SSブログ

第26回 アンタレスステークスのデータ [競馬データ]

このアンタレスステークスは、11年までは京都競馬場で4月下旬に行われていたレースでしたが、翌12年から日程も1週早まってこの阪神競馬場で行われています。
この阪神競馬場としての、この施行の重賞として過去に行われた例では、11年の1週前の桜花賞の後に、代替競馬として12Rに行われたマーチステークスがあります。
ただ、これまでのアンタレスSは別定でしたが、マーチSはハンデ戦でした。
その11年の阪神で行われたマーチステークスの結果ですが、「7番人気-9番人気-6番人気」という順番で決着し、馬連で14670円と万馬券、3連単で約29万弱と荒れました。
枠番では、「4枠―5枠―8枠」という順番となっていました。
その上位3頭の前走ですが、1着テスタマッタの前走が仁川S4番人気3着、2着ブラボーディジーが前走地方の重賞で3番人気2着、3着インバルコの前走が平安S3番人気2着と意外にも上位人気上位着順であったことが印象的でした。
毛色は「鹿毛-芦毛-鹿毛」の順で、年齢は「5歳-6歳-5歳」という順でした。
馬体重は、1着馬が490kg台、2着馬、3着馬が500kg以上となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中9頭)

では、阪神で行われるようになった12年から昨年20年までの9年間のアンタレスステークスの結果も載せていきたいと思います。


まず人気では、
12年は、「1番人気-11番人気-3番人気」
という順番で決着し、馬連で9210円、3連単で約10万円と荒れました。
13年は、「1番人気-2番人気-3番人気」
という順番で決着し、馬連で370円、3連単で約4千円弱と一転固く収まりました。
14年は、「2番人気-5番人気-1番人気」
という順番で決着し、馬連で3250円、3連単で約1万6千円台とそれほどは荒れませんでした。
15年は、「6番人気-1番人気-2番人気」
という順番で決着し、馬連で2860円、3連単で約3万6千円台と、ほぼ前年と同じような傾向で、着順の違いで3連単の配当が高くなりました。
16年は、「1番人気-3番人気-5番人気」
という順番で決着し、馬連で510円、3連単で約1万円台とそれほどは荒れませんでした。
17年は、「3番人気-6番人気-8番人気」
という順番で決着し、馬連で4360円、3連単で約16万円台と、それまでから一転、結構荒れた結果となりました。
18年は、「1番人気-3番人気-5番人気」
という順番で決着し、馬連で1360円、3連単で約1万3千円台と、それほど荒れませんでした。
19年は、「6番人気-2番人気-3番人気」
という順番で決着し、馬連で2360円、3連単で約3万4千円台と、15年と同じような傾向となり、前年に比べてそこそこ配当が高くなりました。
20年は、「3番人気-7番人気-2番人気」
という順番で決着し、馬連で3930円、3連単で約3万円台と、昨年と同様、ほぼ15年と同じような傾向となりました。
以上、過去9年をまとめて見てみますと、17年、19年、20年を除く6年で1番人気が3着以内に入り、その中で4年勝っていました。
またこの荒れた12年とそれほど荒れなかった16年のそれぞれの2番人気は、同じ5着に入っていましたので、結果的に12年から5年連続で1番人気、2番人気共に掲示板に入ったことになります。
しかし続く17年の1番人気は9着、2番人気は11着と、それまでのデータを完全に覆した結果となってしまいました。
ただ、3番人気に関しては、14年、15年以外の7年でいずれも3着以内に入っていて、またその14年と15年は共に6着であったことから、すべて6着以上の上位に入ったことになっています。
あと、続く18年は、2番人気が8着で、1着となった1番人気と共には掲示板に載りませんでしたが、19年は、1番人気は4着と、1番人気と2番人気、それに3番人気の上位人気3頭とも掲示板に載ったことになりました。
何となく組み合わせに傾向はあるものの、17年の例があるように、人気の組み合わせの予想に関しては、今年も悩むことになりそうです。


枠番では、
12年は「6枠―6枠―4枠」
13年は「5枠-4枠-2枠」
14年は「5枠-1枠-6枠」
15年は「7枠-2枠-2枠」
16年は「5枠-8枠-1枠」
17年は「5枠-2枠-3枠」
18年は「1枠-8枠-7枠」
19年は「5枠-2枠-2枠」
20年は「4枠-6枠-2枠」
という順番となっていました。

15年と18年を除けば、「5枠」もしくは「6枠」の中枠が強いように見えます。


上位3頭の前走ですが、
12年では、
1着ゴルトブリッツの前走が仁川S1番人気1着
2着アイファーソングが前走マーチSで9番人気11着、
3着シルクシュナイダーの前走が平安S1番人気6着
となっていました。
13年では、
1着ホッコータルマエの前走が名古屋大賞典1番人気1着
2着ニホンピロアワーズが前走ジャパンカップダートで6番人気1着、
3着ハートビートソングの前走が東海S3番人気7着
14年では、
1着ナムラビクターの前走が仁川S1番人気1着
2着トウショウフリークが前走ダイオライト記念で3番人気2着、
3着ニホンピロアワーズの前走がダイオライト記念2番人気1着
15年では、
1着クリノスターオーの前走がチャンピオンズC7番人気8着
2着アジアエクスプレスが前走名古屋大賞典で1番人気2着、
3着ナムラビクターの前走が東海S2番人気11着
16年では、
1着アウェーディーの前走が名古屋大賞典1番人気1着
2着アスカノロマンの前走フェブラリーSで7番人気3着、
3着サージェントバッジの前走が総武S10番人気13着
17年では、
1着モルトベーネの前走が名古屋大賞典1番人気4着
2着ロンドンタウンの前走マーチSで3番人気4着、
3着ロワジャルダンの前走が東海S5番人気14着
となっていました。
18年では、
1着グレイトパールの前走が平安S1番人気1着
2着ミツバの前走が名古屋大賞典で2番人気2着、
3着クインズサターンの前走がマーチS5番人気2着
19年では、
1着アナザートゥルースの前走が名古屋大賞典4番人気3着
2着グリムの前走が名古屋大賞典で1番人気1着
3着ロンドンタウンの前走がマーチS11番人気2着
20年では、

1着ウェスタールンドの前走がダイオライト記念2番人気2着
2着アナザートゥルースの前走がダイオライト記念で1番人気1着
3着クリンチャーの前走がマーチS4番人気2着
となっていました。
この9年間を見てみますと、必ず前走1番人気の馬が1頭(12年は2頭)連対していたことがわかります。
また、前走名古屋大賞典の馬が、12年、14年、20年を除く6年で1頭(19年は2頭)連対していました。
その前走の人気着順は、1番人気1着が3頭、1番人気2着が1頭、1番人気4着が1頭、2番人気2着が1頭、4番人気3着が1頭となっていました。
今回の出走馬で、前走1番人気だったのは、前走オープン特別1番人気1着だったテーオーケインズの1頭となっています。

また、前走名古屋大賞典を走った出走馬は、2番人気3着だったロードブレス、3番人気8着だったメイショウカズサの2頭となっています。


毛色は
12年「栗毛-青鹿毛-黒鹿毛」
13年「鹿毛-青鹿毛-栗毛」
14年「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
15年「青毛-栗毛-鹿毛」
16年「鹿毛-栗毛-黒鹿毛」
17年「栗毛-鹿毛-鹿毛」
18年「鹿毛-鹿毛-芦毛」
19年「栗毛-芦毛-鹿毛」
20年「栗毛-栗毛-鹿毛」
の順でそれぞれ決まりました。
偶然か、12年から14年までの3年連続、青鹿毛が毎年1頭(そのうち2年はニホンピロアワーズ)3着以内に入り、15年では青毛の馬が1着となっています。
しかしながら、16年は青鹿毛馬、青毛馬とも出走はなく、17年は青鹿毛馬1頭(タムロミラクル)出走しましたが、9番人気8着、18年は青鹿毛馬、青毛馬の出走はなく、19年は青鹿毛馬1頭(クロスケ)1頭出走しましたが、10着となっています。
昨年20年は青毛馬のロードゴラッソ1頭が出走し、4番人気8着となっています。
今年の出走馬では、青鹿毛馬のミヤジコクオウ、青毛馬のロードゴラッソの2頭が出走しています。
また、14年、18年を除く7年で栗毛が少なくとも1頭(20年は2頭)、3着以内に入っていました。
今年の出走馬では、栗毛馬はアナザートゥルース、アルドーレ、テーオーケインズ、メイショウカズサ、モズアトラクション、レピアーウイットの6頭が出走しています。


年齢は
12年「5歳-4歳-4歳」
13年「4歳-6歳-6歳」
14年「5歳-7歳-7歳」
15年「5歳-4歳-6歳」
16年「6歳-5歳-4歳」
17年「5歳-4歳-6歳」
18年「5歳-6歳-5歳」
19年「5歳-4歳-6歳」
20年「8歳-6歳-6歳」
という順でした。
13年と20年以外で5歳馬が1頭連対していたことがわかります。
その5歳馬の人気ですが、上から順に、1番人気、2番人気、6馬人気、3番人気、3番人気、1番人気、5番人気、6番人気となっていました。
連対を外した13年では、5歳馬の出走は2頭で、結果は、12馬人気12着、10番人気13着となっています。
同じく20年の5歳馬は3頭出走で、11番人気5着、4番人気8着、6番人気16着となっています。
今回の5頭の5歳馬が出走しています。
また、12年、14年以外の7年では6歳馬が少なくとも1頭(13年、20年は2頭)、3着以内に入っています。
6歳馬は4頭出走しています。


馬体重は、
12年では、1着馬と3着馬が500kg以上、2着馬が480kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中6頭)
13年では、2着馬と3着馬が500kg以上、1着馬が490kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中8頭)
14年では、1着馬と3着馬が500kg以上、2着馬が480kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中7頭)
15年では、上位3頭とも500kg以上となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中12頭)
16年も、上位3頭とも500kg以上となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中13頭)
17年では、2着馬が500kg以上、1着馬が460kg台、3着馬は498kg(前走よりマイナス12kg)となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中8頭)
18年では、1着馬が500kg以上、2着馬、3着馬が470kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中5頭)
19年では、1着馬、2着馬が480kg台、3着馬が490kg台となって、初めて3着以内に500kg以上の馬体重の馬が入らなかった年となりました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中11頭)
20年では、2着馬、3着馬が500kg以上、1着馬が480kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中7頭)
今回の出走馬では、前走の段階で500kg以上の馬体重の馬は、16頭中9頭となっています。


あと、4歳上の阪神競馬場で行われたオープンでの1800mダート戦は近年では一つもなく、近いところでは、2006年まで「1800mダート」として3月に行われた「仁川ステークス」があるのみです。(07年以降の仁川Sは2000mダートとして行われています。)
その仁川Sは、02年までは別定戦、03年以降はハンデ戦で行われていました。
その仁川Sの01年から06年の6年間で見てみますと、1番人気が絡んだのは03年の2着に入った1回しかなく、しかしその代わり6年すべてに2番人気が連対していました。
ちなみに、11年、阪神で行われたマーチSの1番人気は5着、2番人気は4着でした。
また、3連単が始まった05年ではこの仁川Sのその配当は63万台と大荒れとなっています。(しかしながら翌年06年のその配当は2万円台でした。)
それから、特筆すべきことは、01年から06年までの仁川Sの6年間、11年のマーチSのすべてで、「5枠」が1頭3着以内に入っていました。(1着3頭、2着2頭、3着2頭)
では、阪神でのアンタレスSでの「5枠」を見てみますと、
12年は4番人気7着、15番人気10着と上位に入りませんでした。
13年の5枠は、1頭1番人気1着と上位に入り、もう1頭は5番人気9着と沈んでいます。
14年の5枠は、1頭2番人気1着と上位に入り、もう1頭は8番人気14着と下位着順となっています。
15年の5枠は、5番人気9着、12番人気16着と2頭とも下位に沈んでいます。
16年の5枠は、1頭1番人気1着と上位に入り、もう1頭は13番人気11着と下位着順に沈んでいます。
17年の5枠は、1頭3番人気1着と上位に入り、もう1頭は16番人気10着と下位着順に沈んでいます。
18年の5枠は、10番人気13着、12番人気14着と2頭とも下位に沈んでいます。
19年の5枠は、1頭6番人気1着と上位に入り、もう1頭は1番人気4着ともう一歩で複勝圏内でした。
20年の5枠は、11番人気5着と13番人気6着と2頭とも3着以内を外しています。


以上ですが、とりあえずは、過去9年、1番人気馬は9年中5年3着以内に入り、2番人気馬が9年中5年、3番人気馬も9年中7年とそれぞれ3着以内に入っていますので、今年もこの上位人気3頭のそれぞれの取捨選択がポイントのようですね。

あと5歳馬の選択、昨年初めて3着以内に入らなかった馬体重500kg以上の馬の選択も大きなポイントとなりそうです。
ともかく、一つ一つ整理しながら結論を出していこうと思います。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント