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第51回 フィリーズレビューのデータ [競馬データ]

92年以降、94年中京、95年京都開催を除く23年、連対馬46頭、3着馬23頭からです。
途中で名称変更や96年に開催期日の若干の変更、そして06年暮れには馬場の改装がありましたが、通して施行は変わっていませんし、改装後の内回りもそれまでとほぼ変わっていませんので、そのまま通して見ていきたいと思います。


まず今年も人気の傾向から見ていきます。
よく知られたことですが、1番人気の馬がほぼ期待に応えて連絡みしています。
23年中15年で連絡みしていました。
1番人気ではずしたのは、
98年のロンドンブリッジ(4着)
02年のキタサンヒボタン(3着)
06年のサンヴィクトワール(12着)
08年のエイムアットビップ(10着)

09年のミクロコスモス(4着)
11年のドナウブルー(4着)
13年のサンブルエミューズ(11着)
14年のホウライアキコ(5着)
の8頭となっています。
ちなみに、それぞれの単勝オッズは順に、1.3倍、3.7倍、2.2倍、2.6倍、1.6倍、3.4倍、3.3倍、2.6倍となっていました。

その1番人気をはずした8頭を1頭1頭検証していきますと、まずロンドンブリッジ(98年4着)とキタサンヒボタン(02年3着)は、前年のファンタジーS1番人気1着で制していました。
そのファンタジーSの過去17年の1着馬ですが、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは11頭いて、そのうち連絡みしたのは5頭となっています。
ちなみに最近では、13年出走したファンタジーS2番人気1着馬のサウンドリアーナは2番人気7着と敗れ、14年出走したファンタジーS4番人気1着のベルカントは見事1着に輝いています。
15年では、14番人気でファンタジーSを制したクールホタルビは、11番人気13着と敗れています。
16年では
、5番人気で制したキャンディバローズは、2番人気3着となっていました。
今年は、1番人気で制したミスエルテの登録はありません。

それから、サンヴィクトワール(06年12着)の前走ですがエルフィンSで3番人気1着となっていました。
そのエルフィンSの過去23年の1着馬ですが、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは5頭いて、そのうち連絡みしたのは3頭でした。
今年は、エルフィンS1着馬のサロニカのこのレースでの登録はありません。

あと1番人気ではずした残り4頭のうち、エイムアットビップ(08年10着)とミクロコスモス(09年4着)の前走は共にG1の阪神JF3着で、ホウライアキコ(14年5着)は同じくG1の阪神JF7着でした。
その阪神JF(阪神3歳牝馬S)の上位1着~3着の馬で、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは9頭いて、そのうち連絡みしたのは5頭でした。
今年は、前走阪神JF上位3頭のうち、1着馬、2着馬は先週のチューリップ賞に出走、あと3着馬のレーヌミノルがこのレースに登録してきています。

あと、11年の1番人気4着のドナウブルーの前走は、シンザン記念で1番人気に推されるものの5着と敗れていました。
今回の登録馬では、前走、牡・牝混合の重賞(地方は除く)を走った馬の登録はありません。

あと、13年1番人気11着で敗れたサンブルエミューズは、前走フェアリーS2番人気3着でした
該当期間で、フェアリーS(名称変更や施行距離等変化あり)で3着以内に入ってこのフィリーズレビュー(名称変更も含む)を走った馬は13頭、そのうち5頭が3着以内(1着2頭、2着3頭)に入っていました。
しかしながら、今回、前走でフェアリーS3着以内に入った馬の出走はありません。

ちなみに、その1番人気が連はずした8回のそれぞれの人気の組み合わせは、
98年は「3番人気-6番人気-2番人気」
02年は「7番人気-5番人気-1番人気」
06年は「3番人気-6番人気-5番人気」
08年は「11番人気-7番人気-4番人気」
09年は「6番人気-3番人気-15番人気」
11年は「3番人気-6番人気-5番人気」
13年は「3番人気-4番人気-11番人気」
14年は「2番人気-13番人気-6番人気」
となっていて、8年中5年でその代わり3番人気が連対していました。

ただ、阪神競馬場リニューアル後の07年以降昨年までの10年間で限定してみると、1番人気は5年も連をはずしていますので、若干信用性がなくなってきた気もいたします。(一昨年は1着、昨年は2着でした)
ちなみに、その間で連対した1番人気の5頭の単勝オッズを見てみますと、07年1着のアストンマーチャン(1.1倍)、10年2着のラナンキュラス(3.7倍)、12年1着のアイムユアーズ(3.5倍)、15年1着のクイーンズリング(3.6倍)、16年2着のアットザシーサイド(3.3倍)となっていました。

3着馬の人気も見てみますと、1番人気から5番人気までは23頭中16頭占めていて、あとの下位人気7頭は7番人気(93年、単勝オッズ29.3倍)、15番人気(97年、単勝オッズ105.3倍)、8番人気(99年、単勝オッズ45.2倍)、15番人気(09年、単勝オッズ79.6倍)、7番人気(12年、単勝オッズ12.8倍)、11番人気(13年、単勝オッズ38.4倍)、6番人気(14年、単勝オッズ11.7倍)となっていました。
その下位人気7頭がそれぞれ3着に入った年の1着には、その7年のうち4年で1番人気の馬が入っていました。(残り3年の1着馬は6番人気、3番人気、2番人気)


次に前走での人気を見てみることにします。
連対馬で前走1番人気だった馬は46頭中13頭いました。
3着馬では、前走1番人気だったのは23頭中5頭のみでした。
続いて、連対馬で前走2番人気だったのは8頭、続いて3番人気が9頭、4番人気が6頭、5番人気が5頭となっていました。
結局、連対馬の前走1番人気から5番人気までの上位人気は、46頭中41頭も占めていることになります。
それ以下の5頭ですが、

6番人気(フェアリーS1着)、11番人気(阪神JF2着)、7番人気(フェアリーS2着)、8番人気(阪神JF2着)、14番人気(阪神JF17着)となっていました。
3着馬も同じく、前走1番人気から5番人気までの上位人気は23頭中18頭占めています。
あとの前走下位人気の5頭ですが、前走は7番人気3着、9番人気9着(共にエルフィンS)、12番人気10着(阪神JF)、9番人気4着(クイーンC)、12番人気4着(阪神JF)となっていました。


次に前走のレースの条件別では、連対馬では重賞が18頭、オープン特別が13頭、500万下戦が14頭、未勝利戦が1頭となっていました。
その前走500万下条件戦の馬14頭ですが、そのうち06年6番人気2着馬のユメノオーラ(前走3番人気1着)、07年10番人気2着馬のアマノチェリーラン(前走4番人気1着)、08年7番人気2着馬のベストオブミー(前走2番人気1着)、13年1着のメイショウマンボ(前走2番人気1着)、同4番人気2着のナンシーシャイン(前走5番人気1着)、15年1着のクイーンズリング(前走2番人気1着)、15年2着のペルフォカ(前走2番人気1着)の7頭を除く7頭は前走1番人気でした。
今回の登録馬25頭中で前走500万下条件戦だった馬は11頭いますが、前走1番人気だったのは、カラクレナイ(1着)、フラウティスタ(7着)の2頭、前走1着だったのは、カトルラポール、ソーディヴァイン(ただし前走はダート戦)の2頭 、前走1番人気だったのは、カラクレナイ(1番人気)、タガノカトレア(ダート、2番人気)、ディスティニーソング(4番人気)、ベルカプリ(6番人気)の4頭となっています。

3着馬の前走では、重賞だったのは8頭(阪神JF5頭、クイーンカップ3頭)、オープン特別だったのは9頭、500万下戦が6頭(そのうち1番人気は3頭)となっていました。


毛色は、1着馬では、鹿毛が9頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が6頭、芦毛と青毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が12頭、栗毛と黒鹿毛が各4頭、栃栗毛と青毛と青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が15頭、芦毛が3頭、栗毛と黒鹿毛が各2頭、青鹿毛が1頭となっていました。
いずれにせよ、鹿毛馬の強いレースとなっています。(ここ6年では、11年の鹿毛馬の最高位は4着、12年では最高位は8着とここ2年は上位3頭には入っていませんでしたが、13年は上位3頭とも鹿毛馬、14年、15年はどちらも最高位3着、16年は2着、3着でした)


父の血統の主なところでは、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が18頭(そのうちサンデーサイレンスが6頭)、特にこの18頭は99年から16年までの18年の中のもので、そのうち13年で連対していました。
続いて、ミスタープロスペクター系が10頭、とノーザンダンサー系が8頭、ナスルーラー系が6頭となっています。
3着馬の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が7頭(6頭がサンデーサイレンス系統、1頭がブライアンズタイム系)、ナスルーラー系も6頭、ノーザンダンサー系が5頭となっていました。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
ここ11年では1番人気は5連対とほぼ半々、ちょっとその取捨選択も難解ですね。
とりあえず今年も人気とオッズが出てから、上記のデータを検証しつつ検討していこうと思っています。

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