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第43回 エリザベス女王杯のデータ [競馬データ]

3歳馬と古馬が混合となった96年以降22年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。


まず、連対馬の当日の人気ですが、1番人気が11頭、2番人気が11頭、3番人気が6頭と、ここまでで3分の2近くに当たる28頭を占めています。
あと残りは、4番人気が3頭、5番人気が4頭、6番人気が2頭、7番人気が3頭(99年2着の3歳時のフサイチエアデール、06年1着のフサイチパンドラ、12年1着のレインボーダリア)、9番人気が1頭(17年2着クロスコスミア)、11番人気が1頭(09年1着のクイーンスプマンテ)、12番人気が2頭(09年2着のテイエムプリキュア、16年2着のシングウィズジョイ)となっていました。
また、1番人気と2番人気の組み合わせで決まったのは、02年、03年、11年の3回ありました。
それ以外の19回のうち、09年、16年、17年を除く16回で1番人気か2番人気のどちらかが絡んでいました。
その09年ですが、連対馬は11番人気と12番人気の組み合わせでしたが、3着に1番人気が入っていました。
また16年ですが、連対馬は3番人気と12番人気の組み合わせでしたが、3着に2番人気が入っていました。
しかしながら、昨年17年の連対馬は5番人気と9番人気の組み合わせで、3着には3番人気の馬ということで、初めて1番人気と2番人気のどちらも3着以内を外してしまいました。
結局全体的に見てみますと、連対馬は結局、22年中19年で必ず1番人気か2番人気の両方かまたは片方かで絡んでいたことになり、3着馬まで広げますと、昨年17年を除けば、22年中21年で、すべてで必ず1番人気か2番人気の両方かまたは片方が入っていたことになります。
また、もし降着のあった96年と06年で、降着がなかったと仮定して降着前の着順に戻しても、両年とも結局1番人気か2番人気の馬が両方か片方で絡んでいました。
3着馬では、1番人気が3頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭、4番人気は6頭、5番人気が4頭、あと6番人気が1頭、8番人気も1頭、10番人気が2頭、11番人気が1頭となっていました。


次に父の血統ですが、父がサンデーサイレンスかあるいは父がサンデーサイレンスの仔だった馬は、連対馬44頭中半分強の24頭を占めています。
あと他に、ブライアンズタイムが2頭、リアルシャダイが1頭、そして、10年、11年と連続で勝ったスノーフェアリーの父インティカブを含めて、ヘイルトゥリーズン系だったのは44頭中のべ29頭になります。
あと残り15頭中9頭の父はノーザンダンサー系で、その内訳は、ニジンスキー系、ノーザンテースト系、リファール系、ダンチヒ系が各2頭、ヴァイスリージェント系が1頭となっていました。
そして残りは、ナスルーラ系が3頭(グレイソブリン系のジャングルポケット産駒が2頭、ネヴァーベンド系のパラダイスクリーク産駒が1頭)、ミスタープロスペクター系がのべ2頭(05年1着と06年2着の共にスイープトウショウ)、そしてリボー系(96年2番人気2着のフェアダンス)が1頭となっています。

3着馬では、父がサンデーサイレンスだったのは22頭中5頭いました。
あとサンデーサイレンスの孫が5頭(ディープインパクト産駒が4頭、スペシャルウイーク産駒が1頭)

それから、ミスタープロスペクター系が5頭、グレイソブリン系(トニービン)、ディクタス系(サッカーボーイ)が各2頭、サーゲイロード系、トゥルビョン系、ノーザンダンサー系が各1頭となっていました。


次に枠の出目ですが、連対馬44頭では、1枠が6頭、2枠が7頭、3枠が6頭、4枠が5頭と、連対馬44頭中24頭が1枠~4枠の内側の枠となっていました。
特に22年中18年で、片方か両方で1枠から4枠までの内枠が絡んでいました。(あと4年は07年の5-7、08年の7-8、12年の6-8、15年の6-8)
外側の枠では、5枠が3頭、6枠が4頭、7枠が3頭、8枠が10頭となっていて、全体的にも8枠がよく連に絡んでいました。
3着馬では、3枠と8枠が最も多い4頭で、あと1枠と4枠と7枠が各3頭、2枠と5枠が各2頭、6枠が1頭でした。


次に年齢別ですが、連対馬では、3歳馬が15頭、4歳馬が18頭、5歳馬が10頭、6歳馬が1頭となっていました。
その中で、まずは3歳馬を見ていきたいと思います。
過去連対した3歳馬15頭ですが、そのうち08年の1着馬リトルアマポーラ(前々走オークス1番人気7着、前走秋華賞6番人気6着)、10年の1着馬の外国馬スノーフェアリー(前々走ヨークシャーオークス(英)2番人気2着、前走英セントレジャー4番人気4着)、11年の2着馬アヴェンチュラ(前々走のクイーンS1番人気1着、前走秋華賞2番人気1着)、13年の2着馬ラキシス(前々走500万下特別2番人気1着、前走1000万下特別1番人気1着)の4頭を除く11頭は、前々走ローズS、前走秋華賞という臨戦過程をたどっていて、昨年1着となったモズカッチャン(ローズS2番人気7着、秋華賞5番人気3着)を除く10頭は、その両方のレースで人気は4番人気以上の上位人気、着順は5着以上となっていました。
今回の3歳の登録馬でこのローテだったのは、カンタービレ1頭ですが、ローズS5番人気1着、秋華賞3番人気3着ということで、ローズSの「5番人気」がどうかというところです、
ちなみに、前々走ローズS、前走秋華賞を走り、共に人気で4番人気以上、着順で掲示板に載っていた馬で、このエリザベス女王杯で3着以内をはずした3歳馬は、99年7着のヒシピナクル、04年5着のスイープトウショウ、05年5着のエアメサイア、06年5着のアドマイヤキッス、11年4着のホエールキャプチャ、13年5着のデニムアンドルビーの6頭がいます。
また、例外だった4頭の共通点は、前々走が1番人気か2番人気だったということですが、今回の出走で、前々走1番人気か2番人気だった3歳馬の出走は残念ながらありません。
準じるところでは、ノームコア(前々走フローラS5番人気3着、前走紫苑S2番人気1着)の1頭がいます。


次に4歳馬18頭の臨戦過程ですが、そのうち10頭の前走が府中牝馬Sで、16年12番人気2着となったシングウィズジョイ(前走府中牝馬S8番人気7着)以外の9頭の人気は5番人気以上の上位人気、着順もすべて掲示板に載っていました。
そしてその前々走は、98年G1の宝塚記念で6番人気5着だったメジロドーベル(前走府中牝馬S1番人気1着)、16年中山牝馬S6番人気16着だったシングウィズジョイ(前走府中牝馬S8番人気7着)の2頭以外8頭はすべて連対していました。
今回、4歳馬で、前走府中牝馬S5番人気以上かつ5着以上、前々走では連対していた登録馬ですが、残念ながら該当する4歳馬はいません。
準じる所では、リスグラシュー(前走府中牝馬S2番人気2着、前々走安田記念6番人気8着)がいます。
あと、シングウィズジョイのように前走も前々走も例外だった登録馬ですが、ミスパンテール(前走府中牝馬S5番人気9着、前々走ヴィクトリーマイル4番人気5着)の1頭がいます。
あと、4歳馬の残りの8頭ですが、前走天皇賞が2頭(04年1着のアドマイヤグルーブ、9番人気3着、05年1着のスイープトウショウ、4番人気5着)、京都大賞典が1頭(96年1着のダンスパートナー、2番人気4着)、オールカマーが3頭(14年1着のラキシス、7番人気2着、15年1着のマリアライト、4番人気5着、15年2着のヌーヴォレコルト、1番人気2着)、ダートの重賞エルムSが1頭(07年2着のフサイチパンドラ、4番人気11着、ちなみに前々走は札幌記念1着)、外国馬が1頭(11年1着のスノーフェアリー、前走イギリスのG1英チャンピオンS3着)となっていて、前走エルムSだった1頭(07年2着のフサイチパンドラ)を除けば、あと7頭は前走G1、G2で掲示板に載っていました。

またその8頭の前々走は、人気は、スノーフェアリーの凱旋門賞8番人気3着と前走ヴィクトリアルマイル9番人気15着だったラキシスを除けば5番人気以上の上位人気、着順は6着以上の上位着順となっていました。
今回、前走府中牝馬S以外のG1かG2のレースで掲示板に載っていた4歳馬は、モズカッチャン(前走札幌記念4番人気3着、前々走ドバイシーマクラシック4番人気6着)、レッドジェノヴァ(前走京都大賞典4番人気2着、前々走準オープン1番人気1着)の2頭となっています。

それから、5歳馬10頭の臨戦過程ですが、前走は、京都大賞典が3頭(1番人気2着、11番人気9着、2番人気1着)、府中牝馬Sも3頭(4番人気3着、1番人気2着、9番人気4着)、あと4頭は、毎日王冠(7番人気6着)、札幌記念(1番人気7着)、ドバイワールドC(人気不明2着)、天皇賞(秋)(1番人気5着)となっていました。
10頭中7頭が前走では重賞で掲示板に載っていたことになります。

また前々走は、09年11番人気1着のクイーンスプマンテ(前走京都大賞典11番人気9着、前々走オープン特別6番人気1着)を除く9頭が前走と同じくすべて重賞で、その人気は5番人気以上の上位人気、着順は1頭が10着だった以外は4着以上の上位着順でした。
今回登録している5歳馬で、前走重賞で掲示板に載っていた馬は、クロスコスミア(前走府中牝馬S6番人気5着)、フロンテアクイーン(前走府中牝馬S7番人気3着)、レイホーロマンス(前走小倉記念8番人気4着)の3頭となっています。
この3頭のうち、前々走が5番人気以上だったのは、フロンテアクイーン(前々走クイーンS4番人気2着)、レイホーロマンス(前々走七夕賞2番人気6着)の2頭となっています。
準じる所では、残り5歳馬は6頭いますが、そのうち前走が重賞、前々走が6番人気以上だった、アドマイヤリード(前走府中牝馬S9番人気7着、前々走ヴィクトリアマイル2番人気8着)、キンショウユキヒメ(前走小倉記念10番人気9着、前々走七夕賞5番人気7着)の2頭が挙げられます。
それから蛇足になるかもしれませんが、連対した5歳馬10頭のうちクイーンスプマンテを除く9頭の血統は、父か母の父(BMS)のどちらかですべてノーザンダンサー系が絡んでいました。
今回の5歳の出走馬全8頭中、ノーザンダンサー系絡みの馬は、フロンテアクイーン、レイホーロマンス、ワンブレスアウェイの3頭となっています。
また、同じく、クイーンスプマンテ(栗毛)、レインボーダリア(栗毛)とメイショウベルーガ(芦毛)を除く7頭の毛色は鹿毛でした。
上記の前走、前々走とも重賞だった5歳馬の中では、フロンテアクイーン、レイホーロマンスの2頭が鹿毛でした。

あと残り6歳馬1頭ですが、09年12番人気で2着に入ったテイエムプリキュアで、前走は京都大賞典9番人気14着、前々走は天皇賞(春)14番人気18着でした。
しかしながらテイエムプリキュアは、この同じ年の2月に行われた同じ京都での2400m芝の重賞日経新春杯で、11番人気で1着と逃げ切り勝ちを収めていました。
また、2歳時に牝馬のG1を制覇している経験も持っていました。

今回の6歳馬は3頭の登録がありますが、その3頭のうち、テイエムプリキュアのように過去に重賞を制覇した馬はいません。

3着馬では、3歳馬が4頭、4歳馬が11頭、5歳馬が6頭、6歳馬が1頭となっていました。
3歳馬4頭は、まず、96年の3着馬シーズグレイスで、前走秋華賞で12番人気6着、前々走ローズS7番人気2着となっていました。
次の1頭は09年の3着馬のブエナビスタで、前走秋華賞1番人気3着(2着からの降着)、前々走札幌記念1番人気2着となっていました。
次の1頭は、10年の3着馬アパパネで、前走秋華賞1番人気1着、前々走ローズS1番人気4着となっていました。
そしてもう1頭は、15年の3着馬タッチングスピーチで、前走秋華賞2番人気6着、前々走ローズS7番人気1着となっていました。
すべて前走秋華賞を走っていて、前走か前々走のどちらかで連対していました。
今回の登録馬でこれに該当するのは、カンタービレの1頭となっています。

それから、6歳馬1頭は07年の3着馬スイープトウショウで、このエリザベス女王杯では、3歳時1番人気5着、4歳時2番人気1着、5歳時2番人気2着、そしてこの6歳時は2番人気3着でした。
今回の6歳馬の中では、スイープトウショウのような馬に該当する馬はいません。

あと4歳馬と5歳馬の計17頭の前走は、そのうち11頭が府中牝馬Sで、着順は1着が1頭、2着が2頭、3着が4頭、5着、6着、7着、14着(11年のアパパネ、人気は1番人気)が各1頭となっていました。
その前々走は、7着以上の着順でした。
これに該当する4歳馬、5歳馬は、フロンテアクイーン、ミスパンテールの2頭となっています。

残り6頭は、98年1番人気3着のエアグルーヴ(前走札幌記念1番人気1着)、03年10番人気3着のタイガーテイル(前走カナダG1戦2着)、05年4番人気3着のアドマイヤグルーヴ(前走天皇賞(秋)17番人気17着)、12年5番人気3着ピクシープリンセス(前走1000万下条件戦1番人気1着)、16年2番人気3着ミッキークイーン(前走ヴィクトリアマイル1番人気2着)、17年3番人気3着ミッキークイーン(前走宝塚記念4番人気3着)となっています。
今回の5歳馬で、前走G1だった馬はいません。
また、前走G1以外で1番人気1着だった馬もいません。



毛色は、連対馬では
鹿毛が23頭と圧倒的に多く、続いて栗毛、黒鹿毛が各8頭、青毛、青鹿毛が各2頭、芦毛が1頭となっていました。

3着馬では、鹿毛が13頭、栗毛が5頭、黒鹿毛が2頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっています。


以上ですが、今年も有力馬揃いで難しそうですね。

データ通りに消すか、準じる所で勝負するか、データに合致していない馬も入れるか、ここは今年もかなり悩むところです。
また、96年以降、3着以内に連続2年ないし3年入った馬が11頭いますので、今回出走して来た昨年1着だったモズカッチャン、2着だったクロコスミアの2頭の取捨選択は、非常に重要なポイントとなりそうですね。
いずれにしても、上記のデータを参考にしながら、かつ勘も働かせて、じっくり1頭1頭検討して結論を出していこうと思います。

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