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第70回 中山金杯のデータ [競馬データ]

あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>


では今年も、一昨年までのデータに昨年のデータを加味して展開していきたいと思います。
まずは、中山と京都の両金杯ですが、毎年なかなか勝てず、しょっぱなからつまずいての始まりが続いています(^^;
でも、やっぱり最初はしっかりと勝ちたいですね。
では、まずは今年も中山金杯のデータから。


96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降26年、連対馬54頭、3着馬27頭からです


まず今回も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、4歳馬と6歳馬の15頭でした。
まずは4歳馬の15頭の前走を見てみますと、そのうち重賞だったのは、
94年1番人気2着 前走菊花賞9番人気2着だったステージチャンプ
09年2番人気2着 前走中日新聞杯2番人気2着だったヤマニンキングリー
11年1番人気1着 前走中日新聞杯で6番人気2着だったコスモファントム
16年3番人気1着 前走福島記念2番人気1着だったヤマカツエース
18年1番人気1着 前走アルゼンチン共和国杯3番人気3着だったセダブリランテス
18年2番人気2着 前走福島記念2番人気1着だったウインブライト
19年7番人気2着 前走チャレンジカップ5番人気3着だったステイフーリッシュ
の7頭となっていました。
その7頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着、G3の富士S13着、G3のラジオNIKKEI賞1着、G2の毎日王冠10着、G1の菊花賞11着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
今回の明け4歳の出走馬は、ココロノトウダイ(前走3勝クラス1番人気1着、前々走セントライト記念8番人気8着)、ダーリントンホール(前走日本ダービー5番人気13着、前々走皐月賞6番人気6着)、ディープポンド(前走菊花賞7番人気4着、前々走神戸新聞杯4番人気4着)の3頭となっています。
過去のデータから見れば、この3頭はさすがに厳しい感がしますが、その中でディープポンドがまだ近い位置にいる感もいたします。
昨年は、4歳馬の出走馬が2頭と少ない中、上位3頭がすべて6歳馬でした。
ただ、4歳馬が絡むことが多いのでここは悩むところです。

そして、その昨年上位3頭を独占した6歳馬ですが、昨年一昨年まで一番多かった4歳馬の15頭に並びました。
6歳馬のその共通項を探ってみますと、近3走で、15頭中13頭は、1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。(残り2頭は、92年6番人気1着トウショウファルコ、14年5番人気1着のオーシャンブルー)
昨年、8頭と最も多く出走していた6歳馬ですが、今回登録している明け6歳馬は3頭と少なくなりました。
その3頭とも近3走で重賞で掲示板に載った経験馬で、3走前に小倉記念で10番人気1着だったアールスター、前走福島記念2番人気1着、3走前函館記念3番人気3着だったバイオスパーク、3走前マーメイドS3番人気3着だったリュヌルージュとなっています。
ちなみに、近3走、重賞で掲示板に載らなかったトウショウファルコは、前走、3走前それぞれでオープン特別1着、オーシャンブルーは、前の前の年の有馬記念で2着となっていました。

続いて多かったのは、54頭中14頭と、4歳馬と6歳馬に僅差の5歳馬でした。
その共通項は、その14頭の当日人気が1番人気、2番人気が各3頭、3番人気が2頭、4番人気が3頭、5番人気が1頭、6番人気が2頭と比較的上位人気になっていたことでした。
また前走の着順も見てみますと、1着が6頭、あと3着が1頭、4着が3頭、5着が1頭、7着が1頭(マイルCS)、9着が1頭(オープン特別1番人気)、10着が1頭(富士S10番人気)と、14頭中11頭が掲示板に載っていました。
昨年の5歳馬の出走は2頭、そのうち上位人気の4番人気ギベオンは10着と敗れましたが、前走は9着でした。
今回出走している明け5歳馬は6頭、とりあえずは、前走の着順と当日の人気に要注意です。

あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が8頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計10頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
過去12年では、8歳以上の上位3着以内はなく、7歳馬は、連対馬5頭、3着馬2頭と、4歳馬より多く連対しており、5歳馬、6歳馬に匹敵するほど3着以内に入っています。
まず今回8歳馬以上では、8歳馬のマウントゴールドとロードクエストの2頭が出走しています。
アサカディフィート以来の8歳馬の連対となるでしょうか。

あと7歳馬の8頭ですが、一応今回も過去の連対した年を挙げておきたいと思います。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年までは連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対と、また3年連続と複数年で連に絡みました。
それからしばらく空いて、13年に連対(1着)いたしました。
その時の当日の人気ですが、先の3頭は
7番人気(93年2着カリブソング)
10番人気(94年1着ヒダカハヤト)
13番人気(95年2着ゴールデンアイ)
といずれも穴をあけていましたが、その後の7歳馬は
08年の2着エアシェイディは2番人気
09年の1着アドマイヤフジは4番人気
10年の1着アクシオンは1番人気
10年2着のトウショウシロッコは5番人気
13年1着のタッチミーノットは2番人気と
ほぼ上位人気となっていました。
また、08年以降の5頭に関しては、前3走内で重賞掲示板に載る経験をしていました。
それから、その7歳馬8頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤト、タッチミーノットを除く半分の4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬8頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回7歳馬は3頭出走していますが、そのうちカデナのBMSがノーザンダンサー系で2走前の毎日王冠で4着となっていました。
あと2頭も、ウインイクシードのBMSはナスルーラ系、テリトーリアルは父がノーザンダンサー系で、3頭とも前3走内で1回重賞で掲示板に載っていました。
とりあえずは、7歳馬の当日の人気には要注意です。
ちなみに、8歳馬の2頭、マウントゴールドのBMSはナスルーラ系、ロードクエストのBMSはノーザンダンサー系となっています。


次に3着馬の年齢も見てみますと、最も多いのが4歳馬と6歳馬の8頭で、まずは4歳馬では、その臨戦過程は前走1着か、3走以内の重賞で掲示板に載っていました。
明け4歳馬2頭のうち、前走1着だったココロノトウダイ、3走前の共同通信杯1着だったダーリントンホール、前3走すべて掲示板に載っていたディープポンドの出走馬4歳馬の3頭は該当しています。
昨年4歳馬に並んだ6歳馬の3着馬8頭は、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回の6歳馬の出走馬、アールスター、バイオスパーク、リュヌルージュ、3頭とも該当しています。
続いて、5歳馬と7歳馬が各5頭で、5歳馬5頭では、そのうち4頭の前走は4着以上(もう1頭は3走前1着)となっていました。
今回の5歳馬6頭では、シークレットラン、ショウナンバルディ、ヒシイグアス、ロザムール、ヴァンケドミンゴの5頭が前走4着以上となっています。
残る前走4着以上を外したマイネルサーパスは、5走前で1着となっています。
7歳馬5頭では、前走すべて掲示板に載っていました。
今回の7歳馬の出走馬3頭では、ウインイクシード(前走5着)の1頭が前走掲示板に載っていました。
あと、8歳馬が1頭いましたが、前走は中日新聞杯9番人気3着、前々走は鳴尾記念9番人気5着でした。

今回の8歳の登録馬2頭は微妙な臨戦過程となっています。

3着馬の当日の人気ですが、1番人気が4頭、2番人気が1頭、3番人気が2頭、4番人気、5番人気が各4頭と5番人気以上は、27頭中15頭となっていました。
残り6番人気以下12頭は、8番人気が2頭、9番人気が3頭、10番人気が2頭、11番人気が3頭、12番人気、15番人気が各1頭と、結構人気薄馬も入って来ています。

次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬54頭中25頭(ナスルーラ系とのクロス5頭含む)いました。
続いてナスルーラー系も54頭中22頭(ノーザンダンサー系とのクロス5頭含む)いて、ノーザンダンサー系といい勝負をしています。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが27頭中15頭(ナスルーラ系とのクロス1頭含む)、ナスルーラー系絡みが27頭中9頭(ノーザンダンサー系とのクロス1頭含む)となっていて連対馬と同じ傾向となっています。
特にノーザンダンサー系絡みの馬は、95年、99年、12年、14年を除いて、27年中残りの23年で少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
対してナスルーラ系絡みは、92年から07年まで14年連続少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
08年以降13年間では、12年、14年、17年、18年、19年の5年で3着以内に入っていました。
代わりに08年以降の13年間、10年、17年を除く11年でミスタープロスペクター系絡みの馬が、3着以内に1頭ないし2頭入っています。


毛色ですが、1着馬では鹿毛が11頭、黒鹿毛が10頭、続いて栗毛が4頭、栃栗毛、芦毛が各1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が10頭と最も多く、続いて鹿毛が8頭、栗毛が5頭、芦毛が4頭となっていました。
3着馬では鹿毛が10頭、黒鹿毛が9頭と僅差、続いて青鹿毛と栗毛が各4頭となっていました。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。


また、別の観点からも見てみます。

12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は27頭中8頭、2着馬は27頭中10頭、3着馬は26頭中13頭となっています。
08年以前は、06年を除いて少なくとも1頭前走中山競馬場を走った馬が1頭3着以内に入っていましたが、09年以降は10年と12年と17年と19年の4年のみとなっています。
その09年、前走中山競馬場を走った馬は、出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で、3着以内に入ったのは2着の1頭、同じく11年は16頭中4頭で3着以内はなし、12年は16頭中7頭がいて2着に1頭入っています。

その後、13年は16頭中3頭、14年は16頭中8頭もいながら、また15年は17頭中2頭でしたが連続1頭も入りませんでした。
16年に至っては、出走馬13頭中前走中山競馬場を走った馬自体が1頭もなしとなっていました。
逆に17年は13頭中10頭で、3着以内3頭とも前走中山競馬場を走った馬で占められました。

ところが、続く18年ではまた1頭も前走中山競馬場を走った馬はいませんでした。
19年の16頭では、4頭の前走中山競馬場を走った馬がいて、前走中山のオープン特別で1着だったアドマイヤリードの4着が最高で、1頭も3着以内には入りませんでした。
昨年20年は、5頭の前走中山競馬場を走った馬がいて、前走中山のディセンバーS2番人気2着だったウインイクシードが6番人気で2着に入っています。
とりあえずは前走中山競馬場を走った馬の出走数は考慮に入れることは必要かと思います。
今回の出走馬では、3頭の前走中山競馬場を走った馬が出走されています。


あと、1番人気ですが、さらに広げて86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去33年で見てみますと、14頭が連対ということで、連対率は低くなっています。(3着には5頭入っています)
また、複数年数連続で3着以内をはずしたのは、91年から93年までの3年間、06年から09年の4年間となっていました。
最近は、13年以降、18年までの6年連続3着以内に入っていましたが、続く19年は12着、昨年20年は7着となっています。


以上ですが、さて毎年書いていますが、データはデータとして、やはり金杯は運が左右しますね。
それはどのレースでも言えるのですが、特にこの両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。

一昨年は、1着から7着まで、昨年は1着から5着まで0.2秒以内でした。
ということで、今年も一応はデータを基にしながらも、勘をしっかり働かせながら検討していこうと思っています。
今年もがんばります。


タグ:中山金杯
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