SSブログ

第8回 ターコイズステークスのデータ [競馬データ]

以前から、この12月の初旬を中心に、中山競馬場で、牝馬限定、ハンデキャップ競争の名物オープン特別レースとして長く行なわれてきました。
最初は2000m芝で始まりましたが、途中で1800m芝、そして06年から現在の1600m芝で行なわれています。

そのターコイズステークスが、15年から重賞として昇格して行われています。
ということで、その過去6回、15年から21年までの重賞となってからのデータを載せていきたいと思います。


まず、3着以内に入った最上位人気を羅列していきたいと思います。
その中で1番人気が3着以内を外した年については、その年の1番人気の着順と単勝オッズを後ろに載せておきます。
15年 11番人気1着 1番人気8着(4.1倍)
16年 1番人気1着(2.9倍)
17年 3番人気2着  1番人気4着(3.2倍)
18年 5番人気1着  1番人気8着(3.1倍)
19年 1番人気3着(4.2倍)
20年 1番人気1着(4.8倍)
21年 3番人気2着(6.3倍) 1番人気7着(4.3倍)となっていました。
15年を見ていただければわかる通り、この年の上位3頭の人気は、「11番人気-16番人気-15番人気」の順で決まって、3連単の配当は約300万弱とかなりの大荒れとなりました。
ところが、翌16年の上位3頭の人気は、「1番人気-6番人気-3番人気」の順で決まって、前年とは一変、3連単の配当は1万7千円台とほぼ固く収まりました。

翌17年の上位3頭の人気の組み合わせは、「5番人気-3番人気-7番人気」の順で、3連単の配当は9万円台と、15年に比べるとそれほどではないにしても、結構荒れた結果となりました。
18年の上位3頭の人気の組み合わせは、「5番人気-10番人気-13番人気」の順で決まり、3連単の配当は69万円台と、大荒れとなっています。
19年の上位3頭の組み合わせは、「3番人気-2番人気-1番人気」の順で決まり、3連単の配当は1万5千円台と16年と同様、ほぼ固い決着となりました。
20年の上位3頭の組み合わせは、「1番人気-3番人気-9番人気」の順で決まり、3連単の配当は5万2千円台とそこそこ荒れていました。
21年の上位3頭の組み合わせは、「4番人気-3番人気-13番人気」の順で決まり、3着に二桁人気の馬が入ったことにより、3連単の配当は10万円台と荒れていました。
こう見ると、なかなか荒れるかほぼ固いかの二者択一になりそうで、結構悩みそうですね。
そういう意味では、かなり難解なレースであることがわかります。


次に、違う観点からで見てみます。
単勝オッズで20倍以上だった馬が3着以内に入った年は、
15年 11番人気(22.8倍) 1着
     16番人気(50.6倍) 2着
     15番人気(49.8倍) 3着
17年  7番人気(20.3倍) 3着
18年 10番人気(33.5倍) 2着
     13番人気(58.3倍) 3着
21年 13番人気(38.0倍) 3着
となっていて、7年中4年で入っていました。
15年に3頭すべて、18年は2頭と複数の単勝オッズ20倍台の馬が3着以内に入るなど、波乱含みの様相を秘めています。
入らなかった16年も、4着にクビ差で9番人気(29.3倍)の馬が、19年も、同じく4着にハナ差で12番人気(45.2倍)の馬が、20年は5着に12番人気(33.0倍)の馬がそれぞれ来ていました。
その意味でも難解なレースですね。


ハンデ重量ですが
15年は「53kg-53kg-52kg」
16年は「56kg-56.5kg-55kg」
17年は「53kg-53kg-55kg」
18年は「56kg-54kg-55kg」
19年は「54kg-53kg-54kg」
20年は「54kg-54kg-56kg」
21年は「53kg-56.5kg-54kg」
という順での決着となっていました。
両極端の結果なので今年も、ハンデ重量からの予想は難しいですね。
さて、その中で、それまでなかった組み合わせとなった15年ですが、その出走馬の重量の内訳は、52kgが6頭、53kgが6頭、54kgが2頭、55kgが2頭で、ほぼ52kg、53kgで占められていました。
対して16年は、ハンデ頭の56.5kgが1頭で、結果は6番人気2着、2番目のハンデ重量56kgが3頭でそのうち1番人気だった1頭が1着、3番目のハンデ重量55kgが1頭で、結果は3番人気3着と、重い重量の馬が上位3頭を占めてしまいました。
あと、54kgが7頭、53kgが3頭、52kgが1頭となっていて、ハンデが軽い馬も多かったのですが、前年と違い奮いませんでした。
17年は、ハンデ頭が55kgで、全部で4頭出走し、そのうちの7番人気馬が3着になりました。
そして、53kgの出走馬が全部で5頭いて、そのうち人気のあった5番人気馬が1着、3番人気馬が2着と、2頭も3着以内に入りました。
あと、54kgが3頭、52kg、51kg、50kg、48kgが各1頭とこの年もハンデが軽い馬が多かったのですが、53kgが2頭、連対した以外は、いずれも掲示板にも載らない結果となりました。
18年は、ハンデ頭が56kgで、唯一1頭出走した馬が1着となりました。
そして、55kgの出走馬が全部で6頭いて、そのうち人気薄の13番人気馬が3着、出走馬3頭いた54kgですが、人気薄の10番人気馬が2着に入りました。
あと、52kg、53kgが各3頭となっています。
19年は、ハンデ頭が56kgでしたが、2頭出走して11番人気6着、5番人気9着となっていました。
出走馬7頭と一番多かった54kgは、そのうち1着、3着と2頭も入りました。
次に4頭多かった53kgの馬は1頭2着に入り、あと4着、5着と入っていて掲示板に3頭入ったことになりました。
20年は、ハンデ頭が57kgでしたが、1頭出走して10番人気16着となっていました。
対して、2番目のハンデ重量56kgですが、9番人気3着と3着以内に入っています
出走馬5頭と一番多かった53kgと54kgとそれぞれの重量ですが、53kgの最高位は7番人気4着、54kgはそのうち1番人気1着、3番人気2着と2頭が連対しています。
そのうち1着、3着と2頭も入りました。
21年は、ハンデ頭が56.5kgkgでしたが、1頭出走して3番人気2着と連対しています。
対して、2番目のハンデ重量56kgは5頭の1番多い頭数での出走、そのうち2番人気馬は8着と敗退しましたが、8番人気馬は4着と健闘していました。
同じくハンデ重量53kgも5頭の出走、そのうち1頭が4番人気で見事1着と勝っていました。
また、16番人気と最低人気の馬が5着と掲示板に入っていました。
あとハンデ重量54kgは3頭の出走がありましたが、そのうち1頭、13番人気の人気薄で3着に入っていました。
今回の出走馬では、ハンデ頭は重量56kgで、アナザーリリック、アブレイズ、シャドウディーヴァ、レイハリアの4頭がいます。
頭数で一番多かったのはハンデ重量53kgの5頭で、次いで54kgの4頭となっています。


枠番の出目ですが、
15年の上位3頭の枠番ですが、「8枠-5枠-7枠」という順で決まりました。
16年の上位3頭の枠番ですが、「5枠-7枠-1枠」という順で決まりました。
17年の上位3頭の枠番ですが、「4枠-4枠-7枠」という順で決まりました。
18年の上位3頭の枠番ですが、「2枠-4枠-3枠」という順で決まりました。
19年の上位3頭の枠番ですが、「7枠-4枠-4枠」という順で決まりました。
20年の上位3頭の枠番ですが、「4枠-3枠-2枠」という順で決まりました。
21年の上位3頭の枠番ですが、「1枠-5枠-8枠」という順できまりました。
やはり、オープン特別当時でも多かった、「4枠」「5枠」には要注意ですね。


年齢では、
15年の連対馬は、3歳と4歳で決着、3着馬は5歳となっていました。
16年の連対馬は、5歳と4歳で決着、3着馬は6歳となっていました。
17年の連対馬は、3歳と4歳で決着、3着馬は4歳となっていました。
18年の連対馬は、4歳と3歳で決着、3着馬は5歳となっていました。
19年の連対馬は、3歳同士で決着、3着馬も3歳となっていました。
20年の連対馬は、3歳と4歳で決着、3着馬は4歳となっていました。
21年の連対馬は、4歳と5歳で決着、3着馬は4歳となっていました。
16年以外で絡んでいた3歳馬(21年は出走馬はなし)、19年以外絡んでいた4歳馬には要注意ですね。


毛色では、
15年「青鹿毛-栗毛-鹿毛」
16年「黒鹿毛-栗毛-栗毛」
17年「鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」
18年「鹿毛-鹿毛―黒鹿毛」
19年「黒鹿毛-栗毛-黒鹿毛」
20年「芦毛-黒鹿毛-鹿毛」
21年「青鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」
となっていて、青鹿毛、黒鹿毛といった濃い毛色が毎年1頭ないし2頭(19年)3着以内に入っていました。
各年の内訳ですが、
15年の鹿毛馬は16頭中4頭、その残りは、栗毛が6頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛が1頭となっていました。
16年の鹿毛馬は16頭中4頭で、その残りは、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、芦毛と愛毛が各1頭となっていました。
17年の鹿毛馬は16頭中10頭で、その残りは、黒鹿毛が3頭、栗毛が3頭となっていました。
18年の鹿毛馬は16頭中8頭、その残りは、黒鹿毛が5頭、栗毛が2頭、青鹿毛が1頭となっています。
19年の鹿毛馬は16頭中6頭、その残りは、黒鹿毛が4頭、栗毛、青鹿毛、芦毛が各2頭となっています。
20年の鹿毛馬は16頭中7頭、その残りは、黒鹿毛と栗毛が各3頭、青鹿毛が2頭、芦毛が1頭となっています。
21年の鹿毛馬は16頭中7頭、その残りは、黒鹿毛と栗毛が各j3頭、青鹿毛が2頭、芦毛が1頭となっています。


父の血統では、
15年 「マンハタンカフェー-サクラバクシンオー-ハーツクライ」
16年 「ハーツクライ-キングカメハメハ-ブライアンズタイム」
17年 「ダイワメジャー-メイショウサムソン-メイショウサムソン」
18年 「ダイワメジャー-キングカメハメハ-メイショウサムソン」 
19年 「ディープインパクト-オルフェーヴル-ダイワメジャー」
20年 「ディープインパクト-オルフェーヴル-ルーラーシップ」
21年 「キングズベスト-オルフェーヴル-オールフェーヴル」
という順番でした
基本的には、サンデーサイレンス系強しですが、キングマンボ系など、他の父の血統にも目を移す必要はありそうです。


臨戦過程では、
15年の上位3頭の前走は
1着馬 シングウイズジョイは、秋華賞(G1)15番人気10着
2着馬 ダンスアミーガは、オープン特別(キャピタルS)16番人気16着
3着馬 オツウは、オープン特別(キャピタルS)12番人気15着
となっていました。

それまでの3着馬に1頭いましたが、前走オープン特別の馬が連対したのはこれが初めてでした。
そして3着馬も前走オープン特別の馬で、これで06年以降3着馬として2頭目となりました。
16年の上位3頭の前走は、
1着馬 マジックタイムは、マイルCS8番人気8着
2着馬 レッツゴードンキは、地方のG1 JBCレディースクラシック4番人気2着
3着馬 カフェブリリアントは、府中牝馬S5番人気3着
となっていました。
こちらは3頭とも、前走重賞となりました。
17年の上位3頭の前走は、

1着馬 ミスパンテールは、準オープン特別4番人気1着
2着馬 フロンテアクイーンは、準オープン特別1番人気2着
3着馬 デンコウアンジュは、エリザベス女王杯13番人気13着
となっていました。
ここで、オープン特別時によく絡んでいた、前走準オープン特別の馬が1着、2着を占めました。
18年の上位3頭の前走は、
1着馬 ミスパンテールは、エリザベス女王杯10番人気12着
2着馬 フロンテアクイーンは、オープン特別2番人気3着
3着馬 デンコウアンジュは、オープン特別9番人6着
となっていました。
19年の上位3頭の前走は、
1着馬 コントラチェックは、秋華賞5番人気15着
2着馬 エスポワールは、3勝クラス2番人気1着
3着馬 シゲルピンクダイヤは、秋華賞10番人気3着
となっていました。
20年の上位3頭の前走は、
1着馬 スマイルカナは、オープン特別1番人気2着
2着馬 アンデラステは、京成杯オータムハンデ1番人気10着
3着は、フェアリーポルカ府中牝馬S3番人気8着
21年の上位3頭の前走は、
1着馬 ミスニューヨークは、府中牝馬S6番人気12着
2着馬 アンデラステは、府中牝馬S5番人気2着
3着は、ギルデッドミラーは、スワンS3番人気8着
となっていました。



施行条件関係なしで1着から3着までの前走のそのままの着順の組み合わせを見てみますと、
15年「10着-16着-15着」
16年「8着-2着-3着」
17年「1着-2着-13着」
18年「12着-3着-6着」
19年「15着-1着-3着」
20年「2着-10着-8着j」
21年「12着-2着-11着」
となっていて、17年以外は1頭ないし2頭(21年)ないし3頭(15年)、前走二桁着順の馬が3着以内に入っていました。
同じく、15年、16年を除いて、1頭ないし2頭(17年)、前走連対した馬が3着以内に入っていました。


以上ですが、今年もなかなか予想が難しいレースとなりそうですね。
荒れると予想して結果的に実際荒れたとしても、その予想が当たるとは限りませんし。
ともかく、上記のデータを参考にしつつも、いろいろと勘を働かせながら結論を出していこうと思います。

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント