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第34回 東海ステークスのデータ [競馬データ]

91年から99年まで初夏の頃に「1700mダート」のオープン特別として行われていましたが、00年から09年までは、98年まで12月に2300mダートで重賞として行われていたウインターズSが、そのままの施行で東海ステークスとして5月に変更になりました。
そして10年からは、中京競馬場全面改修のため、10年、11年、12年とその3年間、名称はそのままで、京都1900mダートで代替として行われました。
そして13年、この1月に改修後の中京競馬場での1800mダートの重賞として新たにスタートいたしました。
ということで、新たな施行となってから今回で5回目となります。
昨年と同じく、参考のレースのデータを掲げながら、それぞれの項目ごとに、その過去4年の東海ステークスのデータを付随していきたいと思います。

ちなみに参考としてのレースとしましては、リニューアル後の12年3月以降、オープン特別(7月のジュライステークス)の5レース、準オープン特別(6月から7月似かけての白川郷S)の5レース、そして、14年の12月から新たなG1として施行されたチャンピオンズCの3レースの計13レースで見ていきます。
ただし、この東海Sは4歳以上の条件となっていますが、それ以外の10レースはすべて3歳以上の条件となっています。

まず、その人気の組み合わせですが、順に1着、2着、3着と挙げていきますと、

(準オープン特別)
12年
白川郷特別(16頭) 4番人気-5番人気-7番人気
13年
白川郷特別(15頭) 1番人気-3番人気-6番人気
14年
白川郷特別(15頭) 1番人気-2番人気-3番人気
15年
白川郷特別(13頭) 4番人気-3番人気-2番人気
16年
白川郷特別(15頭) 2番人気-4番人気-6番人気

(オープン特別)
12年
ジュライS(9頭) 1番人気-3番人気-2番人気
13年
ジュライS(16頭) 4番人気-6番人気-5番人気
14年
ジュライS(16頭) 2番人気-5番人気-1番人気
15年
ジュライS(14頭) 5番人気-9番人気-2番人気
16年
ジュライS(12頭) 2番人気-6番人気-3番人気

(G1)
14年
チャンピオンズC(16頭) 2番人気-8番人気-3番人気
15年
チャンピオンズC(16頭) 12番人気-3番人気-5番人気
16年
チャンピオンズC(15頭) 6番人気-1番人気-10番人気

以上を見る限りでは、13レース中、3着以内に1番人気から5番人気までの5頭のうち、3頭入ったのが4レースで、2頭入ったのは8レース、1頭のみだったのは、チャンピオンズCの16年度の1レースとなっています。
その2頭入った8レースで、残りもう1頭は、6番人気が4頭、7番人気、8番人気、9番人気、12番人気が各1頭となっていました。

過去4年の東海ステークスでは、
13年
(16頭) 4番人気-8番人気-1番人気
14年
(16頭) 1番人気-3番人気-8番人気
15年
(14頭) 1番人気-9番人気-3番人気
16年
(12頭) 4番人気-2番人気-1番人気

となっていましたが、4レースのうち3レースは、上記の参考レースの中の13レース中8レースのように、3着以内に1番人気から5番人気の5頭(東海Sでは1番人気から4番人気までの4頭)のうち2頭が入っていました。
あと残り1頭の下位人気馬は、順に8番人気、8番人気、9番人気となっていました。
あと1レースは、16年のように1番人気から4番人気までの4頭の中の3頭で決まっています。
ちなみに、その16年の4着馬は11番人気でした。


次に、毛色の組み合わせですが、同じく順に1着、2着、3着と挙げていきますと、

(準オープン特別)
12年
白川郷特別 鹿毛-栗毛-黒鹿毛
13年
白川郷特別 青毛-鹿毛-青毛
14年
白川郷特別 鹿毛-栗毛-栗毛
15年
白川郷特別 鹿毛-青鹿毛-栗毛
16年
白川郷特別 鹿毛-芦毛-鹿毛

(オープン特別)
12年
ジュライS 黒鹿毛-鹿毛-鹿毛
13年
ジュライS 栗毛-黒鹿毛-青鹿毛
14年
ジュライS 栗毛-青毛-鹿毛
15年
ジュライS 栗毛-鹿毛-芦毛
16年
ジュライS 黒鹿毛-栗毛-黒鹿毛

(G1)
14年
チャンピオンズC 鹿毛-鹿毛-黒鹿毛
15年
チャンピオンズC 黒鹿毛-栃栗毛-栗毛
16年
チャンピオンズC 栗毛-鹿毛-栗毛

となっていて、全体的には、連対馬(計26頭)では、鹿毛が10頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が4頭、青毛が2頭、青鹿毛と栃栗毛と芦毛が各1頭、3着馬(13頭)では、栗毛が4頭、鹿毛、黒鹿毛が各3頭、青鹿毛、青毛、芦毛が各1頭となっています。

過去4年の東海ステークスでは、
13年 黒鹿毛-栗毛-鹿毛
14年 青鹿毛-鹿毛-鹿毛
15年 黒鹿毛-栃栗毛-栗毛
16年 栗毛-鹿毛-鹿毛

となっていました。
これだけでは何とも言えませんが、一応、黒鹿毛馬、青鹿毛馬には注意が必要かも知れません。
ちなみに、黒鹿毛、青鹿毛が絡まなかった16年は、黒鹿毛の出走馬は1頭(6着)、青鹿毛は出走なしでした。


枠番の組み合わせを見ていきますと、順に1着、2着、3着では、

(準オープン特別)
12年
白川郷特別 4枠-8枠-2枠
13年
白川郷特別 8枠-1枠-7枠
14年
白川郷特別 6枠-2枠-5枠
15年
白川郷特別 1枠-6枠-4枠
16年
白川郷特別 4枠-7枠-8枠

(オープン特別)
12年
ジュライS 4枠-3枠-8枠
13年
ジュライS 3枠-4枠-7枠
14年
ジュライS 8枠-6枠-3枠
15年
ジュライS 6枠-7枠-4枠
16年
ジュライS 6枠-7枠-2枠

(G1)
14年
チャンピオンズC 4枠-2枠-6枠
15年
チャンピオンズC 2枠-1枠-1枠
16年
チャンピオンズC 5枠-2枠-3枠

以上を見てみますと、13レース中、外枠の「7枠」か「8枠」のどちらかかまたは両方が3着以内に絡んでいたのは、8レースありました。
残り5レース中3レースは、近い6枠が代わりに絡んでいました。
また、13レース中12レースで「1枠」「2枠」「3枠」の内枠から1頭(10レース)ないし2頭、3頭(各1レース)、それぞれ3着以内に絡んでいました。

過去4年の東海ステークスでは、
13年 8枠-5枠-3枠
14年 7枠-6枠-2枠
15年 4枠-8枠-3枠
16年 5枠-7枠-5枠
となっていました。
この4年を見る限りでは、外枠に関しては上記の参考13レースにほぼ準じていることがよくわかります。


続いて、父の血統を順に挙げていきますと、
(準オープン特別)
12年
白川郷特別  「サンデーサイレンス系(スペシャルウイーク)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム)」
13年
白川郷特別  「ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-アリダー系(カコイシーズ)」
14年
白川郷特別  「ナスルーラ系(ボールドルーラ系)-サンデーサイレンス系(アグネスタキオン)-サンデーサイレンス系(アグネスフライト)」
15年
白川郷特別  「サンデーサイレンス系(ハーツクライ)-ミスタープロスペクター系(ウォーエンブレム)-サンデーサイレンス系(ゴールドアリュール)」
16年
白川郷特別  「サンデーサイレンス系(ネオユニヴァース)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ノーザンダンサー系(ヌレイエフ系)」

(オープン特別)
12年
ジュライS  「サンデーサイレンス系(スペシャルウイーク)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-サンデーサイレンス系(スペシャルウイーク)」
13年
ジュライS 「ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-サンデーサイレンス系(ネオユニヴァース)-ミスタープロスペクター系(ソングオブウインド)」
14年
ジュライS 「サンデーサイレンス系(ネオユニヴァース)-サンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ)-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)」
15年
ジュライS 「ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-サンデーサイレンス系(ハーツクライ)-サンデーサイレンス系(ハーツクライ)」
16年
ジュライS 「ミスタープロスペクター系(ローマンルーラー)-サンデーサイレンス系(ゴールドアリュール)-ヘイルトゥリーズン系(ロージズインメイ)」

(G1)
チャンピオンズC
14年
「ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-サンデーサイレンス系(ゼンノロブロイ)-サンデーサイレンス系(スペシャルウイーク)」
15年
「サンデーサイレンス系(スズカマンボ)-ミスタープロスペクター系(トワイニング)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)」
16年
「ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)」

以上をまとめますと、3着以内計39頭では、ヘイルトゥリーズン系が19頭(サンデーサイレンス系が17頭、ブライアンズタイム、ロージズインメイが各1頭)、ミスタープロスペクター系が9頭(キングカメハメハが4頭、ソングオブウインド、ウォーエンブレム、トワイニング、ローマンルーラが各1頭)、ナスルーラ系が4頭(ボールドルーラ系が2頭、グレイソブリン系が2頭)、ノーザンダンサー系も5頭(ヴァイスリージェント系が4頭、ヌレイエフ系が1頭)、アリダー系が各1頭となっています。

過去4年の東海ステークスでは、
13年 「サンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ)-ミスタープロスペクター系(サウスヴィグラス)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)」
14年 「ノーザンダンサー系(リファール系)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ヘイルトゥリーズン系(ロージズインメイ)」
15年 「サンデーサイレンス系(ゴールドアリュール)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)」
16年 「ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)-ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)」

となっていました。
東海ステークスの方は、キングカメハメハ産駒をはじめとするミスタープロスペクター系が3着以内全12頭中7頭も占めていますので、今回の出走馬の中のミスタープロスペクター系産駒、カラクプア、トウショウフリーク、ロワジャルダン(以上キングカメハメハ産駒)、アスカノロマン、カゼノコ(以上アグネスデジタル産駒)、メイショウウタゲ(プリサイスエンド産駒)の6頭は特に検討が必要かも知れませんね。


年齢ですが、順に挙げていきます。

(準オープン特別)
12年
白川郷特別(3歳上) 5歳-5歳-5歳
13年
白川郷特別(3歳上) 5歳-5歳-6歳
14年
白川郷特別(3歳上) 4歳-5歳-5歳
15年
白川郷特別(3歳上) 4歳-5歳-4歳
16年
白川郷特別(3歳上) 5歳-4歳-6歳

(オープン特別)
12年
ジュライS(3歳上) 4歳-5歳-5歳
13年
ジュライS(3歳上) 7歳-6歳-5歳
14年
ジュライS(3歳上) 5歳-5歳-4歳
15年
ジュライS(3歳上) 5歳-6歳-5歳
16年
ジュライS(3歳上) 5歳-6歳-7歳

(G1)
チャンピオンズC(3歳上)
14年
5歳-5歳-6歳
15年
6歳-3歳-5歳
16年
6歳-6歳-5歳

となっていました。
まとめますと(3着以上計39頭)、5歳が21頭と圧倒的に多く、6歳が9頭、4歳が6頭、7歳が2頭、3歳が1頭となっています。

過去4年の東海ステークス(4歳上)では、
13年 5歳-7歳-4歳
14年 7歳-7歳-5歳
15年 5歳-8歳-5歳
16年 5歳-5歳-5歳

となっていました。
東海ステークスは4歳上、上記の参考レース13レースすべて3歳上ということで比較するのはどうかなとは思いましたが、結果的に、13レース中チャンピオンズCを除く10レースでは3歳馬の出走はないので、十分参考になるかと思います。
ちなみに、チャンピオンズCの4レースでは、3歳馬は計5頭の出走で、7着、2着、12着、9着、12着となっていました。
東海ステークスは、4年連続で5歳馬が1頭、2頭、3頭と入っていますので、とりあえずは5歳馬の検討から始めなくてはならないようです。
それから、特にそれ以上に7歳馬や8歳馬の高齢馬が目立っていますので、合わせて高齢馬の検討も必要かと思います。
今回の出走馬では、7歳馬のインカンテンション、ショナンアポロン、マイネルクロップ、ラストインパクト、10歳馬のトウショウフリークの5頭の高齢馬が出走しています。


以上ですが、今年も、上記のデータを丁寧にひも解きながら検討していきたいと思います。

さて、この東海ステークスですが、2月に行われるG1のフェブラリーSの前哨戦として位置づけられたレースとしてリスタートいたしましたけれど、実際本番のフェブラリーSではどうだったのでしょう。
13年では、東海S1着となったグレープブランデーは、続くフェブラリーSでは3番人気で見事1着となりました。
2着のナムラタイタンは、東海ステークスと同じ8番人気と人気薄となりましたが、フェブラリーSでは9着という結果でした。
3着のホッコータルマエは、フェブラリーSの1週間前の佐賀記念に出走し見事圧倒的1番人気に応えて勝利いたしました。
そのまま連闘でフェブラリーSに挑もうとしましたが、疲れが抜けきらないということで回避いたしました。
あと、東海ステークスからフェブラリーSに挑んだのは、11番人気10着のヤマニンキングリー1頭でしたが、フェブラリーSではしんがり負けしています。
結局3頭出走して、1着、9着、16着という結果でした。
同じく14年では、1着となったニホンピロアワーズですが、フェブラリーSでは4番人気8着でした。
2着のグランドシチーは、14番人気11着でした。
3着のマイネルバイカはフェブラリーSに出走しませんでした。
あと、他の馬の出走もありませんでした。
15年を見てみますと、1番人気で1着となったコパノリッキーは、続くフェブラリーSでも1番人気となり見事1着でゴールしました。
前の年に続き連続2着となったグランドシチーは、この年のフェブラリーSには出走しませんでした。
3着のインカンテーションは、フェブラリーSでは5番人気となり、こちらも2着とがんばりました。
あと、他の馬の出走もありませんでした。
昨年16年は、4番人気1着となったアスカノロマンは、続くフェブラリーSでは7番人気3着でした。
2番人気2着となったモンドクラッセは、フェブラリーSでは10番人気8着、1番人気3着だったロワジャルダンはフェブラリーSでは6番人気5着でした。
あと、他の馬では、5番人気6着だったローマンレジェンドは13番人気9着でした。
結局、過去4年の東海SからフェブラリーSに出走したのは11頭、そのうち1着が2頭(13年、15年)、2着が1頭(15年)、3着が1頭(16年)、あと、5着、8着(2頭)、9着(2頭)、11着、16着となっていました。
13年と15年でそれぞれ連続で見事1着となったグレープブランデー、コパノリッキー、15年に3着から2着となったインカンテーション、16年に1着から3着となった以外はもう一つで、この4年間を見る限りでは、前哨戦としてはまだ手探り状態と言う感じです。
さて今年はどうでしょうか。


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