですが、
1着馬は、鹿毛が10頭、栗毛が3頭、黒鹿毛が2頭、青鹿毛、白毛が各1頭。
2着馬は、鹿毛が8頭、黒鹿毛が4頭、青鹿毛が2頭、栗毛、芦毛、青毛が各1頭。
3着馬は、鹿毛が5頭、栗毛、青鹿毛が各4頭、黒鹿毛、芦毛が各2頭。
となっていました。


次に血統ですが、まず連対馬計34頭の父では、ヘイルトゥリーズン系が25頭(ディープインパクトが10頭、ダイワメジャーが3頭、アグネスタキオン、タニノギムレット、フジキセキ、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ヴィクトワールピサ、ハーツクライ、オルフェーブル、エピファネイヤ、シルバーステート、キタサンブラックが各1頭)、ミスタープロスペクター系が5頭(キングカメハメハ、ドゥラメンテが各2頭、ロードカナロアが1頭)、ノーザンダンサー系が3頭(クロフネが2頭、フレンチデピュティが1頭)、ナスルーラ系が1頭(レッドゴッド系のバゴ)となっていました。

母の父(BMS)では、ノーザンダンサー系が13頭(ニジンスキー系、サドラーズウェルズ系、ダンチヒ系が各2頭、ノーザンテースト、ヴァイスリージェント系、トライマイベスト系、ストームバード系、フェアリーキング系、ディキシーランドバンド、リファール系が各1頭)、ヘイルトゥリーズン系が7頭(サンデーサイレンスが3頭、リアルシャダイ、マーベラスサンデー、タイキシャトル、オールアメリカンが各1頭)、ミスタープロスペクター系も7頭(キングカメハメハ(キングマンボ系)が3頭、スマートストライク系が2頭、マキャベリアン系、フォーティナイナー系が各1頭)、ナスルーラ系が4頭(ネヴァーベンド系、レッドゴッド系、ボールドルーラー系、グレイソブリン系)、サーゲイロード系、ダンテ系、ネイティヴダンサー系が各1頭となっていました。

3着馬17頭では、父はヘイルトゥリーズン系が11頭(ディープインパクトが2頭、アグネスタキオン、シンボリクリスエス、ダンスインザダーク、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー、ハーツクライ、キズナ、ミッキーアイル、モーリスが各1頭)、ミスタープロスペクター系が3頭(キングカメハメハが2頭、ルーラーシップが1頭)、ノーザンダンサー系が2頭(フェアリーキング系、サドラーズウェルズ系)、ナスルーラ系(レッドゴッド系)となっていました。

BMSはノーザンダンサー系が7頭(ヴァイスリージェント系が2頭、ニジンスキー系、フェアリーキング、ビーマイゲスト系、ヌレイエフ系、ストームバード系)、ミスタープロスペクター系が3頭(キングマンボ系、アフリート系、フォーティナイナー系)、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム、アグネスタキオン、ハーツクライ)も3頭、ナスルーラ系も2頭(トニービン(グレイソブリン系)、ボストンハーバー(ボールドルーラー系)、サーゲイロード系(キャロルハウス)、ブランドフォード系が各1頭となっていました。

1着馬から3着馬計51頭で見てみますと、全体的にヘイルトゥリーズン系(父が35頭、BMSが9頭、両方が1頭)がほとんどで絡み、BMSではノーザンダンサー系が19頭と目立っています。


それから臨戦過程での前走ですが、1着馬は順に、
07年はチューリップ賞2番人気2着
08年はフィーリーズレビュー4番人気3着
09年はチューリップ賞1番人気1着
10年はチューリップ賞1番人気2着
11年はエルフィンS2番人気1着
12年はチューリップ賞2番人気4着
13年はチューリップ賞5番人気3着
14年はチューリップ賞1番人気1着
15年はチューリップ賞2番人気3着
16年はチューリップ賞1番人気2着
17年はフィリーズレビュー1番人気2着
18年はシンザン記念1馬人気1着
19年は朝日フューチュリティ1番人気3着
20年はエルフィンS3番人気1着
21年は阪神JF1番人気1着
22年はクイーンC1番人気2着
23年は阪神JF1番人気1着
となっています

2着馬も順に、
07年はチューリップ賞1番人気1着
08年はクイーンC10番人気6着
09年はエルフィンS1番人気1着
10年はフラワーカップ3番人気1着
11年はクイーンC2番人気1着
12年はクイーンC2番人気1着
13年はチューリップ賞1番人気7着
14年は阪神JF5番人気1着
15年はチューリップ賞1番人気11着
16年はチューリップ賞2番人気1着
17年はチューリップ賞2番人気3着
18年はチューリップ賞1番人気1着
19年はチューリップ賞4番人気2着
20年は阪神JF4番人気1着
21年は阪神JF2番人気2着
22年はチューリップ賞3番人気5着
22年はチューリップ賞6番人気2着
となっています。

3着馬も順に、
07年クイーンC1番人気2着
08年はアネモネ賞2番人気1着
09年はチューリップ賞3番人気5着
10年はチューリップ賞8番人気3着
11年はフラワーC5番人気1着
12年はフィーリーズレビュー1番人気1着
13年はチューリップ賞8番人気8着
14年はチューリップ賞4番人気2着
15年はチューリップ賞4番人気6着
16年はフィーリーズレビュー1番人気2着
17年はチューリップ賞1番人気1着
18年はチューリップ賞2番人気3着
19年はクイーンC1番人気1着
20年はチューリップ賞5番人気7着
21年はフェアリーS3番人気1着
22年はフィーリーズレビュー1番人気2着
23年はチューリップ賞2番人気3着
となっていました。


また前々走ですが、1着馬から3着馬まで計51頭では、まず人気は、1番人気が18頭、2番人気は17頭、あとの15頭は、3番人気が4頭(1着、4着、2着、1着)、4番人気が6頭(1着、2着、5着、1着、3着、2着)、5番人気が1頭(6着)、6番人気が3頭(3着、2着、5着)、8番人気が1頭(2着)、11番人気1頭(1着)となっていました。
着順は、1着が28頭、2着が12頭、3着が4頭、4着が2頭(2番人気、3番人気)、5着が2頭(4番人気、6番人気)、6着が2頭(5番人気、6番人気)、7着が1頭(4番人気)となっていました。


枠の出目ですが、順に挙げていきますと、
07年は「8枠-7枠-2枠」
08年は「7枠-8枠-7枠」
09年は「5枠-8枠-7枠」
10年は「5枠-4枠-6枠」
11年は「4枠-8枠-8枠」
12年は「5枠-7枠-6枠」
13年は「4枠-7枠-5枠」
14年は「8枠-6枠-5枠」
15年は「3枠-4枠-1枠」
16年は「7枠-6枠-5枠」
17年は「5枠-3枠-7枠」
18年は「7枠-1枠-5枠」
19年は「4枠-8枠-2枠」
20年は「5枠-8枠-2枠」
21年は「2枠-8枠-1枠」
22年は「4枠-3枠-1枠」
23年は「2枠-5枠-7枠」
となっていて、10年と15年と22年を除いて、外枠の「7枠」「8枠」の中の馬が少なくとも1頭は3着以内に毎年絡んでいました。
また、09年以降昨年23年まで、21年を除いて14年で、「4枠」「5枠」の中の馬が少なくとも1頭、3着以内に絡んでいました。


以上ですが、まずは1番人気馬の取捨選択からとなりますね。
それから、2番人気、3番人気辺りの上位人気が予想される馬たちも検討しなくてはならないですね。
でも、3着馬の想定も考えて、結構下位人気の馬が絡む年もあるので、今年は特に検討にはかなり悩むこととなりそうです。
また、この桜花賞は毎年のように展開次第で決め手が変わりますので、展開予想も重要な要素になるかと思います。
ともかくも、今年も上記のデータを一つ一つじっくり丁寧に検討して結論を出していこうと思います。

タグ:桜花賞
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