第33回 アーリントンカップのデータ [競馬データ]
17年までは2月末から3月初め頃に行われていたレースでしたが、18年からは、NHKマイルのトライアルレースとしての位置づけとなって、この4月の第2週頃での施行となりました。
上位3着までNHKマイルの優先出走権が与えられます。
ということで、この4月に変わった18年から昨年23年までの6年分の結果を載せていきたいと思います。
まずは、人気と3連単の配当の傾向から見ていきます。
18年 「1番人気-3番人気-4番人気」 9690円
19年 「12番人気-7番人気-11番人気」 約136万1千円
20年 「1番人気-4番人気-5番人気」 8210円
21年 「1番人気-10番人気-7番人気」 約21万5千円
22年 「1番人気-7番人気-4番人気」 22540円
23年 「5番人気-4番人気-2番人気」 42710円
2月末から3月初め頃に行なわれていた17年以前のもそうだったのですが、固く収まったり大荒れになったりととらえ所のない傾向となっています。
特に19年は大荒れも大荒れでした。
とりあえず、「荒れるのか」それとも「荒れないのか」を見極めるところから始めなくてはならないようですね。
そういう意味ではかなり難解なレースだと思います。
その6年間の上位着順3頭をトータル(計18頭)で見ていきますと、
1番人気 4頭(1着4頭)
3番人気 2頭(2着、3着)
4番人気 4頭(2着2頭、3着2頭)
5番人気 2頭(1着、3着)
7番人気 3頭(2着2頭、3着1頭)
10番人気 1頭(2着)
11番人気 1頭(3着)
12番人気 1頭(1着)
次に、毎年触れている臨戦過程での前走のレースの距離と施行について今年も触れておきます。
6年間の上位3頭計18頭では、
1600m芝が8頭、1400m芝が6頭、1800m芝が2頭、2000m芝が2頭となっています。
上位3着以内計18頭の前走のレースの内訳は
G1の朝日杯FSが4頭(2番人気3着、2番人気2着、3番人気9着、5番人気7着)
G2のフィリーズレビュー(9番人気4着)
G2の京王杯2歳S(8番人気1着)
G2の弥生賞(7番人気7着)
G3の京成杯(5番人気11着)
G3シンザン記念(5番人気2着)
G3の共同通信杯(4番人気7着)
G3のファルコンS(13番人気2着)
500万下条件、1勝クラスが5頭(2番人気1着が3頭、1番人気1着が2頭)
未勝利戦が2頭(1番人気1着が2頭)
となっていました。
着順別の毛色ですが、
1着馬は鹿毛が4頭、栗毛が2頭
2着馬は鹿毛が4頭、芦毛、黒鹿毛が各1頭
3着馬は鹿毛が4頭、青鹿毛が1頭、黒鹿毛が1頭
となっていました。
血統では、
1番人気1着タワーオブロンドン(父はミスタープロスター系のレイヴンズパス、BMSはナスルーラ系(ネヴァーベンド系)のダラカニ)
2番人気2着パクスアメリカーナ(父はノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)のクロフネ)、BMSはサンデーサイレンス)
4番人気3着レッドヴァイロン(父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSはノーザンダンサー系(リファール系)のダンシングブレーヴ)
と2着馬のみがヘイルトゥリーズン系絡みの馬となっています。
19年は、
12番人気1着イベリス(父はミスタープロスター系のロードカナロア、BMSはナスルーラ系(ボールドルーラ系)のボストンハーバー)
7番人気2着カテドラル(父はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のハーツクライ、BMSはノーザンダンサー系(ダンチヒ系)ロックオブジブラルタル)
11番人気3着トオヤリトサイト(父はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のドリームジャーニー、BMSはナスルーラ系(グレイソブリン系)のアドマイヤコジーン)
20年は、
1番人気1着タイセイビジョン(父はノーザンダンサー系(ナイトシフト系)のタートルボール、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のスペシャルウィーク)
7番人気2着ギルデッドミラー(父はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)オルフェーヴル、BMSはマンノウォー系のティズナウ)
6番人気3着プリンスリターン(父はヘイルトゥリーズン系(ロベルト系)のストロングリターン、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のマンハッタンカフェ)
21年は、
1番人気1着ホウオウアマゾン(父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のアグネスタキオン)
10番人気2着リッケンバッカー(父はミスタープロスペクター系のロードカナロア、BMSはミスタープロスペクター系のシティジップ)
7番人気3着レイモンドバローズ(父はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のヴィクトワールピサ、BMSはノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)のメダグリアロード)
22年は、
1番人気1着ダノンスコーピオン(父はミスタープロスペクター系のロードカナロア、BMSはノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)のスライゴベイ)
7番人気2着タイセイディバイン(父はミスタープロスペクター系のルーラーシップ、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のダンスインザダーク)
4番人気3着キングエルメス(父はミスタープロスペクター系のロードカナロア、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のスペシャルウィーク)
23年は、
5番人気1着オオバンブルマイ(父はノーザンダンサー系のディスクリーキャット、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のディープインパクト)
4番人気2着セッション(父はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のシルバーステート、BMSはミスタープロスペクター系のドバウィ)
2番人気3着ショーモン(父はノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)のマインドユアビスケッツ、BMSはヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)のディープインパクト
全体的には、ヘイルトゥリーズン系絡みの馬は、18年の2着馬、19年の2着馬と3着馬、20年の1着馬と2着馬と3着馬、21年の3着馬、22年の2着馬と3着馬、23年の1着馬、2着馬、3着馬となっていて、18頭中12頭となっています。
また、父がミスタープロスペクター系だった馬は、18年の1着馬と3着馬、19年の1着馬、21年の1着馬と2着馬、22年の1着馬と2着馬と3着馬となっていて、18頭中8頭と、20年と23年以外の4年間で3着以内で絡んでいました。
それから枠の出目ですが、
18年は、「5枠-1枠-7枠」
19年は、「5枠-5枠-6枠」
20年は、「5枠-7枠-7枠」
21年は、「5枠-7枠-7枠」
22年は、「5枠-7枠-1枠」
23年は、「3枠-2枠-1枠」
となっていて、偶然か一昨年の22年までの5年とも1着は5枠、同じく2着、3着はそれぞれその5年中3年が7枠となっていました。
しかしながら、昨年はそれまでのその枠番の出目のデータを覆す結果となりました。
昨年の予想ではそのデータで勝負したので、エライ目に遭ったことは言うまでもありません。
以上ですが、とりあえずは、まずは荒れるか荒れないかの2者択一からですね。
なかなか難しい選択ですが、勘を働かせながら決めて、その上で検討して結論を出していこうと思います。
コメント 0