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第38回 ファルコンステークスのデータ [競馬データ]

元々は3歳馬限定で、中京1200mで行われていた重賞でしたが、12年からは、リニューアルされた中京競馬場で初めて1400m芝として施行されているレースとなっています。
いわば、5月に行われるG1のNHKマイルの前哨戦に当たるレースとなっています。
その12年以降、12年間のデータからです。


人気の組合わせと配当ですが、
12年 「4番人気-12番人気-3番人気」 馬連約19180円、3連単は約32万円
13年 「2番人気-11番人気-5番人気」 馬連は8000円台、3連単は約15万円
14年 「1番人気-3番人気-11番人気」 馬連は850円、3連単も4万円台
15年 「14番人気-4番人気-5番人気」 馬連は24640円、3連単は再び63万円台
16年 「2番人気-3番人気-9番人気」 馬連は1960円、3連単は、4万円台
17年 「3番人気-2番人気-6番人気」 馬連1610円、3連単6万円台
18年 「3番人気-7番人気-5番人気」 馬連は5480円、3連単6万円台
19年 「4番人気-3番人気-2番人気」 馬連は2270円、3連単は2万円台
20年 「6番人気-1番人気-8番人気」 馬連は1780円、3連単は5万円台
21年 「3番人気-1番人気-2番人気」 馬連は750円、3連単は6600円
22年 「2番人気-13番人気-6番人気」 馬連は13970円、3連単は23万円台
22年 「8番人気-1番人気-14番人気」 馬連は3540円、3連単は83万円台
となっていました。

その12年間の3着以内のそれぞれの人気の組み合わせは、19年、21年を除いて偶然にもよく似た傾向を辿っています。
着順は違いますけれど、その残る10年では、3着以内には、1番人気から5番人気までの上位人気から1頭ないし2頭が入り、残る1頭ないし2頭では、6番人気が3年、7番人気が1年、8番人気が2年、9番人気が1年、11番人気が2年、12番人気が1年、13番人気、14番人気が2年と、二桁人気が6年を含む、6番人気以下の人気薄の馬がそれぞれ絡んでいました。
その3着に6番人気が来た17年では、4着に12番人気、5着に10番人気が、9番人気が来た16年では、5着に15番人気が、3頭とも4番人気以上だった19年では、4着に11番人気、5着に14番人気、20年では、5着に10番人気が、それぞれ来ていましたので、二桁人気の馬には一応検討が必要かと思います。
ただ18年の二桁人気の馬の最高位は12番人気の9着、21年では10番人気の7着となっています。

その3着以内に入った6番人気以下の馬の内訳は、
12年は「12番人気(単勝オッズ30.8倍)」が2着
13年は「11番人気(同34.4倍)」が2着
14年は「11番人気(同57.6倍)」が3着、
15年は「14番人気(同78.3倍)」が1着
16年は「9番人気(同24.4倍)」が3着
17年は「6番人気(同14.3倍)」が3着
18年は「7番人気(同15.3倍)」が2着
20年は「6番人気(同10.5倍)」が1着、「8番人気(同23.1倍)」が3着
22年は「13番人気(同55.1倍)」が2着、「6番人気(同10.3倍)」が3着
23年は「8番人気(同27.2倍)」が1着、「14番人気(同157.1倍)」が3着
となっていました。
そのうち、人気薄の馬が、12年と13年と22年では共に2着、15年、23年では1着に入ったことによって、結果的に15年は馬連と3連単、23年は3連単とそれぞれ配当が荒れてしまったようです。
19年と21年では上位人気以内で決まりましたが、それ以外の傾向をもし辿るとすれば、6番人気以下の馬が1頭ないし2頭は入るということになります。
そういうことで、とりあえず人気薄の馬の傾向をまず探ってみようと思います。

まず、12年の2着馬ですが、その12番人気の馬、レオンビスティーは前走シンザン記念で10番人気8着でしたが、それまでは新馬戦で3着、それからダート戦の未勝利戦で3回連続2着を経てから未勝利戦勝ちを収め、初めて芝の1200mのオープン戦を勝ってシンザン記念に挑んでいました。
父はサクラバクシンオー、振り返れば距離の長短が死角になっていたものと思われます。
次に13年の2着馬を見てみますと、その11番人気の馬、カシノピカチュウは前走3歳500万下条件戦で4番人気4着。
それまで、新馬戦で勝ってから前走まで8戦500万下のレースを走って勝てなかったところから人気薄になっていましたが、振り返れば、3走前に同じ中京の1400m芝の500万下条件特別なずな賞で17番人気2着と爆走しており、この辺りが死角になっていたものと思われます。
14年の3着馬では、その11番人気の馬、アルマエルナトは前走500万下条件特別3番人気1着。
新馬戦で4着となってからは、未勝利戦で勝つまで5戦、その次のオープン特別で4着を経て、その次が前走500万下特別1着でした。
その後のこのファルコンSでは11番人気でしたけれど、それまでの8戦ではすべて4番人気以上の上位人気、着順もすべて4着以上の上位着順でした。
この辺りが死角になっていたものと思われます。
15年の1着馬ですが、その14番人気の馬、タガノアザガルは前走オープン特別クロッカス賞で6番人気9着。
新馬戦で2着となって、その次走の未勝利戦ではあっさり勝ち、その後は、小倉2歳SやG1の朝日FS、またオープン特別を走るなど、各上の相手に揉まれた経験がありました。

その辺りが死角になっていたものと思われます
16年の3着馬は9番人気シゲルノコギリザメでしたが、新馬戦から4戦ダートで走っていたものの、5戦目の500万下戦の初芝レースでいきなり勝利、続く重賞のシンザン記念では11番人気で3着と、すでに穴をあける素材を持っていたものと思われます。
17年の3着馬は6番人気メイソンジュニアですが、決して人気薄とは言えませんけれど、前々走でオープン特別福島2歳Sを1番人気1着で勝っていながら、前走は地方のG1で6番人気5着となっていたことから人気を落としていたものと思われます。
18年の3着馬は7番人気のアサクサゲンキでしたが、17年と同じく決して人気薄とは言えませんけど、同じく前走G1朝日杯FSで10着となっていたことから、人気を落としていたものと思われます。
20年の1着馬は6番人気のシャインガーネットでしたが、前走重賞のフェアリーSで2番人気でしたが4着で敗れたことで人気を落としていたものと思われます。
もう1頭、8番人気で3着となったヴェスターヴァルト、前走まで条件戦など3番人気以上の上位人気を続けていましたが、初重賞出走となったことで人気を落としていたようです。
22年の2着馬は13番人気のタイセイディバインでしたが、前々走が重賞の京成杯で10番人気10着でしたけれど、それ以外のレース(6戦)ではすべて1番人気か2番人気か3番人気の上位人気で、すべて1800m芝か2000m芝を走っていました。
距離短縮と前走1勝クラス1番人気6着で敗れていたことで人気を落としていたと思われます。
もう1頭、6番人気で3着となったオタルエバー、前々走まで新潟2歳S3着を含む4戦、3着以内に入っていましたが、前走G1朝日杯フューチュリティステークスで7番人気12着となったことで人気を落としていたようです。
23年の1着馬は8番人気のタマモブラックタイでしたが、過去前6走中ダート2戦を除く芝での戦績が、重賞の新潟2歳S(1600m芝)で9着以外の3走、小倉1200mで1着2回、2着1回とすべて連対していましたので、その辺りが死角になっていたかと思います。
もう1頭、14番人気で3着となったサウザンサニー、それまでの過去2走ともダートで、このレースが初芝、この辺りが死角になっていたかと思います。
このサウザンサニー、この後、先週まで7戦中6戦で1200m芝を走っていますが、1着2回、2着3回、3着1回とすべて3着以内に入っています。
でも、サウザンサニーの例のように、レース前ではそのことは知る余地もなく、この人気薄馬が絡んだ理由はあくまで、結果論ではありますけれども。
結果論ついでに、この3着に入った二桁人気6頭の中で、そのうち12年12番人気のレオンビスティー、14年11番人気3着のアルマエルナト、15年15番人気1着のタガノアガザルの3頭は、血統でナスルーラ系が絡んでいました。
それ以外で、3着以内には入りませんでしたが、17年では12番人気ダイイチターミナルが、19年では11番人気ショウナンタイガが、それぞれナスルーラ系絡みの馬が4着に来ていました。
また、6番人気以下の13頭のうち、13年11番人気2着のカシノピカチュウ、16番人気9番人気3着のシゲルノコギリザメ、17年6番人気3着のメイソンジュニア、18年7番人気2着のアサクサゲンキ、23年8番人気1着タマモブラックタイ、同じく14番人気3着のサウザンサニーの6頭はそれぞれの父はノーザンダンサー系でした。
その6番人気以下の13頭の父を見てみますと、ノーザンダンサー系が6頭、ナスルーラ系、サンデーサイレンス系、ミスタープロスター系が各2頭、ブランドフォード系(ノヴェリスト)が1頭となっています。
また、この13頭のそれぞれの枠番ですが、1枠が3頭、2枠が3頭、3枠が2頭、4枠が4頭、7枠が1頭と、その7枠の1頭(22年6番人気3着のオタルエバー)を除き、1枠から4枠の内枠に集中していました。

あと、逆に5番人気以上の上位人気の馬23頭を見てみますと、12年の残り2頭の人気は3番人気と4番人気、13年の残りの2頭の人気は2番人気と5番人気、14年の残りの2頭は1番人気と3番人気、15年の2頭は4番人気と5番人気,16年の2頭は2番人気と3番人気、17年の2頭は3番人気と2番人気、18年の2頭は3番人気と5番人気、19年は4番人気、3番人気、2番人気と3頭共、20年は1番人気、21年は3番人気、1番人気、2番人気と3頭共、22年は2番人気、23年は1番人気となっていて、上位5番人気内から3頭入っていた19年、21年、1頭だった20年、22年、23年以外、それぞれ2頭ずつ入っていました。
その過去12年の5番人気以上の36頭中23頭の父の血統を見てみますと、サンデーサイレンス系が12頭と最も多く、ノーザンダンサー系が5頭、ミスタープロスペクター系が4頭、ブランドフォード系(ノヴェリスト)、ロベルト系(モーリス)が各1頭となっています。


次に、それぞれの年の父の血統を見てみますと、
12年のファルコンSの父の血統は、「フジキセキ(サンデーサイレンス系)-サクラバクシンオー(ナスルーラ系)-ストーミングホーム(ミスタープロスペクター系)」という順で決まりました。
13年は、「クロフネ(ノーザンダンサー系)-スタチューオブリバティ(ノーザンダンサー系)-フジキセキ(サンデーサイレンス系)」
14年は、「キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)-ディープインパクト(サンデーサイレンス系)-ネオユニヴァース(サンデーサイレンス系)」
15年は、「バゴ(ナスルーラ系)-スタチューオブリバティ(ノーザンダンサー系)-キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)」
16年は、「アンライバルド(サンデーサイレンス系)-トーセンファントム(サンデーサイレンス系)-スーパーホーネット(ノーザンダンサー系)」
17年は、「ヴィクトワールピサ(サンデーサイレンス系)-ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)-メイソン(ノーザンダンサー系)」
18年は、「スキャットダディ(ノーザンダンサー系)-ストーミィアトランティック(ノーザンダンサー系)-ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
19年は、「ハービンジャー(ノーザンダンサー系)-ロードカナロア(ミスタープロスペクター系)-ノヴェリスト(ブランドフォード系)」
20年は、「オルフェーヴル(サンデーサイレンス系)-リアルインパクト(サンデーサイレンス系)-ノヴェリスト(ブランドフォード系)」
21年は、「モーリス(ロベルト系)-ファンケル(ノーザンダンサー系)-ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)」
22年は、「イスラボニータ(サンデーサイレンス系)-ルーラーシップ(ミスタープロスペクター系)-リオンディーズ(ミスタープロスペクタース系)」
23年は、「デクラレーションオブウォー(ノーザンダンサー系)-シルバーステート(サンデーサイレンス系)-アtリスマニック(ノーザンダンサー系)」

となっています。
過去12年の上位3頭、合計36頭の血統の絡みを見てみますと、その内18頭がノーザンダンサー系絡みで、その内訳は、12年の上位3頭のBMS(母の父)、また13年の1着馬の父、2着馬の父とBMS、3着馬のBMS、14年の2着馬のBMS、15年の2着馬の父、16年の3着馬の父、17年の3着馬の父、18年の1着馬と2着馬のそれぞれの父とBMS、19年の1着馬の父、20年の2着馬の父、22年の3着馬のBMS、23年の1着馬、3着馬の父、2着馬のBMSが、それぞれノーザンダンサー系となっていました。
また、父を見てみますと、ノーザンダンサー系が11頭となっていましたが、そのうち4頭がストームバード系となっていました。
さらに父がサンデーサイレンス系の馬は63頭中14頭で、そのうち4頭がネオユニヴァース系でした。
残り11頭の父は、ミスタープロスペクター系が6頭、ナスルーラ系、ブランドフォード系が各2頭、ロベルト系が1頭となっています。


次に重賞経験ですが、12年のファルコンSの上位3頭とも過去に出走していました。
そのうち2頭は、2歳時に経験がありました。
13年では、3着馬の3歳時に経験がありました。
14年では、1着馬、2着馬に重賞経験がありました。
そのうち1着馬は2歳時、3歳時両方経験があり、2着馬は3歳時に経験がありました。
15年では、1着馬、2着馬、3着馬ともそれまで重賞経験がありました。
そのうち1着馬と2着馬は2歳時、3着馬は3歳時に経験がありました。
16年では、上位3頭とも経験があり、そのうち、1着馬は2歳時、2着馬は両方で、3着馬は3歳時にそれぞれ重賞経験がありました
17年では、1着馬、2着馬、3着馬ともそれまで重賞経験がありました。
そのうち1着馬は2歳時と3歳時、2着馬、3着馬は2歳時に経験がありました。
18年では、2着馬、3着馬がそれまで重賞経験がありました。
その2着馬、3着馬とも2歳時に経験がありました。
19年では、1着馬と3着馬にそれまでの重賞経験がありました。
その1着馬が2歳時、3歳時両方で、3着馬は2歳時に経験がありました。
20年では、2着馬の2歳時に重賞経験がありました。
21年では、1着馬、2着馬、3着馬ともそれまで重賞経験がありました。
そのうち1着馬と2着馬は2歳時、3着馬は3歳時に経験がありました。
22年では、1着馬、2着馬、3着馬ともそれまで重賞経験がありました。
そのうち1着馬と3着馬は2歳時、2着馬は3歳時に経験がありました。
23年では、1着馬の2歳時に重賞経験がありました。
以上毎年少なくとも1頭は、重賞経験があったことになります。
結局重賞経験がなかったのは、13年の1着馬(2番人気)、2着馬(11番人気)、14年の3着馬(11番人気)、18年の1着馬(3番人気)、19年の2着馬(3番人気)、20年の1着馬(6番人気)、3着馬(8番人気)、23年の2着馬(1番人気)、3着馬(14番人気)の9頭となっています。


次に枠ですが、
12年は「7枠-4枠-8枠」
13年は「1枠-4枠-5枠」
14年は「7枠-3枠-2枠」
15年は「1枠-2枠-4枠」
16年は「3枠-7枠-1枠」
17年は「5枠-5枠-3枠」
18年は「5枠-4枠-4枠」
19年は「8枠-7枠-3枠」
20年は「3枠-5枠-1枠」
21年は「1枠-3枠-7枠」
22年は「1枠-2枠-7枠」
22年は「4枠-2枠-3枠」
となっていました。
3枠が7回、1枠、7枠が各6回、4枠(のべ)、5枠(のべ)が各5回、2枠が3回、8枠が2回それぞれ3着以内に入っています。(6枠はまだありません)


それから臨戦過程ですが、リニューアル後のファルコンSのそれぞれの前走の着順は、
12年「7着(重賞)-8着(重賞)-6着(重賞)」
13年「1着(500万下)-4着(500万下)-6着(500万下)」
14年「2着(重賞)-1着(500万下)-1着(500万下)」
15年「9着(オープン特別)-5着(重賞)-6着(重賞)」
16年「1着(オープン特別)-12着(重賞)-12着(重賞)」
17年「14着(重賞)-3着(重賞)-5着(重賞)」
18年「1着(500万下)-10着(重賞)-8着(重賞)」
19年「5着(重賞)-1着(500万下)-12着(重賞)」
20年「1着(1勝クラス)-1着(オープン特別)-1着(1勝クラス)」
21年「2着(重賞)-1着(重賞)-10着(重賞)」
22年「2着(リスッテッド競争)-6着(1勝クラス)-12着(重賞)」
23年「1着(1勝クラス)-1着(1勝クラス)-1着(未勝利ダート)」
となっていました。
また、その前々走は、
12年「10着(重賞)-1着(オープン特別)-2着(重賞)」
13年「1着(未勝利戦)-3着(500万下)-2着(500万下)」
14年「1着(500万下)-6着(重賞)-4着(オープン特別)」
15年「10着(重賞)-6着(重賞)-1着(500万下)」
16年「1着(500万下)-7着(重賞)-4着(オープン特別)」
17年「4着(重賞)-2着(重賞)-1着(オープン特別)」
18年「2着(500万下)-3着(重賞)-4着(重賞)」
19年「3着(重賞)-1着(新馬)-1着(500万)」
20年「1着(新馬)-8着(重賞)-4着(1勝クラス)
21年「1着(未勝利戦)-1着(未勝利戦)-1着(重賞)」
22年「8着(重賞)-10着(重賞)-1着(1勝クラス)」
23年「2着(1勝クラス)-7着(オープン特別)-10着(新馬ダート)」
となっていて、前々走は重賞を除けば比較的上位着順になっています。


毛色は、
12年「青毛-鹿毛-栗毛」
13年「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
14年「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
15年「黒鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
16年「栗毛-鹿毛-黒鹿毛」
17年「鹿毛-栗毛-鹿毛」
18年「鹿毛-鹿毛-栗毛」
19年「鹿毛-鹿毛-青毛」
20年「栗毛-鹿毛-鹿毛」
21年「鹿毛-鹿毛-鹿毛」
22年「鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」
23年「栗毛-鹿毛-鹿毛」
全体的には、3着以内36頭で、鹿毛馬が15年以外1頭ないし、2頭、3頭絡んでいて20頭と最も多く、続いて栗毛馬が8頭、黒鹿毛馬が5頭、青毛が2頭、青鹿毛馬が1頭となっていました。


以上ですが、とりあえず今年も、人気面のデータを特に重視して検討し結論を出していこうと思っています。

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第58回 フィリーズレビューのデータ [競馬データ]

92年以降、94年中京、95年京都開催を除く30年、連対馬60頭(19年は1着同着)、3着馬30頭からです。
途中で名称変更や96年に開催期日の若干の変更、そして06年暮れには馬場の改装がありましたが、通して施行は変わっていませんし、改装後の内回りもそれまでとほぼ変わっていませんので、そのまま通して見ていきたいと思います。


まず今年も人気の傾向から見ていきます。
よく知られたことですが、1番人気の馬がほぼ期待に応えて連絡みしています。
30年中17年で連絡みしていました。
1番人気で外した13頭は、
98年のロンドンブリッジ(4着)
02年のキタサンヒボタン(3着)
06年のサンヴィクトワール(12着)
08年のエイムアットビップ(10着)
09年のミクロコスモス(4着)
11年のドナウブルー(4着)
13年のサンブルエミューズ(11着)
14年のホウライアキコ(5着)
18年のモルトアレグロ(10着)
19年のアウィルアウェイ(7着)
20年のカリオストロ(4着)
21年のオパールムーン(9着)
23年のブドンドール(6着)
の12頭となっています。
ただ、阪神競馬場改装後の07年以降昨年までの17年間の中では、10回連を外していますので、改装前より期待には応えていないように見受けられます。
ちなみに、連を外した馬のそれぞれの単勝オッズは順に、1.3倍、3.7倍、2.2倍、2.6倍、1.6倍、3.4倍、3.3倍、2.6倍、3.8倍、3.0倍、3.7倍、3.9倍、4.8倍となっていました。
その1番人気をはずした13頭を1頭1頭検証していきますと、まずロンドンブリッジ(98年4着)とキタサンヒボタン(02年3着)は、前年のファンタジーS1番人気1着で制していました。
そのファンタジーSの過去20年の1着馬ですが、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは11頭いて、そのうち連絡みしたのは5頭となっています。
ちなみに最近では、13年出走したファンタジーS2番人気1着馬のサウンドリアーナは2番人気7着と敗れましたが、14年出走したファンタジーS4番人気1着のベルカントは見事1着に輝いています。
しかし15年では、14番人気でファンタジーSを制したクールホタルビは、11番人気13着と敗れています。
16年では、5番人気で制したキャンディバローズは、2番人気3着となっていました。
その後、17年、1番人気で制したミスエルテ、18年、5番人気で制したベルーガ、19年、圧倒的1番人気で制したダノンファンタジー、20年6番人気で制したレシステンシア、21年1番人気で制したメイケイエール、22年2番人気で制したウォーターナビエラの登録は、それぞれありませんでした。
今回は、昨年23年15番人気の人気薄で制したカルチャーデイがその後阪神FS7番人気16着の後、今回出走しています。

それから、サンヴィクトワール(06年12着)の前走ですがエルフィンSで3番人気1着となっていました。
そのエルフィンSの過去29年の1着馬ですが、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは5頭いて、そのうち連絡みしたのは3頭(07年キョウエイマーチ、00年サイコーキララ、04年マルターズヒート)でした。
しかしながら、今年は、1番人気1着でエルフィンSを制したライトバックの出走はありません。

あと1番人気ではずした残り9頭のうち3頭は、エイムアットビップ(08年10着)とミクロコスモス(09年4着)の前走は共にG1の阪神JF3着で、ホウライアキコ(14年5着)は同じくG1の阪神JF7着でした。
その阪神JF(阪神3歳牝馬S)の上位1着~3着の馬で、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは9頭いて、そのうち連絡みしたのは5頭でした。
今年の前走阪神JF上位3頭ですが、2番人気で3着に入ったコラソンビートが出走しています。
あとの6頭のうち5頭の前走は、11年の1番人気4着のドナウブルーは、シンザン記念で1番人気5着、13年1番人気11着のサンブルエミューズは、フェアリーS2番人気3着、18年1番人気10着のモルトアレグロは、紅梅S2番人気1着、19年1番人気7着のアウィルアウェイは、京王杯2歳S1番人気2着、21年1番人気9着のオパールムーンは、阪神JF5番人気6着で、いずれも重賞(4頭)、オープン特別(1頭)で、G1の阪神JF以外は1番人気か2番人気となっていました。
残り1頭は、20年1番人気4着のカリオストロで、前走は1勝クラス2番人気1着でした。

ちなみに、その1番人気が連はずした13回のそれぞれの人気の組み合わせは、
98年は「3番人気-6番人気-2番人気」
02年は「7番人気-5番人気-1番人気」
06年は「3番人気-6番人気-5番人気」
08年は「11番人気-7番人気-4番人気」
09年は「6番人気-3番人気-15番人気」
11年は「3番人気-6番人気-5番人気」
13年は「3番人気-4番人気-11番人気」
14年は「2番人気-13番人気-6番人気」
18年は「8番人気-2番人気-5番人気」
19年は「(12番人気、3番人気)-6番人気」
20年は「5番人気-2番人気-12番人気」
21年は「8番人気-2番人気-11番人気」
23年は「2番人気-7番人気-11番人気」
となっていて、13年中6年で3番人気が、5年で2番人気がそれぞれ連対していました。
ちなみに、阪神競馬場リニューアル後の07年以降昨年までの17年間の間で連対した1番人気の7頭の単勝オッズを見てみますと、
07年1着のアストンマーチャン(1.1倍)
10年2着のラナンキュラス(3.7倍)
12年1着のアイムユアーズ(3.5倍)
15年1着のクイーンズリング(3.6倍)
16年2着のアットザシーサイド(3.3倍)
17年2着のレーヌミノル(1.8倍)
22年2着のナムラクレア(1.7倍)
となっていました。
クイーンズリング(前走500万下特別2番人気1着)以外の6頭の前走は、いずれも前走か前々走はG1の阪神JF(2着2頭、3着、4着、5着、5着)でした。

3着馬の人気も見てみますと、1番人気から5番人気までは30頭中18頭占めていて、あとの下位人気12頭は
7番人気(93年、単勝オッズ29.3倍)
15番人気(97年、単勝オッズ105.3倍)
8番人気(99年、単勝オッズ45.2倍)
15番人気(09年、単勝オッズ79.6倍)
7番人気(12年、単勝オッズ12.8倍)
11番人気(13年、単勝オッズ38.4倍)
6番人気(14年、単勝オッズ11.7倍)
6番人気(17年、単勝オッズ24.1倍)
6番人気(19年、単勝オッズ13.1倍)
12番人気(20年、単勝オッズ45.9倍)
11番人気(21年、単勝オッズ23.4倍)
11番人気(23年、単勝オッズ27.6倍)
となっていました。
その下位人気12頭がそれぞれ3着に入った年の1着には、その12年のうち4年で1番人気の馬が入っていました。(残り8年の1着馬は6番人気、3番人気、2番人気、2番人気、12番人気、5番人気、8番人気、2番人気)


次に前走での人気を見てみることにします。
連対馬で前走1番人気だった馬は60頭中16頭いました。
3着馬では、前走1番人気だったのは29頭中6頭のみでした。
続いて、連対馬で前走2番人気だったのは8頭、続いて3番人気が11頭、4番人気が7頭、5番人気が5頭となっていました。
結局、連対馬の前走1番人気から5番人気までの上位人気は、58頭中48頭も占めていることになります。
それ以下の10頭の前走の人気ですが、
6番人気(フェアリーS1着)
11番人気(阪神JF2着)
7番人気(フェアリーS2着)
8番人気(阪神JF2着)
14番人気(阪神JF17着)
8番人気(エルフィンS4着)
7番人気(阪神JF5着)
11番人気(阪神JF17着)
10番人気(阪神JF5着)
6番人気(阪神JF5着)
となっていました。

3着馬も同じく、前走1番人気から5番人気までの上位人気は30頭中24頭占めています。
あとの前走下位人気6頭の前走の人気ですが、
7番人気(エルフィンS3着)
9番人気(エルフィンS9着)
12番人気(阪神JF10着)
9番人気(クイーンC4着)
12番人気(阪神JF4着)
14番人気(阪神JF6着)
となっていました。


次に前走のレースの条件別では、連対馬では重賞が24頭、オープン特別が16頭、500万下戦が17頭、未勝利戦が3頭となっていました。
その前走500万下条件戦の馬17頭ですが、そのうち06年6番人気2着馬のユメノオーラ(前走3番人気1着)、07年10番人気2着馬のアマノチェリーラン(前走4番人気1着)、08年7番人気2着馬のベストオブミー(前走2番人気1着)、13年1着のメイショウマンボ(前走2番人気1着)、同4番人気2着のナンシーシャイン(前走5番人気1着)、15年1着のクイーンズリング(前走2番人気1着)、15年2着のペルフォカ(前走2番人気1着)、18年2着のアルコールブリュ(前走3番人気1着)の8頭を除く9頭は前走1番人気でした。
今回の出走馬14頭中で前走1勝クラス(500万下条件戦)だった馬は4頭いますが、その中で前走1番人気だった馬の出走はありません。
前走2番人気から5番人気の間で1着だったのは、オメガウインク(2番人気1着)、バウンシーステップ(2番人気1着)の2頭となっています。
3着馬の前走では、重賞だったのは9頭(阪神JF6頭、クイーンカップ3頭)、オープン特別だったのは9頭、500万下戦(1勝クラス)が11頭(そのうち1番人気は5頭)となっていました。


毛色は、1着馬では、鹿毛が13頭、栗毛が9頭、黒鹿毛が7頭、芦毛と青毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が14頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が5頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛と青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が16頭、芦毛が5頭、黒鹿毛が4頭、栗毛が3頭、青鹿毛が2頭となっていました。
いずれにせよ、鹿毛馬の強いレースとなっています。(ここ13年では、11年の鹿毛馬の最高位は4着、12年では最高位は8着とこの2年は上位3頭には入っていませんでしたが、13年は上位3頭とも鹿毛馬、14年、15年はどちらも最高位3着、16年は2着、3着、17年は3着、18年は1着、19年は1着、2着、20年は2着と8年連続少なくとも1頭3着以内に入っていました。
その後、21年は最高位4着でしたが、22年は最高位1着と再び複勝圏内に入り、昨年23年は最高位2着となりました。)


父の血統の主なところでは、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が25頭(そのうちサンデーサイレンスが6頭)、続いて、ミスタープロスペクター系が15頭、とノーザンダンサー系が9頭、ナスルーラー系が7頭となっています。
3着馬の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が13頭(10頭がサンデーサイレンス系統、1頭がブライアンズタイム系)、ナスルーラー系も6頭、ノーザンダンサー系が5頭となっていました。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
ここ17年では1番人気は7連対とちょっとその取捨選択も難解ですね。
とりあえず今年も人気とオッズが出てから、上記のデータを検証しつつ検討していこうと思っています。

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第60回 金鯱賞のデータ [競馬データ]

16年までは12月に行われていた金鯱賞でしたが、17年からは、新しくG1になった「大阪杯」の前哨戦として、この3月に移ってきています。
12月に行われていたそれまでの金鯱賞のデータはありますが、ここは、16年までこの3月に行われていた、同じ施行距離「中京2000m芝」の重賞、「中日新聞杯」のデータを取り上げていきたいと思います。
その上で、3月に行われた金鯱賞の17年から昨年23年までの7年間のデータを各項毎その後に載せていきます。
中京競馬場がリニューアルになった12年以降、16年までの5年間の中日新聞杯と17年から昨年23年までの、3月施行での金鯱賞からです。
ただ、中日新聞杯はハンデ戦、金鯱賞は別定戦、違いはありますが、そのままで見ていきたいと思います。


まず中日新聞杯の上位3着までの人気の組み合わせですが
12年 「6番人気-9番人気-1番人気」
13年 「5番人気-1番人気-3番人気」
14年 「10番人気-3番人気-4番人気」
15年 「5番人気-2番人気-6番人気」
16年 「1番人気-9番人気-13番人気」
の順で決まりました。
この5年間を見る限りではまだ人気面では傾向はつかめないようですね。
ただ、5年中3年で1番人気が3着以内に入っていて、あとの2年の最上位人気は、それぞれ2番人気、3番人気で、とりあえずは上位3番人気以内から1頭選ぶことが基本のようです。
さて金鯱賞ですが、  ()内は出走数
17年 「1番人気-7番人気-13番人気」(16頭)
18年 「1番人気-8番人気-2番人気」(9頭)
19年 「2番人気-5番人気-1番人気」(13頭)
20年 「1番人気-8番人気-6番人気」(12頭)
21年 「10番人気-1番人気-6番人気」(10頭)
22年 「1番人気-2番人気-5番人気」(13頭)
23年 「1番人気-3番人気-6番人気」(12頭)
となっていました。
まだ7年ですけれど、7年連続1番人気が3着以内に入っていて7年中5年で1着となっています。
17年、21年は、14年、16年の中日新聞杯と似た組み合わせで、3連単の配当は10万円以上となりましたが、残りの中の18年、19年、22年、23年は1番人気と、2番人気か3番人気が共に3着以内に入っていて、3連単の配当も2万円台、1万円台、1万円台、1万円台と、13年の中日新聞杯に近い比較的平穏な結果となっていました。
また残る20年は、頭数の差はありますが、16年の中日新聞杯と似た組み合わせとなっています。
ただ、配当が中日新聞杯での16年では荒れましたが、20年では、1着に圧倒的1番人気のサートゥルナーリアが入りましたので、意外とこの組み合わせにしては少ない配当となりました。


中日新聞杯のその1番人気の馬ですが、
12年の1番人気はダノンバラードで、単勝オッズは2.9倍、着順は3着でした。
13年ではアドマイヤタイシが1番人気で、単勝オッズは4.0倍、2着と連対を果たしました。
14年の1番人気はアンコイルドで、単勝オッズは3.8倍、着順は7着でした。
15年ではダノンジェラートが1番人気で、単勝オッズは4.6倍、着順は7着でした。
16年の1番人気はサトノノブレスで、12年以降初めて1着となりました。
ただ、単勝オッズは5.6倍、これを見る限り、単勝オッズの高さ低さはあまり関係ないように見えます。
金鯱賞では、
17年の1番人気はヤマカツエースで、単勝オッズは3.6倍、着順はその前年の中日新聞杯に続いて1着となりました。
18年の1番人気はスワーヴリチャードで、単勝オッズは1.6倍、16年の中日新聞杯から1番人気は3年連続で1着となっています。
19年の1番人気はエアウインザーで、単勝オッズは3.0倍、結果は3着となっています。
20年の1番人気はサートゥルナーリアで、単勝オッズは1.3倍と圧倒的な人気で、それに応え1着となりました。
21年の1番人気はデアリングタクトで、単勝オッズは1.4倍、結果は2着となっています。
22年の1番人気はジャックドールで、単勝オッズは2.0倍、結果は1着となっています。
23年の1番人気はプログノーシスで、単勝オッズは2.5倍、結果は1着となっています。
これで、中日新聞杯、金鯱賞を通して過去12年、1番人気は、(6.2.2.2)の成績で、金鯱賞のみでは(5.1.1.0)と、昨年までではある程度信頼性があるように見えます。


それから3連単の配当ですが、
12年の3連単は54410円と高配当でしたけれども、中京競馬場リニューアル以前の配当よりは見劣りするものでした。
13年は17230円と、それまでを通して最低の配当を記録しています。
14年は141450円と10万円以上馬券となりました。
15年は50580円と12年と同じくらいの配当となりました。
16年は251670円と14年に続き10万円以上馬券となっています。

金鯱賞では、
17年は192050円と14年、16年に続き10万円以上馬券となっています。
18年は24410円と、13年に近い最低の配当となっていました。
19年は11040円と、さらに前年より配当は低くなりました。
20年は14440円と、上記で触れたように、人気の組み合わせとしては、配当は低いものとなりました。
21年は783010円と、最低人気で単勝万馬券の馬が1着となったことから、14年、16年、17年に続き10万円以上馬券となりました。
22年は10610円と、それまでより一番低い配当となりました。
23年は14340円と前年とは一転、19年、20年と同じくj、1万円台の配当となりました。
よって、過去12年中4年で10万円以上馬券、5万円台が2回、2万円台が1回、1万円台が5回となっています。
この配当に関しては、今年は荒れるのか荒れないのかの判断は難しいところですね。


次に臨戦過程ですが、
12年の連対馬の前走は、それぞれ小倉大賞典で10番人気2着、12番人気4着となっていました。
しかしながら、それまでの5走はそれぞれ、5走中掲示板に1回も載らず、5走中連対なし、4着1回となっていました。
13年の連対馬の前走は、それぞれアメリカJCC4番人気4着、中山金杯4番人気2着となっていました。
また、その前までの5走を見てみますと、それぞれ5走中4連対1着3回、5走中3連対、3着1回と12年とうってかわって臨戦過程は上位着順中心となっていました。
14年の連対馬の前走は、それぞれ1600万下特別戦3番人気1着、京都記念3番人気4着となっていました。
また、その前の5走を見てみますと、それぞれ5走中2連対、3着2回4着1回、5走中3連対と、こちらも上位着順中心になっていました。
15年の連対馬の前走は、それぞれアメリカJCC11番人気5着、中山金杯5番人気3着で、その前の5走はそれぞれ5走中2連対、4着1回、5走中2連対、4着1回でした。
16年の連対馬の前走は、それぞれ日経新春杯4番人気3着、オープン特別1番人気2着で、その前の5走はそれぞれ、5走中連対なし、3着2回、4着1回、5走中1連対、3着3回でした。
この過去5年連対馬10頭の前走の着順をまとめてみますと、1着1頭、2着3頭、3着2頭、4着3頭、5着1頭とすべて掲示板に載っていました。

続く金鯱賞では、
17年の連対馬の前走は、それぞれ有馬記念8番人気4着、小倉大賞典11番人気4着で、その前の5走はそれぞれ5走中1連対(前年の12月の金鯱賞)5着1回、5走中3連対3着1回となっていて、こちらも中日新聞杯を継承しているように見えます。
18年の連対馬の前走は、それぞれ有馬記念2番人気4着、海外の凱旋門賞11番人気16着で、その前の5走はそれぞれ5走中3連対4着1回、5走中3着1回となっていて、初めて1頭、前走で掲示板を外した馬が連対しました。
19年の連対馬の前走は、それぞれ日本ダービー1番人気6着、海外の香港ヴァーズ2番人気2着で、その前の5走はそれぞれ新馬戦から4走中1着4回、5走中3連対、3着1回となっていて、2頭目の前走掲示板を外した馬が連対しました。
20年の連対馬の前走は、それぞれ有馬記念3番人気2着、中日新聞杯5番人気5着で、その前の5走はそれぞれ5走中1着3回、5走中2連対、3着1回となっていました。
21年の連対馬の前走は、それぞれオープン特別7番人気5着、ジャパンカップ3番人気3着で、その前の5走はそれぞれ5走中3着以上なし(前年の金鯱賞4着)、5走中2勝、3着1回となっていました。
22年の連対馬の前走は、それぞれオープン特別1番人気1着、香港カップ2番人気6着で、その前の5走はそれぞれ、5走中4勝と、5走中2勝、3着1回となっていました。
23年の連対馬の前走は、それぞれ重賞の12月に移っている中日新聞杯1番人気4着、重賞の中山金杯2番人気3着で、その前の5走はそれぞれ、5走中3勝、2着1回と、5走中2勝、3着2回となっていました。
とりあえず、今回の登録馬で前走掲示板に載っていたのは、15頭中8頭となっています。

3着馬の前走も見てみますと、
12年の3着馬ダノンバラードの前走は、日経新春杯3番人気2着となっていました。
13年の3着馬トウカイパラダイスの前走は、同じく日経新春杯4番人気3着となっていました。
14年の3着馬ラブリーデイの前走は、有馬記念14番人気12着となっていました。
15年の3着馬マイネルミラノの前走は、小倉大賞典7番人気5着となっていました。
16年の3着馬レコンダイトの前走は、アルゼンチン共和国杯5番人気10着となっていました。
5年中3年の3着馬が前走で掲示板に載っていました。
続く金鯱賞の3着馬では、
17年の3着馬スズカデヴィアスの前走は、オープン特別白富士S3番人気1着となっていました。
18年の3着馬サトノダイヤモンドの前走は、海外の凱旋門賞2馬人気15着となっていました。
19年の3着馬エアウインザーの前走は、チャレンジカップ2番人気1着となっています。
20年の3着真ダイワキャグニーの前走は、オープン特別白富士S1番人気7着となっていました。
21年の3着真ポタジェの前走は、オープン特別白富士S1番人気1着となっていました。
22年の3着馬アカイイイトの前走は、有馬記念6番人気7着となっていました。
23年の3着馬アラタの前走は、中山金杯5番人気4着となっていました。


次に毛色ですが、
12年の上位3頭は、「栗毛-黒鹿毛-黒鹿毛」となっていました。
13年の上位3頭は、「黒鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」となっていました。
14年の上位3頭は、「青鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」となっていました。
15年の上位3頭は、「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」となっていました。
16年の上位3頭は、「黒鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」となっていました。
こう見ますと、毎年3着以上に少なくとも1頭入っていて、3着以内計15頭中9頭も占める黒鹿毛馬がかなり強いようです。
さて金鯱賞では、
17年の上位3頭は、「栗毛-栗毛-黒鹿毛」
18年の上位3頭は、「栗毛-黒鹿毛-鹿毛」
19年の上位3頭は、「青鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」
20年の上位3頭は、「黒鹿毛-芦毛-黒鹿毛」
21年の上位3頭は、「鹿毛-青鹿毛-鹿毛」
22年の上位3頭は、「栗毛-鹿毛-青鹿毛」
23年の上位3頭は、「鹿毛-鹿毛-鹿毛」
となっていて、金鯱賞になってからも、20年までは3着以内に黒鹿毛馬が毎年少なくとも1頭入っていて、その後の21年、22年は黒鹿毛の代わりに青鹿毛が濃い毛色として入っていました。
ところが、昨年23年は3頭共鹿毛馬となって、初めて濃い毛色の馬が入らない年となりました。
昨年は、それまでのデータを基にして、黒鹿毛馬のヤマニンサルバム、青鹿毛馬のディープモンスターをしっかり入れていましたが、それぞれ7着、5着と撃沈してしまいました。
とりあえず今回の登録馬で黒鹿毛馬は、ヤマニンサルバム、青鹿毛馬は、ドゥレッツァの各1頭となっています。


次に年齢ですが、
12年は、「7歳-7歳-4歳」
13年は、「5歳-6歳-6歳」
14年は、「5歳-4歳-5歳」
15年は、「6歳-7歳-5歳」
16年は、「6歳-7歳-6歳」
年齢は、捉えどころがなさそうですが、14年以外は6歳か7歳の高齢馬が絡んでいました。
金鯱賞では、
17年は、「5歳-4歳-6歳」
18年は、「4歳-8歳-5歳」
19年は、「4歳-5歳-4歳」
20年は、「4歳-5歳-6歳」
21年は、「6歳-4歳-4歳」
22年は、「4歳-5歳-5歳」
23年は、「5歳-4歳-6歳」
となっていました。
この7年間では、少なくとも4歳馬が1頭連対していて、17年、20年、21年、23年の4年で6歳馬が1頭ずつ3着以内に入っていました。
ちなみに今回の登録馬で4歳馬は、ショウナンバシット、シーズンリッチ、ドゥレッツァ、ノッキングポイント、ヴレイブロッカーの5頭となっています。


それから血統を見てみますと、

12年では、上位3頭とも父はサンデーサイレンス系(マーベラスサンデー、マンハッタンカフェ、ディープインパクト)で、BMS(母の父)はそれぞれナスルーラ系、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系となっていました。

13年では、父は1着馬はヘイルトゥリーズン系のシンボリクリスエス、2着馬はノーザンダンサー系のシングスピール、3着馬はヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系のゴールドアリュールで、BMSはそれぞれネイティブダンサー系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系となっていました。

14年は、父は1着馬、2着馬とも、サンデーサイレンス系のディープインパクト、3着の馬の父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハとなっていて、BMSは1着、2着ともノーザンダンサー系、3着馬はサンデーサイレンス系のダンスインザダークとなっていました。

15年は、父は1着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、3着馬がサンデーサイレンス系のステイゴールドで、BMSは、1着馬がミスタープロスペクター系、2着馬がサンデーサイレンス、3着馬がノーザンダンサー系となっています。

16年は、父は1着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬がノーザンダンサー系のオペラハウス、3着馬がサンデーサイレンス系のハーツクライで、BMSは、1着馬がナスルーラ系(グレイソブリン系)、2着馬がサンデーサイレンス、3着馬がノーザンダンサー系となっています。

続く金鯱賞では、

17年は、父は1着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、2着馬がサンデーサイレンス系のダイワメジャー、3着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSは、1着馬がナスルーラ系(グレイソブリン系)、2着馬がノーザンダンサー系のストームキャット、3着馬がサンデーサイレンスとなっています。

18年は、父は1着馬がサンデーサイレンス系のハーツクライ、2着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、3着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、BMSは、1着馬がミスタープロスペクター系、2着馬がナスルーラ系(グレイソブリン系)、3着馬がノーザンダンサー系となっています。

19年は、父は1着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬がサンデーサイレンス系のハーツクライ、3着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSは、1着馬がロベルト系、2着馬がネイティヴダンサー系、3着馬がサンデーサイレンスとなっています。

20年は、父は1着馬がミスタープロスペクター系のロードカナロア、2着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、3着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSは、1着馬がサンデーサイレンス系のスペシャルウィーク、2着馬がミスタープロスペクター系、3着馬がサンデーサイレンスとなっています。

21年は、父は1着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬がロベルト系のエピファネイア、3着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、BMSは、1着馬がノーザンダンサー系、2着馬がミスタープロスペクター系、3着馬がノーザンダンサー系となっています。

22年は、父は1着馬がロベルト系のモーリス、2着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、3着馬がサンデーサイレンス系のキズナ、BMSは、1着馬がミスタープロスペクター系、2着馬がノーザンダンサー系、3着馬がロベルト系のシンボリクリスエスとなっています。

23年は、父は1着馬がサンデーサイレンス系のディープインパクト、2着馬がサンデーサイレンス系のブラックタイド、3着馬がミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSは、1着馬がミスタープロスペクター系、2着馬がノーザンダンサー系、3着馬がサンデーサイレンス系のハーツクライとなっています。

以上ですが、今年は混戦模様になりそうですね。
ともかく、上記のデータを参考に、何とか絞っていきたいと思います。


タグ:金鯱賞
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第42回 中山牝馬ステークスのデータ [競馬データ]

89年以降、11年の阪神での開催を除く34年、連対馬69頭、3着馬33頭からです。

(14年の2着同着を含む)


かつては「京都牝馬S」を走った馬の連対が目立っていました。
全体的に見てみますと、連対馬69頭では、前走で京都牝馬Sを走った馬が21頭、前々走で走った馬が3頭で、計24頭となっていました。
前走京都牝馬Sを走った21頭のうち、掲示板に載っていたのは16頭となっていました。
あと掲示板に載らなかった5頭の着順は、6着、7着、8着、14着、16着でした。
その掲示板に載らなかった5頭のうち3頭は、その前のレース(前々走で)は3着以上の上位着順となっていました。
あと2頭のうち1頭の前々走は、G1のエリザベス女王杯で17着でした。
もう1頭の前々走は、G3の京都金杯で5着でした。
また、前々走京都牝馬Sを走った3頭はそれぞれ13着、9着、3着となっていました。
3着馬では、前走京都牝馬Sを走ったのは33頭中9頭となっています。
しかしながら、04年から07年まで4年連続、前走か前々走(04年のみ)で京都牝馬Sを走った馬が連対していましたが、08年以降昨年までの15年間(11年は除く)では12年と22年のそれぞれの1着馬の2頭のみで、3着馬は、08年、10年、15年と3頭となっています。
結局、この15年間、3着以上45頭では5頭のみということで、かつて目立ったこのデータは、もう過去のものになってしまった感がいたします。
ちなみに、今年の登録馬で前走京都牝馬Sを走った馬ですが、今年も登録がありません。

それから、前走も前々走も「京都牝馬S」を走っていない残りの連対馬45頭の傾向ですが、そのうち前々走で掲示板に載った馬は28頭いました。
残りの載らなかった17頭のその前々走の着順はそれぞれ6着、8着、8着、9着、13着、16着、10着、16着、7着、10着、7着、8着、7着、16着、8着、7着、6着で、その次のレース(前走)は、まず17頭中3頭がダート戦で、6着、11着、3着となっていました。
そして、あと14頭の次のレース(前走)は3着、10着、15着、5着、6着、8着、5着、8着、1着、4着、4着、1着、2着、13着となっていましたが、その14頭のうち、中山を走ったことのなかった2頭(13年2着のスマートシルエット、17年1着のトーセンビクトリー)と中山でのG1のホープレスS11着の1走のみだった1頭(20年2着のリュヌルージュ)、中山でのG3フラワーカップが3着だった1頭(21年1着のランブリングアレー)の計4頭を除く10頭は過去に中山で連対した経験がありました。(15年4番人気2着のアイスフォーリス、16年4番人気1着のシュドルボン、20年3番人気1着のフェアリーポルカ)の3頭以外の7頭は中山で勝った経験がありました)
今回の登録馬で、近2走「京都牝馬S」を走っていなくて、前々走掲示板に載っていた馬は、18頭中6頭となっています。
登録馬で前々走掲示板に載っていなかったのは12頭で、そのうち中山で連対した経験のある馬は、アレグロモラデート、キタウイング、ククナ、クリノプレミアム、コンクシェル、ヒップホップソウルの6頭となっています。
また前々走掲示板に載っていなくて、過去に中山を走ったことのなかった馬は、シンリョクカ、ラヴェルの2頭となっています。
それから、3着馬の臨戦過程で京都牝馬Sを走っていない馬は、33頭中23頭いました。
そのうち14頭がその前走で掲示板に載っていました。


次に父の主な血統では、ヘイルトゥリーズン系が69頭中26頭と最も多く、続いてノーザンダンサー系が14頭いました。
しかしながらノーザンダンサー系は、ここ20年では5頭の連対馬にとどまっています。
次に、ミスタープロスペクター系が11頭、ナスルーラーが各7頭と続いていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系とナスルーラー系が各9頭、ノーザンダンサー系が8頭、ミスタープロスペクター系が5頭となっています。


年齢は、1着馬では、5歳が15頭、4歳が11頭、6歳が7頭、7歳が1頭となっていました。
2着馬では、5歳が17頭、4歳が11頭、6歳が7頭となっていました。
3着馬では、5歳が14頭、4歳が8頭、6歳が7頭、7歳が4頭となっています。


毛色は、1着馬では、鹿毛が18頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が4頭、青鹿毛が3頭、芦毛が2頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が15頭、黒鹿毛と栗毛が各7頭、芦毛が4頭、青鹿毛が2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が17頭、黒鹿毛が6頭、青鹿毛が4頭、栗毛が各3頭、芦毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
結構、鹿毛馬以外の黒鹿毛馬や栗毛馬、青鹿毛馬が健闘しています。
しかしながら、ここ14年の3着以上の42頭では、そのうち28頭が鹿毛で占められていました。
今回の登録馬で鹿毛馬は、18頭中8頭となっています。


枠順は、連対馬では1枠が5頭、2枠が10頭、3枠が4頭、4枠が6頭、5枠が14頭、6枠が10頭、7枠が10頭、8枠が10頭と、5枠、2枠、6枠、8枠が特に目立っています。
3着馬では、1枠が3頭、2枠が5頭、3枠が6頭、4枠が3頭、5枠が2頭、6枠が6頭、7枠が3頭、8枠が5頭となっています。


人気では、1番人気が34年中10連対とあまりよくありません。
特に6番人気以下の人気薄の連対馬が69頭中28頭もいますので、基本的には荒れる傾向になっています。
ちなみに、3着馬33頭では、1番人気8頭、2番人気3頭、3番人気4頭、4番人気1頭、5番人気4頭で、6番人気以下は13頭となっています。


連対馬のハンデですが、53kgが16頭、54kgが15頭、56kgが11頭、55kgが9頭とこのあたりが基本になっています。

ただ、一番重いハンデが58.5kgで2頭、一番軽いハンデの50kgも2頭いますので、ハンデに関してはやはりつかみどころがありません。
ちなみに今回の登録馬でハンデ重量はそれぞれ、50kgと51kgと52kgが各2頭、53kgが5頭、54kgが2頭、55kgが3頭、55.5kgが1頭、56kgが1頭となっています。


以上ですが、ここ5年の3連単の配当が、19年は16万円台、20年台が37万円台、21年が14万円台、22年が173万円台、昨年23年が2万円台。
今年も検討、予想、難儀しそうですね(^^;
ともかくも、ひとつひとつ整理しながら検討して結論を出していこうと思います。

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第61回 弥生賞のデータ [競馬データ]

89年以降35年、連対馬70頭、3着馬35頭からです。


13年、馬連の配当が5万円台と荒れましたが、基本的には、連対馬はほぼ上位人気同士の決着で決まっています。
特に、93年以降05年までの13年間は1番人気から4番人気以内の組み合わせで決まっていました。
しかし、06年以降の連対馬の組み合わせですが、
06年 1番人気-6番人気
07年 1番人気-6番人気
08年 2番人気-1番人気
09年 1番人気-5番人気
10年 1番人気-2番人気
11年 1番人気-7番人気
12年 9番人気-3番人気
13年 6番人気-10番人気
14年 1番人気-4番人気
15年 2番人気-4番人気
16年 2番人気-1番人気
17年 1番人気-8番人気
18年 1番人気-2番人気
19年 8番人気-6番人気
20年 2番人気-1番人気
21年 4番人気-2番人気
22年 3番人気-1番人気
23年 3番人気-1番人気
となっていて、06年、6番人気とそれまでなかった5番人気以下の馬が初めて連対してからは、06年以降18年中8年と、5番人気以下の馬の連対が目立つようになりました。
特に、12年(馬連の配当7、830円)、13年(同52,300円)、19年(32、600円)と馬連で高配当となる年も出てきています。

この連対馬の人気での組み合わせを全体的にまとめてみますと、1番人気から4番人気以内での組み合わせで決まらなかった年は、35年間で、89年と90年(両方とも2番人気と7番人気)、そして92年(6番人気と4番人気)と、上記の06年、07年、09年、11年、12年、13年、17年、19年の8年を加えた計11回となっていました。
特に06年から昨年までの18年間では、その13回中8回も占めています。
さらに人気別の内訳を全体的にまとめてみますと、1番人気が20頭、2番人気が20頭、3番人気が8頭、4番人気が9頭、5番人気が1頭、6番人気が5頭、7番人気が3頭、8番人気が2頭、9番人気が1頭、10番人気が1頭となっていました。
あと、連対馬が4番人気以上の上位人気内で決まった24年間の3着馬ですが、5番人気以下の下位人気が10頭で、4番人気以上の上位人気が14頭と若干上回っています。
また、1着馬から3着馬までを全体的に過去35年で見てみますと、1着から3着まで4番人気以上の上位3頭で決まったのは35年中14年となっていました。
つまり、あとの21年は、5番人気以下の下位人気が1頭(うち12年)ないし2頭(うち9年)が3着以上の着順に入っていたことになります。
ということで、一応は3連複3連単では荒れる要素も含んでいると考えて検討した方がよさそうです。
また、97年(3番人気-4番人気-5番人気)と12年(9番人気-3番人気-5番人気)と19年(8番人気-6番人気-4番人気)以外の32年は、1番人気か2番人気の片方かその両方が3着以上の上位に入っていました。
ちなみに6番人気-10番人気で連が決まって大荒れとなった13年ですが、3着馬は2番人気、4着は1番人気ときっちり上位人気の馬は上位の着順に来ています。
ただ、19年は、連対が8番人気-6番人気と同じく大荒れで決まりましたが、3着馬は4番人気と、過去35年で初めて3着以内に初めて3番人気以上の上位人気馬が入らない年となっています。
ちなみに、この13年と19年の3連単の配当は、40万円台と大荒れとなっています。


次に連対馬の前走の着順ですが、施行、芝ダート等問わず、ただ着順の内訳をあげれば、1着47頭、2着10頭、3着2頭、4着が7頭、5着が2頭、7着が2頭と、70頭中57頭が前走連対していましたので、ほぼ連対が条件となっています。(ただし12年の上位3頭の前走は、5着、4着、4着と、どの馬も連対していませんでした)
ちなみに、その前走連対以外の、3着(2頭)、4着(7頭)、5着(2頭)、7着(2頭)の13頭の前走は、阪神3歳S、朝日杯FS(3頭)、きさらぎ賞(3頭)、共同通信杯(2頭)、ラジオNIKKEI賞(1頭)、若駒S(1頭)、ホープフルステークス(2頭)となっていました。
3着馬の前走の着順も見てみますと、1着が12頭、2着が9頭、3着が3頭、4着が1頭、5着が4頭、6着が4頭、7着が1頭、10着も1頭となっていました。


毛色は、1着馬では、鹿毛が21頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が18頭、黒鹿毛が7頭、栗毛と青鹿毛が各4頭、芦毛が2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が19頭、黒鹿毛が9頭、栗毛が3頭、青鹿毛、芦毛が各2頭となっていました。


父の血統ですが、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が37頭(そのうちサンデーサイレンスが11頭)、ノーザンダンサー系が16頭、ミスタープロスペクター系が6頭、ナスルーラ系が4頭、ハイペリオン系が2頭、ディクタス系、サーゲイロード系、フェアトライアル系、アリダ―系、マンノウォー系が各1頭となっていました。
母の父(BMS)の主なところでは、まず連対馬はノーザンダンサー系が23頭、ナスルーラ系が16頭、ミスタープロスペクター系が7頭、サンデーサイレンスが5頭となっていました。
3着馬の父では、ヘイルトゥリーズン系が18頭、ノーザンダンサー系が6頭、ミスタープロスペクター系が5頭、ナスルーラ系が4頭、リボー系、ハイペリオン系が1頭となっています。
3着馬の母の父(BMS)の主なところでは、ノーザンダンサー系が10頭、ナスルーラ系は6頭、サンデーサイレンスが5頭、ミスタープロスペクター系が2頭となっています。


それから、連対馬の前走の施行別での組み合わせですが、前走が重賞であった同士の組み合わせは35年中11回。
重賞とオープン同士が10回。
500万下(1勝クラス)と重賞もしくはオープン同士が10回。
重賞と新馬戦同士が2回。
共にオープン、重賞と未勝利戦の各同士がそれぞれ1回となっていました。


連対馬の枠の出目ですが、8枠が17頭と最も多く、次に7枠が14頭、4枠が11頭、3枠が8頭、6枠が6頭、1枠と5枠が各5頭、2枠が4頭となっていました。
3着馬では、3枠と7枠が各6頭、1枠と2枠と8枠が各5頭、4枠が4頭、5枠と6枠が各2頭となっていました。

以上ですが、かつてほぼ固いレースでしたけど、最近荒れる傾向となってきていますので、一昔前に比べて難解なレースになってしまいましたね。
まずは、荒れるのか荒れないのかの二者択一から始めなければならなくなってしまいました。
でも、過去35年中32年は1番人気か2番人気のどちらか、もしくは両方が3着以内に入っていたことから、まずは1番人気と2番人気のそれぞれの馬の取捨選択からとなりますね。
あと残り3年のうち2年も、97年(3番人気-4番人気-5番人気)と12年(9番人気-3番人気-5番人気)という組み合わせで、代わりに3番人気が連対していましたので、ともかく今年も上位人気3頭の検討から始めていこうと思います。

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第19回 オーシャンステークスのデータ [競馬データ]

「オーシャンS」として別定のオープン特別で施行された00年から05年までの6年間、そしてG3となった06年から昨年までの18年間、計24年、連対馬48頭、3着馬24頭からです。 


まず血統ですが、連対馬では、父の血統は、ヘイルトゥリーズン系が18頭、ナスルーラ系が11頭、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系が各9頭、サーゲイロード系が1頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が9頭(タイキシャトルがのべ2頭、キズナが2頭、サンデーサイレンス、メイショウオウドウ、ハーツクライ、ディープインパクト、エイシンヒカリが各1頭)、ナスルーラ系が6頭、ミスタープロスぺー系が4頭、ノーザンダンサー系が3頭、プリンスローズ系、マンノウォー系が各1頭とほぼ連対馬と同じ傾向となっています。
特に全体的にナスルーラ系産駒が目立っています。
また、母の父(BMS)ですが、連対馬48頭中13頭、3着馬24頭中9頭がノーザンダンサー系となっていました。
さらに、全体的にノーザンダンサー系絡みで見てみますと、最初の13年、00年から12年までの連対馬26頭中13頭、3着馬13頭中8頭が父かBMSで絡んでいました。
しかし、その後の11年、14年から昨年23年までは、連対馬22頭中6頭、3着馬11頭中2頭と、逆にノーザンダンサー系絡みではない馬が目立っていました。
ここに来て傾向がガラッと変わってしまったのかも知れません。
しかしながら、全体的に見てみますと、24年中13年、15年、16年、18年を除く20年でノーザンダンサー系絡みの馬が少なくとも1頭は3着以上に入っていますので、基本的にはノーザンダンサー系絡みの馬には注意が必要かと思います。
ちなみに、今回の登録馬でノーザンダンサー系絡みなのは、24頭中、オタルエバー、グレイトゲイナー、シュバルツカイザー、ショウナンハクラク、ダディーズビビット、ドロップオブライト、ビッグシーザーの7頭となっています。


次に臨戦過程ですが、昨年までも取り上げていますが、同じ施行の「中山1200m芝」に限って見てみますと、その中山1200m芝を過去に走ったことのある馬は連対馬48頭中42頭と当然ながらほとんどの馬に経験がありました。
その42頭ですが、このオーシャンSの前に走った中山1200m芝の中で一番近いレースでの成績は、1着が16頭、2着が7頭、3着が1頭、4着が2頭(2着からの降着1頭を含む)、5着が4頭と42頭中30頭が掲示板に載っていました。

掲示板に載らなかった12頭はそれぞれG1のスプリンターズSの6着、11着、12着(2頭)、13着、16着(2頭)、同じオーシャンSの前年での8着、オープン特別(リステッド競争)10着、13着、準オープン13着、オープン特別(リステッド競争)6着となっていました。
特にこの前年8着だったのは、06年のこのレース優勝馬のネイティヴハートで、この馬はその3年前の03年にもこのレースで1着になっています。
あと、中山1200m芝を走っていない6頭のうち1頭は、中山1600m芝で連続連対していました。
またそのうち2頭は、中山1200mダートで1着になっていたという経験がありました。
あともう3頭は09年2着のコスモベルと16年1着のエイシンブルズアイ、21年2着のカレンモエで、それまでまったく中山で走ったことはありませんでした。
3着馬も見てみますと、過去に中山1200m芝の経験があった馬は、24頭中08年の3着馬ナカヤマパラダイスと11年の3着馬レッドスパーダ、15年の3着馬ベステゲシェンク、23年の3着馬エイシンスポッター以外の20頭で、過去で一番近い中山1200m芝の成績は、その20頭中13頭が掲示板に載っていました。
また、そのナカヤマパラダイスですが、中山1200mダートで2回1着の経験がありました。
レッドスパーダは、11年の3着(14年でも3着あり)では、1200mの距離はこれが初めてで、それ以外の距離での中山の成績は1着、2着、5着となっていました。
ベステゲシェンクは、中山は1走だけ経験があり、1600m芝で3着でした。
エイシンスポッターは、1200m芝の戦績が7戦1着4勝、2着1回、3着1回、6着とこの距離得意にしていました。
ちなみに、今回の登録馬の臨戦過程で、一番近い中山1200m芝で掲示板に載っていたのは、オタルエバー(リステッド競争3番人気1着)、グレイトゲイナー(オープン特別5番人気2着)、サンライズオネスト(オープン特別4番人気5着)、シュバルツカイザー(オープン特別8番人気1着)、ダディーズビビット(22年オーシャンS8番人気4着)、ディヴィナシオン(23年オーシャンS15番人気2着)、バースクライ(3勝クラス3番人気1着)、モリノドリーム(オープン特別2番人気4着)、ヨシノイースター(3勝クラス1番人気1着)の9頭となっています。


次に毛色ですが、1着馬では、鹿毛が13頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が3頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が8頭、栗毛が5頭、青鹿毛と黒鹿毛が各4頭、芦毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が14頭、芦毛が4頭、栗毛が3頭、黒鹿毛が2頭、青鹿毛が1頭となっています。


それから年齢ですが、1着馬では、5歳が12頭と最も多く、続いて4歳が5頭、6歳と7歳が各3頭、8歳が1頭となっています。
2着馬では、6歳が8頭、4歳と5歳と7歳が各5頭、8歳が1頭となっていました。
3着馬では、5歳が8頭、4歳が7頭、6歳と8歳が各3頭、7歳、8歳、9歳が各1頭となっていました。


当日の1番人気ですが、1着、2着、1着、2着、3着、5着、3着、1着、16着、10着、16着、3着、4着、2着、13着、2着、5着、1着、3着、1着、1着、2着、10着、5着と、08年から10年と14年、16年、22年、23年の7年を除けばまあまあの成績を残しています。


また、当日の単勝オッズですが、25倍以上の人気薄の馬が、過去24年で09年、10年、11年、13年、15年、16年、17年、19年、20年、22年を除く14年で少なくとも1頭(07年、12年、14年は2頭)が3着以上に入っていました。
その09年も、25倍以上ではないですが、8番人気で20.4倍だったソルジャーズソングが4着に入っていました。
また、13年も7番人気で21.5倍のツルマルレオンが3着に入っていましたし、4着にも15番人気で118.1倍のポアゾンブラックが入っていました。
15年では、4着に単勝オッズ36.2倍の13番人気ラインスピリットが4着に入っていました。
16年では、単勝オッズ21.3倍の8番人気スノードラゴンが3着に入っていました。
20年では、単勝オッズ177.6倍の11番人気のグランドボヌールが4着の入っていました。
あと、10年は16番人気で単勝オッズ98.4倍のファイングレイン、11年は8番人気で単勝オッズ36.7倍のケイアイアストンが、それぞれ共に5着、17年は10番人気で単勝オッズ31.9倍のバクシンテイオーが6着、19年は13番人気で単勝オッズ82.3倍のショウナンアンセムが5着に入っていましたので、一応は単勝オッズ20倍辺り以上の馬を1頭ないし2頭、勝負目に忍ばせてもいいかも知れません。
ただ、この忍ばせるか、忍ばせないかの二者択一は、結構難解ですね。


以上ですが、ここ13年の3連単の配当をさかのぼってみますと、
22年が、「2番人気-15番人気-5番人気」で決まって3連単は58万円台
22年が、「2番人気-4番人気-5番人気」で決まって3連単は3万円台
21年が、「11番人気-1番人気-6番人気」で決まって3連単は16万円台
20年は、「1番人気-3番人気-2番人気」で決まって3連単は1990円
19年は、「1番人気-2番人気-7番人気」で決まって3連単は1万円台
18年は、「10番人気―2番人気-1番人気」で決まって3連単は13万円台
17年は、「1番人気―3番人気-4番人気」で決まって3連単は5千円台
16年は、「5番人気-4番人気-8番人気」で決まって3連単は14万円台
15年は、「7番人気-1番人気-4番人気」で決まって3連単は5万円台
14年は、「3番人気-11番人気-9番人気」で決まって3連単は57万台
13年は、「2番人気-1番人気-7番人気」で決まって3連単は約1万円
12年は、「9番人気-5番人気-14番人気」で決まって3連単は約260万円
11年は、「3番人気-2番人気-1番人気」で決まって3連単は約1万円
と、配当に大きな変化があって、非常に予想が難しいレースとなっています。
さて今年も荒れるのか、固く収まるのか、まずはこの二者択一から始めなくてはいけないようです。
それを踏まえて、まずは1番人気馬の取捨選択、そして単勝オッズ20倍辺り以上の馬を入れるか入れないかの取捨選択と、今年もそのあたりの検討から始めていきたいと思います。


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第31回 チューリップ賞のデータ [競馬データ]

06年12月の阪神競馬場の馬場のリニューアル以降の18年、連対馬36頭、3着馬18頭からです。(21年、2着同着)


まずリニューアル後の人気の組み合わせを順に見ていきますと、
06年 「2番人気-6番人気-11番人気」
07年 「1番人気-2番人気-5番人気」
08年 「5番人気-1番人気-2番人気」
09年 「1番人気-7番人気-8番人気」
10年 「9番人気-1番人気-8番人気」
11年 「1番人気-2番人気-6番人気」
12年 「4番人気-3番人気-1番人気」
13年 「3番人気-7番人気-5番人気」(1番人気は7着)
14年 「1番人気-4番人気-6番人気」
15年 「5番人気-7番人気-2番人気」(1番人気は11着)

16年 「2番人気-1番人気-10番人気」
17年 「1番人気-7番人気-2番人気」
18年 「1番人気-3馬人気-2馬人気」
19年 「1番人気-4番人気-7番人気」
20年 「4番人気-2番人気-1番人気」
21年 「(1番人気-3番人気)-4番人気」(1着同着)
22年 「1番人気-13番人気-2番人気」
23年 「7番人気-6番人気-2番人気」

となっていて、1番人気は、06年の4着、12年の3着、13年の7着、15年の11着、20年の3着、23年の15着の6年以外、07年から11年までの5年連続と14年、16年、17年、18年、19年、21年、22年と、18年中12年で連対していました。
しかしながら、1番人気が連対した時の相手は、07年、11年、16年、18年、21年のように2番人気、あるいは3番人気と固く収まった時もあれば、残り7年のように、4番人気(2回)、5番人気、7番人気(2回)、9番人気、13番人気と、中にはひも穴が来た時もあって、相手探しの難しいレースとなっています。
そして、12年の場合、圧倒的1番人気(単勝1.3倍)のジョワドヴィーヴルが3着になったこともあって、「4番人気-3番人気」の組み合わせの馬連の配当が、8070円と高配当になってしまったこともありました。
如何に、1番人気の馬が、連をはずすことはよもやないだろうという、絶対的イメージが強いレースだったということを物語っていた出来事でした。
ところが、その翌年の13年の1番人気(単勝2.3倍)レッドオーヴァルが7着と敗れて、「3番人気-7番人気」の組み合わせで決着しましたが、その馬連の配当は5070円と前年より下位人気との組み合わせにもかかわらず、安くなってしまいました。

前年の結果が多少予想に影響があったのかも知れません。
いずれにせよ、「1番人気」の馬は基本的に強く、一応は中心視するのがセオリーのようです。
しかし、この12年、13年、15年、20年、23年と、ここ12年中5年で連対をはずしたこともあって、1番人気馬の選択にはちょっと難解な部分も感じますね。
そういう意味では、難解であり厄介なレースだと思います。

ちなみに、リニューアル以前の、92年以降、94年中京開催と95年京都開催を除く05年までの12年では、1番人気は8年で連に絡み、3着には1頭入っていました。
その1番人気が連に絡まなかった4年ですが、そのうち3年では代わりに2番人気が連に絡み、もう1年は3番人気が連に絡んでいました。
このあたり、リニューアル前後でも傾向は変わっていないようですね。
このように、通して1番人気の馬が基本的には強いレースであることがわかりますが、もしはずして勝負する時は、代わりに2番人気か3番人気のどちらの馬で勝負するかが大きな鍵になるようです。

反対に絡んだ人気薄の馬も見てみたいと思います。
過去18年で、1着から3着までの中で単勝オッズが二桁だった馬を挙げていきますと、
06年は2着に12.0倍(6番人気)、3着に91.6倍(11番人気)
07年は3着に58.0倍(5番人気)
08年は1着に13.8倍(5番人気)
09年は2着に51.8倍(7番人気)、3着に56.9倍(8番人気)
10年は1着に39.0倍(9番人気)、3着に23.9倍(8番人気)
11年は2着に12.1倍(2番人気)、3着に90.1倍(6番人気)
12年は1着に37.2倍(4番人気)
13年は2着に24.6倍(7番人気)、3着に13.6倍(5番人気)
14年は2着に18.1倍(4番人気)、3着に39.1倍(6番人気)
15年は2着に15.2倍(7番人気)
16年は2着に41.1倍(10番人気)
17年は2着に52.5倍(7番人気)
18年は該当馬はなし
19年は2着に17.2倍(4番人気)、3番人気に34.1倍(7番人気)
20年は1着に15.3倍(4番人気)
21年は該当馬はなし
22年は2着に229.8倍(13番人気)
23年は1着に16.2倍(7番人気)、2着に14.8倍(6番人気)
となっていて、18年、21年を除けば、二桁オッズの馬が必ず1頭ないし2頭ずつ3着以内に毎年入っていました。(2頭は18年中8年)
そのうち、07年と18年と21年を除いて、06年から昨年23年までの過去18年中15年で毎年1着か2着のどちらかもしくはどちらも(23年)入っていました。


次に毛色ですが、

1着馬は鹿毛が8頭、黒鹿毛が4頭、栗毛が3頭、芦毛と青鹿毛が各2頭となっていました。
2着馬は鹿毛が6頭、黒鹿毛が3頭、栗毛が3頭、芦毛と青鹿毛が各2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
3着馬は鹿毛が8頭、栗毛と黒鹿毛と青鹿毛が各3頭、芦毛が1頭となっていました。


血統では、父あるいは母の父(BMS)でヘイルトゥリーズン系が絡んでいた馬は、18年間の1着馬から3着馬計54頭中45頭占めていました。
内訳は、父が37頭(ディープインパクトが11頭、ダイワメジャーが4頭、ハーツクライが3頭、アグネスタキオン、ステイゴールド、ミッキーアイル、ダンスインザダークが各2頭、タニノギムレット、モーリス、スペシャルウイーク、オレハマッテルゼ、ゼンノロブロイ、ヴィクトワールピサ、オルフェーヴル、キズナ、エピファネイア、キタサンブラック、サンデーサイレンスが各1頭)、BMSが11頭(サンデーサイレンスが5頭、サンデーサイレンスの仔ダンスインザダーク、ゼンノロブロイ、ダイワメジャー、アドマイアジャパン、ハーツクライが各1頭)となっていました。
逆にヘイルトゥリーズン系が絡んでいない馬9頭ですが、

06年6番人気2着のシェルズレイ(父はノーザンダンサー系のクロフネ、BMSはナスルーラ系のジャングルポケット)、
08年2番人気3着のオディール(父はノーザンダンサー系のクロフネ、BMSはナスルーラ系のダルシャーン)
10年1番人気2着のアパパネ(父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSはノーザンダンサー系のソルトレイク)
10年8番人気3着のエーシンリターンズ(父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSはサーゲイロード系のキャロルハウス)
11年2番人気2着のライステラス(父はミスタープロスペクター系のソングオブウインド、BMSもミスタープロスペクター系のスピードワールド)
13年3番人気1着のクロフネサプライズ(父はノーザンダンサー系のクロフネ、BMSはナスルーラ系のトニービン)
17年1番人気1着のソウルスターリング(父はノーザンダンサー系のフランケル、BMSはブランドフォード系のモンズーン)
18年1番人気1着のラッキーライラック(父はミスタープロスペクター系のルーラーシップ、BMSはノーザンダンサー系のクロフネ)
21年3番人気2着のエリザベスタワー(父はノーザンダンサー系のダンチヒ系のハービンジャー、BMSもノーザンダンサー系のサドラーズウェルズ系のドイアン)
となっていて、06年のシェルズレイの6番人気、10年のエーシンリターンズの8番人気以外の7頭は3番人気以上の上位人気でした。


次に臨戦過程での前走ですが、同じく18年間の1着から3着馬計54頭ですが、そのうち45頭が「1600m芝」を走っていました。
その着順ですが、1着が18頭、2着が10頭、3着が6頭、4着が5頭、5着が3頭、7着、8着、9着が各1頭となっています。
あと残り9頭ですが、そのうち2頭が前走は1400mダート(3番人気13着、1番人気1着)で、あと7頭は、1800m芝(1番人気1着)、1400m芝(6番人気7着)、1400m芝(5番人気1着)、1800m芝(1番人気1着)、1400m芝(1番人気1着)、1500m芝(3番人気1着)、1400m芝(7番人気1着)となっていました。

それから、前走のレースの施行ですが、54頭中24頭がG1の阪神JFで、あとエルフィンSが8頭、500万下条件戦(1勝クラス)が7頭、未勝利戦が5頭、新馬戦が2頭、紅梅賞、シンザン記念、クイーンCが各2頭、フェアリーSが1頭となっていました。
また、06年以降18年で阪神JFを勝った経験のある馬がこのチューリップ賞に出走したのは13頭。
その13頭は、06年1番人気4着だったテイエムプリキュア、13年の2番人気9着だったローブティサージュを除いて、1着6頭、2着2頭、3着3頭で、上位3着以内に入っていました。
そして、そのローブティサージュの2番人気と22年のサークルオブライフの3番人気を除いて、他の11頭はすべて当日1番人気となっていました。
今年は、前走阪神JFを3番人気で勝ったアスコリピチェーノの登録は残念ながらありません。


一応、今年も阪神JF1着馬のデータをまとめたものを追記しておきます。
(左から、年度、馬名、阪神JFでの人気・着順・単勝オッズ、チューリップ賞での人気・着順・単勝オッズ・枠番)
06年 テイエムプリキュア 8番人気1着 22.6倍   1番人気4着 3.1倍 6枠
07年 ウオッカ        4番人気1着 11.1倍   1番人気1着 1.4倍 6枠
08年 トールポピー     3番人気1着  6.6倍   1番人気2着 2.2倍 1枠
09年 ブエナビスタ     1番人気1着  2.2倍   1番人気1着 1.1倍 4枠
10年 アパパネ       2番人気1着  4.6倍   1番人気1着 2.2倍 8枠
11年 レーヴディソール  1番人気1着  1.6倍   1番人気1着 1.1倍 6枠
12年 ジョワドヴィーヴル 4番人気1着  6.8倍   1番人気3着 1.3倍 4枠
13年 ローブティサージュ 5番人気1着  8.1倍   2番人気9着 3.5倍 8枠
14年 レッドリヴェール   5番人気1着 14.6倍   出走なし
15年 ショウナンアデラ   5番人気1着 9.8倍    出走なし
16年 メジャーエンブレム  1番人気1着 2.5倍    出走なし
17年 ソウルスターリング  1番人気1着 1.5倍   1番人気1着 1.5倍 7枠
18年 ラッキーライラック   2番人気1着 4.1倍   1番人気1着 1.8倍 5枠
19年 ダノンファンタジー  1番人気1着 2.6倍    1番人気1着 1.3倍 1枠
20年 レシステンシア    4番人気1着 11.2倍   1番人気3着 1.4倍 3枠
21年 ソダシ         1番人気1着 3.2倍     出走なし
22年 サークルオブライフ 3番人気1着 5.6倍    2番人気3着 3.3倍 2枠
23年 リバティアイランド  3番人気1着 5.9倍    出走なし
23年 アスコリピチェーノ                   出走なし

枠の出目ですが、順に挙げていきますと、
06年 「7枠-4枠-8枠」
07年 「6枠-4枠-1枠」
08年 「5枠-1枠-8枠」
09年 「4枠-5枠-1枠」
10年 「6枠-8枠-2枠」
11年 「6枠-7枠-5枠」
12年 「7枠-8枠-4枠」
13年 「4枠-7枠-4枠」
14年 「3枠-8枠-8枠」
15年 「7枠-1枠-8枠」
16年 「6枠-5枠-4枠」
17年 「7枠-6枠-3枠」
18年 「5枠-4枠-8枠」
19年 「1枠-8枠-5枠」
20年 「8枠-1枠-3枠」
21年 「1枠-5枠-2枠」
22年 「4枠-1枠-2枠」
23年 「4枠-7枠-4枠」
となっていました。
これだけではさすがに傾向はつかみにくいですが、強いて言えば、14年、15年、20年を除いて、「4枠~6枠」のいわゆる中枠の馬が1頭ないし2頭(07年、09年、11年、13年、18年、23年の5年)、3頭(16年のみ)毎年絡んでいたところが目立っています
(14年の4着、5着は共に「6枠」、15年、20年の4着も「6枠」でした。)
また、07年から10年までの4年間と15年と19年から22年までの4年間に、1枠か2枠の内枠が1頭ないし2頭、3着以内に絡んでしました。
その内枠の8頭の人気ですが、順に5番人気、1番人気、8番人気、7番人気(以上4頭とも1枠)、8番人気(2枠)、1番人気(1枠)、2番人気(1枠)、1番人気(1枠)、4番人気(2枠)、13番人気(1枠)、2番人気(2枠)となっていました。
入らなかった11年から14年までの4年間、16年、17年、18年、23年の計8年ですが、11年、12年の4着にはそれぞれ「2枠」(4番人気)、「1枠」(2番人気)、13年の5着には「1枠」(6番人気)、16年の5着には「1枠」(6番人気)、17年の4着には「1枠」(3番人気)、23年の5着には1枠(6番人気)がそれぞれ掲示板に入っていました。(14年は1枠は3番人気10着、2枠は10番人気、18年は1枠は10番人気9着、2枠は9番人気8着)


以上ですが、昨年に続き、過去18年中13頭出走の、7勝、2着1回、3着1回、4着1回、9着1回の好成績をあげていた前走阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬、アスコリピチェーノの出走がないということで、今年もかなり難解度が上がったチューリップ賞となりました。
ちなみに繰り返しますが、その阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬の出走がなかった4年での人気の組み合わせと3連単の配当を挙げていきますと
14年 1番人気-4番人気-6番人気 3730円
15年 5番人気-7番人気-10番人気 30600円
16年 2番人気-1番人気-10番人気 44410円
21年 (1番人気-3番人気)-4番人気(1着同着) 2710円、6990円
23年 (7番人気-6番人気-2番人気) 155330円
となっていました。
ともかくも、今年も上記のデータを丁寧にひも解きながら、またこの5年のあれこれのデータも加味しながら検討していきたいと思います。

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第98回 中山記念のデータ [競馬データ]

89年以降35年、連対馬70頭、3着馬35頭からです。
00年に3月の第2週から2週間繰り上がっていますが、影響はほとんどないようですのでそのままで見ていきます。


まず臨戦過程ですが、連対馬の前走の着順を見てみますと、1着が17頭、2着が14頭、3着が4頭、4着が11頭、5着が5頭と70頭中51頭が掲示板に載っていました。
残りの前走で掲示板をはずした19頭の内訳ですが、順に、日経新春杯6着、有馬記念10着、ジャパンカップ14着、マイルCS8着、根岸S11着、京都金杯7着、アメリカJCC8着、白富士S8着、小倉大賞典7着、天皇賞(秋)13着、京都金杯16着、有馬記念7着、有馬記念10着、根岸S8着、香港マイル9着、秋華賞7着、マイルCS9着、秋華賞9着、有馬記念13着となっていました。
その19頭のうち、11頭が前走G1となっていました。
その前走G1以外の8頭ですが、前走日経新春杯6着だったのは93年2着のシスタートウショウで、4歳時(現3歳時)には桜花賞1着、オークス2着になっていた馬でした。
そして、前走根岸S(1200mダート)11着だった馬は、06年で1着になったバランスオブゲームで、その前年でもこの中山記念で1着になっていました。
この06年の1着になった時の前走の11着のダート戦は度外視できますし、前々走はG1のマイルCSで5着でしたのでほぼ前走で掲示板に載っていたことに等しいということになります。
それから前走京都金杯7着だった馬は、08年2着馬のエイシンドーバーで、1800m芝はそれまで4戦4連対と、この距離では圧倒的強さを誇っていました。
前走アメリカJCC8着だった馬は、09年2着馬のドリームジャーニーで、このレース以降の活躍はもう言うまでもないのですが、それ以前では、2歳時の朝日杯FSですでにG1を勝っていましたし、前々走にあたる有馬記念では4着と好走していました。
白富士S8着、小倉大賞典7着の馬は、それぞれ10年の1着馬トーセンクラウンと2着馬テイエムアンコールで、この2頭に関しては、両馬とも父はオペラハウスの仔という血統から、当日のひどい不良馬場がかえってこの重馬場得意なこの産駒に功を奏したと言った方がいいかも知れません。
前走京都金杯16着としんがり負けしていたのは12年2着のシルポートで、とにかく逃げて何ぼの馬でしたので、最後まで逃げねばって上位に残るか、最後ゴール前力尽きて飲み込まれて勝ち馬から1秒以内差で負けるか、直線半ばで失速して大敗するかという逃げ馬の典型的な戦績を繰り返していました。
いわゆる走ってみなくてはわからない馬でしたが、それでも時には穴人気をすることが結構ありました。
そのシルポートですが、12年では、単勝19.6倍の7番人気でしたが、レースでは一時後続を20馬身引き離して大逃げするなど、「これは行ってしまうかな」と思わせる走りを見せてくれての2着でした。
続く13年も8番人気と人気薄で同じく逃げ粘っての3着と好走しました。
このシルポートのような、逃げて結果的に好走する馬を他でも見出すのはやはり至難の業ですが、今回は、昨年このレースでハナに立って、最後粘って3着となったドーブネが今年も出走しています。
続いて15年2着になったロゴタイプは、前走ダートの重賞根岸Sで3番人気8着でしたが、やはりこれは度外視できますし、前々走は中山金杯で2着と、前走で掲示板に載っていたのと同等の結果を残していました。
ちなみに、今回の出走馬で前走G1を走って掲示板に載らなかった馬は、前走マイルCS同6着だったイルーシヴパンサー、同9着だったレッドモンレーヴ、同12着だったソーヴァリアント、前走チャンピオンC(ダート)15着だったジオグリフ、前走有馬記念8着だったソールオリエンスの5頭となっています。
また、前走G1以外で掲示板をはずした馬で、かつてG1で連対経験のあった馬ですが、今回はいません。
また中山記念で過去に連対経験のある馬で前走掲示板に載らなかった馬ですが、前走AJCC8着で、昨年の中山記念2着だったラーグルフが今年も出走しています。
また前走掲示板に載らなくて、1800m芝で圧倒的強さを誇っていた出走馬は、2歳、3歳時に3戦1着2回、2着1回で前走チャンピオンC(ダート)15着のジオグリフが挙げられます。
あと、3着馬の前走ですが、35頭中26頭が掲示板に載っていました。


年齢は、連対馬では4歳が23頭、5歳が20頭、6歳が17頭、7歳が8頭、8歳が2頭となっていました。
3着馬では、4歳が15頭、続いて6歳と7歳が各7頭、5歳が5頭、8歳が1頭となっていました。
また、89年以降、「5歳-5歳-5歳」で決まった89年、「5歳-4歳-4歳」で決まった96年、「5歳-5歳-4歳」で決まった14年、「4歳-5歳-4歳」で決まった15年、「4歳-4歳-4歳」で決まった16年、「5歳-4歳-5歳」で決まった19年の計6年を除いて、35年中29年で6歳以上の馬が少なくとも1頭3着以内に入っていました。
今回の6歳以上の出走馬は、6歳馬はイルーシヴパンサー、ソーヴァリアント、タイムトゥヘヴン、テーオーシリウス、ホウオウリアリティ、7歳馬は出走馬なし、8歳馬はヒシイグアスの計6頭が出走しています。
また、その89年を除く90年以降25年間、14年に5歳馬2頭が連対するまで、5歳馬が2頭以上3着以内に入っていませんでした。
その14年ですが、それまでのそのデータを重視して勝負しましたが、裏目に出たことは言うまでもありません。
その後、15年以降20年まで6年での5歳馬の3着以内は、15年2着馬、19年の1着馬、20年の2着馬の3頭となっていましたが、21年、5歳馬2頭が連対し、データを重視した予想はまた裏目に出てしまいました。
一昨年22年の5歳馬は、1着馬の1頭、昨年の5歳馬は3着以内には入りませんでした・引き続き、今年の予想での5歳馬の取捨選択では悩むことになりそうです。
ちなみに今回は、ジオグリフ、ドーブネ、ボーンディスウェイ、マイネルクリソーラ、マテンロウスカイ、ラーグルフ、レッドモンレーヴの7頭の5歳馬が出走しています。


毛色は、連対馬では鹿毛が24頭、栗毛が21頭、黒鹿毛が13頭、芦毛が7頭、青鹿毛が3頭、栃栗が2頭と、栗毛が健闘しているのが目立ちます。
3着馬の毛色ですが、鹿毛が14頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が5頭、青鹿毛が4頭、芦毛が3頭、青毛が1頭となっていました。
連対馬では鹿毛馬に栗毛馬が拮抗していますが、今回は、ジオグリフ、ホウオウリアリティ、マイネルクリソーラ、マテンロウスカイの4頭の栗毛馬が出走しています。


連対馬で父の血統の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が25頭、ノーザンダンサー系が18頭、ナスルーラ系が12頭、ミスタープロスペクター系が9頭となっています。
また、全体的な血統ですが、ノーザンダンサー系が父か母の父(BMS)でどちらかもしくは両方で絡んだ連対馬は、70頭中39頭いました。
あとノーザンダンサー系が絡まなかった31頭のうち13頭がナスルーラ系絡みでした。
同じく3着馬の父の血統の主なところは、サンデーサイレンス7頭を含むサンデーサイレンス系が16頭と最も多く、ノーザンダンサー系が10頭、ナスルーラ系が4頭となっています。
結構ナスルーラ系絡みが3着以内に入っていたのが目立っていますが、ちなみに今回、該当する出走馬はありません。


次に当日の単勝オッズですが、連対馬では1桁台が54頭、2桁台が16頭でした。
圧倒的に1桁台の馬が強いのですが、その少ない方の2桁台の馬が絡んだ年は、89年(9番人気27.5-5番人気9.8)、95年(3番人気11.3-1番人気1.4)、96年(9番人気19.5-1番人気3.7)、02年(8番人気17.4-7番人気16.4)、06年(6番人気15.4-1番人気2.1)、07年(6番人気17.0-3番人気4.8)、08年(2番人気5.2-7番人気20.7)、10年(13番人気36.4-12番人気26.7)、11年(1番人気1.4倍-4番人気10.3倍)、12年(3番人気6.4倍-7番人気19.6倍)、14年(2番人気5.3倍-4番人気10.4倍)、17年(3番人気7.1倍-8番人気45.3倍)、21年(1番人気2.5倍-5番人気15.8倍)、23年(5番人気9.2倍-8番人気19.9倍)の14年となっていました。
その14年中10年の2桁台の単勝オッズは10倍台となっていました。
また、その2桁台16頭のうち7頭が1着となっています。
3着馬では、単勝オッズ1桁台は17頭、2桁台は18頭となっていました。


連対馬の当日の人気面では、1番人気14頭、2番人気12頭、3番人気11頭、4番人気12頭、5番人気7頭、6番人気4頭、7番人気3頭、8番人気3頭、9番人気2頭、12番人気1頭、13番人気1頭となっていました。
基本的には、上位人気の馬、特にオッズ1桁台の馬が中心になるようです。
しかし、「1番人気と2番人気の組み合わせ」で堅く決まった年は、91年と20年の2回しかありません。

しかしながら、連対馬が1番人気~4番人気の上位人気同士で決まったのが35年中19回ありました。
3着馬では、1番人気4頭、2番人気5頭、3番人気5頭、4番人気4頭、5番人気5頭、6番人気3頭、7番人気6頭、8番人気1頭、9番人気2頭となっています。


枠の出目では、連対馬で最も多かったのは、3枠と5枠と8枠の各12頭、7枠の10頭、1枠の8頭、2枠と6枠の各6頭、4枠の4頭となっていました。
3着馬では、6枠の8頭が最も多く、続いて5枠と8枠の各5頭、3枠と7枠の各4頭、1枠と2枠と4枠の各3頭となっています。


以上ですが、昨年までと同じ文章になりますが、やはり難解なレースですね。
ただ、昨年まで何回も書いていますけれど、傾向として、89年以降で、「9番人気-5番人気-7番人気」の順で決まった89年、「5番人気-4番人気-7番人気」の順で決まった00年、「13番人気-12番人気-5番人気」の順で決まった10年、「5番人気-8番人気-7番人気」の順で決まった23年の計4年以外の3着以内には、少なくとも1頭、1番人気から3番人気の上位人気の馬が入っていました。

まずは、この上位人気の3頭からまず1頭選ぶのがセオリーのようです。
でも、先に挙げました89年、00年、10年、23年のように、上位人気3頭の中から1頭も3着以内に入らないことももちろん考えられますので、セオリーにこだわらずにまずは、上位人気3頭の馬が入るのか入らないのかの2者択一から検討していこうと思っています。
その上で、今年も上記のデータと照らし合わせながら丁寧に検討して、本命馬を決めていきたいと思います。


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第68回 阪急杯のデータ [競馬データ]

1400m芝に施行が変わった06年以降、昨年23年までの18年間、連対馬36頭(07年は1着同着)、3着馬18頭からです。


まず当日の人気ですが、
06年では「11番人気-3番人気-1番人気」
07年では「(3番人気-4番人気)1着同着-2番人気」
08年では「3番人気-1番人気-6番人気」
09年では「7番人気-3番人気-2番人気」
10年では「2番人気-5番人気-7番人気」
11年では「4番人気-1番人気-5番人気」
12年では「4番人気-3番人気-1番人気」
13年では「1番人気-2番人気-11番人気」
14年では「2番人気-8番人気-5番人気」
15年では「2番人気-4番人気-9番人気」
16年では「1番人気-4番人気-5番人気」
17年では「7番人気-4番人気-12番人気」
18年では「7番人気-1番人気-2番人気」
19年では「11番人気-4番人気-2番人気」
20年では「6番人気-2番人気-1番人気」(2着入線の1番人気馬は3着に降着、3着入線の2番人気馬は2着に繰り上がり)
21年では「1番人気-10番人気-4番人気」
22年では「1番人気-9番人気-6番人気」
23年では「2番人気-3番人気-6番人気」
という順番で決着しました。

こう見てみますと、連対馬では、1番人気(7頭)、2番人気(6頭)、3番人気(6頭)、4番人気(8頭)の中から毎年1頭(10年)か2頭(8年)、入っていました。
それ以下の残り8頭では、5番人気、6番人気が各1頭、7番人気3頭、9番人気が2頭、10番人気が1頭、11番人気2頭となっています。
また、3着馬での上位4番人気以上の人気馬では、1番人気3頭、2番人気4頭、4番人気1頭の8頭で、それ以下の残り10頭は、5番人気が3頭、6番人気が3頭、7番人気、9番人気、11番人気、12番人気が各1頭となっていました。
また、3着以内が4番人気以上の上位人気馬の中から3頭で決まったのは、07年と12年の2年のみということで、全体的に荒れやすい傾向とはなっています。
ちなみに、18年中、3連複の配当が1万円を超えたのは8年(10年、14年、15年、17年、19年、21年、22年、23年)、3連単の配当が10万円を超えたのは4年(06年、15年、17年、19年)となっていました。
特に17年は両方とも10万円を超える(3連複が約24万円、3連単が約248万円)大荒れの結果となっています。


次に臨戦過程ですが、18年間の連対馬36頭と3着馬18頭のそれぞれの近走を見てみますと、
08年の3着のローブレコルテ
09年の2着のローレルゲレイロ
09年1着のビービーガルダン
10年2着のワンカラット
10年3着時、11年1着時、14年2着時のサンカルロ
11年2着のガルボ
13年2着のマジンプロスパー
13年3着のオリービン
14年3着のレッドオーヴァル
15年1着のダイワマッジョーレ
16年1着のミッキーアイル
16年2着のオメガヴェンデッタ
17年2着のヒルノディバロー
17年3着のナガラオリオン
19年1着のスマートオーディン
19年2着のレッツゴードンキ
20年2着のフィアーノロマーノ
21年1着のレシステンシア
22年1着のダイアトニック
22年2着のトゥラヴェスーラ
23年3着のホウオウアマゾン
ののべ23頭を除く、計54頭中31頭は近3走で「1着」を少なくとも1回は経験していました。
少なくとも、毎年1頭はその近3走で「1着を」少なくとも1回経験している馬が3着以内に入っていたことになります。(06年、07年、12年、18年は3頭とも、08年、09年、11年、14年、15年、20年、21年、23年は2頭、10年、13年、16年、17年、19年、22年は1頭)
そのローブデコルテですが、5走前にG1のオークスで勝っていました。
またビービーガルダンは前々走のG1のスプリンターズSで3着、ワンカラットは前年の桜花賞で4着となっていました。
あとサンカルロは、このレースで初めて3着になるまでは、一応G1を走っていたものの目立つ成績は収めてはいませんでしたが、前走の阪神Cでは2着となっていました。
そしてその後G1のスプリンターズSで3着になり、そしてその後この阪急杯を再び走って1着となりました。
また、その後、その翌年(13年)の阪急杯では4着、そして前走の阪神Cでも4着で、またその翌年(昨年14年)の阪急杯で3着となり、三度3着以内に入りました。
ガルボもそれまでG1を走っていたものの目立った活躍はしていませんでしたが、前走の京都金杯では2着となっています。
マジンプロスパーは前年の阪急杯での勝ち馬、オリービンは、4走前にこの阪神のマイルのオープン特別で勝っていました。
レッドオーヴァルは、その前年の桜花賞で2着となっていました。
ダイワマッジョーレは、前走同じ阪神1400m芝の重賞阪神Cで3着でした。
ミッキーアイルは、前年の阪急杯で2着でした。
オメガヴェンデッタは、1400m芝での成績が1勝、3着3回、6着1回(京都)とこの距離の巧者でした。
ヒルノディバローは、元々ダートの条件戦ですべて4着以上というダート巧者でしたが、芝に変わってからは一転成績は振るわなくなりました。
ただ、確実な脚は持っていて、着順の割には結構勝ち馬との着差は1秒以内に収まっていました。
ナガラオリオンは、前走まですべてダートで、このレースが初芝でした。
その前走まで同じ距離の1400mダートを24走も走っていて、そのうち3着以上は半分の12レースで記録していました。(1着4回、2着2回、3着6回)
この馬も確実な脚を持っていて、人気薄(12番人気)でしたが展開で嵌ったものと思われます。
スマートオーディンも同じく確実な脚を持っていて、人気薄(11番人気)でしたけれども、見事最後方から嵌って突き抜けて1着となりました。
レッツゴードンキは、阪神を走るのは実に3年ぶりで、それまでの阪神での戦績は、桜花賞1着、阪神JF2着、チューリップ賞3着、ローズS4着、3年前の阪急杯6着と、阪神巧者となっていました。
フィアーノロマーノは、それまでの阪神での戦績が2勝、2着1回で、前走阪神杯では2着でした。
レシステンシアは、前々走NHKマイル、3走前桜花賞とG1で2着を経験していました。
ダイアトニックは、前の年の阪急杯で2着入線で3着降着、その次走高松宮記念では3着、近3走は強調するところはないですが、それでも前走京都金杯で勝ち馬と0.1秒差の4着と、それぞれが評価されたのか、阪急杯では1番人気に推されていました。
トゥラヴェスーラは、前走京王杯スプリングカップで2着となっていました。
昨年3着のホウオウアマゾンは、阪神競馬場の戦績が(2.4.1.3)と阪神巧者となっていました。
というように、終わってからこういういったことに気づくのでは遅いので、前3走1着の経験のない馬に関しては、事前に可能性というものを探る必要があるかと思います。
ちなみに今回の登録馬19頭で、近3走で「1着」を経験しているのは、アサカラキング、ウインマーベル、サトノレーヴ、サンライズロナウド、ダノンティンパニー、ボルザコフスキーの6頭となっていて、残り13頭が前3走1着の経験のない馬となっています。


毛色は、
1着馬では鹿毛が9頭、黒鹿毛が4頭(1着同着1頭含む)、青鹿毛が3頭、栗毛が2頭、芦毛が1頭
2着馬では鹿毛が7頭、黒鹿毛と栗毛が各4頭、青鹿毛、青毛が各1頭
3着馬では鹿毛が6頭、黒鹿毛が5頭、栗毛が4頭、芦毛が2頭、芦毛が1頭となっていました。


血統で目立つところでは、06年から08年の3年間ではサンデーサイレンス産駒が毎年3着以上に1頭入り、そして別に父あるいは母の父(BMS)がミスタープロスペクター系だった馬が毎年3着以上に1頭入っていました。
しかし、09年ではそのサンデーサイレンス産駒もまたその孫も3着以内に入らず、またミスタープロスペクター系絡みの馬も入りませんでした。
代わりに、連対馬は両方とも父がノーザンダンサー系の馬が入り、3着馬も、父はヘイルトゥリーズン系のタイキシャトルでしたがBMSはノーザンダンサー系となっていました。
さらに、10年も同じくサンデーサイレンス産駒もまたその孫も3着以内に入らず、ミスタープロスペクター系のみ3着馬のBMSとして入っていました。
また、その連対馬2頭の父は、09年同様両方共ノーザンダンサー系でした。
11年は、2年間絡まなかったサンデーサイレンス系産駒がまた戻って来ました。
1着はヘイルトゥリーズン系のシンボリクリスエス産駒でしたが、2着、3着は共に、それぞれサンデーサイレンス系のマンハッタンカフェ産駒、デユランダル産駒となっていました。
しかし12年はサンデーサイレンス系産駒がまた入らず、代わりにBMSがミスタープロスペクター系の馬が2着、3着に入りました。
13年は、1着にミスタープロスペクター系、3着にサンデーサイレンス系が入りました。(2着はナスルーラ系のグレイソブリン系)
14年は、1着と3着にサンデーサイレンス系が入り、2着には同じヘイルトゥリーズン系のシンボリクリスエスがはいりました。
15年は、1着、2着がサンデーサイレンス系、3着はミスタープロスペクター系が入りました。
16年も、1着、2着がサンデーサイレンス系、3着はノーザンダンサー系でした。
17年は、1着がミスタープロスペクター系、2着、3着がサンデーサイレンス系でした。
18年は、1着、2着がノーザンダンサー系、3着がミスタープロスペクター系でした。
19年は、1着、3着がサンデーサイレンス系、2着がミスタープロスペクター系でした。
20年は、1着馬がサンデーサイレンス系、2着がノーザンダンサー系、3着がミスタープロスペクター系となっていました。
21年は、1着、2着がサンデーサイレンス系、3着がノーザンダンサー系となっていました。
22年は、1着がミスタープロスペクター系、2着、3着がサンデーサイレンス系となっていました。
23年は、1着がノーザンダンサー系、2着がサンデーサイレンス系、3着が見下―プロスペクター系となっていました。

結局、06年以降サンデーサイレンス系産駒が3着以内に1頭も入らなかった年は、16年中、09年、10年、12年、18年の4年となっています。
ただ、3着以内に入ったサンデーサイレンス系産駒計22頭(1着6頭、2着8頭、3着8頭)のうち、13年の11番人気3着のオリービン、17年12番人気3着のナガラオリオン、19年11番人気1着となったスマートオーディン、21年10番人気2着となったミッキーブリランテ、22年9番人気2着となったトゥラヴェスーラの5頭を除く17頭の人気は一桁の6番人気以上の上位人気で(1番人気5頭、2番人気4頭、3番人気1頭、4番人気3頭、5番人気2頭、6番人気2頭)、単勝オッズも、そのオリービン、ナガラオリオン、スマートオーディン、ミッキーブリランテ、トゥラヴェスーラと14年5番人気3着のレッドオーヴァル、17年4番人気2着のヒルノディバロー、20年6番人気1着のベストアクター、22年6番人気3着のサンライズオネスト23年3番人気2着のダディーズビビッドを除く12頭は一桁となっていました。
また、13年までサンデーサイレンス系産駒の1着馬は出ていませんでしたが、14年初めてその系統のダイワメジャー産駒のコパノリチャードが1着となり、続く15年も同じくダイワメジャー産駒のダイワマッジョーレが1着、さらに16年では、ディープインパクト産駒のミッキーアイルが1着となり、この3年連続サンデーサイレンス系が勝っています。
続く17年はミスタープロスペクター系、18年はノーザンダンサー系が勝っていましたが、19年は、サンデーサイレンスの孫(フジキセキの仔のダノンシャンティ産駒)のスマートオーディン、20年はディープインパクト産駒のベストアクター、21年はダイワメジャー産駒のレシステンシアと、この3年はサンデーサイレンス系産駒が勝っていました。
その後、22年は、ミスタープロスペクター系のロードカナロア産駒、昨年23年は、ノーザンダンサー系産駒が勝っています。

ノーザンダンサー系絡みの馬についてもまとめてみますと、06年は3頭中2頭、07年は3頭中1頭、08年は3頭中2頭、09年は3頭中3頭、10年は3頭中2頭、11年は3頭中1頭、12年は3頭中1頭、13年は3頭中2頭と8年連続3着以内に入っていました。
しかし翌14年は初めて1頭も絡みませんでした。(最高位4着)
続く15年は3頭中2頭絡み、16年は3頭中1頭絡んでいます。
17年は14年に続いて2回目の絡まなかった年となりました。(最高位4着)
続く18年は3頭中2頭、19年は3頭中1頭、20年は3頭中2頭、21年は3頭中3頭と4年連続絡んでいます。
22年は4頭が出走、ミッキーブリランテの6着が最高位となっていました。
昨年23年は6頭が出走、ダディズビビッドが2着に入っています。
結局、18年中15年で少なくとも1頭絡んでいたことになります。
ちなみに、今回の登録馬19頭でノーザンダンサー系絡みの馬は、9頭となっています。
また、今回の登録馬で、サンデーサイレンス系産駒は、8頭となっています。


年齢では、
06年では「7歳-4歳-6歳」
07年では「8歳-5歳-5歳」
08年では「4歳-6歳-4歳」
09年では「5歳-5歳-4歳」
10年では「5歳-4歳-4歳」
11年では「5歳-4歳-4歳」
12年では「5歳-5歳-6歳」
13年では「5歳-6歳-4歳」
14年では「4歳-8歳-4歳」
15年では「6歳-4歳-5歳」
16年では「5歳-5歳-4歳」
17年では「7歳-6歳-8歳」
18年では「5歳-4歳-7歳」
19年では「6歳-7歳-6歳」
20年では「6歳-6歳-5歳」
21年では「4歳-5歳-6歳」
22年では「7歳-7歳-5歳」
23年では「4歳-5歳-5歳」
の順番という組み合わせでした。
07年、12年、17年、19年、20年、22年以外の12年で4歳馬が少なくとも1頭3着以内に入っていました。
ただし12年と17年の4歳馬の出走数は、毎年3頭以上の4歳馬の出走があった中、1頭(それぞれ11番人気16着、1番人気8着)のみとなっていました。(07年の4歳馬は3頭の出走で最高位は4着、19年の4歳馬は3頭の出走で最高位は5着、20年の4歳馬は3頭の出走で最高位7着)
ちなみに、今回の登録馬で4歳馬は、アサカラキング、カルロヴェローチェ、タマモブラックタイの3頭となっています。

参考までに、12月に行われる3歳以上の同じ施行の重賞阪神カップでは、
06年では「3歳-7歳-3歳」
07年では「5歳-6歳-4歳」
08年では「4歳-5歳-3歳」
09年では「6歳-6歳-3歳」
10年では「7歳-4歳-6歳」
11年では「5歳-3歳-4歳」
12年では「6歳-5歳-3歳」
13年では「5歳-6歳-4歳」
14年では「6歳-4歳-5歳」
15年では「4歳-5歳-4歳」
16年では「3歳-5歳-7歳」
17年では「6歳-7歳-3歳」
18年では「5歳-3歳-5歳」
19年では「3歳-5歳-3歳」
20年では「4歳-3歳-5歳」
21年では「3歳-3歳-5歳」
22年では「7歳-4歳-5歳」
23年では「4歳-5歳-4歳」
となっています。
翌年、明け4歳となる「3歳馬」も結構目立っています。


枠の出目では、「5枠-7枠-6枠」で決まった最初の06年以外、翌年以降は内枠の活躍が目立っています。
その内枠の活躍が目立っていた07年以降では、連対馬は、1枠が8頭、2枠が7頭、3枠が7頭、4枠が2頭、5枠が1頭、6枠が4頭、7枠が4頭、8枠が1頭となっています。
ただし、連対馬では、07年から15年までは少なくとも1頭、1枠から3枠までの馬が連対していましたが、翌16年は、「7枠-6枠」(3着馬は2枠)で決まっています。
しかし、17年以降は、「2枠-4枠」、「2枠-1枠」、「3枠-5枠」、「7枠-3枠」、「4枠-3枠」、「6枠-1枠」、「6枠-3枠」と昨年までの7年、連続内枠が絡んでいます。
3着馬は、1枠が1頭、2枠が6頭、3枠が5頭、4枠が1頭、5枠が1頭、6枠がなくて、7枠が1頭、8枠が3頭となっています。
12年と17年と23年(いずれも8枠)、21年(7枠)、22年(5枠)を除けば、あとはすべて内枠となっていました。
ちなみに、その内枠をはずしたうちの12年と17年の4着はどちらも3枠(21年は5枠)でした。


以上ですが、今年もまずは内枠の馬からの検討ということになりますね。
そして次に、上位人気4頭から何頭上位3着以内に入るかの検討になるかと思います。
また血統面では、14年と17年と22年以外少なくとも1頭3着以内に入っているノーザンダンサー系絡みの馬の取捨選択ですね。
今年のノーザンダンサー系絡みの登録馬は6頭ですが、その取捨選択では悩むところです。
また、その中に上位人気が予想される有力馬も含まれていますので、これも難解ですね。
そして、今年も上位人気となりそうなサンデーサイレンス系産駒の取捨選択も難しいところです。
と、今年も昨年までとほぼ同じ文章になりましたが、いろいろ悩むことが多そうな阪急杯となりそうです。
とにかく、勘をひらめかせながら、今年も1頭1頭丁寧に検討していこうと思います。


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第58回 小倉大賞典のデータ [競馬データ]

小倉競馬場全面リニューアルの2000年以降、10年の中京競馬場開催を除く23年間、連対馬46頭、3着馬23頭からです。
ただし、開催日の日程ですが、13年にそれまでより2週間遅くなり、さらに14年はさらに1週間遅くなっています。


まず連対馬の当日の人気の組み合わせですが、順に「2-3」「2-7」「13-2」「11-3」「3-7」「1-4」「11-1」「10-2」「6-1」「7-1」「6-9」「5-10」「6-2」「1-8」「3-6」「2-6」「4-8」「1-15」「3-1」「4-10」「11-1」「1-3」「2-9」となっていて、11年、12年、17年、20年の4年を除く19年間では、少なくとも片方は1番人気、2番人気、3番人気の上位人気いずれかの馬が、両方か(1年)片方か(14年)で連対していました。
その11年(「6-9」)、12年(「5-10」)の3着馬ですが、いずれも偶然のようにクビ差で1番人気の馬が入っていました。
20年(「4-10」)も3着馬は2番人気の馬が入っていました。
しかし、もう一つの17年(「4-8」)の3着馬は5番人気で、初めて3着以内に3番人気以上の上位人気の馬が入らなかった年となりました。(ちなみに1番人気が5着に入っています)
その17年を例外とすれば、とりあえずは、軸馬は1番人気、2番人気、3番人気のいずれかの馬から選ぶのがセオリーのようです。
またその反面荒れる要素も高く、23年中半分の11年の1着馬の単勝オッズは二桁で、そのうち5年は人気も2桁人気となっていました。
3着馬の人気も見てみますと、1番人気が4頭、2番人気が2頭、3番人気が2頭、4番人気が2頭、5番人気が5頭、6番人気が1頭、7番人気が2頭、8番人気、10番人気、11番人気、12番人気、14番人気が各1頭となっていました。
しかしながら、その3着馬の単勝オッズも見てみますと、23年中二桁オッズとなっていたのは9年、三桁オッズとなっていたのは1年(19年の14番人気、127.5倍)で、そのうち二桁オッズの中で一番高かったのが21年の35.0倍(12番人気)となっていました。
19年の三桁オッズ、15年、21年の二桁人気をそれぞれ例外ととらえると、連対馬に比べると上位人気の馬が中心となっています。
ただ、その19年の三桁オッズで3着に入った馬は、逃げて最後粘って3着に入った馬ということで、ダイヤモンドSでも触れましたが、このように人気薄の逃げ馬が展開に恵まれて上位に残ることがあるので、逃げる馬を予想するのは難しいですけれど、この展開の検討は一応必要かと思います。


年齢は、連対馬では5歳と6歳が各11頭、続いて4歳と7歳が各10頭となっていて、4歳から7歳まで拮抗しています。
あと残りは、8歳が2頭、9歳、10歳が各1頭と、高齢馬もがんばっている年もありました。
その7歳も含め、8歳、9歳、10歳までの高齢馬の内訳ですが、
06年7歳馬が1着(メジロマイヤー)11番人気
07年9歳馬が1着(アサカディフィート)10番人気
08年10歳馬が1着(アサカデフィート)6番人気
11年7歳馬が1着(サンライズベガ)6番人気
11年7歳馬が2着(バトルバニヤン)9番人気
12年7歳馬が1着(エーシンジーライン)5番人気
12年7歳馬が2着(スマートギア)10番人気
15年7歳馬が2着(コスモサンパーク)6番人気
16年8歳馬が2着(ダコール)6番人気
17年8歳馬が2着(ヒストリカル)8番人気
20年7歳馬が2着(ドゥーモ)10番人気
21年7歳馬が1着(テリトーリアル)11番人気
23年7歳馬が1着(ヒンドゥタイムズ)2番人気
23年7歳馬が2着(カテドラル)9番人気
となっていて、06年から08年の3年連続と11年、12年の2年連続、15年、16年、17年の3年連続、そして20年21年と連続で連対と、06年以降ここ16年(中京開催の10年を除く)中、09年、13年、14年、18年、19年を除いた計11年で連対していたことになります。

3着馬の年齢は5歳馬が8頭、6歳馬が6頭、7歳馬が4頭、4歳馬が3頭、8歳馬と9歳馬が各1頭となっています。
その7歳馬3頭が3着に入った年は、
00年(ドラゴンライト)7番人気
06年(メイショウカイドウ)2番人気
15年(ダコール)11番人気
18年(スズカデヴィアス)4番人気
8歳馬が3着以内に入った年は、
22年(カデナ)8番人気
9歳馬が3着に入った年は
19年サイモンラムセス(14番人気)

となっています。
15年以降、ここ9年連続で7歳馬以上が少なくとも1頭、3着以内に入っていたことになります。


毛色ですが、連対馬では栗毛と黒鹿毛と鹿毛が各14頭と並んでいます。
あと、青鹿毛が3頭となっていました。
勝ち馬だけを見てみますと、鹿毛が10頭、黒鹿毛が8頭と拮抗しています。
あと、栗毛が4頭、青鹿毛が1頭となっていました。
2着馬では、23頭中半分弱の10頭、栗毛馬で占められていました。
3着馬の毛色では、逆に鹿毛が23頭中12頭と多く、栗毛と黒鹿毛が各5頭、芦毛が1頭となっていました。


枠番の出目ですが、連対馬では、2枠が8頭、1枠と3枠と8枠が各7頭、7枠が6頭、6枠が5頭、4枠が4頭、5枠が2頭となっていました。
3着馬では、1枠と4枠と6枠が各5頭、2枠と3枠と7枠と8枠が各2頭、5枠がなしとなっています。


以上ですが、上記で書きましたけれど、とりあえずは、「4番人気-8番人気-5番人気」の順で決まった17年を除けば、基本的には、1番人気、2番人気、3番人気の3頭が3着以内に入っているので、とりあえずは、この中から1頭ないし2頭(00年、01年、02年、05年、06年、07年、19年)を軸に選んで、そこから4番人気以下の下位人気の馬に、1頭ないし2頭、馬連、ワイド、さらに3連複、3連単に流すのがセオリーのようですね。
また、過去から見て、3連複の2頭軸で勝負するのであれば、同じく1番人気から6番人気の6頭の中から2頭選んであと1頭を7番人気以下に流すか(これが23年中19年)、その6番人気以内から3頭選ぶか(23年中1年)、1番人気から4番人気の中から3頭選ぶか(23年中1年)、1番人気(か2番人気、3番人気)と9番人気以下の下位人気から2頭選ぶか(23年中2年)のいずれかになっています。
あくまで昨年までの傾向が今年も続けばという条件は付きますが、23年中19年も占めるのであれば一番目の組み合わせをやっぱり選択してしまいますね。
ただ、これはかなり難解かと思います。
それと、毛色については、まずは黒鹿毛馬の取捨選択、そして上記で「2着馬で栗毛馬が22頭中10頭」と書いたとおり、この栗毛馬には今年も特に注意が必要のようですね。
ともかく、上記のデータを丁寧に検討しながら、まずは本命馬を決めていこうと思います。

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第74回 ダイヤモンドステークスのデータ [競馬データ]

施行が2月に変更になった97年以降、03年の中山競馬場開催を除く26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。
04年から3200mから3400mに変更になっていますが、臨戦過程など影響がないように思われますので昨年までと同様そのままでいきます。
また、11年からはそれまでより1週施行が遅くなっています。


最初に今年も馬体重のデータから始めます。
まず、06年までは一度も500kg以上の馬が連対したことがなかったレースでした。
特に、毎年取り上げていることですが、04年では、出走馬11頭中上位3着までが500kg以下、4着以下はすべて500kg以上の馬という面白い結果が出ていたほど、500kg以上の馬体重の馬に縁のないレースでした。
しかし07年に、2着に初めて当日馬体重500kg(前走498kg)の6番人気エリモエクスパイアが入ってからはそれまでと傾向が変わりました。
続く08年も、2着に当日516kg(前走も同じ)の2番人気コンラッドが入りました。
さらに09年には、1着の2番人気モンテクリスエスが当日536kg(前日530kg)、2着の12番人気ブレーヴハートが当日522kg(前日520kg)と、2頭ともそれまでの馬体重の最高馬体重の記録を更新してしまいました。
結局、06年まで1頭も連対していなかった当日馬体重が500kgを越えた馬が、07年以降の3年間で連対馬6頭中4頭も占めたことになります。
ところが、続く10年は1着馬2着馬共に484kgと、06年以前に戻った感がいたしました。
しかしながら、その3着馬ドリームフライトは当日の馬体重504kg(前走506kg)で、一応前年までの傾向を違う形で引き継いだことになりました。
実に、馬体重500kg以上の馬が3着に入ったのはこれが初めてでした。
そして続く
11年の上位3頭は、「466kg-516kg-444kg」
12年の上位3頭も、「506kg-492kg-540kg」
13年の上位3頭も、「480kg-484kg-532kg」
14年の上位3頭も、「452kg-494kg-508kg」
という順番で、07年以降8年連続で毎年500kgを超える馬が少なくとも1頭が3着以内に入った記録が続いたことになりました。
やはり、07年以降、それまでの傾向から変わってしまったのでしょうか。
しかし翌15年は、500kg以上の馬が5頭出走して、そのうち528kgのネオブラックダイヤの5着が最高位と、06年以来9年ぶりに馬体重500kg以上の馬が3着以内に入らなかった年となりました。
そして続く16年も500kg以上の馬は16頭中5頭が出走しましたが、最高位は13番人気のマイネルメダリスト(504kg)の5着でした。

よって、
15年は、「456kg-488kg-474kg」
16年も、「468kg-470kg-486kg」
ということで、この2年連続、500kg以下の馬で上位3頭で占められることになりました。
17年は、同じく500kg以上の馬は14頭中5頭出走し、
「478kg-476kg-516kg」という順番で、
3着に、516kgの2番人気のカフジプリンスが入り、3着以内に1頭500kg以上の馬が入りました。
18年は、500kg以上の馬は5頭出走しましたが、上位3頭の馬体重は、

「462kg-444kg-490kg」
と3着以内に1頭も500kg以上の馬は入りませんでした。
最高位は7番人気のリッチーリッチー(512kg)の4着でした。
19年は、500kg以上の馬は2頭出走し、そのうち546kgの3番人気のカフェブリッツが最高位として3着に入りました。
この年の上位3頭の馬体重は、
「484kg-438kg-548kg」
となっていました。
20年は、500kg以上の馬は5頭出走し、最高位は530kgの4番人気レノヴァールとなっていました。
そのレノヴァールは4着でした。
この年の上位3頭の馬体重は、
「498kg-456kg-484kg」
となっていました。
21年は、500kg以上の馬は3頭出走し、最高位は540kgの4番人気グロンディオーズとなっていました。
そのグロンディオーズが1着となっています。
この年の上位3頭の馬体重は、
「540kg-510kg-492kg」
となっていました。
22年は、500kg以上の馬は4頭出走し、最高位は502kgの11番人気ランフォザローゼスの2着となっています。
この年の上位3頭の馬体重は、
「456kg-502kg-476kg」
となっていました。
23年は、500kg以上の馬は3頭出走し、最高位は502kgの1番人気シルブロンの3着となっています。
この年の上位3頭の馬体重は、
「434kg-468kg-502kg」
となっていました。

一応ここで、その500kg以上の馬体重の傾向をまとめたデータを今年も載せておきます。
昨年までの該当する26年間(中山開催を除く)で、当日馬体重500kg以上で出走したのは全部で107頭いました。
その中で3着以上の上位となったのは、上記で挙げました07年から14年まで8年間での、エリモエクスパイア、コンラッド、モンテクリスエス、ブレーヴハート、ドリームフライト、コスモヘレノス、ケイアイドウゾジン、スマートロビン、メイショウカドマツ、タニノエポレットの10頭に17年のカフジプリンス、19年のカフェブリッツ、21年のグロンディオーズ、22年のランフォザローゼス、23年のシルブロンをプラスして、計15頭ということになります。
この15頭の中で、前走も500kg以上だったのは、エリモエクスパイア(前走498kg)とランフォザローゼス(前走496kg)以外の13頭となっています。
また、15頭の中で、ブレーヴハート、ケイアイドウソジン、メイショウカドマツ、カフジプリンス、グロンディオーズ、ランフォザローゼス、シルブロンの7頭を除く8頭の血統ですが、ノーザンダンサー系が父かBMS(母の父)のどちらかで絡んでいました。
また、500kgの一歩手前の馬体重490kg台もあげておきますと、連対馬は7頭(98年1着、02年2着、05年1着、06年2着、12年2着、14年2着、20年1着)、3着馬は3頭(08年、18年、21年)入っているのみとなっていました。
どちらにせよ、一部の例外を除けば、基本的に大型馬が有利なレースとは言えないものとなっています。
ちなみに、除いた2003年の中山開催では、1着から3着の上位3頭はすべて500kgを超える馬となっていました。
このあたり、長距離戦はスタミナ勝負だと思いますので、やはり馬体重の重い馬の方が有利だと思うのが常識のような気がいたします。
そういう意味では、中山でのこの結果は順当だと思うのですが、東京ではどうもそうではないようですね。
ただ、07年以降あたりから重い馬が上位3着以内に絡みだしたのは、もしかしたら、東京競馬場の改修に関係があるのかも知れません。


さて、当日500kgを超える出走馬ですが、はっきりわかるのはやはり発走1時間ちょっと前ですので、予想する段階では推測で考えなければなりません。
ちなみに、今回の登録馬10頭で前走馬体重500kg以上の馬は、ワープスピード(504kg)の1頭となっています。
このワープスピードですが、ノーザンダンサー系のドレフォン産駒となっています。
また、前走馬体重490kg台の登録馬ですが、ニシノレヴナント(494kg)、メイショウユズルハ(494kg)の2頭となっています。
逆に言えば、馬体重500kg以上の馬が上位に絡み出した07年以降昨年までの17年間の上位3着以内の計51頭のうち、500kg以上は16頭、490kg台は6頭でしたので、490kg未満だった馬は29頭となります。
このあたりも含めて、当日(予想の範囲となりますが)の馬体重からの取捨選択には今年もかなり悩むことになりそうです。


次に、ハンデ戦なのでその傾向を見てみますと、一番連対が多かった重量は、54kgの10頭で、続いて56kgの9頭、55kgの8頭、53kgの6頭となっています。
あと、50kgと51kgと52kgと57kgと58.5kgが各3頭、そして、57.5kg、58kgが各2頭なっていました。
3着馬では54kgが10頭と最も多く、続いて55kgが7頭、50kg、52kg、57.5kgが各2頭、51kg、53kg、56kgが各1頭となっています。
つまり、連対馬52頭中25頭、3着馬26頭中16頭が54kg以下の重量ということになります。
ハンデ頭ですが、97年から順に、9着、13着、13着、3着(57.5kg)、8着、2着(57.5kg)、1着(56kg)、9着、3着(57.5kg)、5着、13着、1着(57.5kg)、7着、9着、12着、5着、12着、10着、14着、2着(58.5kg)、2着(56kg)、1着(58kg)、2着(58.5kg)、1着(58kg)、1着(58.5kg)、8着(56kg)、8着(57kg)、13着(57kg)、15着(57.5kg)、14着(56kg)、1着、2着、5着、7着、8着、10着、14着、15着(56kg」となっていて、38頭中11頭が連対、2頭が3着という結果となっています。
今回の登録馬のハンデ頭の重量は58.5kgのテーオーロイヤルとなっています。


臨戦過程ですが、前走及び前々走で両方か片方で連対していた馬は、連対馬52頭中33頭いました。
今回の登録馬では、テーオーロイヤル、トロピカルナイト、ニシノレヴナント、ワープスピードの3頭が該当します。
残りの前走または前々走で連対していなかった残り19頭のうち9頭は、ハンデでの重量がそれぞれ、50kg、52kg、54kg、50kg、53kg、53kg、54kg、50kg、54kg、54kgと、54kg以下の軽ハンデとなっていました。
今回の登録馬10頭でこれに該当するのは、グランスラムアスク(52kg)、トロピカルライト(49kg)の2頭となっています。
また、その前走または前々走で連対していなかった19頭の中の6頭は、前走か前々走で3000m芝の万葉Sを走っていました。(4番人気3着、2番人気6着、8番人気6着、3番人気3着、6番人気4着、1番人気5着)
前走、前々走共に連対がなく前走万葉Sに出走していた出走馬ですが、ワンダフルタウン(前走で5着)の1頭となっています。
あと、前走か前々走で万葉Sを走っていなかった13頭は、00年1着のユーセイトップラン、06年2着のメジロトンキニーズ、07年2着のエリモエクスパイア、12年1着のケイアイドウソジン、13年1着のアドマイヤラクティ、14年1着のフェイムゲーム、14年2着のセイクリッドバレー、16年2着のフェイムゲーム、19年2着のサンデームーティエ、20年1着のミライヘノツバサ、20年2着のメイショウテンゲン、22年2着のランフォザローゼス、23年2着のヒュミドールで、そのうち、ユーセイトップラン(前走新春日経杯13着)、ケイアイドウゾジン(前走オープン特別ダート戦14着)、16年2着のフェイムゲーム(前走オーストラリアのメルボルンC13着)、サンデームーティエ(前走1000万下特別9着)、ミライヘノツバサ(前走オープン特別8着)、ランフォザローゼス(前走オープン特別10着)、ヒュミドール(前走中山金杯13着)の7頭を除く6頭の前走は掲示板に載っていました。(3着3頭、4着3頭)
その前走掲示板に載らなかった7頭のうち、ユーセイトップランは、その2年前のこのレースの勝ち馬でしたし、フェイムゲームはその1年前と2年前の勝ち馬、ハイフレンドトライは前々走で万葉Sを走っていました。
あと、12年の15番人気1着馬ケイアイドウソジンはノーマークの楽な手応え、19年の8番人気2着馬サンデームーティエは軽ハンデに助けられ無理なくと、それぞれマイペースでの逃げ粘りで残ったということで、やはり展開に助けられた部分が大きかったと思われます。
ただ、ケイアイドウソジンはそれまで東京8戦3勝(6着以下5回)、サンデームーティエはそれまで東京11戦2勝、2着1回、3着3回、4着、5着各1回(6着以下3回)でしたので潜在的に結果として東京巧者的だったと思います。
また、23年13番人気で2着となったヒュミドールは、ぞの前々年のダイヤモンドSで5着の実績がありました。
ちなみに、今回の登録馬で、前走、前々走共に連対がなく、かつ前走万葉S以外で掲示板に載っていた馬の登録はありません。


次に臨戦過程での前走及び前々走のレースに関してですが、その中で注目せねばならないのは、「万葉ステークス」組でしょう。
該当期間の過去26年、上位1着から3着馬まで計78頭で見てみますと、その万葉S組が1頭も出走しなかった00年を除く25年で、12年、13年、15年(この3年はそれぞれ4頭が出走)、20年(2頭が出走)、21年(2頭が出走)、22年(2頭が出走)を除く19年で、少なくとも1頭は必ず入っていました。(そのうち97年、98年、99年、02年、05年、19年の6年では、3着以内に2頭入っていました)
結局全部で78頭中25頭(前走が21頭、前々走が4頭)が3着以内に入ったことになります。
その3着以内に入った万葉S組25頭の、それぞれの万葉S時の着順は、1着が8頭、2着が6頭、3着が4頭、4着が2頭、5着が1頭、6着が3頭、7着が1頭となっています。
今回の登録馬で、前走もしくは前々走で万葉Sを走っていたのは、ワンダフルタウン(前走で5着)の1頭となっています。

もう一つ注目せねばならないのは前走条件組でしょう。
1着馬から3着馬の上位では、78頭中全部で22頭(準オープン特別(3勝クラス)16頭、1000万下(900万下)特別6頭)となっています。
その前走の施行距離ですが、2200mの3頭を除けば、残る19頭は2400mか2500mのレースとなっていました。
今回の登録馬では、前走芝の条件戦を走った馬は、3勝クラスで1着だったニシノレヴナント(2500m芝)、1勝クラスで1着だったトロピカルライト(2600m芝)の2頭となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が18頭、5歳が15頭と拮抗しています。

続いて6歳が9頭、7歳が8頭、8歳が3頭、9歳が1頭となっています。
3着馬では、4歳と6歳が各9頭と最も多く、5歳が5頭、7歳が2頭、8歳が1頭となっています。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が23頭と最も多く、あと栗毛が12頭、黒鹿毛が8頭、青鹿毛が5頭、芦毛が3頭、青毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が14頭、栗毛が6頭、芦毛と栃栗と黒鹿毛が各2頭となっています。


父の血統は、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が28頭、ミスタープロスペクター系が11頭、ナスルーラー系が6頭、ノーザンダンサー系が5頭、マンノウオー系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が15頭、ノーザンダンサー系が6頭、ナスルーラー系が3頭、ミスタープロスペクター系とサッカーボーイが各1頭となっています。


それから牝馬ですが、全部で20頭出走し、過去から順に、10着、12着、7着、2着(メジロトンキニーズ)、6着、6着、10着、15着、7着、10着、12着、12着、11着、12着、3着、10着、12着、13着、6着、16着となっていて2着、3着と2頭が掲示板に載っていました。
今回の登録馬では、グランスラムアスク、サリエラ、トロピカルライトの3頭が登録しています。


あともう一つ、配当面ですが、東京3400m芝となった04年以降3連複の配当は、04年、11年、13年、14年、15年、17年、18年、19年、21年を除いた20年中11年は、万馬券となっています。
また、3連単が始まった05年以降3連単の配当は、06年、11年、13年、14年、15年、16年、17年、18年、19年、21年を除いた20年中11年は、10万を超える配当となっています。


以上ですが、昨年までも書きましたけれど、結構荒れる可能性のあるレースですので、今年も予想も難しいですね。

特に過去20年で、04年、06年、11年、13年、14年、15年、16年、17年、18年、19年、21年を除く9年で、3着以内に二桁人気の馬が1頭入っていますので、この二桁人気の馬にも注意が必要かと思います。
ただ、除いた年を見てもわかる通り、11年以降12年と20年と22年を除く9年では思ったほど荒れていませんので、傾向も変わってきているのかも知れません。
ただし20年の1着に16頭中16番人気で単勝325,5倍のミライヘノツバサが来て、2着は3番人気、3着は2番人気でしたけれど、3連複の配当は25万円台、3連単の配当は350万円台と大荒れとなったのは記憶に新しいところです。
とりあえず今年も、二桁人気(場合によっては三桁人気)の馬今年が3着以内に、入るか入らないかの二者択一をまずはしなければならないようですね。
それともうひとつ、04年以降昨年までの20年中11年で8枠が3着以内に1頭ないし2頭(13年と15年の2年)入っていましたので、その8枠に入った馬にも検討が必要かと思います。
ともかくも、今年も馬体重など上記のデータと照らし合わせながら、まずは本命馬から決めていきたいと思います。

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第59回 京都牝馬ステークスのデータ [競馬データ]

この京都牝馬ステークスもここ3年、京都競馬場が大規模整備工事のため、阪神競馬場で行われていましたが、今年は4年振りに京都競馬場に戻っての開催となります。
よって、再度、京都競馬場での開催でのデータを載せていきたいと思います。
1600m芝から現在の1400m芝に変更になった2016年から2020年まで5年間、連対馬10頭、3着馬5頭からです。

まず前走での距離ですが、15年までの1600m芝施行では、同じ距離の1600m芝を走った馬は連対馬では約半数の馬がいて、その約3分の2が連対していました。
では、16年以降はどうだったのでしょうか。
まず16年では、出走馬の中で前走1600m芝を走って連対していたのは2頭(前走準オープン1番人気1着、前走京都金杯3番人気1着)のみでしたが、その2頭はそれぞれ6番人気2着、3番人気3着と上位に入りました。
残りの1着馬(1番人気)の前走は、エリザベス女王杯の2200m芝(5番人気8着)でした。
17年では、前走1600m芝を走って連対していたのは、レッツゴードンキ(前走オープン特別6番人気2着)の1頭でしたが、1番人気1着で勝っています。
残りの2着馬(7番人気)、3着馬(5番人気)の前走は、それぞれ、1200m芝(準オープン1番人気1着)、1400m芝(準オープン3番人気1着)となっていました。
18年では、前走1600m芝を走った馬は3頭(前走ターコイズS(G3)5番人気1着、前走準オープン5番人気1着、前走準オープン9番人気1着とすべて1着)いましたが、それぞれ1番人気1着、4番人気2着、9番人気4着と3頭とも上位に入っていました。
残りの3着馬(5番人気)の前走は、1400m芝(準オープン8番人気2着)となっています。
19年では、前走1600m芝を走って連対した馬は3頭(前走準オープン1番人気1着、前走ターコイズ5番人気1着、前走ターコイズS10番人気2着)でしたが、その3頭はそれぞれ2番人気4着、1番人気5着、4番人気9着と、前走連対した馬が初めて1頭も3着以内に入ることができませんでした。
逆に前走1600m芝で連対を外した馬は3頭、そのうち前走ターコイズS9番人気7着だった1頭が7番人気2着と連対していました。
残りの1着馬(9番人気)、3着馬(13番人気)の前走は、両馬とも1400mとなっています。
20年で前走1600m芝を走っていた馬は8頭いましたが、連対していたのは、サウンドキアラ(前走京都金杯3番人気1着)の1頭でした。
そのサウンドキアラは見事1番人気1着となっています。
あと、連対を外した中で前走ターコイズS9番人気3着だったメイショウグロッケが13番人気3着で上位に入っていました。
あと、残りの2着馬(6番人気)の前走は、1400m芝となっていました。
結局、16年から20年までの上位3頭、計15頭の前走の距離ですが、1600m芝が8頭、1400m芝が5頭、1200m芝、2200m芝が各1頭となっています。

ちなみに、今回の登録馬19頭で、前走1600m芝を走って連対していたのは、前走オープン特別のキャピタルS1番人気2着だったプレサージュリフト、前走3勝クラスで2番人気1着となったモズゴールドバレルの2頭となっています。
また、前走1600m芝を走って連対を外した馬は、前走阪神牝馬S2番人気4着だったウインシャーロットと前走ターコイズS4番人気4着のソーダズリングの2頭がいます。


次に、過去5年の年齢ですが、
16年の1着馬~3着馬の年齢は、4歳、5歳、6歳
17年の1着馬~3着馬の年齢は、5歳、4歳、6歳
18年の1着馬~3着馬の年齢は、4歳、4歳、5歳
19年の1着馬~3着馬の年齢は、5歳、5歳、4歳
20年の1着馬~3着馬の年齢は、5歳、4歳、6歳
となっていました。
参考までに、6歳馬に関して、16年は18頭中5頭、17年は18頭中7頭、18年は12頭中1頭、19年は17頭中5頭、20年は17頭中4頭の出走となっていました。


毛色ですが、
16年の1着馬~3着馬の毛色は、3頭とも黒鹿毛
17年の1着馬~3着馬の毛色は、栗毛、鹿毛、鹿毛
18年の1着馬~3着馬の毛色は、3頭とも鹿毛
19年の1着馬~3着馬の毛色は、鹿毛、黒鹿毛、黒鹿毛
20年の1着馬~3着馬の毛色は、3頭とも鹿毛
となっていました。


父の血統ですが
16年の1着馬~3着馬の父の血統は、3頭ともヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ステイゴールド)
17年の1着馬~3着馬の父の血統は、連対馬2頭共ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ、アドマイヤムーン)、3着馬はヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(ディープインパクト)
18年の1着馬~3着馬の父の血統は、3頭ともヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(ダイワメジャー、マンハッタンカフェ、ドリームジャーニー)
19年の1着馬~3着馬の父の血統は、3頭ともヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ダイワメジャー)
20年の1着馬~3着馬の父の血統は、前の4年と違った様相となりました。
1着馬はヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系(ディープインパクト)でしたが、2着馬はナスルーラ系のレッドゴッド系、3着馬はノーザンダンサー系のサドラーズウェルズ系となっていました。


枠番の出目ですが、
16年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「7枠」「5枠」「6枠」
17年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「5枠」「7枠」「3枠」
18年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「6枠」「7枠」「8枠」
19年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「5枠」「7枠」「7枠」
20年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「8枠」「5枠」「3枠」

となっていました。


それから、重量のデータも合わせて載せておきます。
このレースはハンデ戦ではないものの、下記のとおり、毎年「54kg」の重量の馬が少なくとも1頭、3着以内に入っていました。

過去5年の出走馬中、「54kg」の馬の数とその中で3着以内に入った馬のその着順を挙げていきますと、
16年 18頭中12頭 2着
17年 18頭中13頭 2着、3着
18年 12頭中7頭  2着
19年 17頭中12頭 1着、2着
20年 17頭中9頭  3着
この3着以内に入っていた「54kg」の7頭の前走を見てみますと、1着かあるいは1着をはずした馬でも勝ち馬との着差は、19年の1着馬(0.7秒)、20年3着馬(0.6秒)以外の5頭は「0.5秒以内」となっていました。


人気の組み合わせですが、
16年 1番人気-6番人気-3番人気
17年 1番人気-7番人気-5番人気
18年 1番人気-4番人気-5番人気
19年 9番人気-7番人気-13番人気
20年 1番人気-6番人気-13番人気


以上ですが、人気の組み合わせのデータを見るだけで、かなりの難解さを感じてしまいますね。
とりあえずは、まずは1番人気馬の取捨選択からになるでしょうか。
あとは、枠番、年齢、血統のそれぞれのデータから検討して、絞って予想していきたいと思います。


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