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第64回 朝日チャレンジカップのデータ [競馬データ]

5日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


この朝日チャレンジカップは、一昨年の11年までは、9月に阪神での2000m芝として施行されていました。

元々は、秋の天皇賞へのステップレースとしての色彩が強いレースでした。
しかし、昨年からは、この12月の第2週に移して、同じ阪神で、1800m芝に距離が変わって行われることになりました。
さらに、別定からハンデ戦に条件も変わりました。
今回で2回目になります。

参考になるレースと言えば、昨年までこの同じ時期に阪神1800m芝で行われていた「鳴尾記念」が該当するかと思います。
ただ、このレースは別定戦でしたので、その辺りは微妙なところではありますけれど。
とりあえず、この鳴尾記念のデータを参考までに挙げていきたいと思います。
阪神競馬場の大改装後の06年以降、11年までの6年間、連対馬12頭、3着馬7頭(同着含む)からです。
そして、その項目ごとに、昨年行われた朝日チャレンジカップのデータを載せていきたいと思います。


まず人気の組み合わせですが、1着-2着-3着の順で見ていきますと、
06年 「1番人気-2番人気-3番人気」 3連単12490円
07年 「8番人気-3番人気-(5番人気、4番人気)」(3着馬は同着)3連単124220円と102930円
08年 「1番人気-3番人気-13番人気」 3連単は48770円
09年 「7番人気-4番人気-2番人気」 3連単は60260円
10年 「2番人気-1番人気-4番人気」 3連単は5660円
11年 「4番人気-6番人気-1番人気」 3連単は27480円
このように、過去6年間の人気の傾向はとらえどころのないものとなっていました。
その中で1番人気は6年中3年で連対(3着以内は4年)しています。

さて昨年の朝日チャレンジカップでは、
12年 「6番人気-4番人気-13番人気」 3連単は901440円
と大荒れの結果となりました。
ちなみに4着には、3着とクビ差で17頭中17番人気のキングストリートが後方から突っ込んで入っていました。



枠順は、06年から順に、
「2枠-5枠-2枠」
「2枠-2枠-(7枠、8枠)」
「8枠-7枠-7枠」
「8枠-4枠-7枠」
「8枠-7枠-5枠」
「8枠-2枠-7枠」
となっていて、こちらも内枠、外枠と二分されていてとらえどころのない傾向となっています。
ただ、最初の06年を除けば、あとの5年は、同着も含めて「7枠」と「8枠」が仲良く同時に3着以上入っていて、特に08年以降4年連続で8枠が1着になっています。

昨年の朝日杯チャレンジカップでは、
「5枠-2枠-3枠」
となっていて、06年に近い出目となっていました。



年齢では、同じく06年から順に、
「3歳-3歳-4歳」
「6歳-5歳-(5歳、3歳)」
「5歳-4歳-3歳」
「6歳-4歳-4歳」
「3歳-3歳-3歳」
「3歳-3歳-3歳」
と、こちらも傾向としては統一性がありませんが、6年中5年で「3歳馬」が少なくとも1頭は3着以内に入り、06年、10年、11年の3年で連対を独占、さらに10年、11年では3着以内も独占していました。

昨年の朝日チャレンジカップでは、
「5歳-5歳-7歳」
と、07年に近い結果となり、2頭出走していた3歳馬は7番人気5着と2番人気12着と振るわず、代わりに3着にそれまで一度も入らなかった7歳馬が入りました。



毛色では、同じく06年から順に、
「栗毛-黒鹿毛-青鹿毛」
「青鹿毛-栗毛-(黒鹿毛、鹿毛)」
「栗毛-黒鹿毛-栗毛」
「鹿毛-栗毛-鹿毛」
「鹿毛-鹿毛-栗毛」
「鹿毛-青鹿毛-鹿毛」
となっていて、6年中昨年を除く5年で栗毛馬が3着以上に入っており、そのうち06年から09年までの4年間は連対馬の中に入っていました。
その栗毛馬が3着以内に入らなかった昨年は、栗毛馬そのものが13頭中1頭(スマートギア、9着)しか出走していませんでした。

昨年の朝日チャレンジカップでは、
「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
となっていて、3着に栗毛馬が1頭は入りました。
その馬は、13番人気のタガノエルシコで、昨年出走した栗毛馬は全部で5頭出走していました。

今回の出走馬18頭で栗毛馬は8頭います。


血統では、1着馬は、06年と08年でグラスワンダーを父に持つサクラメガワンダーが勝っていますが、サクラメガワンダーのBMS(母の父)はサンデーサイレンス、あと2年、07年と09年のそれぞれの勝ち馬、ハイアーゲームとアクシオンの父はサンデーサイレンス、要は、06年から09年までの4年の勝ち馬すべてサンデーサイレンスが絡んでいたことになりました。

10年の勝ち馬ルーラーシップ(父キングカメハメハ、BMSトニービン)も、11年の勝ち馬レッドデイヴィス(父アグネスタキオン、BMSトニービン)にもサンデーサイレンスは絡んでいませんでした。
ただし、10年の初頭にアクシオンが勝って以来サンデーサイレンス産駒の勝ち星はなくなっていますので、それ以降のサンデーサイレンス絡みとなりますとBMSがサンデーサイレンスの馬のみということになります。

昨年の朝日チャレンジカップでの1着馬ショウリュウムーンの父は、キングカメハメハ、BMSはサンデーサイレンスの仔、ダンスインザダークでした。

ちなみに今回の出走馬でBMSがサンデーサイレンスなのは、カルドブレッサー、ゴットフリート、ダノンプログラマー、フェデラリスト、マイネルラクリマの5頭となっています。
2着馬6頭の父は、サンデーサイレンス(06年)、マーベラスサンデー(09年)、マンハッタンカフェ(10年)、アグネスタキオン(11年)のサンデーサイレンス系4頭と、フレンチデピュティ(07年)、チーフベアハート(08年)のノーザンダンサー系2頭となっています。
3着馬では、同着を含めて7頭を見てみますと、06年の3着馬(キングヘイロー×スキャン)以外の6頭はすべてサンデーサイレンス系が絡んでいました。

昨年の朝日チャレンジカップの2着馬アドマイヤタイシの父は、ノーザンダンサー系のシンングスピール、BMSはミスタープロスペクター系となっていました。
3着馬タガノエルシコの父は、ブライアンズタイムの仔マヤノトップガン、BMSは、サンデーサイレンスの仔、ダンスインザダークでした。



臨戦過程では、連対馬12頭の前走を見てみますと、前走G1だったのが7頭(天皇賞(秋)が3頭、菊花賞が2頭、マイルCS、日本ダービーが各1頭)、アルゼンチン共和国杯が2頭、京都新聞杯、オープン特別(カシオペアS)、準オープン特別が各1頭となっています。

昨年の朝日チャレンジカップの1着馬の前走は、スワンSで、2着馬の前走は、福島記念となっていました。

3着馬6頭では、オープン特別が4頭(アンドロメダSが2頭、カシオペアS、トパーズSが各1頭)、日本ダービー、菊花賞、札幌記念が各1頭となっていました。

朝日チャレンジカップの3着馬の前走は、オープン特別(カシオペアS)となっていました。



以上ですが、鳴尾記念はデータ的にはとらえどころがないのでかなり難解ですね。
強いて言えば、「栗毛馬」に要注意というところでしょうか。
あと、昨年の朝日チャレンジカップからハンデ戦になっていますので、その辺りも考えなくてはなりません。
ちなみに、昨年は、「54kg-55kg-55kg」という重量の順番で決まっています。(ハンデ頭は58kg、8番人気11着、あと57kg2頭、56kg5頭となっていて、55kgも5頭でそのうち2頭が2着、3着、54kgは3頭でそのうち1頭は1着、それ以下は50kgの1頭(14番人気14着)のみ)

ともかくも、
上記の過去のデータを丁寧に整理しながら、今年も、少しでも傾向をつかんで結論を出していこうと思います。


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