第４回 紫苑ステークスのデータ [競馬データ]
紫苑ステークスは元々秋華賞のトライアルレースとして、２０００年にオープン特別で開設されたレースでしたが、２０１６年から重賞に格上げされました。
今回で４回目になります。
当初は１８００ｍ芝で施行されていましたが、０７年以降は２０００ｍ芝で行われています。
その２０００ｍとなった０７年以降、１４年の新潟競馬場開催を除く、オープン特別８年、重賞となってからの３年、計１１年、連対馬２２頭、３着馬１１頭から見ていきます。
ちなみに、トライアルとしての実績ですが、３着以内の３３頭中２２頭が秋華賞に出走し、３着以内は２頭（１６年紫苑Ｓ３番人気１着から秋華賞３番人気１着となったヴィブロス、１７年同じく１番人気１着から３番人気１着となったディアドラ）、４着１頭、５着３頭、６着以下１６頭となっています。（重賞となった第１回では、パールコードが紫苑Ｓ２番人気５着から秋華賞４番人気２着と連対しています。）
１８００ｍ芝施行時では、紫苑Ｓ１番人気１着から秋華賞３番人気３着となったレディパステル、同じく０２年１１番人気２着から７番人気３着となったシアリアスバイオの２頭がいます。
また、１４年の新潟競馬場開催のオープン特別時の紫苑Ｓ１番人気２着となったショウナンパンドラが秋華賞では見事３番人気で優勝しています。
まず、当日の人気別で見てみますと、連対馬では、１番人気は４頭、２番人気は５頭、３番人気は１頭、４番人気は４頭、５番人気は２頭で、５番人気以上の上位人気は２２頭中１６頭となっていました。
６番人気以下の下位人気６頭ですが、６番人気が４頭、８番人気、１１番人気が１頭となっていました。
しかしながら、上位人気馬が多いものの、馬連の配当は、組み合わせのあやでしょうか、昨年１８年の６８０円を除いて二桁台以上（万馬券は１回）となっています。
３着馬１１頭では、１番人気２頭、４番人気１頭、５番人気が２頭で、５番人気以上の上位人気はこの５頭。
あと、６番人気、７番人気が各２頭、８番人気、１２番人気が各１頭となっていました。
結局、１番人気馬は、１１年中３着以内に入ったのは６頭となっています。
前走のレースを見てみますと、連対馬２２頭では、前走１０００万下戦が８頭（１着２頭、２着３頭、３着１頭、５着１頭、９着１頭）、前走５００万下戦が６頭（いずれも１着）、オークスが２頭（３着、５着）、クイーンＳも２頭（１０着、１１着）、桜花賞（９着）、フローラＳ（３着）、スイートピーＳ（６着）、関東オークス（９着）が各１頭となっていました。
父の血統は、連対馬２２頭では、ヘイルトゥリーズン系が１５頭（サンデーサイレンス系が１２頭、シンボリクリスエス産駒が３頭）、ノーザンダンサー系が４頭（ハービンジャーが２頭、オース、クロフネ、ハービンジャーが各１頭）、ナスルーラ系が２頭（ボストンハーバー、チチカステナンゴ）、ミスタープロスペクター系が１頭（キングカメハメハ）となっていました。
３着馬１０頭では、サンデーサイレンス系が６頭、ミスタープロスペクター系（キングカメハメハ、ソングオブウインド）、ノーザンダンサー系（フレンチデピュティ、メイショウサムソン）が各２頭、ロベルト系が１頭となっています。
また、１１年中、０７年、１０年、１６年、１７年、１８年を除く６年で、父かＢＭＳ（母の父）のどちらかでナスルーラ系絡みが１頭連対していました。
３着馬では、１３年、１５年、１８年の３回入っていました。
しかしながら、今年の登録馬には、ナスルーラ系絡みの馬の登録はありません。
次に毛色ですが、連対馬２２頭では、鹿毛と黒鹿毛が各８頭、鹿毛が７頭、芦毛が３頭、青鹿毛が２頭、青毛が１頭となっています。
３着馬１１頭では、同じく鹿毛が４頭、黒鹿毛が３頭、栗毛が２頭、青鹿毛と芦毛が各１頭となっていました。
枠番は、連対馬では、１枠が３頭、２枠が２頭（０７年の２－２）、３枠が２頭、４枠が１頭、５枠が５頭、６枠が２頭、７枠が４頭、８枠が３頭となっていました。
３着馬では、１枠が２頭、３枠が２頭、４枠が２頭、５枠が１頭、６枠が３頭、７枠が１頭で、２枠、８枠はまだ３着に入っていません。
以上ですが、上記のデータを見る限りでは、今年もまだ傾向性は見出せないですね。
これまでに引き続いて手探り状態となりそうです。
とりあえずは、１番人気馬の取捨選択からですね。
それから、１２年と１頭も黒鹿毛の出走馬がなかった１３年、そして１６年、１８年以外、少なくとも３着以内に黒鹿毛馬が１頭入っていたので、この黒鹿毛馬（今回はアップライトスピン、スパークオブライフ、レオンドーロの３頭）の検討もしていきたいと思います。
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