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第69回 阪神ジュベナイルフィリーズのデータ [競馬データ]

90年からは阪神3歳牝馬ステークスとして、そして01年からは阪神ジュベナイルフィリーズと名称変更となって今日に至っています。
2歳(00年以前は3歳)の牝馬No.1を決めるG1レースとしては結構歴史があります。
ただし、06年に阪神競馬場がリニューアルされてから以降は、その施行されている阪神1600m芝そのものが、そのリニューアル前後ではまったく形態が変わってしまいました。
傾向もかなり変わっています。
よって、05年以前のものはあまり参考にならないかと思いますので今年も省略します。
ということで、06年から昨年16年までの11年間を羅列して載せていきたいと思います。


まず当日の人気ですが、(  )内単勝オッズ

06年 4番人気(11.1倍)-1番人気(1.6倍)-2番人気(8.9倍)
07年 3番人気(6.6倍)-8番人気(16.0倍)-2番人気(5.5倍) (1番人気(3.9倍)は4着)
08年 1番人気(2.2倍)-3番人気(8.4倍)-4番人気(11.9倍)
09年 2番人気(4.6倍)-5番人気(8.7倍)-6番人気(12.2倍) (1番人気(3.9倍)は5着)
10年 1番人気(1.6倍)-4番人気(19.1倍)-8番人気(47.9倍)
11年 4番人気(6.8倍)-8番人気(12.3倍)-1番人気(4.6倍)
12年 5番人気(8.1倍)-15番人気(89.9倍)-10番人気(44.5倍) (1番人気(2.9倍)は4着)
13年 5番人気(14.6倍)-1番人気(1.7倍)-8番人気(31.3倍)
14年 5番人気(9.8倍)-2番人気(5.6倍)-4番人気(6.3倍)(1番人気(2.9倍)は8着)
15年 1番人気(2.5倍)-10番人気(33.3倍)-3番人気(7.8倍)
16年 1番人気(2.8倍)-2番人気(3.0倍)-3番人気(6.9倍)


11年のうち10年、12年、13年、14年、16年を除く6年の上位3頭は、一桁オッズが2頭、10倍台以上が1頭という組み合わせとなっていました。
その除いた5年のうち、10年、12年、13年は、一桁オッズが1頭、二桁オッズが2頭という組み合わせ、14年と16年は3頭とも一桁オッズとなっていました。

1番人気は、順に、2着、4着、1着、5着、1着、3着、4着、2着、8着、1着、1着と、14年の1頭(8着)を除いて掲示板に載っていました。(11年中6年で連対、3着1頭)
また、3連単の配当が300万を超えた12年を除き、上位3頭に1番人気から5番人気までの上位人気の中から少なくとも2頭入っていました。(06年、08年、14年、16年は3頭とも、その他は2頭、荒れた12年も4着まで広げると2頭入っていました)
そして、その上位人気の中には、12年を除き1番人気か2番人気のどちらかが3着以内に入っていました。(両方は06年と16年、12年は4着に1番人気が入っていました。)


血統ですが、まず父は、

06年は、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
07年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
08年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
09年は、ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系
10年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ミスタープロスペクター系
11年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
12年は、ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
13年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
14年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
15年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
16年はノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)


となっていました。

全体的(1着から3着まで合計33頭)に見ていきますと、ヘイルトゥリーズン系が20頭、ノーザンダンサー系が6頭、ミスタープロスペクター系が5頭、ナスルーラ系が2頭となっています。

またBMS(母の父)は、
06年は、ナスルーラ系(ネヴァーベンド系)-ミスタープロスペクター系-アリダー
07年は、サンデーサイレンス-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)
08年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ネイティヴダンサー系-ミスタープロスペクター系
09年は、ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-サンデーサイレンス
10年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-サンデーサイレンス-ミスタープロスペクター系
11年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)
12年は、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-エタン系
13年は、ノーザンダンサー系(ディキシーランドバンド系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
14年は、ミスタープロスペクター系-サンデーサイレンス系-ノーザンダンサー系(ダンチヒ系)
15年は、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(プリンスリーギフト系)
16年は、ブランドフォード系-ネイティブダンサー系-ヘイルトゥリーズン系(タイキシャトル)


となっていました。
全体的(1着から3着まで合計33頭)に見ていきますと、ノーザンダンサー系が10頭、ネイティヴダンサー系(ミスタープロスペクター系、アリダー、エタン系含む)も10頭、ナスルーラ系が7頭、ヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系が4頭、ヘイルトゥリーズン系のタイキシトルが1頭、ブランドフォード系も1頭となっています。


それから、1番人気から5番人気までの上位人気は、過去11年3着内33頭中、全部で25頭3着以内に入っていましたが、そのうち10頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
また、BMSがノーザンダンサー系だった馬で、5番人気以上の上位人気だった馬が3着以内をはずしたのは11年で5頭、つまり、過去11年間で5番人気以上の上位人気だったBMSがノーザンダンサー系だった馬は計15頭で、そのうち10頭が3着以上に入っていたことになります。
さらに、6番人気以下の下位人気で、3着以内に入ったのは8頭ということになりますが
、その8頭すべてのBMSはノーザンダンサー系ではありませんでした。

その8頭の前走ですが、1着が4頭、2着が2頭、4着が1頭(京王杯2歳S)、5着が1頭(アルテミスS)となっていました。


次に枠番の出目ですが、
06年は、1枠-5枠-2枠
07年は、7枠-5枠-5枠
08年は、7枠-1枠-5枠
09年は、8枠-3枠-8枠
10年は、6枠-2枠-8枠
11年は、7枠-6枠-8枠
12年は、1枠-4枠-5枠
13年は、4枠-5枠-3枠
14年は、8枠-6枠-2枠
15年は、1枠-7枠-6枠
16年は、1枠-8枠-2枠

となっていました。
06年、12年、13年以外の8年は、外枠の7枠か8枠のどちらかか両方が3着以内に絡んでいました。


毛色ですが、

06年は、鹿毛-鹿毛-鹿毛
07年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
08年は、黒鹿毛-栗毛-鹿毛
09年は、鹿毛-栗毛-芦毛
10年は、芦毛-芦毛-芦毛
11年は、鹿毛-栗毛-栗毛
12年は、青毛-芦毛-鹿毛
13年は、黒鹿毛-鹿毛-栗毛
14年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
15年は、栗毛-芦毛-芦毛
16年は、青鹿毛-黒鹿毛-栗毛


となっていました。
10年に、84年以降初めてG1で芦毛が上位3頭独占するなど、全体的に一貫性がないので、毛色のデータは参考にならない気もします。


臨戦過程では、全体的(1着から3着馬計33頭)で見ていきますと、前走ですが、10年の2着馬(前走ファンタジーS3着)、同じく10年の3着馬(前走京王杯2歳S4着)、15年の2着馬(前走アルテミスS5着、同じく15年の3着馬(前走ファンタジーS3着)の計4頭を除く29頭はすべて連対(1着が20頭、2着が9頭)していました。
前々走は、07年2着のレーヴダムール、08年3着のミクロコスモス、11年1着のジョワドヴィーヴル、12年3着のレッドセシリアの4頭(いずれも前走が初出走の新馬戦で前々走はなし)と、12年2着のクロフネサプライズ(前々走は小倉2歳S8番人気9着)の計5頭を除く28頭は、1着が23頭、2着が3頭、3着が2頭となっていました。

また、それぞれのデビュー戦ですが、1着17頭、2着9頭、3着5頭、4着1頭、5着1頭となっていました。


前走のレースの内訳ですが、連対馬では、まず前走重賞だったのは12頭いました。(ファンタジーSが4頭(1番人気1着、5番人気3着、8番人気1着、4番人気2着)、デイリー杯2歳Sが1頭(1番人気1着)、京王杯2歳Sが1頭(4番人気2着)、札幌2歳Sが1頭(2番人気1着)、新潟2歳Sが1頭(1番人気1着))、アルテミスSが4頭(1番人気2着、1番人気2着、5番人気5着、1番人気1着)
5着の1頭を除けば前走重賞の11頭は3着以上となっています。
今回の登録馬23頭では、前走重賞3着以内だったのは7頭います。
前走オープン特別だったのは1頭(2番人気1着)いました。
しかしながら、今回前走オープン特別だった登録馬はいません。
そして前走500万下戦だったのは6頭いました。(1着4頭、2着2頭)
今回の登録馬で、前走500万下で連対していたのは6頭います。
それから前走新馬戦だったのは2頭(すべて1番人気1着)いました。

しかし今回の登録馬で、前走新馬戦1番人気1着だった馬の登録はありません。
他に、前走1番人気以外で新馬戦1着だった登録馬ですが、2頭が登録しています。
それから前走未勝利馬だったのは1頭(1番人気1着)いました。

しかし、今回、前走未勝利戦1番人気1着だった馬の登録馬はありません。
他に前走未勝利戦1番人気以外の馬の登録は1頭います。
3着馬では、前走重賞だったのは6頭(ファンタジーSが3頭(1番人気2着、5番人気2着、1番人気3着)、京王杯2歳Sが2頭(4番人気4着、1番人気2着)、アルテミスSが1頭(9番人気1着))、前走新馬戦、または前走500万下戦だったのは各2頭(いずれも1番人気1着)、あと、オープン特別だったのが1頭(1番人気1着)となっていました。


それから、06年、07年以外の9年では、1頭ないし2頭が3着以内に関東馬が入っていました。
その中で関東馬が勝ったのは、09年2番人気で勝ったアパパネと14年5番人気で勝ったショウナンアデラ、15年1番人気で勝ったメジャーエンブレム、16年1番人気で勝ったソウルスターリングの4頭となっています。


以上ですが、改装前も荒れるイメージが強いレースでしたけれども、改装後も、12年に「5番人気-15番人気-10番人気」の順番で決まりその3連単の配当で300万円台が出たこともあって、依然荒れるイメージはつきまとっています。
ただ、06年以降、その12年以外の10年の3連単の配当は、4千円台が1年、1万円台が2年、2万円台が3年、3万円台が1年、4万円台が1年、6万円台が2年と、それなりには荒れた年もありましたけれども、大荒れとまでは行っていませんでした。
この辺り、荒れるかどうかの判断に悩みそうですね。

ともかくも、今年も上記のデータを丁寧にひも解きながら検討し、結論を出していこうと思います。

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