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第53回 アルゼンチン共和国杯のデータ [競馬データ]

94年以降02年の中山競馬場開催を除く20年、連対馬40頭、3着馬20頭からです。


今年も、このレースでのハンデ戦としての傾向から取り上げます。
まず軽ハンデの馬の連対状況ですが、重量54kg以下に限定いたしますと54kg以下の重量で連対したのは40頭中11頭いました。
また、02年の中山開催も入れますと、96年から04年まで9年連続で54kg(53kg)以下の重量の馬が連に絡んでいました。
逆に、94年、95年、05年、06年、09年、10年、11年、12年、13年、14年の10年は重量55kg以上の馬同士が連対していました。
特にここ6年連続で重量55kg以上の馬同士で決着しています。
その54kg以下の11頭の連対馬の前走の着順ですが、96年1着のエルウェーウィンの前走オープン特別6着、01年2着ハッピールックの前走神戸新聞杯6着の2頭以外はすべて条件戦あるいはオープン特別で3着以上の成績となっていました。
3着馬では、20頭中ハンデ重量54kg以下の馬は8頭いました。
その8頭の前走ですが、500万下条件戦1着が1頭、1000万下(900万下)特別1着が4頭、準オープン特別が2頭(1着、5着)、オープン特別5着が1頭となっていました。
今回のハンデ重量54kg以下の出走馬で、前走条件戦かオープン特別で3着以上だった馬の出走はありません。
あと、同じ条件で、前走4着から6着の間だった馬の今回の出走は、ヴァーゲンザイル(54kg、前走オープン特別6着)、プランスペスカ(53kg、前走オープン特別5着)の2頭がいます。
また、前走重賞で、重量54kg以下の出走馬は、ロンギングダンサー(53kg、前走新潟記念4着)の1頭がいます。



次に臨戦過程ですが、前走で条件特別のレースを走ったのは連対馬40頭中14頭いました。
その14頭の前走の着順の内訳は、1着が8頭、2着が5頭、3着が1頭とすべて3着以内でした。
また、3着馬20頭で前走条件特別だったのは6頭となっていました。
その着順は、1着が3頭、2着、3着、5着が各1頭となっていました。
今回の出走馬で、前走条件特別レースで5着以上だったのは、ゴールソアクター(1着)、プロモントーリオ(1着)の2頭となっています。

続いて前走がオープン特別だったのは6頭いました。
着順はそのうち3頭が1着、あと残り3頭は4着、6着、9着となっていました。
この前走、4着、6着、9着の3頭ですが、そのうち、前走6着、9着の2頭はそれまでにG1で連対経験がありました。
G1経験のなかった1頭はそれまでに、G1以外の重賞1勝、2着2回、3着1回を経験していました。
また3着馬で前走オープン特別だったのは4頭で、その着順は2着2頭と、3着と5着が各1頭でした。
この4頭ですが、そのうち2頭はG1での出走経験があり、またG1以外の重賞で勝った経験がありました。
あと2頭(11年3着のカワキタコマンド、14年3着のスーパームーン)は、両馬とも前々走で準オープン特別を勝ったばかりで、それまでオープンでも重賞でも掲示板に載った経験はありませんでした。
今回の出走馬の中で前走オープン特別だったのは、ヴァーゲンザイル(6着)、サイモントルナーレ(8着)、スーパームーン(7着)、ヒラボクディープ(1着)、プランスペスカ(5着)の5頭となっています。

また、この中でG1経験のあった馬は、ヒラボクディープ(日本ダービー13着)1頭となっています。
また、この中でG1以外の重賞を勝った経験のある馬はいませんでした。

続いて前走が重賞だった連対馬は残りの20頭となりますが、そのうち京都大賞典など「G2」が16頭となっています。
その16頭ですが、その前走の着順に関係なく、03年1着のアクティブバイオの当日7番人気、05年2着のマーブルチーフの当日14番人気、09年1着のミヤビランベリーの当日11番人気、14年2着のクリールカイザーのこの4頭を除く12頭が当日5番人気以上の上位人気でした。
その5番人気以上をはずした4頭ですが、そのうちクリールカイザーを除く3頭は過去にその年の重賞かオープン特別で連対経験がありました。
そのクリールカイザーですが、前年のオープン特別で連対(2着)がありました。

今回の登録馬では前走G2の馬は7頭いますが、まずはそれぞれの当日の人気には注意が必要かと思います。
その7頭のうち、今年の重賞かオープン特別で連対経験のある馬は、ニューダイナスティ、マイネルフロスト、レコンダイトの3頭となっています。
また、今年は連対はなかったですが、昨年連対があったのは、サトノノブレス、マイネルメダリストの2頭となっています。


あと残り4頭ですが、すべて「G1」でした。
今回の出走馬で前走がG1だった馬はレーヴミストラル(前走日本ダービー9着)の1頭となっています。

3着馬では、前走重賞だったのは20頭中9頭で、G1が3頭(天皇賞(秋)が13着、8着、天皇賞(春)が7着)、G2が6頭(2着3頭、5着1頭、12着1頭、15着1頭)となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が15頭、5歳が13頭、3歳が6頭、6歳が6頭となっていました。
また3着馬では、4歳が9頭と最も多く、続いて5歳が5頭、6歳が3頭、3歳が2頭、7歳が1頭となっています。
データ的には、出走馬の中で、9歳のサイモントルナーレ、8歳のフラガラッハの2頭が3着以内は厳しく、7歳のヴァーゲンザイル、マイネルメダリストの2頭は連対が厳しいものとなっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が19頭と最も多く、続いて栗毛が12頭、黒鹿毛が7頭、青鹿毛が2頭となっています。
3着馬では鹿毛が11頭と最も多く、続いて黒鹿毛が5頭、青鹿毛が3頭、栗毛が1頭となっていました。


1番人気ですが、過去20年で7頭の連対とあまりよくありません。

ちなみに、その1番人気が連をはずした13年ですが、そのうち10年で2番人気の馬が3着以上に入っていました。
あと1番人気も2番人気も連に絡まなかった3年は3番人気、4番人気(2回)がそれぞれ入っていました。


それから、また蒸し返すようですが、もう少し前走のレースについて掘り下げようと思います。
東京競馬場の馬場改装後の03年以降14年までの12年で見てみますと、前走条件戦を走った馬は1着から3着までの36頭中では12頭が入っていました。
内訳は、準オープンが7頭、1000万下が5頭となっていました。
また、05年、13年、14年を除く9年は少なくとも1頭は入っていました。(07年、08年、12年は2頭ずつ)
その前走準オープン戦の7頭の前走の人気と着順ですが、順に、4番人気5着、7番人気1着、1番人気1着、2番人気2着、1番人気1着、1番人気2着、1番人気1着となっていました。
それから前走1000万下戦の5頭のその前走の人気と着順ですが、6番人気1着、9番人気1着、1番人気1着、8番人気1着、7番人気1着となっていて、人気薄の1着が4頭といたというのが特筆すべきところとなっています。
今回の出走馬で前走準オープン特別を走っていたのは、ゴールドアクター(1番人気1着)、プロモントーリオ(3番人気1着)の2頭となっています。
それから、前走1000万下特別だった馬の出走ですが今回はありません。
前走準オープンの出走馬に関しては、2頭とも十分上位に入る可能性はありますね。

他の馬との兼ね合いもありますので、その取捨選択では悩みそうです。


以上ですが、今年も難解ですね。
ともかくも、今年も、人気とオッズが出てから、上記のデータを基に、丁寧に検討していこうと思います。

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