SSブログ

第15回 函館スプリントS [競馬予想]

昨年のこのレースの回顧を読み返しますと、勝った「アグネスラズベリ」の名前を14回も書いておりました。
よっぽど悔しかったのですね。
今は書いた時のことを覚えていないのですが、恐らくこれだけひつこく羅列しているのを見ると、自分で言うのもなんですが、恐らくわざとたくさん書いたのだと思います。
2着3着は入っていたのですからなおさら悔しかったのだと思います。
中でも触れていますが、昨年は、たまたま「アグネスラズベリが良い」という情報をたくさん聞き、それなのにそれを無視して早めに出した結論で勝負し、結局負けてしまったことでかなりのジレンマに陥ってしまったようです。
やっぱり思うのは、データを基本に予想する私が言うのもなんですが、データだけがすべてではないということですね。
最終的には、そういったデータも含めた「情報」の選択もあって(良い情報もあれば反対に悪い情報もありますね)、また「勘」の選択もあって(これも調子のいい時と悪い時がありますね)、またたまには勘と違った、例えば「何で同じ父親の馬が馬番で並んでいるんだろう」などといった「気づき」に対する選択もあって、そういったところを突き詰めて結論を出していかねばならないということでしょう。

と、まだ昨年を引きずっているかのようにウダウダ書いてしまいましたが、それはそれとして、またいつものようにいつもの展開で書いていきたいと思います。
函館で施行された97年以降11年間、連対馬22頭からです。

まず、焦点は「6年連続」牝馬の優勝があるかどうかです。
03年ビリーヴ、04年05年シーイズトウショウ、06年ビーナスライン、07年アグネスラズベリと、昨年まで5年連続で牝馬が勝っています。
まず、本命馬を牡馬にするのか牝馬にするのか、この「二者択一」が大きなポイントかと思います。
ちなみに、それ以前の97年から02年までの6年間では、01年に牝馬のメジロダーリングが勝った以外は牡馬(セン馬も含む)が勝利していました。
全体的には、2着では牡馬(セン馬も含む)が11頭中8頭(牝馬は3頭)、3着馬では牡馬が11頭中9頭(牝馬は2頭)となっています。
ついでに1着馬の人気もここで挙げておきますと、06年1着となった牝馬ビーナスラインが13頭中13番人気(単勝オッズ77.4倍)以外はすべて5番人気以上の上位人気でした。(1番人気3頭、2番人気3頭、3番人気3頭、5番人気1頭)
ちなみに、今回の出走馬で牝馬なのは、ウエスタンビーナス(5歳)、ルルパンブルー(3歳)の2頭です。
その3歳牝馬ですが、11年間で全部で6頭出走していて、最高が99年クールネージュの6着となっています。
また、5歳牝馬ですが、全部で9頭出走していて、そのうち4頭が勝っていました。
このデータを見る限りでは、ウエスタンビーナスの方が分がいいようです。
また、過去牝馬が勝った5年間のそれぞれの牝馬の出走数ですが、03年11頭中3頭、04年15頭頭中1頭、05年16頭中4頭、06年13頭中2頭、07年16頭中3頭となっていて、今年の16頭中2頭は決して少ない出頭数とは言えないように思います。

年齢別で見てみますと、連対馬で1番多かったのは6歳馬の7頭で、次に多かったのは4歳馬と5歳馬の各6頭でした。
あと3歳馬は2頭、7歳馬は1頭となっています。
3着馬では、4歳馬が4頭と最も多く、続いて5歳馬が3頭、3歳馬が2頭、6歳馬7歳馬が各1頭となっていました。
また、優勝馬ですが、5歳馬が5頭と最も多く、あと4歳馬が3頭、6歳馬が2頭、3歳馬が1頭となっていました。

当日人気ですが、一昨年の06年までは、1番人気、2番人気のどちらか、もしくは両方が毎年絡んでいました。(そのうち1番人気-2番人気で決着したのは2回)
しかし、昨年3番人気と6番人気(3着馬は4番人気)との組み合わせで決まりまして、10年間続いていたデータは崩れた形となりました。
さて今年、一昨年までのデータ通り1番人気か2番人気のどちらかかまたは両方を軸の2頭に入れるのか、あるいは昨年崩れたのが今年も続くと見て両方ともはずしてしまうのか、ここは思案のしどころです。
ちなみに、人気別の連対馬の数をあげていきますと、1番人気が6頭、2番人気が6頭、3番人気が3頭と、この上位3番人気までで22頭中15頭占めていました。
続いて、4番人気はなし、5番人気が1頭、6番人気が3頭、7番人気、8番人気が各1頭、そして13番人気が1頭(06年1着のビーナスライン)となっています。
この5番人気以下の連対馬は、すべて二桁台の単勝オッズで、最低11.2倍(6番人気)、最高77.4倍(13番人気)となっていました。
また、3着以内の3頭のうち、単勝一桁台が2頭入っていたのは、11年中8年占めていました。

毛色ですが、圧倒的に「鹿毛」が強いレースとなっています。
内訳は、鹿毛が14頭、黒鹿毛が3頭、栗毛が3頭、青鹿毛、芦毛が各1頭ずつとなっていました。
その鹿毛馬ですが、最初の97年では連対はなかったものの、98年以降昨年まで10年連続で片方か両方で絡んでいました。
また黒鹿毛と青鹿毛の馬は、前走もしくは前々走で1着を経験していました。
また芦毛と栗毛の連対馬3頭のうち1頭はですが、前走と前々走が両方G1となっていました。
3着馬では、鹿毛が5頭、黒鹿毛が4頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっています。

臨戦過程ですが、前走は人気も着順も上位もあれば下位もあって、そのあたり不問となっています。
ちなみに、22頭中前走で掲示板に載っていたのは13頭、それ以下は9頭となっていて、前走二桁着順だったのは4頭でした。
3着馬では、前走掲示板に載っていたのは7頭、それ以下は5頭、二桁は4頭となっていました。
また、前走もしくは前々走で高松宮記念や安田記念などのG1を経た馬が結構見られました。
1着馬では、11頭中7頭、2着馬では5頭、3着馬では3頭となっています。
今回の出走馬で該当するのは、キンシャサノキセキ、ゴスホークケン、タマモホットプレイ、プレミアムボックス、ルルパンブルーの5頭となっています。
その他では、テレビ愛知杯やバーデンバーデンC、CBC賞などの1200m芝の大きなレースを経ている馬の連対も目立っています。
また、前走か前々走で条件戦を経ている馬は、97年2着のマザーメリーが前々走で900万下1番人気1着、昨年06年1着のビーナスラインが前々走準オープン2番人気6着、前走準オープン10番人気11着と2頭いました。
3着馬では、99年3着のコウチエラミーが、前々走準オープン6番人気7着、前走5番人気10着となっていました。
このように、準オープンで臨戦過程で大敗していても、注意は必要のようです。

父の血統ですが、ナスルーラ系が7頭と最も多く、続いてノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系が各5頭、ヘイルトゥリーズン系が3頭、トゥルビョン系、マンノウオー系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が5頭と最も多く、マンノウオー系が2頭、エルバジェ系、サーゲイロード系、ヘイルトゥリーズン系、ナスルーラ系が各1頭となっています。

枠の出目では、4枠5枠8枠が各4頭と最も多く、次に7枠の3頭、それから1枠3枠6枠の2頭、2枠の1頭と続いていました。
3着馬では、2枠が3頭と最も多く、あと、5枠7枠が2頭、3枠4枠6枠8枠が各1頭、1枠がなしとなっています。
というように、枠の出目に関してはあまり特徴がないように思います。

以上ですが、ともかく、上記でクローズアップとなったウエスタンビーナスの情報を気にしながら、しっかり見たり聞いたりしていきたいと思っています。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:競馬

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1