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第70回 鳴尾記念のデータ [競馬データ]

12年から競馬番組変更に伴い、6月に行われています。
施行も、97年から05年まで12月に施行されていた2000m芝にまた変更となります。
逆に、この5月に行われていた金鯱賞が、リニューアルされた中京競馬場で、12年から12月に2000m芝で変更して行われることになりました。
いずれにしても、11年までの金鯱賞と同じく、12年からそれに代わって行われている鳴尾記念は宝塚記念の重要な前哨戦となります。
ちなみに、ここ4年の鳴尾記念から宝塚記念に挑んだ馬は、12年は4頭、13年は2頭、14年も2頭、15年も2頭、16年は3頭でした。
そのうち、12年では、鳴尾記念1番人気2着だったショウナンマイティが宝塚記念では6番人気3着、13年では、鳴尾記念3番人気3着だったダノンバラードが宝塚記念では5番人気2着、14年では、2番人気4着だったカレンミロティックが宝塚記念では9番人気2着、15年では、6番人気1着だったラブリーディが宝塚記念でも1着で、4年連続で上位着順馬が1頭ずつ宝塚記念で3着以内に入っていました。
しかし、昨年16年は、3頭の中で鳴尾記念2番人気2着だったステファノスが宝塚記念では7番人気5着が最高位で、結局1頭も3着以内には入りませんでした。
今年はどうでしょうか。



さて、昨年までと同様、とりあえず、まずは競馬場も施行も違いますが、11年までの金鯱賞のデータをそのまま挙げておきます。
G2競争となった96年以降11年までの16年、連対馬32頭、3着馬16頭からです。
だし、96年から09年までは旧の中京競馬場、10年と11年は京都競馬場で行われています。
そしてその後に、各項目ごとに6月に行われたここ4年の鳴尾記念のデータも載せておきたいと思います。


まず当日の人気ですが、1番人気は16年中10年で連対していました。
その1番人気が連をはずした残り6年ですが、そのうち5年は、2番人気が1番人気の代役を果す形で連に絡んでいました。
あとの残り1年は、3番人気と4番人気との組み合わせとなっていました。
さらに細かく見てみますと、1番人気が連に絡んだ10年での連の相手は、2番人気が2回、3番人気が2回、4番人気が1回、5番人気が1回、6番人気が3回、8番人気が1回となっていました。
また、1番人気の代役を果たした時の2番人気が絡んだ5年での連の相手は、3番人気、5番人気、8番人気、9番人気、11番人気の各1回となっていました。
以上から見てみますと、ほぼ固く収まる時と、「ひも穴」が相手に来る時とだいたい半々という傾向となっています。

さてここ4年の鳴尾記念ですが、
12年の1番人気(単勝オッズ2.7倍)ショウナンマイティは2着と連対
13年の1番人気(単勝オッズ3.5倍)パッションダンスは6着でした。

14年の1番人気(単勝オッズ3.9倍)エアソミュールは見事人気に応え1着
15年の1番人気(単勝オッズ2.4倍)もエアソミュールでしたが、この年は4着となっていました。
昨年16年の1番人気(単勝オッズ2.8倍)はヤマカツエーヅでしたが、この年は6着となっていました。

それから、それぞれの連の組み合わせは、
12年は「2番人気-1番人気」
13年は「6番人気-7番人気」
14年は「1番人気-9番人気」
15年は「2番人気-8番人気」
16年は「3番人気-2番人気」
となっていて、12年、14年、15年、16年は金鯱賞の傾向に準じていましたが、13年は傾向と違った結果となりました。



次に、連対馬を単勝オッズでの組み合わせで見てみますと、それが顕著に現れています。
金鯱賞の16年間、連対馬の少なくとも1頭は、一桁オッズの馬が連に絡んでいるのですが、そのうち一桁オッズ同士の組み合わせは7年、一桁オッズと二桁ないし三桁との組み合わせは9年と、若干後者の方が上回っています。
また、片方の1頭の単勝オッズが4倍を切っていたのは16年中12年で、いずれも1番人気か2番人気でした。
さらに当日の人気のデータを3着も含めて見てみますと、まず、1番人気で3着になったのは2頭いましたから、結局1番人気は16年中12年で3着以上の上位着順に入っていたことになります。
残り4年は、いずれも2番人気が連対していました。
また、1番人気2番人気3番人気の3頭のうち2頭が3着以上の上位着順に入っていたのは、16年中11年となっていました。
また、単勝オッズが一桁の馬が2頭以上1着~3着まで入ったのは、16年中13年もありました。
しかしながら、そのうち3頭とも単勝オッズ一桁だったのは3年のみとなっています。

ここ4年の鳴尾記念の単勝オッズの組み合わせですが、
12年は「3.8倍-2.7倍-10.1倍」
13年は「11.6倍-26.8倍-4.5倍」
14年は「3.9倍-16.8倍-25.3倍」
15年は「4.0倍-35.8倍-8.0倍」
16年は「3.8倍-3.3倍-252.7倍」
となっていました。

12年、14年、15年、16年はほぼ金鯱賞のデータに準じていましたが、13年は金鯱賞でなかった二桁オッズ同士での連対の組み合わせとなっています。


次に毛色ですが、金鯱賞の連対馬では、鹿毛が19頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛、芦毛、青毛が各1頭となっていました。
とにかく鹿毛の強いレースとなっていました。
3着馬では、16頭中12頭が鹿毛で、こちらも圧倒的に多くなっています。
それから、3着馬のあと残りは、栗毛が2頭、黒鹿毛、芦毛が各1頭となっています。
連対馬としては、09年を除いて毎年必ず鹿毛が絡んでいて、また鹿毛同士で決着した年も5年ありました。
また、連対馬の毛色別の当日の人気を見てみますと、鹿毛の連対馬では、8番人気9番人気が各1頭以外残り17頭は5番人気以上でした。
栗毛の連対馬では、1番人気が2頭、2番人気が3頭、6番人気が2頭となっていました。
あと、黒鹿毛の連対馬3頭は1番人気と8番人気、そして11番人気となっていました。
また、青鹿毛の連対馬1頭は3番人気、芦毛の連対馬は2番人気、青毛の連対馬1頭は6番人気となっています。
3着馬では、栗毛の2頭は3番人気と4番人気、黒鹿毛の1頭は3番人気で、芦毛の1頭は5番人気となっていました。
残り鹿毛の12頭は、1番人気2頭、2番人気3頭、3番人気1頭、5番人気3頭、7番人気8番人気10番人気が各1頭となっていました。

さて、鳴尾記念での毛色の組み合わせは、
12年では順に「鹿毛-青鹿毛-黒鹿毛」となっていて、人気は「2番人気-1番人気-5番人気」でした。

13年では順に、「鹿毛-栗毛-黒鹿毛」となっていて、人気は「6番人気-7番人気-3番人気」でした。
14年では順に、「黒鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」となっていて、人気は「1番人気-9番人気-10番人気」でした。
15年では順に、「黒鹿毛-鹿毛-鹿毛」となっていて、人気は「2番人気-8番人気-4番人気」でした。
16年では順に、「黒鹿毛-鹿毛-鹿毛」となっていて、人気は「3番人気-2番人気-13番人気」でした。
毎年3着以内に少なくとも1頭入っている黒鹿毛馬に、一応要注意ですね。

今回の出走馬で黒鹿毛馬は、スズカデヴィアス、ステイインシアトル、バンンドワゴンの3頭となっています。


次に臨戦過程ですが、金鯱賞の連対馬では、宝塚記念の前哨戦らしく過去にG1を経験してきた馬の連対が目立っています。
特に、01年以降7年では、02年1着のツルマルボーイ、04年2着のブルーイレヴン、10年1着のアーネストリー、同2着のドリームサンデーの4頭以外はすべてG1を経験していました。
そして連対馬の前走の人気ですが、16年間の連対馬、11年1着の前走海外だったルーラーシップを除く31頭中、前走5番人気以上の上位人気だったのは22頭となっていました。
その残り前走6番人気以下の9頭ですが、毛色を見てみますと5頭が鹿毛となっていました。
それから3着馬ですが、16頭中5頭の前走が天皇賞(春)となっていました。
その着順は2着から18着まで幅広かったのですが、その5頭のこの金鯱賞での当日の人気はすべて3番人気以上の上位人気となっていました。
また、前走天皇賞(春)以外の11頭ですが、3頭(前走6番人気1頭と前走10番人気2頭)を除く8頭の前走の人気は5番人気以上となっていました。

さて、12年の鳴尾記念の上位3頭ですが、3頭とも過去にG1を経験していました。
また、それぞれの前走ですが、1着馬のトゥザグローリーが前走中山記念1番人気10着、2着馬のショウナンマイティが前走大阪杯6番人気1着、3着馬のトーセンラーが前走新潟大賞典3番人気11着となっていました。
ショウナンマイティ以外の2頭は、金鯱賞の上位馬とほとんど同じように前走5番人気以上の上位人気となっていました。
13年の鳴尾記念の上位3頭ですが、2着のエクスペディションは、G1経験はありませんでしたが、1着のトウケイヘイローは朝日杯FSで4着、3着のダノンバラードは皐月賞3着の経験がありました。
また、それぞれの前走ですが、1着馬のトウケイヘイローが前走京王杯スプリングS2番人気8着、2着馬のエクスペディションが前走小倉大賞典4番人気16着、3着馬のダノンバラードが前走日経賞6番人気7着となっていました。
ダノンバラード以外の2頭は、金鯱賞の上位馬とほとんど同じように前走5番人気以上の上位人気となっていました。
14年の鳴尾記念の上位3頭ですが、1着のエアソミュールと2着のアドマイヤタイシは、それぞれG1経験はありませんでしたが、3着のフラガラッハはマイルCSで17着、天皇賞(秋)で9着、15着と3回経験がありました。
また、それぞれの前走ですが、1着馬のエアソミュールが前走中山記念8番人気10着、2着馬のアドマイヤタイシが前走新潟大賞典10番人気13着、3着馬のフラガラッハが前走大阪杯8番人気6着となっていて、3頭とも金鯱賞の傾向とは違って前走は8番人気以下の下位人気となっていました。
15年の鳴尾記念の上位3頭ですが、3頭ともG1経験がありました。
また、それぞれの前走ですが、1着馬のラブリーディが前走天皇賞(春)8番人気8着、2着馬のマジェスティハーツが前走オープン特別7番人気4着、3着馬のアズマシャトルが前走新潟大賞典8番人気12着となっていて、3頭とも金鯱賞の傾向とは違って前走は7番人気以下の下位人気となっていました。
16年の鳴尾記念の上位3頭ですが、連対馬2頭がG1経験がありました。
そして、この2頭はそれぞれG1で2着の経験もありました。
それぞれの前走ですが、1着馬のサトノノブレスが前走天皇賞(春)12番人気11着、2着馬のサトノノブレスが前走香港のG1で8番人気10着、3着馬のプランスペスカが前走オープン特別11番人気7着となっていて、3頭とも前年に続き金鯱賞の傾向とは違って前走は8番人気以下の下位人気となっていました。



枠順の出目ですが、金鯱連対馬では8枠が7頭と一番多く、次いで3枠4枠7枠が各5頭、5枠が4頭、6枠が3頭、2枠が2頭、1枠が1頭となっています。
3着馬では、5枠が6頭と最も多く、次いで3枠6枠7枠が各2頭、1枠2枠4枠8枠が各1頭となっています。

ここ4年の鳴尾記念の上位3頭の枠順ですが、
12年は「8枠-7枠-6枠」
13年は「5枠-5枠-4枠」
14年は「8枠-7枠-2枠」
15年は「8枠-6枠-4枠」
16年は「3枠-7枠-2枠」
という順となっていました。

ただ、金鯱賞とはまったく競馬場も違いますので、枠順の出目の関連性はないように思います。


以上ですが、12年は固く収まりましたが、13年、14年は、馬連は万馬券、3連単はそれぞれ19万円台、10万円台と一転して荒れました。
続く15年も、その荒れた2年間ほどにはなりませんでしたが、馬連は7千円台、3連単は7万円台とその2年間に準じた配当となりました。
さらに昨年16年は、馬連は630円と固く収まりましたが、3着に単勝オッズ万馬券の馬が来ましたので、3連単は12万円台と荒れています。

やはりそれまでの金鯱賞とは傾向は違うようですね。
ともかくも、今年も昨年までと同様、上記のデータを参考程度にして、主に勘を働かせて予想の結論を出そうと思います。

タグ:鳴尾記念
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