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第66回 スワンステークスのデータ [競馬データ]

毎年冒頭に同じことを書いていますが、「とにもかくにも難解なレース」です。
まさに、「これとこれとこれともう1頭これ」とあてずっぽうで選んだ方がむしろ当たるのではないかというレースです。
かつて実際やったことがありましたが、やっぱり結果ははずれでした。
でも、本当の予想よりはちょっとマシな結果でありました。
そういった難解さのあるレースですが、今年は3年振りに京都競馬場に戻っての施行となります。
ということで、20年までの京都競馬場でのデータを再度挙げていきたいと思います。
95年以降20年までの26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。


まず、1番人気は26年中8連対(3着2回)しかなく、連対した時の単勝オッズはそれぞれ、3.5倍、1.6倍、5.3倍、3.1倍、2.5倍、2.7倍、1.3倍、2.9倍で、逆に1番人気が連対をはずしたその単勝オッズの最低が1.7倍(5着)、最高が6.1倍(5着)とつかみどころのない1番人気のオッズ傾向となっています。
当日の単勝オッズの傾向を全体的に見ていきますと、26年中、3着以内に単勝オッズが二桁以上の馬が3頭とも入ったのが2回、同じく2頭入ったのが8回と、これを見ただけでもかなり荒れる傾向であることがわかります。
その反面、1番人気と2番人気の組み合わせで固く収まったのが5回(97年、99年、15年、18年、19年)、1番人気と3番人気で決まったのが1回(11年)あって、さらにかなり掴みづらいレースであることがわかります。
ただ、この1番人気と2番人気で決まった5回のうち3回の3着には、それぞれ11番人気と8番人気と8番人気(残り2回の3着は、いずれも4番人気ですが、その4着には、それぞれ14番人気、16番人気が入っていました)、1番人気と3番人気で決まった1回の3着には10番人気が入っていますので、基本的には荒れるレースと言っていいでしょう。
ともかくも毎年の繰り返しになりますが、予想する側とすれば、当たれば「予想冥利」につきるレースと言えます。
あと、2番人気以下の傾向も見てみます。
2番人気は10連対、3着3回
3番人気は6連対、3着3回
4番人気は5連対、3着2回
5番人気は4連対、3着1回
6番人気は2連対、3着2回
7番人気は2連対、3着3回
8番人気は5連対、3着2回
9番人気は2連対、3着1回
10番人気は2連対、3着3回、
11番人気は2連対、3着2回
12番人気は1連対
13番人気は3着1回
14番人気は1連対
16番人気は1連対
とほぼまんべんなくそれぞれの人気は3着以内に絡んでいました。
この中で、3番人気は06年以降12年まで7年連続3着以内に絡んでいました。(その後13年は6着、14年は7着、15年は8着、16年は6着、17年は14着、18年は7着、19年は5着、20年は3着)


次に臨戦過程ですが、やはりG1のマイルCSの前哨戦となりますので、前走重賞を走ったのは連対馬52頭のうち41頭(地方の重賞2頭も含む)も占めていました。
あと残りの11頭ですが、そのうち10頭が前走オープン特別で、その中の6頭は1着となっていました。
あとの前走オープン特別で1着をはずした馬4頭ですが、
13年8番人気で1着となったコパノリチャードで、前走ポートアイランドステークスでは2番人気16着
14年4番人気2着となったサンライズメジャーで、前走同じくポートアイランドステークスでは1番人気3着
17年12番人気2着となったヒルノディバローで、前走はオパールS9番人気2着
20年11番人気1着となったカツジで、前走はオパールS8番人気9着
となっています。
その前走オープン特別だった10頭のうち6頭はこのスワンステークスでは1着となっており、その前走のレースは、07年、08年と13年のポートアイランドS、11年、20年の米子S、19年の安土城Sとなっていました。
今回の登録馬で、前走オープン特別を勝った馬は残念ながらいません。
逆に、前走オープン特別で、1番人気か2番人気で1着をはずした出走馬は、エクセトラ(1番人気4着)、ルガル(1番人気3着)の2頭となっています。
あと残り1頭は、17年、前走1600万下特別で1番人気1着となったサングレーザーとなっています。
今回の出走馬で、前走3勝クラス(1600万下特別)で勝った馬は、メイショウソラフネ(2番人気)の1頭がいます。

3着馬では、26頭中21頭が前走重賞(地方重賞も含む)となっていました。
あと残りの5頭のうち4頭の前走は、準オープン1番人気1着となっていました。
あと1頭は、18年、オープン特別(都大路ステークス)3番人気2着だったグアンチャーレとなっています。


それから、前走で掲示板に載った馬は、連対馬では52頭中31頭となっていました。
その残りの前走掲示板をはずした馬21頭のうち8頭は、00年以降07年までの8年連続で、毎年連の片方の1頭に絡んでいました。
この00年というのは、G1のスプリンターズSが、それまで年末の12月に行われていたのが、秋のG1の初戦の9月から10月の始めに移行した年でした。
つまり、このスワンステークスにとっては、スプリンターズS出走経験馬が初めて走りだした年でもありました。
ちなみに、00年以降20年までの連対馬42頭中、前走でスプリンターズSを走った馬は10頭、3着馬20頭中3頭となっています。
今回の出走馬で、前走スプリンターズSを走った馬は、8番人気6着だったウインマーベル1頭となっています。


話を戻しまして、「(前走掲示板を外した馬は)00年以降07年までの8年連続で、毎年連の片方の1頭に絡んでいた」ということですが、つまり、00年以降07年までの8年連続で毎年「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせで決着していたということになります。
ということで、08年は、このデータを信じてこの組み合わせを重点に検討して予想を出しましたが、「前走1着」と「前走4着」という組み合わせで決まり、裏目に出てしまいました。
ところが、09年は、「前走12着」と「前走3着」という組み合わせとなり、また07年までと同じ傾向となりました。
ところが翌10年は、連対馬それぞれ「前走8着」と前走11着」ということで、掲示板をはずした馬同士での決着となってしまいました。
しかし、11年は「前走1着」と「前走9着」、そして昨年12年は「前走6着」と「前走1着」と、2年連続で07年までと同じ傾向となりました。
13年は、「前走16着」と「前走9着」との組み合わせで、10年に続いて掲示板をはずした馬同士の決着となりました。
14年は、「前走16着」と「前走3着」、15年は、「前走7着」と「前走4着」、16年は、「前走4着」と「前走7着」というそれぞれの組み合わせで、00年~07年、09年、11年、12年と同じ、「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせとなっています。
続く17年は「前走1着」と「前走2着」、18年は「前走4着」と「前走1着」というそれぞれ掲示板同士の組み合わせとなっています。
19年は、「前走1着」と「前走6着」、20年は、「前走9着」と「前走2着」との組み合わせとなりました。
通して見てみますと、95年から99年までの連対馬の前走はずっと掲示板に載っていましたが、00年初めて前走掲示板をはずした馬が連対してからのそれ以降では、前走掲示板に載らなかった馬が連対した年は、00年から07年までの8年連続、09年から16年までの5年連続、そして19年、20年の2年連続となっていて、08年と17年、18年を除いてすべて絡んでいました。
逆に、前走掲示板に載った馬が連対した年は、10年と13年を除いてすべて絡んでいたことになります。
つまり、00年以降21年中16年は、前走掲示板に載った馬と前走掲示板を外した馬との組み合わせとなっていたことがわかります。

3着馬では連対馬よりその傾向は荒れ模様で、前走掲示板をはずした馬は26頭中15頭にもなります。
これを連対馬と同じく、00年以降昨年までの21年間で見てみますと、21頭中13頭が前走掲示板を外した馬となっていました。
残りの前走掲示板に載った8頭ですが、そのうち3頭は上記で書きましたように前走準オープンで1着の馬となっていました。(01年、07年、12年)
あと残り5頭は、前走オータムハンデ5番人気4着(11年)、前走キーンランドC4番人気4着(15年)、前走スプリンターズS5番人気2着(17年)、前走オープン特別2番人気3着(18年)、前走函館記念1番人気1着となっていました。
その8年中、17年、18年を除く6年の連対馬は、上記で挙げた通り、「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせとなっていました。


それからもう一つ、00年以降の連対馬42頭中「前走6着以下」の20頭を見てみますと、そのうち7頭が前走スプリンターズSでした。
3着馬では、00年以降、00年、03年、08年、09年、17年の5頭が前走スプリンターズSで、その着順は順に、9着、9着、13着、8着、2着となっていました。
逆に、「前走5着以上」の連対馬21頭の中では3頭がスプリンターズSとなっていました。


次に、前々走も掲示板に載った馬は連対馬52頭中33頭いました。
残り掲示板をはずした19頭のうち11頭は「前走」に当たる次走で5着以内に着順をあげていました。
よって、残り8頭は前々走も前走も掲示板をはずしていたことになります。

3着馬では、前々走26頭中17頭が掲示板に載っていました。
残り前々走掲示板をはずした9頭のうち4頭が「前走」に当たる次走で5着以内に着順を上げていました。
また、連対馬で前々走掲示板をはずした17頭のうち6頭がその前々走の人気が2桁でしたが、いずれも安田記念でした。
3着馬では、前々走安田記念だった馬はいませんでした。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が23頭、栗毛が14頭、黒鹿毛が7頭、芦毛、青鹿毛が各4頭となっていました。
割合から言えば、栗毛の活躍が目立っています。
3着馬では、鹿毛と栗毛が各9頭、青鹿毛が4頭、芦毛が3頭、黒鹿毛が1頭となっていました。
3着馬も栗毛の健闘が目立ちます。


血統ですが、母の父(BMS)だけ今年も取り上げます。
主なところの内訳は、連対馬ではノーザンダンサー系が26頭、ナスルーラ系が10頭、ミスタープロスペクター系を含むネイティヴダンサー系が6頭となっています。
3着馬では、ミスタープロスペクター系を含むネイティヴダンサー系が9頭、続いてノーザンダンサー系が8頭、サンデーサイレンス系が3頭、ナスルーラ系、サンデーサイレンスが各2頭、ディヴルズバッグ系が1頭となっていました。


年齢ですが、1着馬では3歳が9頭と最も多く、続いて4歳が7頭、5歳が6頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっていました。
2着馬では、4歳が11頭と最も多く、5歳が10頭、6歳が3頭、3歳と7歳が各1頭となっていました。
3着馬では、5歳が10頭、4歳が8頭、6歳が4頭、3歳が3頭、7歳が1頭となっています。


以上ですが、なかなか予想は難解ですが、拙い勘を駆使しながら検討して、結論を出していこうと思います。


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