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第60回 阪神ジュベナイルフィーリーズ [競馬予想]

このレースが行われる阪神1600m芝ですが、リニューアルされた阪神競馬場となった06年12月からは、傾向は大きく変わってしまったようです。
またさらに、それ以降も年々その傾向は変わりつつあります。
この阪神ジュベナイルFは、リニューアルされた阪神競馬場ではまだ06年と07年の2回しか行なわれていませんが、その人気の組み合わせを比較すると、その傾向の変化を顕著に見ることができます。
06年の1着~3着の人気は、「4番人気-1番人気-2番人気」でしたが、07年では、「3番人気-8番人気-2番人気」と、最初は上位人気の中で決まっていましたが、翌年は1番人気が入らず(4着)、人気薄が1頭(8番人気)絡んで荒れた結果となりました。
さて、他の阪神1600m芝も、全体的に荒れやすい傾向となっているのでしょうか。
昨年もここの予想で触れましたが、今回もそのリニューアル後の阪神1600m芝の人気での傾向を、全体的にもう一度検証してみたいと思います。

まず、リニューアルされて再開された06年12月から翌07年9月30日までを見てみますと、施行条件に関係なく計44レースあったのですが、1番人気が連対したのは29レース(約66%)ありました。
また、1番人気が連をはずした残り15レースのうち11レースは代わりに2番人気がその代役を果たしていました。
ということは、1番人気と2番人気が共に連をはずしたのは、結局4レースということになります。
ちなみに、その4レースは、4/15の3歳未勝利戦(1着~3着の人気の組み合わせは11-6-1人気)、7/1の米子S(4-8-7人気)、9/9の3歳未勝利戦(13-11-2人気)、9/16の2歳新馬戦(6-4-5人気)となっていて、そのうち2レースが3着に1番人気あるいは2番人気が入っていました。
そして、07年12月から翌08年10月5日まででは、計49レースありますが、1番人気が連対したのは24レース(約49%)と連対率は前年より下がっています。
そして、1番人気が連をはずした残り25レースのうち2番人気がその代役を果たしたのは7レースと、前年に比べかなりその率は下がっていました。
つまり、1番人気と2番人気が共に連をはずしたのは18レースということになり、前年に比べかなり荒れる傾向になっていることがよくわかるかと思います。
その中に、昨年の阪神ジュベナイルFも含まれています。

また、06年12月から翌07年9月30日まででは、3着以内に1番人気と2番人気が共に入ったレースは44レース中24レース(55%)ありましたが07年12月から翌08年10月5日まででは49レース中10レース(約20%)とこれも顕著に下がっていることがわかります。
特に今年の桜花賞では、1着~3着までの人気の組み合わせが12-15-5人気と大荒れとなり、3連複が約77万、3連単が約700万というすごい配当が出るなど、年々荒れ方がひどくなっています。
ちなみに、逆に固く収まったレースも、06年12月から翌07年9月30日まででは10レース(約23%)、07年12月から翌08年10月5日まででは4レース(約8%)とこちらの率も下がっています。
さて、今回の阪神ジェベナイルFもさらに荒れるのでしょうか。

もし荒れると決めて予想したとしても、それはそれで難しいところですね。

もう一つ、連対馬の血統の比較も出しておきます。
 
06年12月から翌07年9月30日までの連対馬88頭中で、父の血統では、ヘイルトゥリーズン系が48頭(そのうちサンデーサイレンス系が34頭)、ノーザンダンサー系が21頭、ミスタープロスペクター系が10頭、ナスルーラ系が9頭となっていました。
BMS(母の父)の主なところでは、ノーザンダンサー系が32頭、ナスルーラ系が22頭、ミスタープロスペクター系が11頭と続いています。
07年12月から翌08年10月5日までの連対馬98頭で、父の血統では、ヘイルトゥリーズン系が58頭(そのうちサンデーサイレンス系が43頭)、ノーザンダンサー系が22頭、ナスルーラ系が12頭、ミスタープロスペクター系が5頭、ワイルドラッシュが1頭となっていました。
BMSの主なところでは、ノーザンダンサー系が30頭、ヘイルトゥリーズン系が22頭、ナスルーラー系が18頭、ミスタープロスペクター系が11頭と続いています。
特に目立つのは、父、BMS共にヘイルトゥリーズン系、特にサンデーサイレンス系が増えているところでしょう。

さて、少ないですが、この阪神ジュベナイルFの2回の人気以外のデータも挙げておきます。
1着から3着まで、2年間計6頭から見てみます。
血統ですが、6頭中5頭で父あるいはBMSでナスルーラ系が絡んでいました。
ちなみに今回の出走馬で、ナスルーラ系が絡んでいるのは、ルシュクル、ショウナンカッサイ、シゲルキリガミネの3頭となっています。

毛色は、6頭中5頭が鹿毛で、残る1頭は栗毛でした。

枠の出目ですが、06年は1枠-5枠-2枠で、07年は7枠-5枠-5枠となっていました。

臨戦過程では、前走はすべて連対(1着、2着共に3頭ずつ)していました。
前々走は、07年2着のレーヴダムール(前走が初出走の新馬戦)を除く5頭はすべて1着となっていました。
そして、6頭ともデビュー戦は連対(1着2頭、2着4頭)していました。
これに今回該当するのは、ショウナンカッサイ、デグラーティア、チャームポットの3頭で、レーヴダムールのような新馬戦1戦1勝の該当馬は、ミクロコスモス、メイショウボナールの2頭となっています。
もし、この臨戦過程の傾向が今年も続くのであれば、この5頭で3連複、3連単が決まるのですが、そう競馬は甘くありませんものね。
あと臨戦過程で準じる馬を挙げるとすれば、前々走2着のダノンベルベールといったところでしょうか。

以上ですが、いずれにせよ「固く収まらない」という方向で検討していきたいと思っています。
そう決めてもかなり予想は難しそうですね。
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