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第26回 青葉賞のデータ [競馬データ]

重賞となった94年以降過去25年、連対馬50頭、3着馬25頭からです。


まず父の血統を着順別に見ていきます。
1着馬では、ヘイルトゥリーズン系が25頭中19頭占めていました。
その内訳は、サンデーサイレンス系が15頭と圧倒的に多く、そのうちサンデーサイレンスが7頭、サンデーサイレンスの仔が8頭(ディープインパクトが3頭、ハーツクライが2頭、アグネスタキオン、ゼンノロブロイ、ステイゴールドが各1頭)と同数となっています。
それからクリスエスが1頭、そのクリスエスの仔のシンボリクリスエスが2頭、そしてタニノギムレットが1頭となっていました。
あと、残り6頭は、ノーザンダンサー系が2頭(ビーマイベスト系のダンスホール、サドラーズウェルズ系のカーネギー)、ナスルーラ系も2頭(トニービン、ゴールデンフェザント)、ミスタープロスペクター系も2頭(ザフォニック、キングカメハメハ)となっています。
ただし、ノーザンダンサー系の2頭は96年と00年、ナスルーラ系(グレイソブリン系)の2頭は94年と97年と、00年以前での1着で、01年以降昨年までの16年間の1着馬は、ヘイルトゥリーズン系が14頭、ミスタープロスペクター系が2頭(01年、15年)となっていました。

2着馬では1着馬とは異なり、ノーザンダンサー系が25頭中12頭(サドラーズウェルズ系が4頭、ノーザンテースト系が3頭、ダンチヒ系が2頭、エルグランセニョール系、リファール系、ヴァイスリージェント系が各1頭)と最も多く占めていました。
あと残り13頭ですが、そのうちヘイルトゥリーズン系が11頭(ディープインパクト、ゼンノロブロイが各2頭、サンデーサイレンス、マヤノトップガン、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、マンハッタンカフェ、アグネスタキオン、ステイゴールドが各1頭)、あと残り2頭はミスタープロスペクター系のジェイドロバリー(96年)とキングカメハメハ(10年)となっていました。
今回ノーザンダンサー系を父に持つ登録馬は、マコトジュズマル1頭となっています。

3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が14頭(ディープインパクトが5頭、ザンデーサイレンス、ゼンノロブロイが各2頭、サザンヘイロー、ダンスインザダーク、ゴールドアリュール、ハーツクライ、シンボリクリスエスが各1頭)、ノーザンダンサー系が5頭(95年~03年の中)、ナスルーラ系が4頭(94年~04年の中)、残り1頭はトゥルビョン系のメジロマックイーン(98年)となっています。

昨年までも毎年触れていますが、父かBMS(母の父)でナスルーラ系が入っていたのが連対馬では50頭中10頭であったのに対し、3着馬では25頭中15頭も占めていたことはちょっとおもしろいデータとなっています。
しかしながら、10年に1着と3着とナスルーラ系絡みの馬は2頭入ったのですが、それ以降の11年以降の8年間では、3着では、15年に入ったのみとなっています。
一方連対馬は、11年以降の8年間では、15年1着馬レーヴミストラル1頭、16年2着馬レッドエルディストの2頭がナスルーラ系絡みとして連対しています。
参考までに、あと残りのナスルーラ系絡みではなかった3着馬10頭(00年マイネルブラウ、06年エイシンテンリュー、08年モンテクリスエス、11年トーセンレーヴ、12年ステラウインド、13年ラストインパクト、14年ヤマノウィザード、15年ヴェラヴァルスター、17年アドマイヤウイナー、18年スーパーフェザー)のBMSですが、ノーザンダンサー系が4頭、あとテディ系、ヘイルトゥリーズン系が各2頭、サーゲイロード系、ミスタープロスペクター系が各1頭ずつとなっていました。
ちなみに今回の出走馬でナスルーラ系絡みの馬は、バラックバリンカ1頭となっています。
さて今年はどうでしょうか。


次に当日の人気ですが、1番人気は25年中14頭が連対、4頭が3着、また2番人気も9頭が連対と多く、4頭が3着ということで、1番人気と2番人気が結構上位着順に来ていることがわかります
ちなみに、1番人気と2番人気が共に3着以内に入ったのは、25年中9年ありました。
(そのうち共に連対したのは6年)
ただ、その9年のうち8年は、94年から05年までの12年間の中の出来事で、06年から昨年18年までの12年間の中では、10年に1回入っただけでした。
逆に、1番人気と2番人気が共に3着以内をはずしたのは、96年、01年、07年の3回で、それぞれの一番の上位人気は、96年は4番人気、01年、07年は共に3番人気となっていました。
あと、3番人気は3頭連対、4頭が3着、4番人気は4頭連対、3着には2頭来ていました。
それから5番人気は4頭連対、1頭が3着、6番人気は3頭連対、3頭が3着、7番人気は5頭が連対、8番人気は2頭が連対、3着馬が1頭、あと9番人気が1頭連対、10番人気は3頭連対、15番人気は1頭連対、それから11番人気が1頭、13番人気が2頭、それぞれ3着に来ていました。
また、96年、11年、13年、16年、18年を除く20年で、片方か両方で1番人気から3番人気の上位の馬が連対していました。
それから1番人気に関して言えば、過去25年では、01年1番人気のダイイチダンヒルが単勝オッズ2.4倍で6着、11年1番人気のトーセンレーヴは2.5倍で3着、13年1番人気のレッドレイヴンが1.8倍で11着、16年のレーヴァテインが4.2倍で3着、18年のスーパーフェザーが3.7倍で3着と、それぞれ連対できませんでしたが、昨年までのところ、それより低いオッズの馬はすべて連対していました。
逆に、4倍以上の単勝オッズで1番人気になった中では、00年のカーネギーダイアン(4.2倍)と15年のレーヴミストラル(4.1倍)16年の2頭が1着になっています。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、00年より以前の6年の前走を見てみますと、「500万下条件戦」が5頭と最も多く、「皐月賞」、「オープン特別」が各3頭、「弥生賞」が1頭となっていました。
00年以降では、「500万下条件戦」が17頭と最も多く、次いで「毎日杯」が9頭、「弥生賞」が5頭、「スプリングS」が3頭、オープン特別の「すみれS」が2頭、「若葉S」、「未勝利戦」が各1頭となっていました。
このように、00年以降では500万下条件戦組と毎日杯組の活躍が目立っています。
毎日杯組の連対馬9頭の前々走ですが、すべて連対していました。
今回、前走毎日杯を走った馬は、ウーリリ(2着)、セントウル(12着)の2頭となっています。
そのうち、ウーリリの前々走は、新馬戦で1着となっていました。

それから前走500万下条件戦組は、00年以前は5頭、以降は17頭と全体的にもよく連対していますが、その計22頭の前々走ですが、1着が8頭、2着が6頭(1着からの降着馬1頭含む)、3着が5頭、4着が2頭、7着が1頭(京成杯)となっていました。
今回の登録馬16頭中で、前走500万下条件戦だった馬は9頭ですが、そのうちアドマイヤスコール(前走1着、前々走500万下戦2着)、キタサンバルカン(前走2着、前々走500万下戦4着)、トーセンカンビーナ(前走2着、前々走500万下戦3着)、バラックバリンカ(前走3着、前々走未勝利戦1着)、ピースワンパラディ(前走1着、前々走新戦1着)、マコトジュズマル(前走2着、前々走500万下戦3着)、リオンリオン(前走1着、前々走500万下戦3着)の7頭が前々走4着以上の上位着順でした。
あと、前走が毎日杯以外の重賞あるいはオープン特別だったのは、サトノラディウス(前走弥生賞8着)、ランフォーザローゼス(前走京成杯2着)の2頭となっています。

続けて3着馬の前走も見てみますと、やはり前走500万下組が最も多く、25頭中17頭も占めています。
あと、毎日杯が3頭、皐月賞が2頭、弥生賞、オープン特別のマーガレットS、すみれSが各1頭となっています。


毛色ですが、連対馬を上記と同じように同じように00年より以前と00年以降に分けてみますと、まず00年以前6年間では、鹿毛が6頭、栗毛が3頭、黒鹿毛が2頭、芦毛が1頭でした。
00年以降19年間では、鹿毛が13頭と最も多く、続いて黒鹿毛が12頭、栗毛が7頭、青鹿毛が3頭、芦毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
その黒鹿毛12頭のうち7頭が、先にあげた00年以降の前走500万下条件戦17頭の中の7頭にあたります。
今回の登録馬で、前々走4着以上で前走500万下条件戦を走った黒鹿毛の馬は、バラックバリンカの1頭となっています。
あとの登録馬で黒鹿毛馬は、前走は毎日杯S12着、前々走オープン特別6着だったセントウル、前走500万下条件戦1着、前々走オープン特別7着のカウディーリョの2頭がいます。
また、連対した前走毎日杯組9頭も見てみますと、07年1着の黒鹿毛馬ヒラボクロイヤルを除いて他は黒鹿毛以外の毛色となっていました。

3着馬の毛色ですが、鹿毛が11頭、栗毛と黒鹿毛が各5頭、あと青鹿毛が2頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっていました。


枠の出目ですが、連対馬では3枠、5枠、6枠が各8頭、1枠と7枠が各7頭、2枠と4枠が各5頭、8枠が2頭となっています。
3着馬では、5枠と7枠が各6頭、4枠と8枠が各3頭、1枠、2枠、3枠が各2頭、6枠が1頭となっています。


以上ですが、今年もまずは人気が発表されてから上位人気3頭の検討をしていこうと思います。
合わせて、このレースで強い「黒鹿毛馬」、そして「前走500万下戦組」の馬の検討もしていこうと思います。
それから蛇足として、毎年触れていますが、青葉賞で連対した馬のダービーでの連対率を最後に載せておきます。
86年以降過去32年では、青葉賞連対馬64頭中8頭が連対(約12.5%)、3着馬は32頭中3頭(9.3%)となっています。

タグ:青葉賞
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第159回 天皇賞(春)のデータ [競馬データ]

86年以降94年の阪神開催を除く32年、連対馬64頭、3着馬32頭からです。
今年も昨年までと同じように着順ごとで見ていきます。


まず1着馬ですが、当日の人気は1番人気が9頭、2番人気が11頭、3番人気が3頭、4番人気が3頭と上位4番人気までで32頭中26頭も占めています。
あと、それ以下の人気で優勝したのは、
03年の7番人気ヒシミラクル
04年の10番人気イングランディーレ
05年の13番人気スズカマンボ
09年の12番人気マイネルキッツ
11年の7番人気ヒルノダムール
12年の14番人気ビートブラック
の6頭となっています。
こう見てみますと、03年以降の16年間のうち6年の1着馬が7番人気以下の下位人気で、そのうち4年が二桁人気となっていることがわかります。
さて今年の1着馬はどうでしょうか。
さて、この下位人気の6頭ですが、マイネルキッツを除く5頭の共通項は、いずれも3000m芝以上の出走経験があり、そのうち、ヒシミラクルは菊花賞を、イングランディーレはダイヤモンドSを制しています。
あと3頭、そのうちスズカマンボ、ヒルノダムールですが、前年の菊花賞ではそれぞれ6着、7着に敗れたものの、両馬とも勝ち馬から0.4秒差とそれなりに善戦していました。
もう1頭、ビートブラックも前々年の菊花賞で勝ち馬から0.2秒差の3着、前年のダイヤモンドSで同じく0.6秒差の4着でした。
登録馬の中で、前年の菊花賞で好走して人気薄になりそうな馬ですが、12番人気5着のグローリーヴェイズ(勝ち馬から0.5秒差)が挙げられます。
あと、人気が出そうなところでは、7番人気1着のフィエールマン、2番人気2着のエタリオウ、10番人気3着のユーキャンスマイルの上位馬が挙げられます。

あと、前年の菊花賞では勝ち馬から1.9秒差をつけられての5番人気14着となったメイショウテッコンが登録していますが、前走の日経賞では3番人気1着となっていることから、ここはそこそこの人気となりそうです。


次に、1着馬の父の血統ですが、ヘイルトゥリーズン系が32頭中15頭、続けてノーザンダンサー系が32頭中8頭と、この二系統が占めています。
そのヘイルトゥリーズン系15頭の内訳ですが、サンデーサイレンスが4頭、サンデーサイレンスの仔が10頭(ステイゴールドが4頭、リアルシャダイ、ブラックタイドが(のべ)2頭ずつ、マンハッタンカフェ、ミスキャストが各1頭)そしてブライアンズタイムが1頭となっています。
それからノーザンダンサー系8頭の内訳ですが、サドラーズウェルズ系が(のべ)3頭、ニジンスキー系、ノーザンテースト系、リファール系、ヴァイスリージェント系、ダンチヒ系が各1頭となっています。
あと残りは、ナスルーラ系が4頭(グレイソブリン系が2頭、ネヴァーベンド系、レッドゴッド系が各1頭)、セントサイモン系とトゥルビョン系が各2頭、サッカーボーイが1頭となっていました。


次に毎年取り上げていますが、1着馬の前々走の人気にまた着目してみます。
1着馬の前々走が1番人気だったのは32頭中14頭、2番人気は7頭、3番人気は3頭、4番人気は5頭、5番人気は1頭でした。
あと離れた9番人気が2頭となっています。
その32頭中3番人気以下の11頭を見てみますと、その3番人気だったのは02年のマンハッタンカフェ、10年のジャガーメイル、14年のフェノーメノ、4番人気だったのは91年のメジロマックイーン、07年のメイショウサムソン、12年のビートブラック、13年のフェノーメノ、16年のキタサンブラック、5番人気だったのは03年のヒシミラクル、そして9番人気だったのは09年のマイネルキッツと昨年18年のレインボーラインでした。
5歳だったビートブラック、フェノーメノ、レインボーライン、6歳だったマイネルキッツとジャガーメイルの5頭以外の6頭はいずれも4歳馬で、そのうち4頭は前年の菊花賞を制していました。(残る2頭のメイショウサムソンは4着、フェノーメノは未出走)
また、前々走1番人気または2番人気の1着馬の中で前年の菊花賞を制していたのは、06年のディープインパクト(前々走は1番人気)と93年のライスシャワー(前々走は2番人気)の2頭で、結局、菊花賞とその翌年の天皇賞(春)の両方を制していたのは計6頭いたことになります。
今回、昨年の菊花賞馬(7番人気1着)フィエールマンの登録がありますが、さてどうでしょうか。

ちなみに、前年の菊花賞を走って優勝はできなかったものの翌年の天皇賞(春)を制した4歳馬は、
98年のメジロブライト(菊花賞2番人気3着)
99年スペシャルウイーク(同1番人気2着)
00年のテイエムオペラオー(同2番人気2着)
05年のスズカマンボ(同5番人気6着)
07年のメイショウサムソン(同1番人気4着)
11年のヒルノダムール(同3番人気7着)

の6頭がいます。
この6頭の前々走ですが、メイショウサムソン(前々走有馬記念4番人気5着)、ヒルノダムール(前々走京都記念2番人気3着)を除く4頭は1番人気でした。
今回出走している中で前年の菊花賞2着以下の馬は、2番人気2着のエタリオウ(前々走が菊花賞2番人気2着)、10番人気3着のユーキャンスマイル(前々走万葉S1番人気2着)、12番人気5着のグローリーヴェイズ(前々走が菊花賞12番人気5着)、5番人気14着のメイショウテッコン(前々走日経新春杯6番人気9着)の4頭となっています。
また、該当期間内では、4歳馬で86年のクシロキング(3番人気)、88年のタマモクロス(1番人気)の2頭が菊花賞に出走しないで翌年の天皇賞(春)を制しています。
ちなみに今回4歳馬で菊花賞に出走していない登録馬はありません。

さらに前走も見てみますと、最も多く前走のレースとして優勝馬を出したのは、阪神大賞典の13頭で、
08年優勝したアドマイヤジュピタ(前走4番人気1着)
12年優勝したビートブラック(前走6番人気10着)
を除けば、残り11頭は前走1番人気か2番人気か3番人気でした。
また、89年優勝したイナリワンの前走阪神大賞典2番人気5着と12年優勝したビートブラックの前走阪神大賞典6番人気10着以外の10頭はすべて1着でした。
今回は、前走阪神大賞典1番人気1着のシャケトラが登録していましたが、残念ながら調教中に骨折、予後不良で安楽死の処置が取られてしまいました。
あと、前走阪神大賞典2番人気(6着)だったリッジマンが登録しています。
他の前走阪神大賞典を走った登録馬は、10番人気3着のロードヴァンドール、8番人気7着のケントオー、5番人気8着のヴォージュとなっています。

ここで、昨年まで触れた前走阪神大賞典で1番人気だった馬をクローズアップしてみようと思います。

データと同じく86年以降で、過去33年(95年の阪神競馬場開催、91年と94年の中京競馬場開催も含む)の阪神大賞典の1番人気の馬33頭の天皇賞(春)での成績を見ていきたいと思います。(天皇賞(春)も94年の阪神競馬場開催も含みます)
その33頭中、天皇賞(春)には27頭出走していて、1着が8頭、2着が1頭、3着が9頭、4着以下が9頭となっていました。
率で言えば、勝利率は29.6%、連対率は33.3%、複勝率は66.6%になります。
ちなみに、その中で「1番人気1着」で限定しますと、全部で17頭いて、そのうち16頭が出走、1着は8頭、2着はなし、3着は5頭、4着以下は3頭となっていました。
この4着以下の3頭というのは、04年天皇賞(春)で13着で敗れたリンカーンでしたが、原因は体調不良だったと言われています。
このリンカーンですが、翌年の天皇賞(春)では6着、その次の年では2着と奮闘いたしました。
そしてもう2頭は、いずれも同じゴールドシップで、13年は1番人気5着、14年は1番人気7着と共に敗れています。
原因はわからないようですが、その後の臨戦過程を見ますと、菊花賞では勝ったものの、その後のこの天皇賞(春)、京都大賞典での行きっぷりの悪さをから、京都競馬場に難点があるようにも思えました。
しかしながら、その後の15年、3回目を迎えたゴールドシップは、そんな心配は余所に、見事快勝してしまいました。
ちなみに、阪神大賞典1番人気1着馬の天皇賞(春)での戦績を率にいたしますと、勝率は50.0%、連対率も同じ、複勝率は実に81.3%になります。
本当に、シャケトラが出走できなくなったことが残念です。


そして次に多かったのは日経賞の7頭で、09年このレース7番人気2着から挑んで天皇賞を制したマイネルキッツ、14年同じく2番人気5着から挑んで2連覇を達成したフェノーメノを除く5頭はすべて1番人気でした。
今回、日経賞で1番人気2着だったエタリオウが登録しています。

あと、2番人気か2着だった登録馬は、2番人気だった馬の登録はありませんが、上記で触れたエタリオウが2着となっています。
そのほか、前走日経賞だった登録馬は2頭いますが、いずれも掲示板に載っていません。

次に多かったのは大阪杯の7頭で、03年のヒシミラクル(8番人気7着)、16年のキタサンブラック(5番人気2着)以外の5頭は大阪杯では1番人気でした。

また、そのヒシミラクル、キタサンブラックと01年のテイエムオペラオー(4着)以外の4頭は大阪杯では1着でした。
そのヒシミラクルとキタサンブラックは前年の菊花賞を制していました。
しかしながら今回、前走大阪杯で9番人気1着だったアルアイン、1番人気6着だったブラストワンピースをはじめ、前走大阪杯を走った馬の登録はありません。


続いて2着馬ですが、同じく当日人気を見てみますと、1番人気は4頭、2番人気も3頭、3番人気は8頭、4番人気は6頭と、上位4番人気まででは32頭中21頭と、1着馬ほど信頼性がないように思われます。
あとは、6番人気が1頭、7番人気が2頭、8番人気、10番人気が各1頭、11番人気、13番人気が各2頭、14番人気、16番人気が各1頭と、二桁人気だけでも7頭2着に入っていたことになります。


次に、2着馬の父の血統ですが、ヘイルトゥリーズン系が32頭中14頭と最も多く、続いてノーザンダンサー系が32頭中8頭となっていました。
そのうちヘイルトゥリーズン系14頭の内訳ですが、サンデーサイレンスの仔ハーツクライが5頭、サンデーサイレンスが3頭、リアルシャダイとブライアンズタイムが各2頭、サンデーサイレンスの仔のアドマイヤベガ、ディープインパクトが各1頭となっていました。
そして、ノーザンダンサー系8頭の内訳は、ノーザンテースト系、リファール系が各2頭、ニジンスキー系、トライマイベスト系、サドラーズウエルズ系、ダンチヒ系が各1頭となっていました。
あと残りは、ナスルーラ系が5頭(ネヴァーベンド系とグレイソブリン系が各2頭、レッドゴッド系が1頭)、ミスタープロスペクター系が2頭、エルバジェ系、サーゲイロード系、トゥルビョン系が各1頭となっています。

同じくその前々走の人気を見てみますと、1着馬ほどではないにしても上位人気で占められています。
まず1番人気が5頭、2番人気が7頭、3番人気が10頭、あと4番人気が3頭(1着、4着、2着)、5番人気が2頭(7着、6着)、6番人気が2頭(3着、2着)、7番人気(3着)、10番人気(1着)、16番人気(15着)が各1頭となっていました。
それから、2着馬では1頭だけ前々走準オープン特別を走った馬(88年のランニングフリー、3番人気2着)がいました。
そして、2着馬の前々走の着順ですが、上位3着をはずした馬は95年のステージチャンプ(前々走目黒記念3番人気8着)、96年のナリタブライアン(前々走有馬記念2番人気4着)、03年のサンライズジェガー(前々走京都記念3番人気12着)、08年のメイショウサムソン(前々走有馬記念1番人気8着)、09年のアルナスライン(前々走アメリカJCC3番人気6着)、10年のマイネルキッツ(前々走アメリカJCC4番人気4着)、11年のエイシンフラッシュ(前々走有馬記念5番人気7着)、12年のトーセンジョーダン(前々走有馬記念3番人気5着)、13年のトーセンラー(前々走新潟記念1番人気7着)、15年のフェイムゲーム(前々走アメリカJCC3番人気12着)、16年のカレンミロティック(前々走ジャパンC16番人気15着)、17年のシュヴァルグラン(前々走有馬記念5番人気6着)の12頭となっていました。
特に13年までの6年連続で2着馬は前々走3着をはずしていました。
その翌年の14年の2着馬ウインバリアシオンの前々走は有馬記念2着とまた3着以内に入っていましたが、15年の2着馬フェイムゲームの前々走はAJCC12着、16年の2着馬カレンミロティックの前々走はジャパンC15着、17年の2着馬シュヴァルグランの前々走は有馬記念5番人気6着と再び3年連続と前々走3着以内を外しています。
昨年18年の2着馬は、2年連続2着となったシュヴァルグランで、前々走は有馬記念3番人気3着と3着以内に入っていました。
一応、前々走3着以内を外した馬には要注意のようです。

ちなみに、今回の登録馬で前々走3着以内をはずした馬は、15頭中8頭います。

2着馬の前走のレースも見てみますと、最も多く前走のレースとして2着馬を出したのは日経賞と阪神大賞典で、どちらも9頭となっていました。
その人気着順に関してですが、日経賞は関係ないように思われますが、阪神大賞典での前走の人気ですが、5番人気以上の上位人気となっていました。
また、その9頭の前々走は、16年2着のカレンミロティック(前々走16番人気)以外の8頭は5番人気以上でした。
今回の前走阪神大賞典の登録馬で前走も前々走も5番人気以上だったのは、ヴォージュ1頭となっています。

あと、この二つのレース以外の残り14頭ですが、まず大阪杯が5頭で、それぞれ1番人気1着、2番人気6着、3番人気3着、2番人気3着、4番人気13着となっていました。
しかしながら、今回、前走大阪杯自体の登録馬はありません。
そして、それ以外の9頭の前走のレースはみんなばらばらでした。
また、前走大阪杯を含む残り14頭中12頭のその前走の人気は4番人気以上の上位人気で、あと2頭もそれぞれ7番人気(オープン特別、05年のビッグゴールド)、6番人気(京都記念、13年のトーセンラー)でしたが共に1着となっていました。
さらに前々走の人気ですが、14頭中11頭が3番人気以上、あと3頭は京都記念7番人気3着(86年メジロトーマス)とオープン特別10番人気1着(05年ビッグゴールド)、有馬記念5番人気7着(11年エイシンフラッシュ)となっていました。
今回の登録馬で、前走日経賞と阪神大賞典以外のレースで4番人気以上の上位人気、前々走で3番人気以上の上位人気だった馬は、ユーキャンスマイル(前走ダイヤモンドS1番人気1着、前々走万葉S1番人気2着)の1頭となっています。


続いて3着馬ですが、その臨戦過程だけを取り上げますと、その前走は、10年のメイショウドンタク(前走オープン特別5番人気11着)1頭を除いてすべて重賞で、その前走重賞31頭の前走の人気は、86年のフリートホープ(5番人気)、88年のメジロデュレン(5番人気)、90年のカシマウイング(6番人気)、91年のオースミシャダイ(5番人気)、06年のストラタジェム(日経賞6番人気)、08年のアサクサキングス(大阪杯4番人気)、13年のレッドカドー(ドバイワールドC11番人気)、14年のホッコーブレーヴ(日経賞10番人気)、15年のカレンミロティック(阪神大賞典6番人気4着)の9頭を除く22頭は1番人気から3番人気の間でした。
また着順も32頭中26頭が1着から3着と、大半が上位人気上位着順となっていました。
また前々走も、32頭中18頭が同じく人気も1番人気から3番人気、着順も1着から3着の間でした。
そして、当日の人気も32頭中25頭が5番人気以上と上位人気でした。

あと、前走のレース別を見てみますと、1番多かったのは阪神大賞典の15頭でした。
その人気は、15年のカレンミロティック(前走6番人気4着)を除いての他はすべて3番人気以上の上位人気でした。
1番人気だったシャケトラ以外では、2番人気6着だったリッジマンの1頭が該当します。
続いて大阪杯と日経賞が共に6頭で、大阪杯の6頭その人気は5番人気以上ですが、今回前走大阪杯自体の登録はありません。
日経賞の6頭では、その日経賞の着順は3着以上の上位着順となっていて、今回の該当馬は、3番人気1着のメイショウテッコン、1番人気2着のエタリオウの2頭となっています。
あと残り3頭は、京都記念が2頭(1番人気1着、2番人気2着)、目黒記念が1頭(5番人気3着)、オープン特別が1頭(5番人気11着)、外国馬でドバイワールドカップが1頭(11番人気2着)となっています。


あとはいつものデータを挙げていきたいと思います。

まず毛色ですが、連対馬では鹿毛が28頭、黒鹿毛が13頭、栗毛が9頭、芦毛が6頭、青鹿毛が5頭、栃栗毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
この中で、連対した栗毛馬9頭ですが、09年12番人気1着のマイネルキッツ、16年13番人気2着のカレンミロティックを除く7頭はそれぞれ上位人気となっていました。(97年のマヤノトップガンが2番人気1着、00年、01年の2年連続テイエムオペラオーがどちらも1番人気1着、08年のアドマイヤジュピタが4番人気1着、10年のマイネルキッツが4番人気2着、17年4番人気2着と18年1番人気2着のシュヴァルグラン)
3着馬では、鹿毛が15頭、栗毛が10頭、黒鹿毛が4頭、芦毛が2頭、栃栗毛が1頭となっています


年齢別では、4歳馬が連対馬64頭中23頭いますが、そのうち16頭が1着、7頭が2着となっています。
続いて5歳馬が25頭ですが、1着が11頭、2着は14頭となっていました。
そして6歳馬が13頭で、1着5頭、2着8頭となっています。
あと7歳馬は2頭、8歳馬は1頭で、その3頭は2着となっていました。
3着馬では、5歳馬が32頭中14頭と最も多く、4歳馬が11頭、6歳馬が4頭、7歳馬は3頭となっていました。


枠順の出目ですが、連対馬では、1枠が10頭、2枠、6枠が9頭、4枠と7枠が各8頭、5枠、8枠が各7頭、3枠が6頭とほぼまんべんなく分かれていますが、1着馬だけ見てみますと、1枠から4枠までで32頭中24頭を占めていました。
あと3着馬ですが、5枠と6枠と8枠が各6頭、7枠が4頭、2枠と4枠が各3頭、1枠と3枠が各2頭と外枠有利となっています。


以上ですが、今年は昨年の菊花賞上位組の4歳馬が中心となりますが、5歳以上の馬も侮れないので、新旧交代かベテラン勢が盛り返すのか、楽しみな一戦となりそうです。
ともかくも、今年も人気とオッズが出てからじっくりと検討していこうと思います。



それから、毎年恒例になりましたが、上記のデータに加味して、今回の登録馬の、父の産駒の長距離での戦績を以下に挙げておきたいと思います。

3000m芝以上の全体の成績、京都競馬場の3000m芝以上の成績、天皇賞(春)での成績の順で、それぞれ(1着、2着、3着、4着以下の成績の数字です。(2018年3月末現在)


〔ステイゴールド〕 エタリオウ、パフォーマプロミス
全体      (11.5.2.50)
京都      (6.2.1.31)
天皇賞(春) (4.0.1.12) 

〔ハーツクライ〕 カフジプリンス、チェスナットコート、プリンスオブペスカ
全体      (6.14.5.42)
京都      (0.6.3.28)
天皇賞(春) (0.5.3.13)

〔ディープインパクト〕 グローリーヴェイズ、フィエールマン
全体      (3.9.10.50)

京都      (2.3.4.36)
天皇賞(春) (0.1.1.13)

〔キングカメハメハ〕 ユーキャンスマイル
全体      (2.5.3.50)

京都      (0.4.3.29)
天皇賞(春) (0.0.0.13)

〔ディープスカイ〕 クリンチャー
全体      (0.1.3.4)

京都      (0.1.2.2)
天皇賞(春) (0.0.1.1)

〔ダンスインザダーク〕 ケントオー
全体      (13.9.9.63)
京都      (6.4.2.32)
天皇賞(春) (0.0.1.18)

〔マンハッタンカフェ〕 メイショウテッコン
全体      (3.1.4.48)
京都      (2.1.3.28)
天皇賞(春) (1.0.1.4)

〔スウェプトオーヴァーボード〕 リッジマン

全体      (1.2.0.1)
京都      (0.1.0.0)
天皇賞(春) (0.0.0.0)

〔ダイワメジャー〕 ロードヴァンドール

全体      (0.0.3.13)
京都      (0.0.0.3)
天皇賞(春) (0.0.0.0)

〔ナカヤマフェスタ〕 ヴォージュ
全体      (1.0.0.3)
京都      (0.0.0.1)
天皇賞(春) (0.0.0.1)


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