第27回 アーリントンカップのデータ [競馬データ]
上位3着までNHKマイルの優先出走権が与えられます。
結構、この翌日の皐月賞への参考レースとなっていただけに残念ですが、切り替えて検討、予想していきたいと思っています。
とりあえず、昨年までのデータを載せていこうと思います。
阪神競馬場の馬場がリニューアルオープンした後の07年以降の11年、連対馬22頭、3着馬11頭からです。
まずは、このレースの過去11年の人気と3連単の配当の傾向から見ていきます。
07年 「2番人気-1番人気-3番人気」 2800円
08年 「5番人気-9番人気―10番人気」 約89万6千円
09年 「6番人気-13番人気-3番人気」 約25万1千円
10年 「5番人気-1番人気-8番人気」 約6万3千円
11年 「4番人気-11番人気-5番人気」 約57万4千円
12年 「2番人気-3番人気-6番人気」 約1万9千円
13年 「1番人気-2番人気-4番人気」 1740円
14年 「1番人気-3番人気-6番人気」 5340円
15年 「9番人気-5番人気-7番人気」 約32万5千円
16年 「4番人気-9番人気-7番人気」 約19万4千円
17年 「1番人気-6番人気-3番人気」 6020円
以上を見てみますと、固く収まったり大荒れになったりととらえ所のない傾向となっていて、まず「荒れるのか」それとも「荒れないのか」を見極めるところから始めなくてはならないようですね。
そういう意味ではかなり難解なレースだと思います。
その過去11年の上位着順3頭をトータル(計33頭)で見ていきますと、1番人気が5頭(1着3頭、2着2頭)、2番人気が3頭(1着2頭、2着1頭)、3番人気が5頭(2着1頭、3着4頭)、4番人気が3頭(1着2頭、3着)、5番人気が4頭(1着が2頭、2着が1頭、3着が1頭)、6番人気が4頭(1着、2着、3着2頭)、7番人気が2頭(3着2頭)、8番人気(3着)が各1頭、9番人気が3頭(1着が1頭、2着が2頭)、10番人気(3着)、11番人気(2着)、13番人気(2着)が各1頭となっています。
次に、毎年触れている臨戦過程での前走のレースの距離と施行について今年も触れておきます。
過去11年の1着から3着馬計33頭ですが、そのうち21頭が前走「1600m芝」を走っていました。
残り12頭ですが、それぞれ前走は、1800m芝が4頭(きさらぎ賞4着と7着と9着、500万下1着)、1400m芝が5頭(クロッカス賞6着、京王杯2歳S5着、500万下1着、500万下5着、新馬戦1着)、1400mダートも2頭(いずれも500万下1着)、1200mダートが1頭(500万下3着)となっていました。
ただ、11年の上位3頭の前走前々走は共に1600m芝ではありませんでした。
一方、13年と17年の上位3頭の前走は3頭とも1600m芝でした。
それから前走のレースの施行ですが、500万下条件戦が33頭中11頭(1着、1着、2着、2着、1着、1着、3着、1着、1着、1着、5着)、シンザン記念が8頭(3着、4着、9着、7着、4着、1着、6着、3着)、G1の朝日杯FSが4頭(5着、9着、2着、8着)、オープン特別も4頭(ジュニアC4番人気3着、4番人気1着、1番人気2着、いちょうS2番人気11着)、きさらぎ賞が3頭(4着、9着、7着)、G2の京王杯2歳S(7番人気5頭)、未勝利戦(2番人気1着)、新馬戦(1番人気1着)が各1頭となっていました。
こう見てみますと、重賞やオープン特別で下位着順だった馬が結構巻き返しています。
毛色ですが、
1着馬は鹿毛が7頭、黒鹿毛が3頭、栗毛が1頭
2着馬は鹿毛が5頭、栗毛、青鹿毛が各2頭、芦毛、黒鹿毛が各1頭
3着馬は鹿毛が9頭、栗毛が2頭
となっていました。
血統では、父あるいは母の父(BMS)でヘイルトゥリーズン系が絡んでいたのは、10年間の1着馬から3着馬計33頭中26頭にも及んでいます。
あと残りのヘイルトゥリーズン系が絡まなかった7頭ですが、
07年1番人気2着のローレルゲレイロ(父もBMSも両方ノーザンダンサー系(リファール系とニジンスキー系))
10年5番人気1着のコスモセンサー(父はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ、BMSはナスルーラ系(ネヴァーベンド系)のリヴリア)
10年8番人気3着のレト(父はミスタープロスペクター系のザフォニック、BMSはノーザンダンサー系(リファール系))
11年11番人気2着のキョウエイバサラ(父はノーザンダンサー系(ダンチヒ系)、BMSはナスルーラ系(グレイソブリン系))
11年5番人気3着のテイエムオオタカ(父はノーザンダンサー系(リファール系)、BMSはナスルーラ系(ネヴァーベンド系))
12年6番人気1着のアルキメデス(父はミスタープロスペクター系のアドマイヤムーン、BMSもミスタープロスペクター系のシーキングザゴールド)
13年2番人気2着のカオスモス(父はミスタープロスペクター系のマイネルラヴ、BMSはノーザンダンサー系(フェアリーキング系))
となっています。
14年から昨年17年まで4年連続上位3頭はヘイルトゥリーズン系絡みで占められていました。
ちなみに、今回の登録馬でヘイルトゥリーズン系絡みの馬は、15頭中8頭となっています。
それから枠の出目ですが、順に挙げていきますと、
07年 「1枠-7枠-5枠」
08年 「8枠-4枠-3枠」
09年 「1枠-6枠-7枠」
10年 「4枠-2枠-7枠」
11年 「8枠-3枠-2枠」
12年 「8枠-2枠-3枠」
13年 「6枠-3枠-1枠」
14年 「8枠-6枠-3枠」
15年 「6枠-4枠-8枠」
16年 「4枠-7枠-8枠」
17年 「6枠-8枠-2枠」
となっていました。
これだけではさすがに傾向はつかみにくいですが、08年、14年、15年、16年を除くと「1枠」か「2枠」のどちらかが上位3着まで入っていました。
その除いたうち、08年、14年はどちらも「3枠」が3着に入り、15年、16年はどちらも「4枠」が連対していました。
とりあえずは、1枠、2枠に、3枠と4枠を加えて、それぞれの馬には要注意です。
また逆に13年を除くと、「7枠」か「8枠」のどちらかが上位3着までにそれぞれ入っています。
その13年も4着に8枠の馬が入っていました。
7枠、8枠のそれぞれの馬にも要注意です。
以上ですが、今回から施行が1カ月半ほど遅くなりましたので、臨戦過程などのデータも微妙に変わってくるかも知れませんね。
ともかくも、それはそれとして、とりあえずは昨年までのデータを軸に、ひとつひとつ紐解きながら、結論を出していこうと思います。
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