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第23回 アイビスサマーダッシュのデータ [競馬データ]

01年の第1回から昨年22年までの22年間、連対馬44頭、3着馬22頭からです。
その施行ですが、01年から05年までの5年間は8月の中旬過ぎに行われていましたが、06年からは5週繰り上がって、新潟競馬の夏の始めの2日目に変わりました。
日程の変更で多少影響はあると思いますが、一応、昨年までと同じように通して見ていきます。


とにもかくにも、外ラチに近い所が伸びるので有名で、その場所をいち早く取れる外枠が強いレースとして認識されています。
実際どうなのでしょうか。
01年の第1回から準に(1着-2着-3着)のそれぞれの枠番を列挙していきますと、
01年(2-5-5)
02年(8-4-4)
03年(4-7-2)
04年(5-8-7)
05年(5-7-8)
06年(7-5-7)
07年(7-8-2)
08年(8-3-1)
09年(8-8-6)
10年(5-6-2)
11年(2-6-7)
12年(8-8-2)
13年(7-2-7)
14年(2-7-7)
15年(8-6-7)
16年(4-8-5)
17年(8-5-7)
18年(8-4-6)
19年(6-2-8)
20年(5-7-6)
21年(7-6-1)
22年(8-8-3)
となっていて、これをまとめてみますと、連対馬では、8枠が14頭(8-8が3年)、7枠が8頭、5枠が7頭、2枠と6枠が各5頭、4枠が4頭、3枠が1頭、1枠は過去22年で1頭もなしとなっています。
こう見ると、連対馬ではよく言われている「外枠一辺倒」とまではいっていないように見えますが、8枠が22年中11年と半分で連対しているのは傾向とすれば目立つかと思います。
また、8枠が連対しなかった残り10年では、7枠が7年連対していて、結局2年中7枠か8枠が18年連対していますし、あと7枠、8枠が連対しなかった残り4年のうち2年では3着に7枠、8枠がそれぞれ入っていましたので、とりあえずは、8枠、もしくは7枠の馬からの検討から入っていくのがセオリーかと思います。
ちなみに、連対が「7-8」で決まったのは、07年の1回しかありません。

3着では、7枠が7頭と最も多く、2枠が4頭、6枠が3頭、1枠と5枠と8枠が各2頭、3枠と4枠が各1頭と続いていました。
1着から3着までを見てみますと、多い順番で、8枠が22年中12年、7枠が22年中10年、2枠が22年中9年、5枠が22年中8年、6枠が22年中7年、4枠が22年中4年、1枠と3枠が22年中2年と、外枠が目立つ中、意外と2枠もがんばっていることがわかります。


次に父の血統ですが、連対馬では、ノーザンダンサー系(ダンツィヒ系が4頭、ニジンスキー系、フェアリーキング系、ヴァイスリージェント系、ストームバード系が各2頭、サドラーズウェルズ系、リファール系が各1頭)が14頭、ミスタープロスペクター系が12頭(バトルブランが3頭、スキャン、スクワートルスクワート、アフリート、スウェプトオヴァーボード、エンドスィープ、ロードカナロア、マクフィ、モンテロッソ、サウスヴィグラスが各1頭)、ナスルーラ系(プリンスリーギフト系が7頭、ネヴァーベンド系が2頭、ボールドルーラー系、レッドゴッド系が各1頭)が11頭、ヘイルトゥリーズン系が4頭(タイキシャトル、タイキシャトルの仔のメイショウボーラ、サンデーサイレンス系のアドマイヤマックス、キンシャサノキセキ)、マンノウォー系(ウォーニングがのべ2頭、オフィサーが1頭)が3頭となっていました。
それから、連対馬44頭中22頭で父かBMS(母の父)がノーザンダンサー系絡みとなっていました。

3着馬の父では、ノーザンダンサー系が7頭(ヌレイエフ系、ヴァイスリージェント系が各2頭、ニジンスキー系、フェアリーキング系、サドラーズウェルズ系が各1頭)、ミスタープロスペクター系(アドマイヤムーンが2頭、アフリート、アドマイヤムーン、アルデバこランⅡ、モンテロッソが各1頭)が5頭、ナスルーラ系が4頭(プリンスリーギフト系が2頭、ネヴァーベンド系、グレイソブリン系が各1頭)、マンノウォー系が3頭、ヘイルトゥリーズン系も3頭(サンデーサイレンス系のフジキセキ、ダイワメジャー、ヴァンセンヌ)となっていました。

3着馬ではノーザンダンサー系絡みだったのは、22頭中13頭も占めていました。
しかしながら、ここ4年は上位3頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬で占められましたので、今年は悩むところです。(4着は、その4年ともノーザンダンサー系絡みの馬でした)

それから、特筆すべきこととしては、10年に、それまで過去9年間3着以内に入ったことのなかったミスタープロスペクター系産駒が、1着、2着を占めてしまったことでした。
その後、11年も2着、3着を占め、12年は1着馬がミスタープロスペクター系産駒、13年の1着馬もミスタープロスペクター系でした。
最近も、20年、21年、22年と3年連続、連対馬をミスタープロスペクター系産駒が占めていました。
(20年、21年は3着以内を占めていました。)
ここに来て産駒の血統の傾向が変わったのでしょうか。
結局、ミスタープロスペクター系産駒は、10年以降昨年までの13年間では、1着が7頭、2着が5頭、3着が5頭と、計39頭17頭で、13年中10年で3着以内に入っていました。(そのうち15年はミスタープロスペクター系産駒の出走はなし)
ちなみに今年のミスタープロスペクター系産駒の出走馬は、スワーヴシャルル、オールアットワンス、ライオンボス、サトノファビュラス、トキメキ、アヌーラーダプラ、オールアットワンス、ヤマトコウセイ、スティクス、マウンテンムスメ、シンシティの11頭となっています。

そしてもう一つ、サンデーサイレンス系産駒は14年まで、不思議なことに連対馬が生まれていませんでした。(3着馬は09年に初めて1頭(フジキセキ産駒の2番人気アルティマトゥーレ)入りました。)
しかし15年、初めて2着にそのアドマイヤマックス産駒の9番人気シンボリディスコが入りました。
16年は、13頭中3頭のサンデーサイレンス系産駒が出走しましたが、6番人気ローズミラクルの5着が最高位でした。
17年は16頭中3頭のサンデーサイレンス系産駒が出走しましたが、14番人気アースエンジェルの5着が最高位でした。
18年は17頭中4頭のサンデーサイレンス系産駒が出走しましたが、10番人気アペルトゥーラの7着が最高位でした。
しかし19年は、5頭のサンデーサイレンス産駒が出走したところ、キンシャサノキセキ産駒の3番人気カッパツハッチが2着、ダイワメジャー産の駒9番人気オールポッシブルが3着と2頭も3着以内に入りました。
21年は、5頭が出走しましたが、9番人気ジュランビルの5着が最高位でした。
22年は、5頭が出走して、14番人気ロードベイリーフが最高位3着に入りました。
結局サンデーサイレンス産駒は、09年に3着、15年に2着、19年に2着、3着、22年に3着と、09年以降12年間で5頭のみが3着以内と、意外にも不振だったことがわかります。
今年もサンデーサイレンス系産駒の取捨選択で悩むことになりそうですね。
ちなみに、サンデーサイレンス系産駒の馬は、ロードベイリーフ、バンデルオーラ、チェアリングソング、レジェーロの4頭が出走しています。
今年も、ミスタープロスペクター系産駒とサンデーサイレンス系産駒のこの2つの系統の取捨選択で悩むことになりそうですね。
ちなみに、最も多く連対馬を出しているノーザンダンサー系産駒の出走馬ですが、ロサロッサーナ(ダンチヒ系)、メディヴァル(ストームバード系)、ヴァカボンド(ストームバード系)の3頭となっています。


次に臨戦過程の前走の着順ですが、連対馬44頭では、05年1着のテイエムチュラサン(前走新潟日報賞(1600万下)6着)、07年1着のサンアディユ(前走京葉S(ダートのオープン特別戦)12着)、08年2着のシンボリグラン(前走函館スプリントS7着)、09年1着のカノヤザクラ(前走CBC賞11着)、09年2着のアポロドルチェ(前走オープン特別8着)、12年2着のエーシンダックマン(前走CBC賞7着)、15年1着のベルカント(前走コーラルS(ダート)13着)、18年1着のダイメイプリンセス(前走CBC賞9着)、21年2着のライオンボス(前走オープン特別1番人気9着)の9頭以外の35頭は、すべて前走で掲示板に載っていました。

3着馬22頭では、03年3着のトーセンオリオン(前走NHKマイル(G1)10着)、10年3着のマルブツイースター(前走オープン特別12着)、12年3着のエーシンヴァーゴウ(前走海外(アラブ)のG1戦12着)、14年3着のアースソニック(函館スプリントS6着)、19年3着のオールポッシブル(バーデンバーデンC16着)、21年3着のバカラクイーン(前走2勝クラス7着)、22年3着のロードベイリーフ(前走CBC賞6着)の7頭以外の15頭はすべて4着以上(そのうち1着が9頭)となっていました。
また、連対馬44頭中38頭の前走のレースは重賞かオープン特別でした。
あと残りの6頭の前走は、準オープンが5頭(1着、2着、6着、3着、3着)、1000万下戦が1頭(1着)となっていました。
3着馬では、13頭が重賞かオープン特別で、6頭が1000万下戦(2勝クラス)(1着、3着、1着、1着、1着、7着)、3頭が準オープン戦(1着、1着、1着)となっていました。
今回の出走馬で、前走重賞かオープン特別を走って掲示板に載ったのは、ファイアダンサー(2着)、トキメキ(3着)、サトノファビュラス(5着)の3頭となっています。
また、前走準オープン(3勝クラス)で上位3着以内だった出走馬ですが、今回はいません。


あと、毎年取り上げていますが、やはり展開に特徴があります。
まず、44頭中16頭が逃げ切りを計って連対していました。
また、逃げに近い2番手及び3番手付近に道中いた馬が14頭連対しています。
それ以外追い込んで来たのは残り14頭となっています。
3着馬では、逃げ切りを計って3着だったのは、22頭中2頭。
あと、2番手が3頭で、ほぼ先行に準じるのが8頭となっていました。
それ以外の9頭は追い込んで3着となっています。
これを前走で見てみますと、連対馬で前走でいわゆる逃げ切りを図ったのは44頭中17頭で、逃げに近い先行が12頭、あと残りの15頭は直線追い込んでのもので、この15頭のその前走の着順は5頭(7着、11着、8着、9着、9着)を除いて10頭は掲示板に載っていました。
3着馬では、前走逃げが4頭、逃げに準じる先行が7頭、あと11頭は後方からで、その後方からの11頭のうちG1のNHKマイルで10着だった1頭、オープン特別の米子S12着だった1頭、そして函館SSでそれぞれ6着、9着だった2頭、CBC賞で6着だった1頭、2勝クラスで7着だった以外の5頭は追い込んで2着、3着、4着、3着、1着となっていました。


次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が18頭と最も多く、次に栗毛が15頭、黒鹿毛が6頭、青鹿毛が3頭、芦毛が2頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が9頭と最も多く、続いて黒鹿毛が6頭、栗毛が5頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっています。


年齢ですが、連対馬では5歳が16頭、4歳が11頭、6歳が8頭、3歳が6頭、7歳が3頭となっています。
3着馬では、5歳が10頭、3歳が5頭、6歳が4頭、4歳が2頭、7歳が1頭となっています。


性別では、1着馬では牝馬が15頭、牡馬が7頭と牝馬がリード。
2着馬では牡馬が11頭、牝馬が10頭とほぼ半々でセン馬が1頭となっていて、連対馬では牝馬がリードしています。
3着馬では牝馬が11頭、牡馬が11頭と半々となっています。

過去22年では、02年、12年以外の20年で牝馬が連対、その2年の3着馬は牝馬でしたので、結局毎年少なくとも1頭は牝馬が3着以内に入っていたことになります。
1頭だったのは11年、2頭だったのは10年、3頭だったのは1年となっていました。
3着以内に入った牝馬の計35頭の年齢の内訳は、5歳が16頭、3歳が8頭、4歳が7頭、6歳が3頭7歳が1頭となっています。
5歳牝馬に関してもう少し突っ込んでみますと、過去22年中、5歳牝馬の出走がなかった4年(03年~05年、15年)を除く18年で、08年、10年、11年、14年を除く14年で少なくとも1頭3着以内に入っていました。(09年と20年では2頭)
ちなみに、その5歳牝馬16頭の人気の内訳は、2番人気5頭、4番人気2頭、5番人気1頭、6番人気1頭、7番人気2頭、8番人気3頭、9番人気1頭、14番人気1頭となっていました。
今回の出走馬で5歳牝馬は、オールアットワンス、スティクス、マウンテンムスメ、ファイアダンサーの4頭となっています。


それから当日の1番人気ですが、1着は9頭、2着は4頭、3着は1頭と、22年中連対が13年、3着以内は14年となっています。
それ以下では、4着は1頭、5着は3頭、そして9着と10着と16着と18着が各1頭となっていました。


以上ですが、展開がモノを言うレースですので、その予想も含めて難解なレースですね。
今年もいろいろとかなり悩みそうです。
問題は、昨年までの繰り返しになりますが、今年はどのデータを重視していくかですね。
やはり「展開」なのか、「特に8枠を中心とした枠順」なのか「父の血統」なのかまた「5歳を中心とする牝馬」なのか「1番人気の馬」なのか「前走の内容」なのか、はたまた載せていない「馬体重」なのか・・
ともかくも、今年も上記のデータを一つ一つずつ丁寧に考えながら結論を出していこうと思っています。


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