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第55回 札幌記念のデータ [競馬データ]

97年以降、函館競馬場代替競馬となった13年を除く21年、連対馬42頭、3着馬21頭からです。


まず、毎年取り上げていますが、前の年かあるいはその年に「G1」で勝って札幌記念に出走した馬の成績を今年も先に挙げていこうと思います。
97年以降42頭中、該当する馬は25頭いまして、1着が6頭、2着が6頭、3着が3頭、4着、5着が各2頭、6着、7着が各1頭、8着が2頭、12着、14着が各1頭となっていました。
結局、25頭中19頭が掲示板に載り、そのうち12頭が連対していました。
今回の出走馬では、昨年の菊花賞と今年の天皇賞(春)を制したフィエールマン、昨年の有馬記念を制したブラストワンピース、昨年の日本ダービーを制したワグネリアンの3頭が該当します。


次に毛色ですが、1着馬は、21頭中14頭が鹿毛で、他の毛色の1着馬7頭は、99年1番人気1着のセイウンスカイ(芦毛)、07年5番人気1着のフサイチパンドラ(栗毛)、08年5番人気1着のタスカータソルテ(黒鹿毛)、09年7番人気1着のヤマニンキングリー(栗毛)、16年5番人気1着のネオリアリズム(栗毛)、17年6番人気1着のサクラアンプルール、18年2番人気1着のサングレーザー(青鹿毛)となっていました。
2着馬は、21頭中13頭が鹿毛で、他の毛色の2着馬は、97年4番人気2着のエリモシック(青鹿毛)、99年2番人気2着のファレノプシス(黒鹿毛)、02年10番人気2着のトウカイポイント(栗毛)、06年9番人気2着のレクレドール(黒鹿毛)、09年2着のブエナビスタ(黒鹿毛)、12年1番人気2着のダークシャドウ(栗毛)、13年1番人気2着のゴールドシップ(芦毛)、15年8番人気2着のヒットザターゲット(栗毛)となっています。

昨年までいつも取り上げていますが、1着馬のみ、あるいは2着馬のみで見ていきますと、鹿毛馬以外の連続1着、あるいは連続2着は、07年までの11年間ありませんでした。
しかし、初めて07年栗毛、08年黒鹿毛と連続で鹿毛馬以外の馬が1着となってそれまでの傾向が崩れ、さらに09年も鹿毛馬以外の栗毛の馬が1着となり3年連続となりました。
ちなみにその後の10年、11年、12年、14年、15年は鹿毛馬が連続で来ていました。(除外した函館開催の13年の1着馬もちなみに鹿毛馬でした)
しかし翌16年の1着馬は栗毛馬が1着でしたので、17年の1着馬の予想ではここは連続で栗毛馬は来ないと見るところですが、前例もありましたのであえて栗毛馬のエアスピネル本命で勝負しました。

結果エアスピネルは5着、勝ったのはサクラアンプルールで「栗毛馬」でした^^;
さらに昨年は青鹿毛のサングレーザーが勝ちましたので、
07年、08年、09年に続いて16年、17年、18年と共に3年連続して鹿毛馬以外の毛色の馬が来たことになりました。
さて今年、4年連続となるのでしょうか、それとも鹿毛馬が勝つのでしょうか。

今年も毛色に関してはかなり悩むところです。

対して2着馬に関しては、この傾向は12年まで続いていました。(13年の函館開催でも続きました。)
しかしながら14年の2着馬は芦毛馬、15年の2着馬は栗毛馬と、2着馬で初めて鹿毛馬以外の馬が2年連続来てしまいました。
翌16年はまた鹿毛馬が2着となり、翌17年も鹿毛馬、そして昨年18年も鹿毛馬が2着となりましたので、今年は2着馬の毛色の選択でも悩むところです。
ちなみに、今回の出走馬14頭で鹿毛馬は、ステイフーリッシュ、フィエールマン、ブラストワンピース、ランフォーザローゼス、ワグネリアンの5頭となっています。

続いて3着馬ですが、鹿毛が9頭、栗毛が6頭、黒鹿毛が5頭、芦毛が1頭となっていました。
こちらは、02年から05年まで連続4年、鹿毛馬以外の毛色の馬が3着に入りました。
それ以外は、鹿毛馬以外の連続3着は12年までありませんでしたが、14年芦毛、15年栗毛と、05年以来の連続鹿毛馬以外の馬が来ています。

また、連対馬の毛色の組み合わせですが、99年と09年の2回、鹿毛以外の毛色同士の組み合わせで決まった以外はすべて鹿毛が絡んでおり、特に98年、00年、01年、03年~05年、10年、11年の計8年は鹿毛馬同士の組み合わせで決着しています。
その鹿毛馬以外の毛色同士の組み合わせで決まった99年と09年ですが3着も鹿毛馬以外の毛色でしたので、この2年は3頭共鹿毛馬以外の毛色だったことになります。
また、連対馬が鹿毛馬同士の組み合わせだった8年のうち、98年、00年、01年、10年、11年の5年は、3着馬も鹿毛馬でしたので、この5年は3頭共鹿毛馬の毛色だったことになります。


次に、当日の人気ですが、05年は「9番人気-12番人気-13番人気」の組み合わせ、07年は「5番人気-12番人気-3番人気」の組み合わせ、15年は「5番人気-8番人気-4番人気」、17年は「6番人気-12番人気-1番人気」と、この4年は大荒れで決着しましたが、その4年を除くと、残り17年は1番人気か2番人気のどちらかあるいは両方が連に絡んでいました。
そのうち1番人気は14回、2番人気は9回絡んでいました。(1番人気-2番人気の組み合わせは6回ありました)


年齢ですが、連対馬では5歳が18頭と最も多く、次に4歳が10頭、3歳と6歳が各5頭、7歳と8歳が各2頭となっていました。
3着馬では、同じく5歳が9頭と最も多く、続いて4歳が5頭、7歳が4頭、3歳が2頭、6歳が1頭となっています。


血統ですが、まず連対馬の父では、一番多かったのはヘイルトゥリーズン系の23頭で、その内訳は、サンデーサイレンスが8頭、その仔(ディープインパクトが4頭、ダンスインザダーク、ネオユニヴァースが各2頭、アグネスタキオン、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェ、ステイゴールド)の産駒が12頭、ブライアンズタイム、グラスワンダー、スクリーンヒーロー(グラスワンダーの仔)が各1頭となっていました。
次に多かったのはノーザンダンサー系の8頭で、その内訳は、デインヒル(ダンツィヒ系)が3頭、ダンシングブレーヴ系統(リファール系)も3頭、カーリアン系統(ニジンスキー系)が2頭となっていました。
続いて、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハが3頭、エンドスイープ、アグネスデジタル)が5頭、グレイソブリン系が4頭、ハイペリオン系、トウルビョン系(トウカイテイオー)が各1頭となっていました。
それから母の父(BMS)の主なところでは、ノーザンダンサー系が17頭、セントサイモン系、サンデーサイレンス系が各4頭、ネヴァーベンド系、アリダー系が各2頭となっています。

3着馬では、父では、ヘイルトゥリーズン系が10頭(サンデーサイレンスが5頭、マンハッタンカフェが2頭、グラスワンダー、フジキセキ、ステイゴールドが各1頭)、ノーザンダンサー系が6頭(ダンチヒ系が2頭、エルグランセニョール、ヌレイエフ、サドラーズウエルズ系、ヴァイスリージェント系が各1頭)、ナスルーラ系が3頭(ネヴァーベンド系、ボールドルーラー系、グレイソブリン計)、ミスタープロスペクター系(エルコンドルパサー、キングカメハメハ)が2頭となっていました。
ちなみに、一昨年の17年は1着から3着までの3頭はキングカメハメハ産駒、昨年18年の連対馬は共にディープインパクト産駒(3着はダンチヒ系のハービンジャー産駒)で占めました。


性別ですが、連対馬では、牡馬が29頭、牝馬が12頭、セン馬が1頭と、牝馬が健闘しています。
3着馬では、牡馬が17頭、牝馬が4頭と牡馬が圧倒的にがんばっていました。
今回は、エイシンティンクルとクロコスミアの2頭の牝馬が出走しています。

通して見てみますと、牝馬の出走がなかった08年、10年、17年以外の18年中11年で牝馬が連対、3着のみに入った3年を足せば、3着以内では18年中14年牝馬が少なくとも1頭入ったことになります。



前走ですが、特に00年以降の18年間、連対馬36頭中14頭が前走函館競馬場で走っており、そのうち11頭が函館記念でした。
その函館記念での着順ですが、掲示板を大きくはずした馬もいますので、着順に関しては不問となっています。
3着馬では、00年以降18頭中7頭が前走函館競馬場を走っていて、そのうち5頭が前走函館記念(7着、3着、2着、1着、1着)となっています。(残りの2頭は、準オープン戦、オープン戦共に1着)
ちなみに今回の出走馬14頭中、前走函館記念に出走していたのは、ステイフーリッシュ(3着)、ナイトオブナイツ(8着)の2頭となっています。
あと、函館記念以外で前走函館競馬場を走っていた出走馬ですが、今年はいません。

また、前走函館競馬場以外だった連対馬22頭も一応見てみますと、そのうち15頭が前走G1レース(海外G1も含む)となっていました。
今回の出走馬で、前走G1レースを走ったのは、フィエールマン(天皇賞(春)1着)、クルーガー(海外のクイーンエリザベスS2着)、クロコスミア(ヴィクトリアマイル3着)、ワグネリアン(大阪杯3着)、サングレーザー(安田記念5着)、ランフォーザローゼス(日本ダービー7着)、ペルシアンナイト(安田記念10着)、サクラアンプルール(安田記念11着)の8頭となっています。
あと残りの7頭は、05年のヘヴンリーロマンス、06年のレクレドール、07年のフサイチパンドラ、09年のヤマニンキングリー、12年のフミノイマージン、15年のダービーフィズ、同じくヒットザターゲットで、前走は前者の3頭とフミノイマージンの計4頭が札幌競馬場のクイーンS(それぞれ10番人気2着、7番人気3着、3番人気5着、5番人気8着)で、あとヤマニンキングリーが前走中京記念1番人気2着、ダービーフィズが前走エプソムC4番人気3着、ヒットザターゲットが前走目黒記念4番人気3着となっていました。
今回の出走馬で前走クイーンSを走った馬は、エイシンティンクル(8番人気5着)で、あと、他の前走が重賞で掲示板に載っていた出走馬ですが、今回はいません。

また3着馬では、残り11頭中8頭が前走G1で、そのうち2頭(共に前走日本ダービーで、各1着、8着)を除いてあとの6頭の着順は、ヤマカツエース(前走大阪杯3着)、モズカッチャン(前走海外のドバイシーマクラシック6着)以外の4頭はいずれも二桁着順でした。
あとの3頭の前走は、クイーンS5番人気5着、ダイヤモンドS3番人気11着、エプソムC1番人気3着となっていました。


以上ですが、今年もまずは前走G1を走った馬の取捨選択からといったところでしょうか。
でも、今年はその出走馬の中には有力馬が数頭いますので、その選択もなかなか難解ですね。

ともかくも、今年も上記で書いたデータを丁寧に踏まえながら、勘も働かせて結論を出していこうと思います。

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