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第61回 京都金杯のデータ [競馬データ]

今年の京都金杯も一昨年、昨年に続き、京都競馬場長期整備工事中の為、京競馬場1600m芝で行われます。
今年で3年目になりますが、来年は新しい京都競馬場に戻ります。
とにもかくにも、3連単の配当が、一昨年21年では122万円台、昨年22年では19万円台と、荒れた結果となっている通り、非常に難解なレースとなっています。
データとしては、右回りから左回りに変更、そして直線、坂がなかった京都競馬場から、いきなり直線に入ったところに坂のあるトリッキーな中京競馬場に変わっているので、まったく京都競馬場施行での過去のデータは使えないことになります。
でも、とりあえず、参考にならないかも知れませんが、京都1600m芝変更になった2000年以降、一20年までの21年間、連対馬42頭、3着馬21頭のデータを挙げ、それぞれのデータの後、この2年間、中京で行われた結果を載せていきたいと思います。


まずは臨戦過程から入ります。
連対馬では、前走ないし前々走でG1のマイルCSを走った馬は42頭中18頭いました。
これを京都金杯1着馬で前走がマイルCSを走った馬で限定してみますと、12年までいませんでしたが、13年初めて前走マイルCS6番人気6着だったダノンシャークがこの京都金杯を制しました。
しかしながら、その後の翌14年から20年までの6年間の1着馬の前走はマイルCSではありませんでした。
つまり、1着馬21頭中前走マイルCSだったのはまだ1頭のみとなっています。
ただし、18年の4番人気1着馬、ブラックムーンの「前々走」はマイルCSで、17番人気6着でした。
13年以前も含めて、このように前々走マイルCSだった1着馬は、ブラックムーンを含め21頭中8頭(00年、01年、02年、05年、06年、07年、10年、18年)いました。
特に、05年以降の5頭の前々走のマイルCSでの人気はすべて二桁人気となっていました。
しかしながら、今回の出走馬では、前々走または前走がマイルCSの馬の出走はありません。
また、昨年中京で行われた京都金杯で唯一前々走でマイルCSを走っていたブラックムーンは、16番人気14着となっています。

2着馬では、前走でマイルCSを走っていたのは7頭(5番人気4着、12番人気13着、6番人気12着、11番人気6着、12番人気5着、8番人気7着、4番人気10着)で、前々走では2頭(1番人気8着、15番人気15着)で、計8頭となっていました。
その9頭の前々走の人気ですが、10年の前々走マイルCS15番人気15着だったガルボ、15年の前々走富士S9番人気5着だったエキストラエンド、18年の前々走富士S11番人気3着クルーガー以外の6頭は、すべて人気が3番人気以上の上位人気でした。
その連対馬で前走か前々走でマイルCSを経験した計18頭のその着順ですが、2着から15着と幅広くなっていました。
結構、マイルCSを経験していた馬がいますが、上記の通り、残念ながら今回マイルCSを経験した馬はいません。


あと残りの連対馬で、前走も前々走もマイルCSを走っていない24頭(1着馬12頭、2着馬12頭)ですが、そのうち
01年2着のエリモセントラル(前走G2の阪神牝馬S、9番人気14着)
13年2着のトライアンフマーチ(前走G3の朝日チャレンジC、8番人気11着)
14年1着のエキストラエンド(前走G2の毎日王冠、9番人気9着)
15年1着のウインフルブルーム(前走G3のチャレンジC、4番人気8着)
16年1着のウインプリメーラ(前走オープン特別、5番人気5着)
16年2着のテイエムタイホー(前走G2の阪神カップ、6番人気16着)
17年2着のブラックスピネル(前走G3のチャレンジカップ、2番人気5着)
18年2着のマイスタイル(前走G3の中日新聞杯、2番人気8着)
の8頭を除く16頭は前走で3着以上となっていました。(その前走は、1着が10頭、2着が2頭、3着が4頭)
その前走3着以上の16頭の前走の距離ですが、

「1600m芝」は10頭
「1800m芝」は5頭
「3000m芝」は1頭(菊花賞(17年1着の3アスピネル))
でした。
その16頭の前走のレースの内訳ですが、G1の菊花賞が1頭、G3の重賞が4頭(鳴尾記念3頭、京阪杯1頭)、オープン特別が6頭、1600万下特別が4頭、1000万下特別が1頭となっていました。

あと、前走3着以内をはずした8頭ですが、
前走14着のエリモセントラルも前走は「阪神1600m芝」でしたが、前々走は1600万下(京都1600m芝)で1着でした。
前走11着のトライアンフマーチの前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走は中京記念(中京1600m芝)で3着でした。
前走9着のエキストラエンドの前走は「東京1800m芝」でしたが、前々走は準オープン特別(東京2000m芝)で1着でした。
前走8着のウインフルブルームの前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走はオープン特別(京都1800m芝)で1番人気1着でした。
前走5着のウインプリメーラの前走は「阪神1600m芝」でしたが、前々走はオープン特別(京都1800m芝)2番人気8着、3走前は小倉記念(小倉2000m芝)3着でした。
前走16着のテイエムタイホーは前走は「阪神1400m芝」でしたが、前々走はオープン特別(阪神1400m芝)で1着でした。
前走5着のブラックスピネルは前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走は富士S(1600m芝)8番人気7着でこの馬だけは、3走以内で3着以内に入っていませんでした。(3走前は4着)
前走8着のマイスタイルは、前走は「中京2000m芝」でしたが、前々走福島記念(福島2000m芝)で2着でした。

それから、マイルCSを経験していない24頭の前走、前々走に関してですが、前走もしくは前々走でG2以下のレースを走った馬のその着順は、トライアンフマーチ(前走G3で11着、前々走G3で3着)、エキストラエンド(前走G2 9着、前々走準オープン1着)、オースミナイン(前走準オープン1着、前々走準オープン5着)、ウインフルブルーム(前走G3で8着、前々走オープン特別で1着)、ウインプリメーラ(前走オープン特別5着、前々走オープン特別8着)、テイエムタイホー(前走G216着、前々走オープン特別1着)、ブラックスピネル(前走G35着、前々走G37着)、パクスアメリカーナ(前走オープン特別1着、前々走NHKマイル6着)、マイスタイル(前走中日新聞杯8着、前々走福島記念2着)の9頭を除く15頭は前走、前々走とも4着以内に入っていました。
また、その例外の9頭中7頭の前走、前々走のどちらかで3着以内に入っていました。(残り2頭は、どちらかで5着となっています)


さて、中京での京都金杯連対馬の前走、前々走を見てみます。
21年 1着(12番人気)
     ケイデンスコール  前走   オーロカップ(L 1400m芝)4番人気6着
                  前々走 信越S(L 1400m芝)11番人気5着
     2着(2番人気)
     ピースワンパラディ 前走  キャプタルS(L 1600m芝)1番人気1着
                      
        前々走 ポートアイランドS(L 1600m芝)1番人気2着
22年 1着(7番人気)
     ザダル         前走   富士S(G3 1600m芝)8番人気7着
                   前々走 新潟記念(G3 2000m芝)1番人気13着
     2着(11番人気)
     ダイワキャグニー  前走  武蔵野S(G3 1600mダ)8番人気8着
                      
        前々走 毎日王冠(G2 1800m芝)8番人気4着


3着馬では、こちらは近3走で見てみますが、21頭中12頭がその中で少なくとも1回は「G1」を走っていました。
そのうちマイルCSを走っていたのは、意外にも少なく5頭となっていました。
その内訳は、01年3着のアグネスデジタルが前走マイルCS1着、06年3着のアルビレオが3走前にマイルCS13着、11年3着ライブコンサートが前走マイルCS5着、14年3着ガルボが前々走マイルCS14着、17年3着フィエロが前々走マイルCS6着となっていました。
ちなみに、この5頭のマイルCS時の1着馬からの着差ですが、アグネスデジタルは1着でしたので省くとして、アルビレオは0.8秒、ライブコンサートは0.2秒、ガルボは1.3秒、フィエロは0.3秒となっていました。
それから近3走以内でG1を走っていなかった残り9頭のうち2頭は、08年、09年の3着馬2頭で、前走は両馬とも阪神Cでそれぞれ15番人気7着、1番人気2着となっていました。
その2頭の前々走ですが、順に4番人気1着、3番人気2着となっていました。
そしてあと7頭の内訳は、
00年の14番人気3着馬で、前走はダートの重賞シリウスSの10番人気16着、前々走は1200m芝の重賞CBC賞で6番人気8着、3走前は1200m芝のオープン特別で1番人気14着となっていました。
12年の3番人気3着馬で、前走は牝馬の重賞愛知杯4番人気10着で、前々走は1600m芝の準オープンで4番人気1着、3走前は1600m芝の府中牝馬特別で11番人気4着となっていました。
13年の7番人気3着馬で、前走はオープン特別1600m芝18番人気1着、前々走は1700mダートのオープン特別で11番人気12着、3走前は1800m芝のオープン特別で12番人気11着となっていました。
15年の7番人気3着馬で、前走オープン特別1600m芝8番人気5着、前々走は準オープン特別1600m芝1番人気1着、3走前は準オープン特別1600m芝9番人気2着となっていました。
16年の7番人気3着馬で、前走はオープン特別1400m芝3番人気2着、前々走は1200m芝4番人気5着、3走前は1200m芝の重賞セントウルSで7番人気7着となっていました。
18年の11番人気3着馬で、前走は重賞ターコイズS1600m芝12番人気9着、前々走はオープン特別1600m芝1番人気1着、3走前は重賞中京記念1600m芝6番人気7120年の14番人気3着馬で、前走は3勝クラス1400m芝3番人気1着、前々走は3勝クラス1600m芝6番人気5着、3走前は3勝クラス1400m芝10番人気12着となっていました。
この前3走でG1を走っていない9頭の共通項ですが、ちょっときついかも知れませんが、9頭中8頭でその3走内で、「1着」もしくは「1番人気」を1度経験していました。


中京で行われた京都金杯の3着馬の前3走は、
21年 3着(14番人気)
     エントシャイデン 前走 リゲルS(L 1600m芝)7番人気10着
                      
      前々走 京成杯AH(L 1600m芝)12番人気8着
                3走前 関屋記念(G3 1600m芝)6番人気6着
22年 3着(2番人気)
     カイザーミノル  前走 天皇賞(秋)(G1 2000m芝)11番人気14着
                      
      前々走 毎日王冠(G2 1800m芝)12番人気5着
                3走前 朱鷺S(G3 1600m芝)1番人気1着


次に、このレースはハンデ戦ですが、そのハンデ頭で連対したのは、01年02年連続で優勝したダイタクリーヴァの2回(それぞれ58kgと58.5kg、いずれも1番人気)と10年2着となったスマートギア(57kgで1番人気)、13年2着となったトライアンフマーチ(58kgで6番人気)、それから18年2着となったクルーガ(57.5kgで3番人気)、20年2着となったダイアトニック(57kgで2番人気)での合計のべ6頭となっています。
また、ハンデ頭として3着に入ったのは、01年のアグネスデジタル(58kgで3番人気)、14年のガルボ(58kgで5番人気)、17年のフィエロ(57.5kgで5番人気)の3頭となっています。
すべて人気は6番人気以上(1番人気3頭、2番人気、3番人気が各1頭、5番人気2頭、6番人気1頭)となっていました。


中京開催でのハンデ頭ですが、
21年 8番人気重量57.5kgのサトノアーサー 12着
22年 9番人気重量58kgのステルヴィオ     8着


それから1番人気の馬ですが、21年中11年で連対しておりまずまずの成績を収めております。
その連対した1番人気11頭の当日単勝オッズですが、13年1着となったダノンシャークの3.6倍、昨年14年2着となったオースミナインの4.1倍以外、1.6倍から2.8倍の間と、人気を集めた形での1番人気となっていました。
あと連をはずした1番人気9頭ですが、順にそれぞれ3.2倍、3.7倍、4.0倍、3.6倍、4.3倍、2.7倍、4.1倍、3.8倍、3.0倍、3.1倍と、2.7倍の1頭(12年5着のサダムパテック)を除いて比較的高い数字となっていました。

中京開催での1番人気馬は
21年 単勝オッズ2.2倍のシュリ 5着
22年 単勝オッズ3.5倍のエアロロノア 6着


あと血統で目立つのは、連対馬では、父か父の母(BMS)のどちらかでノーザンダンサー系が絡んでいたのが42頭中16頭いたというところでしょうか。
また、ナスルーラ系が絡んでいたのも42頭中僅差の14頭いました。

3着馬の父の血統では、21頭中14頭がヘイルトゥリーズン系産駒で、そのうち4頭はサンデーサイレンス、同じく9頭がサンデーサイレンスの仔(マンハッタンカフェが3頭、タヤスツヨシ、ダンスインザダーク、アドマイヤボス、ディープインパクト、ステイゴールド、ダイワメジャーが各1頭)、1頭がグラスワンダーとなっていました。
あと残り7頭のうち5頭はいずれもミスタープロスペクター系でそのうち2頭はフォーティナイナーでした。(あと残り2頭はノーザンダンサー系)

それから1着馬の父に関しては、サンデーサイレンス系が8頭、ノーザンダンサー系が6頭と最も多い勝ち数を争っています。
サンデーサイレンス系では、1600m芝に変更になった00年以降21年中、13年勝ったダノンシャーク、14年勝ったエキストラエンド、20年勝ったサウンドキアラのディープインパクト産駒の3頭、01年、02年連続で勝ったフジキセキ産駒のダイタクリヴァ、05年に勝ったサンデーサイレンス産駒のハットトリック、15年1着馬のスペシャルウイーク産駒のウインフルブルーム、16年1着馬のステイゴールド産駒のウインプリメーラの計のべ8頭となっていました。
あと他で勝ち馬を出しているのは、ナスルーラ系(いずれもグレイソブリン系)の3頭、同じくミスタープロスペクター系の2頭(キングカメハメハ、アドマイヤムーン)、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム、グラスワンダー)の2頭となっています。
大きくくくれば、ヘイルトゥリーズン系が10頭と最も多く、ノーザンダンサー系が続いて6頭、ナスルーラ系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭ということになります。
12年までは、意外にも06年以降7年連続勝っていなかったサンデーサイレンス系でしたが、13年は1着から6着まで、14年は1着から4着まで、15年は3着を除く1着から7着まで、16年は1着と2着をそれぞれ占めていました。
しかし、17年、18年、19年とこの3年の1着馬はサンデーサイレンス系ではありませんでした。(17年は3着から5着までが、18年は3着、4着が、19年は2着から4着までそれぞれサンデーサイレンス系産駒でした。)
20年は、4年ぶりにサンデーサイレンス系(ディープインパクト)産駒が1着となり、あと、3着から5着までサンデーサイレンス系産駒となりました。
ちなみに2着馬は、1着馬とは逆に、05年以降16年中、07年、17年、18年、20年を除く12年でこのサンデーサイレンス系が入り、3着馬も05年以降16年中、07年、09年、11年、15年、16年を除く11年で入っていました。


中京開催での京都金杯の父の血統ですが、
21年
1着 ロードカナロア(ミスタープロスペクター系)
2着 ジャングルポケット(ナスルーラ系)
3着 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
22年
21年
1着 トーセンラー(サンデーサイレンス系)
2着 キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)
3着 ロードカナロア(ミスタープロスペクター系)

2年とも、上位3頭、ノーザンダンサー系絡みではありませんでしたが、21年3着馬以外の5頭はミスタープロスペクター系絡みとなっていました。


毛色ですが、1着馬では、鹿毛と栗毛が各8頭と競い合っています。
続いて黒鹿毛が2頭、青毛、青鹿毛、芦毛が各1頭となっています。
2着馬では鹿毛が11頭、栗毛が5頭、黒鹿毛が4頭、青毛が1頭となっていました。
3着馬では、栗毛が9頭と圧倒的にリードしていて、あと、鹿毛、青毛、黒鹿毛、青鹿毛が各3頭となっていました。
全体的に栗毛の活躍が目立ちます。

中京開催での上位3頭の毛色ですが、
21年 「鹿毛-鹿毛-芦毛」
22年 「栗毛-黒鹿毛-鹿毛」
となっています。


枠番では、
1着馬は、21頭中15頭が1枠から4枠の間で決まっています。
2着馬は、21頭中14頭が1枠から4枠の間の馬が入っています。
3着馬は、21頭中12頭が1枠から4枠の間となっていました。
まとめますと、連対馬では、1枠が7頭、2枠が6頭、3枠が8頭、4枠が8頭、5枠が3頭、6枠が4頭、7枠が1頭、8枠が5頭となっています。
3着馬では、1枠が2頭、2枠が1頭、3枠が4頭、4枠が4頭、5枠が6頭、6枠がなし、7枠が3頭、8枠が1頭となっていました。

中京開催での京都金杯での枠番ですが、
21年 「1枠-2枠-7枠」
22年 「4枠-6枠-5枠」
となっています。


次に年齢ですが、1着馬では4歳馬が8頭、6歳馬が7頭、5歳馬が6頭とそれぞれ拮抗しています。
2着馬では4歳馬が7頭と最も多く、続いて5歳馬と6歳馬が各5頭、7歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
3着馬では4歳馬が8頭と最も多く、6歳馬が5頭、5歳馬が4頭、7歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
全体的に4歳馬が目だっています。

中京開催での上位3頭の年齢ですが、
21年 「5歳-5歳-6歳」
22年 「6歳-8歳-6歳」
となっていました。
ちなみに、京都で目立っていた4歳馬ですが、中京では、
21年 出走馬16頭中2頭(7番人気4着、4番人気8着)
22年 出走馬16頭中3頭(5番人気9着、3番人気11着、8番人気12着)
となっています。


以上ですが、最初に触れたように、今年も中京競馬場での京都金杯、予想は依然難解ですね(^^;
とりあえずは、一応上記のデータを参考にしながらも、この2年の中京開催での京都金杯の結果を重視しながら、そして過去の中京競馬場1600m芝での傾向も加味しながら結論を出していこうと思います。

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