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第73回 皐月賞のデータ [競馬データ]

11日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


昨年までと同じ流れで見ていきます。
89年以降、11年の東京競馬場代替開催を除く23年、連対馬46頭、3着馬23頭からです。



まず、前走のレース別の傾向からです。
一番多かったのは「若葉S」で15頭いました。
途中で開催が中山から阪神に変わっていますが、その内訳は中山開催9頭、阪神開催6頭となっています。
その阪神に変わってからの傾向ですが、連対した6頭のうちノーリーズンとシックスセンスの2頭は、いずれもこの皐月賞では単勝オッズが万馬券でした。(ノーリーズンは15番人気単勝オッズ115.9倍、シックスセンスは12番人気単勝オッズ124.0倍)
あと残り4頭は、まず1頭は07年1着となったヴィクトリーで、7番人気単勝オッズ17.3倍となっていました。
もう1頭は09年2着のトライアンフマーチで、8番人気単勝オッズ51.3倍となっていました。
そしてもう1頭は10年2着のヒルノダムールで、6番人気単勝オッズ10.7倍となっていました。
最後の4頭目は昨年12年2着のワールドエースで、それまでと一転、2番人気単勝オッズ3.2倍と上位人気となりました。

今回前走若葉Sを走っていた出走馬は、7番人気1着のレッドルーラー、9番人気2着のクラウンレガーロ、5番人気4着のインパラトール、6番人気5着のナリタパイレーツ、4番人気6着のマズルファイヤー、1番人気8着のメイケイペガスターの6頭となっています。

続いて多かったのは「弥生賞」で、13頭となっていました。
その着順は4着以上で、前々走は09年1着馬のキャプテントゥーレ(前々走朝日杯FS3着)以外はすべて連対していました。
今回前走弥生賞で4着以上の出走馬は、1着のカミノタサハラ、2着のミヤジタイガ、3着のコディーノ、4着のエピファネイアの4頭となっています。
その4頭の前々走ですが、ミヤジタイガ(前々走若駒S4着)以外連対していました。


続いて「スプリングS」が12頭となっていました。
その連対馬の共通点は、前々走が1着かそうでなければ1番人気となっていました。
今回前走スプリングSの出走馬は、1着ロゴタイプ、2着タマモベストプレイ、4着フェイムゲームの3頭となっています。
その3頭の前々走ですが、いずれも1着1着となっています。


あと残りの6頭の前走ですが、それぞれ、きさらぎ賞、毎日杯、アーリントンC、共同通信杯、400万下、500万下となっていて、6頭とも1着でした。
今回の出走馬で、上記の前走残りのレースで1着だったのは、コパノリチャード(アーリントンC)、クリノヒマラヤオー(500万下特別)の2頭となっています。
あと、前走上記のレース以外で1着だった登録馬は今回いません。


続いて3着馬の臨戦過程も見てみますと、前走のレースで一番多かったのは弥生賞で、23頭中13頭も占めていました。
その着順は、1着が5頭、2着が3頭、3着が2頭、4着、6着、8着が各1頭となっています。
その次に多かったのは、スプリングSの4頭(1着、2着、5着、2着)、そして共同通信杯の2頭(共に1着)、それから毎日杯(1着)、若葉S(1着、2着)、若草S(1着)、京成杯(1着)の各1頭となっています。
また3着馬の前々走ですが23頭すべて連対していました。


次に血統ですが、連対馬で一番多かった父の血統はやはりヘイルトゥリーズン系で28頭いました。
その内訳は、サンデーサイレンス系が22頭(サンデーサイレンスが12頭、フジキセキ、ネオユニヴァースが各2頭、アグネスタキオン、ゴールドアリュール、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ディープインパクトが各1頭)、ブライアンズタイムが6頭となっています。
06年初めてサンデーサイレンス産駒の出走がなくなりましたが、それでも06年から11年を除く12年までの6年間でサンデーサイレンスの孫が12頭中9頭連対していました。
さて今年のサンデーサイレンス系はどうでしょうか。

次に多かったのはノーザンダンサー系の8頭、次いでナスルーラ系の4頭となっています。
しかし、父がミスタープロスペクター系の馬はいまだ連対はありません。
今回の出走馬で父がミスタープロスペクター系は、クリノヒマラヤオー、コディーノ、ラブリーデイ、レッドルーラーの4頭となっています。

3着馬では、一番多かったのは連対馬と同じくヘイルトゥリーズン系で10頭いました。
その内訳は、サンデーサイレンスとブライアンズタイムが各3頭、リアルシャダイとタイキシャトル、グラスワンダー、ディープインパクトが各1頭となっていました。
このディープインパクト産駒での3着ですが、これは昨年のことで、実にこれが中山開催での初めての
サンデーサイレンスの孫の3着入りとなりました。(11年の東京代替開催では、3着にディープインパクト産駒がすでに入っていました)

続いて多かったのはノーザンダンサー系で5頭となっていました。
しかしながら、98年以降12年までは1頭もノーザンダンサー系は3着に入っていませんでした。
あと、グレンソブリン系、ミスタープロスペクター系が各2頭、ハイペリオン系、ナスルーラ系(ブレイベストローマン)、サッカーボーイ、トウカイテイオーが各1頭となっていました。


それから、毎年取り上げていますが、前走弥生賞からの連対馬13頭の中でBMS(母の父)がノーザンダンサー系だった馬は、05年1着のディープインパクトと08年2着のタケミカヅチの2頭のみでかなり厳しいデータとなっています。
例えば、該当する有力どころでは、スペシャルウィーク、メイショウボーラー、アドマイヤジャパンなどは3着となっていました。
ちなみに今年の出走馬で前走弥生賞の中でBMSがノーザンダンサー系なのは、1着のカミノタサハラ1頭となっています。



また臨戦過程に戻りますが、前走の人気では、1番人気が21頭、2番人気が13頭、3番人気が3頭とここまでで連対馬46頭中37頭を占めていました。
さらに前走の着順ですが、1着が22頭、2着が7頭、3着が9頭、4着が4頭、5着が1頭、7着が2頭、8着が1頭となっていましたが、4着以下の8頭は07年の前走4番人気8着のサンツェペリン、08年の前走5番人気4着のキャプテントゥーレの2頭を除きすべて前走1番人気か2番人気でした。
そしてまた、前走1着馬と2着馬の計29頭の前々走はすべて連対していました。

また、前々走を全体的に見てみますと、連対馬46頭中41頭が連対しており、連対をはずした5頭は、3着だった97年のサニーブライアンと08年のキャプテントゥーレ、4着だった04年のダイワメジャーと05年のシックスセンス、5着だった91年のシャコーグレイドとなっていました。
また前々走の人気ですが、46頭中40頭が3番人気以上でした。


毛色は、連対馬では鹿毛が19頭、黒鹿毛が10頭、芦毛が7頭、栗毛が6頭、青鹿毛が3頭、青毛が1頭となっています。
割合を考えますと、鹿毛以外の健闘が目立っています。
3着馬の毛色では、鹿毛が12頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が3頭、青鹿毛と青毛が各1頭とこちらは鹿毛が抜けています。


枠の出目ですが、1番多いのは8枠が9頭で、続いて1枠、3枠、7枠が各7頭となっていました。
そして2枠と5枠が各5頭、4枠と6枠が各3頭となっています。
3着馬では、7枠が5頭、続いて1枠と4枠が各4頭、6枠と8枠が各3頭、3枠が2頭、2枠、5枠が各1頭となっています。


さてもう一つ、過去の連対馬の追い切りのデータも載せておきます。
データは、95年以降17年連対馬34頭からです。

まず、連対馬の中で一番多かったのは、栗東のCWコースの9頭でした。
「栗東CWコース」では、「キリ」のため時計不明だった03年のネオユニヴァース以外の7頭では、1200mで最高が79.2秒、一番かかったのは83.6秒。
最後の1ハロンでは、最高が11.5秒、一番かかったのは12.5秒となっていました。

同じく、栗東「坂路」で追われていた連対馬も9頭で、06年までのデータ(4頭)では、800mは、52秒台が2頭、51秒台が2頭、最後の1ハロンが、最高が12.7秒、一番かかったのは13.5秒となっていました。

ところが、07年優勝したヴィクトリーは、800mが53.1秒、最後の1ハロンが14.5秒で上記の圏内には入っていませんでした。
この馬も実際連対したのですから、坂路の時計がかかった馬にも注意は必要かと思います。
ちなみに、08年1着だったキャプテントゥーレも栗東の坂路で追われていましたが、800mが51.0秒、最後の1ハロンが12.0秒とかなりの好時計をマークしていました。
また、10年2着だったヒルノダムールも栗東の坂路で終われ、800mが51.5秒、最後の1ハロンが12.1秒とこちらも好時計でした。
そして昨年の1着馬ゴールドシップも坂路で追われましたが、800mが55.3秒とそれまでではもっともかかった時計となりました。
しかし最後の1ハロンは12.5秒とまとめています。
同じく昨年の2着馬ワールドエースも坂路で追われ、800mが53.0秒、最後の1ハロンが12.7秒となっていました。


続いて美浦南のWコースが8頭となっていました。
その美浦南Wコースですが、06年までのデータでは、1200mでは、最高が78.4秒、一番かかったのは84.5秒、1000mでは、最高が62.4秒、一番かかったのは68.2秒、最後の1ハロンでは、最高が11.8秒、一番かかったのは13.4秒となっていました。

次に多かったのは、「栗東DWコース」で追われた4頭で、1200mでは、最高が80.3秒、一番かかったのは85.0秒。最後の1ハロンでは、最高が11.4秒、一番かかったのは12.3秒となっていました。
あと、「栗東芝コース」で過去2頭(キングヘイロー、トライアンフマーチ)追われていましたが、時計は標準以上のものでした。

 

また、08年2着となったタケミカヅチは美浦「坂路」で追われましたが、初めてここで追われた馬が連対いたしました。
時計も標準以上のものでした。
あと残り1頭ですが地方の門別で追われたものでした。(コスモバルク)


以上ですが、今年は上記のデータを見る限りではいろいろと悩みそうですね。
ともかく今年も、上記のデータを丁寧に展開しながら結論を出していこうと思っています。


タグ:皐月賞
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