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第73回 スプリングステークスのデータ [競馬データ]

89年以降、11年の阪神競馬場開催を除く34年間、連対馬68頭、3着馬34頭から見てみます。


ともかくも1番人気の取捨選択が大きなポイントとなるレースです。
34年間のうち1番人気が連に絡んだのは19年ありましたが、その10頭までが単勝オッズが「1倍台」でした。
あとの9頭は、「2.6倍」(91年1着)、「2.3倍」(07年1着)、「2.3倍」(09年1着)、「2.2倍」(12年2着)、「3.4倍」(13年1着)、「2.3倍」(14年2着)、「2.0倍」(15年2着)、「2.3倍」(18年1着)、「4.8倍」(19年2着)となっていました。
また、単勝オッズが1倍台だった馬で連対をはずしたのは、90年6着のストロングクラウン(単勝オッズ1.7倍)、10年3着のローズキングダム(単勝オッズ1.4倍)、16年3着のロードクエスト(1.7倍)の3頭のみで、つまり、単勝オッズが1倍台の馬の連対する確率は、過去から言えば77%(13頭分の10頭)ということになります。
対して、連をはずした1番人気の残り15頭の単勝オッズですが、3頭が先に挙げた1.7倍(2頭)と1.4倍で、あとはすべて2.3倍以上でした。
つまり、もしこのデータが今年も続くのであれば、レース直前で単勝オッズがまず1倍台であるなら連対する確率は高く、2.3倍ないし2.6倍あたりを超えるのであれば連対する確率は低いということになります。
ただし、前述したとおり、13年の1番人気で1着となったロゴタイプの単勝オッズは「3.4倍」、19年の1番人気で2着となったファンジストの単勝オッズは「4.8倍」とそれぞれ高かったので、もちろん絶対的なものではないことは言うまでもありません。
さて、今年の1番人気の馬はどうでしょうか。

また、3着馬ですが、5頭の1番人気の馬がいて(98年、08年、10年、16年、21年)、その単勝オッズは「2.3倍」と「3.2倍」と「1.4倍」と「1.7倍」と「2.4倍」となっていました。


次に臨戦過程ですが、まずはその中の前走の着順を見てみることにします。
連対馬では1着が34頭、2着が15頭、3着が6頭、4着が5頭、5着が1頭と、前走掲示板に載っていたのは68頭中61頭となっていました。
あとの7頭は、7着が4頭、8着が1頭、9着が2頭で、この7頭の前走のレースはすべてオープン特別か重賞となっていました。


次に前走のレースの施行内容ですが、重賞が38頭、オープン特別が7頭、500万下条件戦(1勝クラス)が23頭となっていました。
まず重賞ですが、多い順に、G3の共同通信杯が10頭、G1の朝日杯(朝日フューチュリティ)が8頭、きさらぎ賞が7頭、アーリントンCが5頭、ペガサスS(92年以降はアーリントンCに引き継がれています)と京成杯が各2頭、シンザン記念、弥生賞、京成杯、ラジオNIKKEI杯、G1のホープフルステークスが各1頭となっています。
そのうち、共同通信杯は10頭中7頭(残り3頭は共に3着)が連対、きさらぎ賞は全馬が連対、アーリントンCは5頭中3頭(残り2頭は99年の9着と3着)が連対、朝日杯(朝日フューチュリティ)の8頭のうち6頭(残り2頭は4着、9着)が連対、ペガサスSは2頭中2頭が連対、そしてシンザン記念、ホープフルステークスがそれぞれの1頭が連対していました。
あと、前走弥生賞は7着、前走京成杯は8着と4着、前走ラジオNIKKEI杯は3着となっています。
今回の出走馬で前走重賞を走った馬は、前走きさらぎ賞10番人気2着のウォーターリヒト、前走京成杯10番人気3着のコスモブッドレア、前走京成杯1番人気10着だったジュンゴールドの3頭となっています。

次に多かったのは前走500万下条件戦(1勝クラス)の23頭ですが、92年2着のマーメイドタバン(前走9番人気3着)と10年2着のゲシュタルト(前走3番人気5着)、20年ガロアクリーク(前走6番人気4着)、21年アサマノイタズラ(前走1番人気4着)の4頭を除き、あと19頭は前走連対していました。
そのうち12頭が1番人気か2番人気で、あとの残り7頭は、3番人気(1着)が4頭、5番人気(1着)、7番人気(1着)、9番人気(1着)が各1頭となっています。
今回の出走馬で、前走1勝クラスで連対していたのは、シックスペンス(2番人気1着)、ペッレグリーニ(3番人気1着)、ルカランフィースト(4番人気1着)の3頭となっています。
あと、前走1勝クラスで連対を外した出走馬ですが、チャンネルトンネル(1番人気4着)の1頭がいます。
それから、次に多かった前走オープン特別の7頭ですが、そのうち3頭が連対していてあとは4着、7着、7着、7着となっていました。
ちなみにその7頭の人気は、そのうち6頭が1番人気3頭、2番人気3頭と上位人気で、あと1頭は5番人気(7着)となっています。
今回の出走馬で前走オープン特別(リステッド競争)だった馬は、今回はいません。

それから、3着馬の前走ですが、まず1番前走のレースで多かったのは500万下条件戦(1勝クラス)の34頭中16頭、僅差で重賞の34頭中15頭と続いていました。
まず前走500万下条件戦(1勝クラス)ですが、16頭のうち、13年3着だったロジメジャーの前走4番人気2着、14年3着だったクラリティシチーの前走1番人気2着、18年3着だったマイネルファンロンの前走4番人気2着を除く13頭の前走のレースは1着(人気は3番人気以上の上位人気)となっています。
続いて重賞の内訳ですが、朝日杯FS3頭(5番人気2着、1番人気1着、1番人気1着)、きさらぎ賞3頭(2番人気2着、2番人気1着、3番人気4着)、弥生賞2頭(7番人気5着、6番人気5着)、アーリントンC2頭(8番人気9着、3番人気3着)、共同通信杯2頭(3番人気4着、6番人気1着)、ホープフルS2頭(1番人気2着、3番人気13着)、京成杯1頭(2番人気1着)、となっています。
あと残り3頭の前走は、オープン特別1番人気1着が2頭、未勝利戦1番人気1着となっていました。


次に父の血統ですが、サンデーサイレンス産駒が初めて連対した96年以降ここ27年に限れば、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が33頭、ノーザンダンサー系が14頭、ミスタープロスペクター系が4頭、ナスルーラ系が2頭、トゥルビョン系が1頭となっています。
同じく3着馬のここ26年の父の血統の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が14頭(うちサンデーサイレンス系が11頭)、ミスタープロスペクター系が9頭、ノーザンダンサー系が2頭、ハイペリオン系、ナスルーラ系が各1頭となっていました。


それから、昨年までに続き、ディープインパクト産駒について触れておきます。
過去にこのレースでは18頭出走していました。(11年の阪神競馬場開催時も含む)
その戦績は、ディープブリランテ(12年1番人気2着)、リアルスティール(15年1番人気2着)、ダノンプラチナ(15年2番人気3着)、マウントロブソン(16年4番人気1着)、サトノアレス(17年1番人気4着)、ファルコニア(21年3番人気4着)の6頭が掲示板に入った以外、他の12頭は掲示板を外していました。
特に14年に2番人気だったベルキャニオンは6着、19年に2番人気だったロジャーバローズ(後のダービー馬)と21年に2番人気だったランドオブリバティはそれぞれ7着と敗れています。(11年の阪神開催時の2番人気リベルタスも13着と敗れていました)
しかしながら今回の出走馬でディープインパクト産駒の出走はありません。
ちなみに、ディープインパクトの仔産駒では、昨年23年8番人気3着に入ったシルバーステート産駒メタルスピードが初めて複勝圏内に入っています。


毛色で、1着馬では、鹿毛が15頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が4頭、芦毛が3頭、青鹿毛、青毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が18頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛、芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が14頭、栗毛が6頭、黒鹿毛が5頭、芦毛が4頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛が1頭となっています。


当日の馬体重ですが、連対馬では、68頭中490kg以上が26頭、449kg以下が3頭、それ以外の39頭は450kg~488kgでした。
3着馬では、34頭中490kg以上が10頭、449kg以下は3頭、それ以外の21頭は450kg~488kgでした。


枠番の出目ですが、連対馬では、8枠が12頭、1枠と2枠が各10頭、3枠が9頭、6枠と7枠が各8頭、4枠が7頭、5枠が4頭という順になっていました。
3着馬では、6枠が8頭、5枠と8枠が各6頭、3枠と7枠が各4頭、2枠が3頭、1枠が2頭、4枠が1頭となっています。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
単勝オッズを見てしっかり検討していこうと思います。
あとは、上記のデータを丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

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