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第167回 天皇賞(春)のデータ [競馬データ]

京都競馬場が大規模整備工事のため、21年、22年と阪神競馬場で行われていましたが、3年振りに新しい京都競馬場に戻っての開催となります。
ということで、20年までの京都競馬場でのレースの傾向を挙げていきたいと思います。
それから、参考までにそれぞれのデータの後に21年、22年に阪神競馬場で行われた結果を載せていきたいと思います。

86年以降94年の阪神開催を除く34年、連対馬68頭、3着馬34頭からです。
今年も昨年までと同じように着順ごとで見ていきます。

まず1着馬ですが、当日の人気は1番人気が11頭、2番人気が11頭、3番人気が3頭、4番人気が3頭と上位4番人気までで34頭中28頭も占めています。
あと、それ以下の人気で優勝したのは、
03年の7番人気ヒシミラクル
04年の10番人気イングランディーレ
05年の13番人気スズカマンボ
09年の12番人気マイネルキッツ
11年の7番人気ヒルノダムール
12年の14番人気ビートブラック
の6頭となっています。
こう見てみますと、03年以降の18年間のうち6年の1着馬が7番人気以下の下位人気で、そのうち4年が二桁人気となっていることがわかります。

さて、この下位人気の6頭ですが、マイネルキッツを除く5頭の共通項は、いずれも3000m芝以上の出走経験があり、そのうち、ヒシミラクルは菊花賞を、イングランディーレはダイヤモンドSを制しています。
あと3頭、そのうちスズカマンボ、ヒルノダムールですが、前年の菊花賞ではそれぞれ6着、7着に敗れたものの、両馬とも勝ち馬から0.4秒差とそれなりに善戦していました。
もう1頭、ビートブラックも前々年の菊花賞で勝ち馬から0.2秒差の3着、前年のダイヤモンドSで同じく0.6秒差の4着でした。

今回の登録馬で昨年の菊花賞を走った馬は、1着馬アスクビクターモア、2着馬ボルドグフーシュ、3着馬ジャスティンパレスの3頭で、上位3頭が登録してきました。
ちなみに21年の阪神競馬場施行での1着馬ですが、3番人気ワールドプレミアでした。
前々年度の菊花賞を制しています。
22年の1着馬は、1番人気タイトルホルダーでしたが、この馬は前年の菊花賞馬でした。
まずは、登録してきた昨年の菊花賞アスクビクターモアの取捨選択が先決のようですね。

次に、1着馬の父の血統ですが、ヘイルトゥリーズン系が34頭中17頭、続けてノーザンダンサー系が34頭中8頭と、この二系統が7割以上を占めていました。
そのヘイルトゥリーズン系17頭の内訳ですが、サンデーサイレンスが4頭、サンデーサイレンスの仔が12頭(ステイゴールドが4頭、リアルシャダイ、ブラックタイド(のべ)、ディープインパクト(のべ)が2頭ずつ、マンハッタンカフェ、ミスキャストが各1頭)、そしてブライアンズタイムが1頭となっています。
実に、19年に勝ったフィエールマンが初めてのディープインパクト産駒の菊花賞優勝馬となっています。
それからノーザンダンサー系8頭の内訳ですが、サドラーズウェルズ系が(のべ)3頭、ニジンスキー系、ノーザンテースト系、リファール系、ヴァイスリージェント系、ダンチヒ系が各1頭となっています。
あと残りは、ナスルーラ系が4頭(グレイソブリン系が2頭、ネヴァーベンド系、レッドゴッド系が各1頭)、セントサイモン系とトゥルビョン系が各2頭、サッカーボーイが1頭となっていました。

ちなみに、21年1着のワールドプレミアは、ヘイルトゥリーズン系サンデーサイレンス系のディープインパクト産駒でした。
22年1着のタイトルホルダーは、ミスタープロスペクター系、キングカメハメハ系の仔ドゥラメンテ産駒で、通してミスタープロスペクター系が1着になったのはこれが初めてでした。

次に毎年取り上げていますが、1着馬の前々走の人気にまた着目してみます。
1着馬の前々走が1番人気だったのは34頭中14頭、2番人気は7頭、3番人気は3頭、4番人気は6頭、5番人気は1頭(03年7番人気1着馬ヒシミラクル)でした。
あと離れた7番人気が1頭(19年1番人気1着馬フィエールマン)、9番人気が2頭(09年12番人気1着馬マイネルキッツ、18年2番人気1着馬レインボーライン)となっています。
その34頭中3番人気以下の12頭を改めて見てみますと、その3番人気だったのは02年のマンハッタンカフェ、10年のジャガーメイル、14年のフェノーメノ、4番人気だったのは91年のメジロマックイーン、07年のメイショウサムソン、12年のビートブラック、13年のフェノーメノ、16年のキタサンブラック、5番人気だったのは03年のヒシミラクル、7番人気だったのは19年のフィエールマン、そして9番人気だったのは09年のマイネルキッツと18年のレインボーラインでした。
5歳だったビートブラック、フェノーメノ、レインボーライン、6歳だったマイネルキッツとジャガーメイルの5頭以外の7頭はいずれも4歳馬で、そのうち5頭は前年の菊花賞を制していました。(残る2頭のメイショウサムソンは4着、フェノーメノは未出走)
また、前々走1番人気または2番人気の1着馬の中で前年の菊花賞を制していたのは、06年のディープインパクト(前々走は1番人気)と93年のライスシャワー(前々走は2番人気)の2頭で、結局、菊花賞とその翌年の天皇賞(春)の両方を制していたのは計7頭いたことになります。
今回、昨年の菊花賞タイトルホルダーが登録してきましたが、この7頭に続くことができますでしょうか。
ちなみに、前年の菊花賞を走って優勝はできなかったものの翌年の天皇賞(春)を制した4歳馬は、
98年のメジロブライト(菊花賞2番人気3着)
99年スペシャルウイーク(同1番人気2着)
00年のテイエムオペラオー(同2番人気2着)
05年のスズカマンボ(同5番人気6着)
07年のメイショウサムソン(同1番人気4着)
11年のヒルノダムール(同3番人気7着)
の6頭がいます。
この6頭の前々走ですが、メイショウサムソン(前々走有馬記念4番人気5着)、ヒルノダムール(前々走京都記念2番人気3着)を除く4頭は1番人気でした。
今回登録している中で前年の菊花賞2着以下の馬は、2番人気5着のアリストテレス(前々走がAJCC1番人気1着)、7番人気4着のディ^プポンド(前々走中山金杯2番人気14着)の2頭となっています。
また、該当期間内では、4歳馬で86年のクシロキング(3番人気)、88年のタマモクロス(1番人気)の2頭が菊花賞に出走しないで翌年の天皇賞(春)を制しています。
今回の4歳馬で菊花賞に出走していない登録馬ですが、エンドロール、マテンロウレオの2頭となっています。

さらに前走も見てみますと、最も多く前走のレースとして優勝馬を出したのは、阪神大賞典の13頭で、
08年優勝したアドマイヤジュピタ(前走4番人気1着)
12年優勝したビートブラック(前走6番人気10着)
を除けば、残り11頭は前走1番人気か2番人気か3番人気でした。
また、89年優勝したイナリワンの前走阪神大賞典2番人気5着と12年優勝したビートブラックの前走阪神大賞典6番人気10着以外の11頭はすべて1着でした。
今回の登録馬で前走阪神大賞典1着馬は、2番人気1着となったジャスティンパレスとなっています。
あと、前走阪神大賞典2着以下の登録馬は、1番人気2着のボルドグフーシュ、5番人気3着のブレークアップ、10番人気4着のアフリカンゴールド、3番人気5着のディープポンド、6番人気6着のサンレイポケット、4番人気7着のアイアンバローズ、8番人気11着のメロディーレインとなっています。

ちなみに、21年の阪神競馬場施行での天皇賞馬ワールドプレミアの前走、前々走ですが、
前走  日経賞2番人気1着
前々走 有馬記念5番人気5着
となっています。
22年の阪神競馬場施行での天皇賞馬タイトルホルダーの前走、前々走ですが、
前走  日経賞1番人気3着
前々走 有馬記念4番人気5着
となっています。


ここで、昨年まで触れた前走阪神大賞典で1番人気だった馬をクローズアップしてみようと思います。
データと同じく86年以降22年まで、過去37年(95年の京都競馬場開催、91年と94年の中京競馬場開催も含む)の阪神大賞典の1番人気の馬37頭の天皇賞(春)での成績を見ていきたいと思います。(天皇賞(春)も94年、21年、22年の阪神競馬場開催も含みます)

その37頭中、天皇賞(春)には30頭出走していて、1着が8頭、2着が3頭、3着が9頭、4着以下が10頭となっていました。
率で言えば、勝利率は26.6%、連対率は36.6%、複勝率は66.6%になります。
ちなみに、その中で「1番人気1着」で限定しますと、全部で18頭いて、そのうち17頭が出走、1着は8頭、2着は1頭、3着は5頭、4着以下は3頭となっていました。
この4着以下の3頭というのは、まずは04年天皇賞(春)で13着で敗れたリンカーンでしたが、原因は体調不良だったと言われています。
このリンカーンですが、翌年の天皇賞(春)では6着、その次の年では2着と奮闘いたしました。
そしてもう2頭は、いずれも同じゴールドシップで、13年は1番人気5着、14年は1番人気7着と共に敗れています。
原因はわからないようですが、その後の臨戦過程を見ますと、菊花賞では勝ったものの、その後のこた。
しかしながら、その後の15年、3回目を迎えたゴールドシップは、そんな心配は余所に、見事快勝してしまいました。
ちなみに、阪神大賞典1番人気1着馬の天皇賞(春)での戦績を率にいたしますと、勝率は47.0%、連対率も52.9、複勝率は実に82.3%になります。
ちなみに、昨年阪神大賞典で1番人気1着だったディープポンドは、天皇賞(春)では1番人気2着となっています。
今回の登録馬では、阪神大賞典の1番人気馬はボルドグフーシュで2着となっています。


そして次に多かったのは日経賞の7頭で、09年このレース7番人気2着から挑んで天皇賞を制したマイネルキッツ、14年同じく2番人気5着から挑んで2連覇を達成したフェノーメノを除く5頭はすべて1番人気でした。

ちなみに、この2年の阪神競馬場開催では、

21年勝ったワールドプレミアムは、前走この日経賞2番人気3着でした。
また、日経賞で1番人気だったのはカレンブーケドールで、日経賞では2着、天皇賞(春)では3着でした。
22年勝ったタイトルホルダーは、前走この日経賞1番人気1着でした。

今回の登録馬では、前走日経賞で1番人気だったのは、9着だったアスクビクターモアとなっています。
あと、2番人気1着だったタイトルホルダーは、7番人気3着だったディアスティマが登録しています。

次に多かったのは大阪杯の7頭で、03年のヒシミラクル(8番人気7着)、16年のキタサンブラック(5番人気2着)以外の5頭は大阪杯では1番人気でした。
また、そのヒシミラクル、キタサンブラックと01年のテイエムオペラオー(4着)以外の4頭は大阪杯では1着でした。
そのヒシミラクルとキタサンブラックは前年の菊花賞を制していました。
今回、前走大阪杯を走った馬は、8番人気4着のマテンロウレオが登録しています。

あと、前走中山記念が2頭(86年1番人気1着、96年9番人気1着)、オープン特別(05年大阪-ハンブルクC3番人気3着)、京都記念(10年3番人気2着)、AJCCが1頭(19年1番人気2着)、有馬記念が1頭(20年6番人気4着)、地方の重賞ダイオライト記念(2400mダート)が1頭(04年4番人気2着)となっていました。


続いて2着馬ですが、同じく当日人気を見てみますと、1番人気は4頭、2番人気も3頭、3番人気は8頭、4番人気は6頭と、上位4番人気まででは34頭中21頭と、1着馬ほど信頼性がないように思われます。
あとは、6番人気、7番人気が各2頭、8番人気、10番人気が各1頭、11番人気が3頭、13番人気が2頭、14番人気、16番人気が各1頭と、二桁人気だけでも8頭2着に入っていたことになります。

ちなみに、昨年阪神競馬場施行での天皇賞(春)の2着馬ですが、
21年22年と連続で1番人気ディープポンドでした。

次に、2着馬の父の血統ですが、ヘイルトゥリーズン系が34頭中16頭と最も多く、続いてノーザンダンサー系が34頭中8頭となっていました。
そのうちヘイルトゥリーズン系16頭の内訳ですが、サンデーサイレンスの仔ハーツクライが5頭、サンデーサイレンスが3頭、リアルシャダイとブライアンズタイム、サンデーサイレンスの仔ディープインパクトが各2頭、サンデーサイレンスの仔のアドマイヤベガ、ステイゴールドが各1頭となっていました。

そして、ノーザンダンサー系8頭の内訳は、ノーザンテースト系、リファール系が各2頭、ニジンスキー系、トライマイベスト系、サドラーズウエルズ系、ダンチヒ系が各1頭となっていました。
あと残りは、ナスルーラ系が5頭(ネヴァーベンド系とグレイソブリン系が各2頭、レッドゴッド系が1頭)、ミスタープロスペクター系が2頭、エルバジェ系、サーゲイロード系、トゥルビョン系が各1頭となっています。

この2年の阪神競馬場開催で連続2着馬となったディープポンドの父の血統ですが、ヘイルトゥリーズン系サンデーサイレンス系ディープインパクト系産駒となっています。

同じくその前々走の人気を見てみますと、1着馬ほどではないにしても上位人気で占められています。
まず1番人気が5頭、2番人気が7頭、3番人気が11頭、あと4番人気が3頭(1着、4着、2着)、5番人気が2頭(7着、6着)、6番人気が2頭(3着、2着)、7番人気(3着)、10番人気(1着)、12番人気(5着)、16番人気(15着)が各1頭となっていました。
それから、2着馬では1頭だけ前々走準オープン特別を走った馬(88年のランニングフリー、3番人気2着)がいました。
そして、2着馬の前々走の着順ですが、上位3着をはずした馬は95年のステージチャンプ(前々走目黒記念3番人気8着)、96年のナリタブライアン(前々走有馬記念2番人気4着)、03年のサンライズジェガー(前々走京都記念3番人気12着)、08年のメイショウサムソン(前々走有馬記念1番人気8着)、09年のアルナスライン(前々走アメリカJCC3番人気6着)、10年のマイネルキッツ(前々走アメリカJCC4番人気4着)、11年のエイシンフラッシュ(前々走有馬記念5番人気7着)、12年のトーセンジョーダン(前々走有馬記念3番人気5着)、13年のトーセンラー(前々走新潟記念1番人気7着)、15年のフェイムゲーム(前々走アメリカJCC3番人気12着)、16年のカレンミロティック(前々走ジャパンC16番人気15着)、17年のシュヴァルグラン(前々走有馬記念5番人気6着)、19年のグロリーヴェイズ(前々走菊花賞12番人気5着)、20年のスティッフェリオ(前々走AJCC3番人気8着)の14頭となっていました。
特に13年までの6年連続で2着馬は前々走3着をはずしていました。
その翌年の14年の2着馬ウインバリアシオンの前々走は有馬記念2着とまた3着以内に入っていましたが、15年の2着馬フェイムゲームの前々走はAJCC12着、16年の2着馬カレンミロティックの前々走はジャパンC15着、17年の2着馬シュヴァルグランの前々走は有馬記念5番人気6着と再び3年連続と前々走3着以内を外しています。

18年の2着馬は、2年連続2着となったシュヴァルグランで、前々走は有馬記念3番人気3着と3着以内に入っていました。
19年の2着馬はグロリーヴェイズで、前々走は菊花賞12番人気5着と、また3着以内を外してしました。
20年の2着馬はステイッフェリオで、前々走はAJCC3番人気8着と、また3着以内を外してしました。
一応、前々走3着以内を外した馬には要注意のようです。

この2年の阪神競馬場開催で2年連続2着となったディープポンドの前々走は、21年は中山金杯2番人気14着、22年は有馬記念5番人気2着となっていました。
ちなみに、今回の登録馬17頭では、で前々走3着以内をはずした馬は11頭もいます。

2着馬の前走のレースも見てみますと、最も多く前走のレースとして2着馬を出したのは日経賞で10頭、次いで阪神大賞典が9頭となっていました。
その人気着順に関してですが、日経賞は関係ないように思われますが、阪神大賞典での前走の人気ですが、5番人気以上の上位人気となっていました。

また、その前走阪神大賞典だった9頭の前々走は、16年2着のカレンミロティック(前々走16番人気)以外の8頭は5番人気以上でした。
今回の前走阪神大賞典の登録馬8頭で前走も前々走も5番人気以上だったのは意外にもいません。
ただし、そのうち前々走が有馬記念だったのは4頭で、その有馬記念の時の内訳は、2番人気1着だったジャスティンパレスは7番人気7着、1番人気2着だったボルドグフーシュは6番人気2着、5番人気3着だったブレークアップは11番人気16着、3番人気5着だったディープポンドは5番人気8着となっています。

あと、2着馬でこの二つのレース以外の残り15頭ですが、まず大阪杯が5頭で、それぞれ1番人気1着、2番人気6着、3番人気3着、2番人気3着、4番人気13着となっていました。

今回では、上記でも挙げましたように8番人気4着だったマテンロウレオ1頭が登録しています。
そして、それ以外の10頭の前走のレースはみんなばらばらでした。
また、前走大阪杯を含む残り15頭中13頭のその前走の人気は4番人気以上の上位人気で、あと2頭もそれぞれ7番人気(オープン特別、05年のビッグゴールド)、6番人気(京都記念、13年のトーセンラー)でしたが共に1着となっていました。
さらに前々走の人気ですが、15頭中11頭が3番人気以上、あと4頭は京都記念7番人気3着(86年メジロトーマス)とオープン特別10番人気1着(05年ビッグゴールド)、有馬記念5番人気7着(11年エイシンフラッシュ)、菊花賞12番人気5着(19年グロリーヴェイズ)となっていました。
今回の登録馬で、前走日経賞と阪神大賞典以外のレースで4番人気以上の上位人気、前々走で3番人気以上の上位人気だった馬は、前走海外(サウジアラビア)の重賞(3000m芝)で2番人気1着、前々走ステイヤーズS3番人気1着だったシルヴァーソニックの1頭となっています。
また、同じく前走日経賞と阪神大賞典以外のレースで、前々走有馬記念、菊花賞を走って、前走4番人気以上だった登録馬は今回はいません。
また、同じく前々走、前走ともに1着だった登録馬ですが、先ほど挙げたシルヴァーソニック1頭となっています。


続いて3着馬ですが、その臨戦過程だけを取り上げますと、その前走は、10年のメイショウドンタク(前走オープン特別5番人気11着)1頭を除いてすべて重賞で、その前走重賞33頭の前走の人気は、86年のフリートホープ(5番人気)、88年のメジロデュレン(5番人気)、90年のカシマウイング(6番人気)、91年のオースミシャダイ(5番人気)、06年のストラタジェム(日経賞6番人気)、08年のアサクサキングス(大阪杯4番人気)、13年のレッドカドー(ドバイワールドC11番人気)、14年のホッコーブレーヴ(日経賞10番人気)、15年のカレンミロティック(阪神大賞典6番人気4着)、19年のパフォーマプロミス(京都記念4番人気4着)の10頭を除く23頭は1番人気から3番人気の間でした。
また着順も34頭中27頭が1着から3着と、大半が上位人気上位着順となっていました。
また前々走も、34頭中18頭が同じく人気も1番人気から3番人気、着順も1着から3着の間でした。
そして、当日の人気も34頭中26頭が5番人気以上と上位人気でした。

あと、3着の前走のレース別を見てみますと、1番多かったのは阪神大賞典の15頭でした。
その人気は、15年のカレンミロティック(前走6番人気4着)を除いて他はすべて3番人気以上の上位人気でした。
着順は、失格1頭を除き4着以上でした。
今回の登録馬では1番人気だったボルドグフーシュ、2番人気だったジャスティンパレス、3番人気だったディープポンドの3頭が該当します。
続いて日経賞が8頭で着順は3着以内でした。
1着だったタイトルホルダー、3着だったディアスティマが該当します。
続いて大阪杯が6頭で、その人気は5番人気以上となっていましたが、今回前走大阪杯で5番人気以上だった馬のの登録はありません。
あと残り4頭は、京都記念が2頭(1番人気1着、4番人気4着)、目黒記念が1頭(5番人気3着)、オープン特別が1頭(5番人気11着)、外国馬でドバイワールドカップが1頭(11番人気2着)となっています。
今回の登録馬で、阪神大賞典、日経賞、大阪杯以外で前走5番人気以上か、前走1着か2着だった登録馬は、2勝クラス特別で4番人気1着だったエンドロール、上記で挙げた海外の重賞で2番人気1着だったシルヴァーソニック、金鯱賞5番人気5着だったディープモンスター、ダイヤモンドS13番人気2着だったヒュミドールとなっています。

ちなみに、この2年、阪神競馬場施行での天皇賞(春)での3着馬ですが、
21年3着カレンブーケドール
血統、ヘイルトゥリーズン系サンデーサイレンス系ディープインパクト系産駒
前走  日経賞1番人気2着
前々走 有馬記念3番人気5着
22年3着テーオーロイヤル
血統、ミスタープロスペクター系キングカメハメハ系リオンディーズ産駒
前走  ダイヤモンドS2番人気1着
前々走 2勝クラス1番人気1着
となっています。


あとはいつものデータを挙げていきたいと思います。
まず毛色ですが、連対馬では鹿毛が31頭、黒鹿毛が14頭、栗毛が9頭、芦毛が6頭、青鹿毛が5頭、栃栗毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
この中で、連対した栗毛馬9頭ですが、09年12番人気1着のマイネルキッツ、16年13番人気2着のカレンミロティックを除く7頭はそれぞれ上位人気となっていました。(97年のマヤノトップガンが2番人気1着、00年、01年の2年連続テイエムオペラオーがどちらも1番人気1着、08年のアドマイヤジュピタが4番人気1着、10年のマイネルキッツが4番人気2着、17年4番人気2着と18年1番人気2着のシュヴァルグラン)
3着馬では、鹿毛が16頭、栗毛が11頭、黒鹿毛が4頭、芦毛が2頭、栃栗毛が1頭となっています。

ちなみに昨年阪神競馬場施行での天皇賞(春)での上位3頭の毛色は、

21年「黒鹿毛-青鹿毛-鹿毛」
22年「鹿毛-青鹿毛-鹿毛」
となっていました。


年齢別では、5歳馬が68頭中26頭ですが、1着が12頭、2着は14頭となっていました。
続いて、4歳馬が連対馬68頭中25頭、そのうち17頭が1着、8頭が2着となっています。
そして6歳馬が14頭で、1着5頭、2着9頭となっています。
あと7歳馬は2頭、8歳馬は1頭で、その3頭は2着となっていました。
3着馬では、5歳馬が34頭中14頭と最も多く、4歳馬が11頭、6歳馬が5頭、7歳馬は4頭となっていました。

ちなみに昨年阪神競馬場施行での天皇賞(春)での上位3頭の年齢は、

21年「5歳-4歳-5歳」
22年「4歳-5歳-4歳」
となっていました。


枠順の出目ですが、連対馬では、1枠が10頭、2枠、4枠と6枠と7枠が各9頭、5枠と8枠が各8頭、3枠が6頭とほぼまんべんなく分かれていますが、1着馬だけ見てみますと、1枠から4枠までで34頭中24頭を占めていました。
あと3着馬ですが、6枠が7頭、5枠と8枠が各6頭、4枠と7枠が各4頭、2枠が3頭、1枠と3枠が各2頭と外枠有利となっています。

ちなみに昨年阪神競馬場施行での天皇賞(春)での上位3頭の枠順は、

21年「1枠-6枠-2枠」
22年「8枠-8枠-4枠」
となっていました。



以上ですが、今年は新しい京都競馬場に戻っての春の天皇賞になります。
ほぼ馬場の体系は変わっていないので、20年までのデータでいけそうですが、そううまくいくかどうか、悩むところです。
今回は、昨年の阪神競馬場施行での覇者タイトルホルダーが、この京都競馬場でもその強さを発揮して連覇することができるかどうかが大きな焦点となりそうです。
果たして、京都競馬場施行での天皇賞(春)で初めてミスタープロスペクター系産駒が勝つかどうか、その取捨選択でも悩むところです。
それから、阪神大賞典で勝った、この春の天皇賞で常連となっているディープインパクト産駒のジャスティンパレスも京都でもその力を発揮しそうですし、同じくディープインパクト産駒で昨年の菊花賞馬のアスクビクターモアも、前走日経賞で9着で敗れはしましたが、あのスタートの出遅れがその敗因と見るならば、今回スムーズに出て、いつものように2番手辺りをキープするならば、先頭に立っているタイトルホルダーを道中捕らえて勝つこともありそうです。
また、前走阪神大賞典2着のボルドグフーシュも堅実に来ていますので、侮れない存在ですね。
何と言っても、アスクビクターモア、ボルドグフーシュ、ジャスティンパレスは、昨年の菊花賞の1着馬、2着馬、3着馬で、その差はほとんどなかったほどの名勝負となりました。
それ以外でも、天皇賞(春)でよく上位に絡んでいるステイゴールドの孫のシルヴァーソニック、この2年の阪神で行われた天皇賞(春)連続2着でディープインパクトの孫のディープポンド、同じくハーツクライ産駒もよく上位に来ているので、その産駒のマテンロウレオなど、侮れない存在が結構いて、前評判のようにタイトルホルダー1強とはいかない予感も感じさせられます。
ともかくも、今年も人気とオッズが出てからじっくりと検討していこうと思います。

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