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第62回 中山金杯のデータ [競馬データ]

3日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


今年も昨年までと同様、その昨年とまったく同じ流れで見ていくことにします。

96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降19年、連対馬38頭、3着馬19頭からです。


まず今年も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、38頭中11頭の4歳馬となっています。
その11頭の前走を見てみますと、重賞だったのは、94年のG1の菊花賞2着だったステージチャンプ、09年のG3の中日新聞杯2着だったヤマニンキングリー、そして11年、同じく中日新聞杯で1着だったコスモファントムの3頭のみとなっていました。
その3頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
今回の明け4歳の出走馬ですが、コスモオオゾラ、ジャスタウェイ、ダイワマッジョーレの3頭となっています。
その3頭とも前走は重賞ですが、ダイワマッジョーレが前走金鯱賞2着と、過去の連対した前走重賞だった4歳馬3頭がその前走連対していたところから一応クリアしているように見えます。
対して、コスモオオゾラの前走金鯱賞6着と、ジャスタウェイの前走天皇賞(秋)6着は、それぞれどうかなあと判断に迷うところですね。


次に多かったのは5歳馬と6歳馬の共に9頭ですが、まずは5歳馬を見ていきます。
その共通項は、その9頭の当日人気が、1番人気が2頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭、4番人気が2頭、6番人気が1頭と比較的上位人気になっていたことでした。

また前走の着順も見てみますと、1着が5頭、あと2着3着4着が各1頭と、そして9着が1頭と、最後の1頭を除けばこれも上位着順となっていました。
その前走9着のその時の人気ですが1番人気となっていました。
ちなみに今回出走している5歳馬はヒットザターゲット1頭のみとなっています。
そのヒットザターゲットの前走は5番人気4着以上と、一応過去のデータからはクリアしています。

そして6歳馬の9頭ですが、その共通項を探ってみますと、近3走で、1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。
今回出走している明け6歳馬は3頭いますが、その中でこれに該当するのは、アドマイヤタイシ1頭となっています。

あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が7頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計9頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
一応今回も、その中の過去の7歳馬の連対した年を挙げておきます。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年まで連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対と、また3年連続と複数年で連に絡みました。
その時の当日の人気ですが、先の3頭は7番人気(93年2着カリブソング)、10番人気(94年1着ヒダカハヤト)、13番人気(95年2着ゴールデンアイ)といずれも穴をあけていましたが、08年の2着エアシェイディは2番人気、09年の1着アドマイヤフジは4番人気、10年の1着アクシオンは1番人気、2着のトウショウシロッコは5番人気とほぼ上位人気となっていました。
その7歳馬7頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤトを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬7頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回、出走馬16頭中7歳馬以上の馬は9頭が出走していますが、そのうちBMSがノーザンダンサー系なのは、8歳馬のダンツホウティ、9歳馬のテイエムアンコール、10歳馬のシンゲンの3頭となっています。
また、出走馬の中でナスルーラ系が絡んでいるのは、7歳馬のトップカミング、8歳馬のイケドラゴンの2頭となっています。

次に3着馬の年齢も見てみますと、こちらも4歳馬が6頭と最も多く、03年のカンファーベスト(10着降着)と08年のメイショウレガーロ(14着)を除く4頭の前走は連対していました。(そのうちカンファーベストは降着前の着順は1着でした)
出走馬明け4歳馬の出走馬3頭では、ダイワマッジョレ1頭が前走連対していました。

続いて6歳馬が5頭ですが、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回出走している6歳馬3頭では、近3走でレース条件に関係なく3着以上に入っていたのは、アドマイヤタイシ、ドリームセーリングの2頭となっています。

そして残りは、7歳馬が3頭、5歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
そのうち5歳馬3頭の当日の人気は、それぞれ3番人気、5番人気、15番人気と極端な結果となっていました。
ちなみにその3頭の臨戦過程ですが、それぞれ2頭が前走で、またあと1頭は3走前で1着を記録していました。
今回の明け5歳馬の出走馬1頭のヒットザターゲットは残念ながらこの3走以内で1着の経験はありません。

あと、7歳馬と8歳馬の計4頭ですが、連対馬の一部と同じく、すべて血統で父あるいはBMSでナスルーラ系が絡んでいました。
今回該当する出走馬は上記で記した通り7歳馬のトップカミング、8歳馬のイケドラゴンの2頭となっています。


次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬38頭中20頭いました。
ちなみに、ここ5年の3着以内で見てみますと、ノーザンダンサー系絡みの馬は、08年、09年が各2頭、10年は3頭、11年は1頭、昨年12年はなしとなっています。
続いてナスルーラー系も38頭中17頭いて、ノーザンダンサー系とはいい勝負をしています。
ちなみにここ5年の3着以内で見てみますと、ナスルーラ絡みの馬は、08年から10年までの3年間はなし、11年は1頭、12年は2頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが19頭中12頭、ナスルーラー系絡みが19頭中9頭となっていて連対馬と同じ割合になっています。


毛色ですが、1着馬では鹿毛が8頭、黒鹿毛が7頭、続いて栗毛が3頭、栃栗毛が1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が7頭と最も多く、続いて鹿毛が6頭、栗毛が4頭、芦毛が2頭となっていました。
3着馬では黒鹿毛が8頭、鹿毛が7頭、続いて栗毛が3頭、芦毛が1頭となっていました。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。
ちなみにここ5年の3着以内に入った黒鹿毛馬は、08年と10年が2頭、09年と11年、12年が1頭ずつとなっています。
また、1頭も入らなかった98年の翌年以降、02年の東京開催を除く昨年までの13年連続で少なくとも1頭は黒鹿毛馬が1頭3着以内に入っていました。
今回の出走馬16頭では、5頭の黒鹿毛馬がいます。



また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は19頭中7頭、2着馬は19頭中8頭、3着馬は19頭中12頭となっていて、連対馬では半分近くが、3着馬では約3分の2が、同じ中山競馬場を前走に続いて走っています。
ただ、同じく08年も16頭中前走中山競馬場を走ったのは5頭でそのうち3着に入った1頭のみ、09年は出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で、3着以内に入ったのは2着の1頭。11年は16頭中4頭で3着以内はなし。同じく昨年12年は16頭中7頭で2着の1頭

ということで、その出走数はもちろん考慮に入れることは必要かと思います。
ちなみに今年の出走馬16頭中では3頭となっています。


あと、1番人気ですが、今度は86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去25年で見ていきますと、11頭で連対していて連対率は低くなっています。
また、複数年数連続で連をはずしたのは、91年から93年までの3年間、00年01年の2年間、そして06年から09年の4年間となっていました。
それから、94年に2着になって以降は、東京開催を除く95年以降17年間では8回で1着となっていて、連対すれば勝ち馬になるという構図をずっと続けています。

また1着馬の前走ですが、92年以降東京開催を除く19年で、1着が8頭、2着が3頭、4着が4頭、9着が1頭(06年1着のヴィータローザ)、14着が3頭(いずれもG1で)となっていました。


以上ですが、データはデータとして、昨年も書きましたけどやはり金杯は運が左右しますね。
昨年は圧倒的1番人気のアドマイヤコスモスを本命にして勝負したのですがしんがり負け。
あとで骨折を発症していたことが判明しましたけど、このあたり個人的には「運」というものを感じてしまいました。
もちろん馬には罪はありませんけど。
また、それまでの過去を見てみても、特にこの京都も含めて両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。
その紙一重に、馬券での「運」というものを感じる次第です。
ということで、今年もデータは一応基にはしますが、勘とひらめきも重視してしっかり検討して結論を出していこうと思っています。


タグ:中山金杯
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馬爺

あけましておめでとうございます。
今年は早朝より金時山に登りまして初日の出を拝み富士山の雄大な姿をまともに見てきまして10時頃帰宅しました、今年も初日から14Kmも歩いてきました。
初日の富士山もまたアップいたしますのでぜひご覧ください。
金杯は一年を占う楽しみなレースなんです。
本年もよろしくお願いいたします。
by 馬爺 (2013-01-01 18:26) 

bigonon

馬爺さん、あけましておめでとうございます(^^)
早速ご丁寧な新年のご挨拶ありがとうございます。
毎回富士山のアップ楽しみにしています。
今年もどうそよろしくお願いいたしますm(__)m
by bigonon (2013-01-01 21:51) 

bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます(^^)
by bigonon (2013-01-01 21:53) 

唐津っ子

一升瓶を七合飲んでいるとは思えません(笑)

私はもうちょっと考えま~す[ウィンク]
by 唐津っ子 (2013-01-01 22:01) 

bigonon

唐津っ子さん、昨年までの原稿がありますので、いつもほとんどそれに上乗せするだけです^^;
ただ、今回は正直呑み過ぎて、上乗せデータを加えるのに確かに時間がかかり過ぎました(笑)
あと京都金杯とシンザン記念がありますが昨年までの原稿がありながらただいま苦戦中です(;_:)
by bigonon (2013-01-01 22:13) 

bigonon

ゆきママさん、いつもnice! ありがとうございます(^^)
by bigonon (2013-01-02 18:57) 

bigonon

へろんさん、いつもnice! ありがとうございます(^^)
by bigonon (2013-01-03 20:20) 

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