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第56回 中日新聞杯のデータ [競馬データ]

かつては、この中日新聞杯は12月に行われたレースでしたが、中京競馬場リニューアル後の12年から時期も条件も変わって、3月に4歳以上の古馬のレースとして生まれ変わっておりました。
その代わり、この12月では、それまで5月に行われていた金鯱賞がこちらに移り、16年まで行われていました。
しかしその金鯱賞は、翌17年から3月に移って、いわゆる4月の大阪杯の前哨戦に位置づけられる形で行われています。
そういうことで、その代わりと言えばいいのでしょうか、この中日新聞杯も、3月からこの12月に再び戻ってきました。
でも、かつて12月に行われていた中日新聞杯は、リニューアル前の旧中京競馬場での施行でしたので、もう参考にはならないかと思います。
そういうことで、データとしては、12年から16年まで行われていた金鯱賞の5年間と、17年、18年、19年の中日新聞杯を加えて見ていきます。
ただ、金鯱賞はG2の別定戦、中日新聞杯はG3のハンデ戦と若干の違いはあるので、その辺り考慮が必要かと思います。


まず金鯱賞の5年の上位3着までの人気の組み合わせですが
12年 「6番人気-8番人気-4番人気」
13年 「3番人気-6番人気-8番人気」
14年 「1番人気-4番人気-2番人気」
15年 「5番人気-1番人気-4番人気」
16年 「4番人気-9番人気-(6番人気、2番人気)」(3着同着)
の順で決まりました。
しかし、この5年間を見る限りではまだ人気面では傾向はつかめないようですね。

中日新聞杯では、
17年 「2番人気-1番人気-5番人気」
18年 「1番人気-12番人気-7番人気」
19年 「8番人気-3番人気-2番人気」
となっていて、17年は金鯱賞の14年、15年と似た人気の組み合わせとなりましたが、18年は一変、3連単の配当が20万円台と荒れた結果となり、昨年19年も10万円台と、ここ2年は荒れています。


次に1番人気の馬ですが、
金鯱賞では、
12年の1番人気はサトノギャラントで、単勝オッズは4.0倍、着順は6着でした。
13年ではメイショウナルトが1番人気で、単勝オッズは3.4倍、着順は14着でした。
14年の1番人気はラストインパクトで、単勝オッズは3.8倍、着順は1着でした。
15年ではディサイファが1番人気で、単勝オッズは3.7倍、着順は2着でした。
16年ではヴォルシェーブが1番人気で、単勝オッズ2.4倍、着順は9着でした。
結局、5年中、1着が1頭、2着が1頭、6着が1頭、9着が2頭、14着が1頭 と、あまり1番人気馬の成績は良くありませんでした。

中日新聞杯では、
17年の1番人気はミッキーロケットで、単勝オッズは4.0倍、着順は2着でした。
18年の1番人気はギベオンで、単勝オッズは3.7倍、着順は1着でした。
19年の1番人気はアイスバブルで、単勝オッズは4.6倍、着順は9着でした。
17年、18年の2年間連対はしたものの、昨年は大きく外しましたので、今年の1番人気馬の選択で悩みそうですね。


それから3連単の配当ですが、

金鯱賞では、
12年は91410円と高配当でした。
13年は58490円でした。
14年は8560円と比較的低い配当となりました。
15年は22160円と、それほどの高配当とはなりませんでした。
16年は、3着同着で、3連単の配当は、90340円と49120円の2通りとなりました。

中日新聞杯では、上記で軽く触れましたが、
17年は23260円と、15年とほぼ同じでそれほど高配当にはなりませんでした。
18年は264000円と、かなり荒れた結果となりました。
19年は105620円と、前年に続き、10万円以上の配当となりました。
この配当に関しても、今年は荒れるのか荒れないのかの判断が難しいところですね。


次に臨戦過程ですが、連対馬のその前走と臨戦過程を見てみますと、

金鯱賞では、
12年の連対馬の前走は、それぞれアルゼンチン共和国杯で5番人気5着、準オープン特別2番人気1着となっていました。
その前までの5走ですが、それぞれ、5走中すべて掲示板に載っていて3連対、5走中4回掲示板に載っていて3連対でした。
13年の連対馬の前走は、それぞれオープン特別1番人気8着、小倉記念5番人気2着となっていました。
また、その前までの5走を見てみますと、それぞれ5走中すべて掲示板に載っていて4連対、5走中(すべて重賞)掲示板は1回連対はなしとなっていました。
14年の連対馬の前走は、それぞれ京都大賞典3番人気1着、天皇賞(秋)11番人気8着となっていました。
また、その前の5走を見てみますと、それぞれ5走中3回掲示板に載り1連対、5走中3回掲示板に載り2連対となっていました。
15年の連対馬の前走は、それぞれ福島記念1番人気2着、天皇賞(秋)3番人気8着となっていました。
その前の5走は、それぞれ、4回掲示板に載り2連対、すべて掲示板に載り3連対となっていました。
16年の連対馬の前走は、それぞれ天皇賞(秋)13番人気15着、準オープン特別4番人気4着で、その前の5走はそれぞれ3回掲示板に載り1連対、4回掲示板に載り2連対となっていました。
この金鯱賞5年の連対馬10頭の前走の着順をまとめてみますと、1着2頭、2着2頭、4着1頭、5着1頭、8着3頭(オープン特別1頭、G1の天皇賞(秋)2頭)、15着(G1の天皇賞(秋))1頭となっていました。

中日新聞杯では、
17年の連対馬の前走は、それぞれ関屋記念1番人気12着、天皇賞(秋)14番人気12着で、その前の5走はそれぞれ4回掲示板に載り2連対、2回掲示板に載り(あとの3走はいずれもG1)連対はなしとなっていました。
18年の連対馬の前走は、それぞれセントライト記念3番人気13着、オープン特別3番人気11着で、その前の5走は、それぞれ4回掲示板に載り4連対(デビューから4走)、2回掲示板に載り(あとの3走はオープン特別2走、G21走)連対はなしとなっていました。
19年の連対馬の前走は、それぞれエリザベス女王杯12番人気9着、オープン特別1番人気8着で、その前の5走はそれぞれ、1着馬は条件特別2走1着のあと、G3,G2,G1が6着、8着、2着馬はデビューから2回1着と掲示板に載ったあとの3走はG1、G2各7着、オープン特別8着となっていました。
結局、この中日新聞杯の3年の連対馬計6頭とも前走は、8着以下となっていました。


金鯱賞、中日新聞杯の計8年の連対馬16頭の前走の人気をまとめてみますと、1番人気4頭、2番人気1頭、3番人気4頭、4番人気1頭、5番人気2頭と、そのうち12頭が5番人気以上の上位人気となっています。(12頭中G1は天皇賞(秋)の1頭、それ以外はG2が3頭、G3が3頭、オープン特別が3頭、準オープン特別が2頭)

あと残り4頭は、11番人気、13番人気、14番人気が各1頭がいずれも天皇賞(秋)、12番人気がエリザベス女王杯1頭となっています。
今回の登録馬23頭中で前走5番人気以上の上位人気馬は12頭となっています。
あと、前走G1で6番人気以下だった馬は、エリザベス女王10番人気11着だったサトノガーネット、大阪杯10番人気10着だったサトノソルタスの2頭となっています。

3着馬の前走と臨戦過程も見てみますと、

金鯱賞では
12年の3着馬の前走は、オープン特別2番人気3着となっていました。
その前の5走は、条件戦でしたが、すべて連対していました。
13年の3着馬の前走は、宝塚記念3番人気4着となっていました。
その前の5走は、4回掲示板に載り2連対でした。
14年の3着馬の前走は、毎日王冠8番人気1着となっていました。
その前の5走は、5走中4回掲示板に載り3連対でした。
15年の3着馬の前走は、アルゼンチン共和国杯7番人気4着となっていました。
その前の5走は、5走中1回掲示板に載り1連対でした。
16年の3着馬(同着)の前走は、エリザベス女王杯6番人気6着と天皇賞(秋)10番人気10着なっていました。
その前の5走は、それぞれ5走中3回掲示板に載り1連対、5走中3回掲示板に載り3連対でした。

中日新聞杯では、
17年の3着馬の前走は、天皇賞(秋)18番人気14着となっていました。
その前の5走は、5走中2回掲示板に載り1連対でした。
18年の3着馬の前走は、小倉記念4番人気12着となっていました。
その前の5走は、5走中2回掲示板に載り2連対でした。
19年の3着馬の前走は、オープン特別3番人気5着となっていました。
その前の5走は、5走中4回掲示板に載り2連対でした。


次に毛色ですが、
金鯱賞では、
12年の上位3頭は、「鹿毛-鹿毛-鹿毛」となっていました。
13年の上位3頭は、「栗毛-黒鹿毛-鹿毛」となっていました。
14年の上位3頭は、「青鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」となっていました。
15年の上位3頭は、「黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」となっていました。
16年の上位3頭は、「栗毛-芦毛-(青鹿毛、黒鹿毛)」となっていました。

中日新聞杯では、
17年の上位3頭は、「鹿毛-鹿毛-栗毛」となっていました。
18年の上位3頭は、「鹿毛-鹿毛-鹿毛」となっていました。
19年の上位3頭は、「黒鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」となっていました。

8年中5年で黒鹿毛、青鹿毛の濃い色が目立っています。


次に年齢ですが、
金鯱賞では、
12年は、「4歳-3歳-4歳」で決まっています。
13年は、「5歳-3歳-5歳」となっていました。
14年は、「4歳-4歳-5歳」となっています。
15年は、「7歳-6歳-5歳」となっています。
16年は、「4歳-5歳-(5歳、6歳)」となっています。

中日新聞杯では、
17年は、「4歳-4歳-4歳」となっていました。
18年は、「3歳-7歳-5歳」となっています。
19年は、「4歳-3歳-4歳」となっています。
年齢は、捉えどころがなさそうですね。


それから血統を見てみますと、

金鯱賞では
12年では、上位3頭とも父はサンデーサイレンス系(ステイゴールド、ダイワメジャー、ハーツクライ)で、BMS(母の父)はそれぞれナスルーラ系、リボ-系、ノーザンダンサー系となっていました。
13年では、1着馬の父はサンデーサイレンス系のハーツクライ、2着馬の父はミスタープロスペクターのキングカメハメハ、3着馬はサンデーサイレンス系のハーツクライで、BMSはそれぞれナスルーラ系、サンデーサイレンス系のダンスインザダーク、ノーザンダンサー系となっていました。
14年は、父は1着馬、2着馬とも、サンデーサイレンス系のディープインパクト、3着の馬の父はナスルーラ系のジャングルポケットとなっていて、BMSは、1着はミスタープロスペクター系、2着はナスルーラ系、3着馬はサンデーサイレンスとなっていました。
15年は、父は1着馬がシンボリクリスエス、2着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、3着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクトで、BMSは、1着馬がサンデーサイレンス、2着馬がミスタープロスペクター系、3着馬がナスルーラ系となっています。
16年は、父は1着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、2着馬がノーザンダンサー系のクロフネ、3着馬(同着)がサンデーサイレンス系のハーツクライとディープインパクトで、BMSは、1着馬がグラスワンダー、2着馬がサンデーサイレンス、3着馬(同着)がミスタープロスペクター系とナスルーラ系となっています。

中日新聞杯では、
17年は、父は、1着馬はサンデーサイレンス系のダイワメジャー、2着馬はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、3着馬はサンデーサイレンス系のダイワメジャーで、BMSは、1着馬がロベルト系のシルバーホーク、2着馬がノーザンダンサー系のヌレイエフ系、3着馬がノーザンダンサー系のストームバード系となっています。
18年は、父は、1着馬はサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬はサンデーサイレンス系のステイゴールド、3着馬はミスタープロスペクター系のリーガルランサムで、BMSは、1着馬がノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系、2着馬がナスルーラ系のプリンスギフト系、3着馬がマンノウォー系となっています。
19年は、父は、1着馬はサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬はブランドフォード系のノヴェリスト、3着馬はミスタープロスペクター系のストーミングホームで、BMSは、1着馬がノーザンダンサー系のフェアリーキング系、2着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、3着馬がロベルト系のレッドランサムとなっています。


以上ですが、リニューアル後9年目の今年も手探り状態になりそうですね。
とりあえず今年も1番人気の取捨選択から始めていこうと思います。

タグ:中日新聞杯
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