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第72回 阪神ジュベナイルフィリーズのデータ [競馬データ]

90年からは阪神3歳牝馬ステークスとして、そして01年からは阪神ジュベナイルフィリーズと名称変更となって今日に至っています。
2歳(00年以前は3歳)の牝馬No.1を決めるG1レースとしては結構歴史があります。
ただし、06年に阪神競馬場がリニューアルされてから以降は、その施行されている阪神1600m芝そのものが、そのリニューアル前後ではまったく形態が変わってしまいました。
傾向もかなり変わっています。
よって、05年以前のものはあまり参考にならないかと思いますので今年も省略します。
ということで、06年から昨年19年までの14年間、連対馬28頭、3着馬14頭から見ていきます。


当日の人気ですが、連対馬では、1番人気が7頭、2番人気が5頭、3番人気が3頭、4番人気が4頭、5馬人気が4頭、6番人気が1頭、8番人気が2頭、10番人気、15番人気が各1頭となっていました。
3着馬では、1番人気が1頭、2番人気が2頭、3番人気が3頭、4番人気が4頭、6番人気が1頭、8番人気が2頭、10番人気が1頭となっています。

上位3着馬のオッズを見てみますと、上位3頭の組み合わせですが、14年のうち3頭とも一桁オッズだったのが4年(14年、16年、17年、18年)、一桁オッズが2頭、10倍台以上が1頭という組み合わせだったのが5年(07年、08年、09年、11年、15年)、一桁オッズが1頭、二桁オッズが2頭という組み合わせっだったのが5年(06年、10年、12年、13年、19年)となっていました。


1番人気は、順に、2着、4着、1着、5着、1着、3着、4着、2着、8着、1着、1着、9着、1着、6着と、14年(8着)と17年(9着)、19年(6着)を除いた11頭は掲示板に載っていました。(14年中7年で連対、3着1頭)
また、3連単の配当が300万を超えた12年を除き、上位3頭に1番人気から5番人気までの上位人気の中から少なくとも2頭入っていました。(06年、08年、14年、16年、17年、18年の6年は3頭とも、その他の7年は2頭、荒れた12年(1頭)も4着まで広げると2頭入っていました)
そして、その上位人気の中には、12年と19年を除き1番人気か2番人気のどちらかが3着以内に入っていました。(両方は06年と16年と18年、12年は4着に1番人気が、19年は4着に2番人気がそれぞれ入っていました。)


血統ですが、まず父は、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が16頭(サンデーサイレンス系が15頭、ブライアンズタイム系が1頭)、ノーザンダンサー系が5頭(フェアリーキング系、ヴァイスリージェント系が各2頭、サドラーズウェルズが1頭)、ミスタープロスペクター系が4頭(キングカメハメハが2頭、ウォーエンブレム、ルーラーシップが各1頭)、ナスルーラ-系が3頭(グレイソブリン系が2頭、レッドゴッド系が1頭)となっています。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が10頭(いずれもサンデーサイレンス系)、ミスタープロスペクター系が2頭(アグネスデジタル、ソングオブウインド)、ノーザンダンサー系が2頭(ヴァイスリージェント系が2頭)となっていました。
12年以外はヘイルトゥリーズン系が少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
そのうち、08年、13年、15年、19年では3頭共占めていました。

またBMS(母の父)は、連対馬では、ノーザンダンサー系が11頭、ナスルーラ系が6頭、ミスタープロスペクター系が5頭、サンデーサイレンス系が3頭、ネイティヴダンサー系が2頭、ブランドフォード系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が4頭、ミスタープロスペクター系、ヘイルトゥリーズン系が各3頭、ナスルーラ系が2頭、エタン、アリダーが各1頭となっています。


それから、1番人気から5番人気までの上位人気は、過去14年3着以内42頭中、全部で33頭が3着以内に入っていましたが、そのうち15頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
また、BMSがノーザンダンサー系だった馬で、5番人気以上の上位人気だった馬が3着以内をはずしたのは14年で8頭、つまり、過去14年間で5番人気以上の上位人気だったBMSがノーザンダンサー系だった馬は計23頭で、そのうち15頭が3着以上に入っていたことになります。
さらに、6番人気以下の下位人気で、3着以内に入ったのは9頭ということになりますが、その9頭すべてのBMSはノーザンダンサー系ではありませんでした。
その9頭の前走ですが、1着が5頭、2着が2頭、4着が1頭(京王杯2歳S)、5着が1頭(アルテミスS)となっていました。


次に枠番の出目ですが、順に
06年は、1枠-5枠-2枠
07年は、7枠-5枠-5枠
08年は、7枠-1枠-5枠
09年は、8枠-3枠-8枠
10年は、6枠-2枠-8枠
11年は、7枠-6枠-8枠
12年は、1枠-4枠-5枠
13年は、4枠-5枠-3枠
14年は、8枠-6枠-2枠
15年は、1枠-7枠-6枠
16年は、1枠-8枠-2枠
17年は、6枠-4枠-2枠
18年は、7枠-5枠-6枠
19年は、2枠-5枠-5枠
となっていました。
06年、12年、13年、17年、19年以外の9年は、外枠の7枠か8枠のどちらかか両方が3着以内に絡んでいました。


毛色ですが、順に
06年は、鹿毛-鹿毛-鹿毛
07年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
08年は、黒鹿毛-栗毛-鹿毛
09年は、鹿毛-栗毛-芦毛
10年は、芦毛-芦毛-芦毛
11年は、鹿毛-栗毛-栗毛
12年は、青毛-芦毛-鹿毛
13年は、黒鹿毛-鹿毛-栗毛
14年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
15年は、栗毛-芦毛-芦毛
16年は、青鹿毛-黒鹿毛-栗毛
17年は、栗毛-鹿毛-鹿毛
18年は、鹿毛-芦毛-黒鹿毛
19年は、鹿毛-青鹿毛-青鹿毛
となっていました。
10年に、84年以降初めてG1で芦毛が上位3頭独占するなど、全体的に一貫性がないので、毛色のデータは参考にならない気もします。


臨戦過程では、全体的(1着から3着馬計42頭)で見ていきますと、前走ですが、10年の2着馬(前走ファンタジーS3着)、同じく10年の3着馬(前走京王杯2歳S4着)、15年の2着馬(前走アルテミスS5着、同じく15年の3着馬(前走ファンタジーS3着)の計4頭を除く38頭はすべて連対(1着が27頭、2着が11頭)していました。
前々走は、07年2着のレーヴダムール、08年3着のミクロコスモス、11年1着のジョワドヴィーヴル、12年3着のレッドセシリアの4頭(いずれも前走が初出走の新馬戦で前々走はなし)と、12年2着のクロフネサプライズ(前々走は小倉2歳S8番人気9着)の計5頭を除く37頭は、1着が32頭、2着が3頭、3着が2頭となっていました。
また、それぞれのデビュー戦ですが、1着24頭、2着11頭、3着5頭、4着1頭、5着1頭となっていました。


前走のレースの内訳ですが、連対馬では、まず前走重賞だったのは15頭いました。(ファンタジーSが6頭(1番人気1着、5番人気3着、8番人気1着、4番人気2着、1番人気1着、6番人気1着)、デイリー杯2歳Sが1頭(1番人気1着)、京王杯2歳Sが1頭(4番人気2着)、札幌2歳Sが1頭(2番人気1着)、新潟2歳Sが1頭(1番人気1着))、アルテミスSが5頭(1番人気2着、1番人気2着、5番人気5着、1番人気1着、2番人気1着)

5着の1頭を除けば前走重賞の15頭は3着以上となっています。
今回の登録馬20頭では、前走重賞3着以内だったのは、インフィナイト、オパールムーン、ソダシ、メイケイエールの4頭となっています。
前走オープン特別だったのは2頭(2番人気1着、3番人気1着)いました。
今回前走オープン特別で1着だった登録馬は、ポールネイロン(ききょうS1番人気1着)、ルクシオン(福島牝馬S3番人気1着)となっています。いません。
そして前走500万下戦(1勝クラス)だったのは8頭いました。(1着5頭、2着3頭)
今回の登録馬で、1勝クラスで連対していたのは、エイシンヒテン(8番人気1着)、サトノrウィナス(1番人気1着)の2頭となっています。
それから前走新馬戦だったのは2頭(すべて1番人気1着)いました。

しかし今回の登録馬で、前走新馬戦で1番人気1着だった馬は、シゲルピンクレディ、トリアードの2頭います。
それから前走未勝利馬だったのは1頭(1番人気1着)いました。
今回、前走未勝利戦だった馬は、ジェラルディーナ(2番人気1着)の1頭登録しています。


3着馬では、前走重賞だったのは8頭(ファンタジーSが3頭(1番人気2着、5番人気2着、1番人気3着)、京王杯2歳Sが2頭(4番人気4着、1番人気2着)、アルテミスSが2頭(9番人気1着、5番人気2着)、サウジアラビアロイヤルCが1頭(2番人気2着))、前走新馬戦が2頭、前走500万下戦だったのは3頭(いずれも1番人気1着)、あと、オープン特別だったのが1頭(1番人気1着)となっていました。


それから、06年、07年、18年以外の11年では、1頭ないし2頭が3着以内に関東馬が入っていました。
その中で関東馬が勝ったのは、09年2番人気で勝ったアパパネと14年5番人気で勝ったショウナンアデラ、15年1番人気で勝ったメジャーエンブレム、16年1番人気で勝ったソウルスターリングの4頭となっています。


以上ですが、改装前も荒れるイメージが強いレースでしたけれども、改装後も、12年に「5番人気-15番人気-10番人気」の順番で決まりその3連単の配当で300万円台が出たこともあって、依然荒れるイメージはつきまとっています。
ただ、06年以降、その12年以外の10年の3連単の配当は、4千円台が1年、5千円台が1年、8千円台が1年、1万円台が2年、2万円台が3年、3万円台が1年、4万円台が1年、6万円台が2年、8万円台が1年と、それなりには荒れた年もありましたけれども、大荒れとまでは行っていませんでした。
この辺り、荒れるかどうかの判断に悩みそうですね。
ともかくも、今年も上記のデータを丁寧にひも解きながら検討し、結論を出していこうと思います。

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