第17回 NHKマイルカップのデータ [競馬データ]
3日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。
さらに加筆もしています。
昨年までと同じ流れで見ていきます。
予想データで出した連対馬の「父の血統」の傾向に、昨年の結果を加味してまとめてみようと思います。
16年間の出走馬287頭の父の血統からです。
まず連対馬32頭のうち、一番連対馬を出したのは父がヘイルトゥリーズン系の馬でした。
計66頭が出走し、そのうち11頭が連対、連対率は0.167と健闘しています。
その連対馬11頭の内訳ですが、アグネスタキオン、フジキセキ、マンハタンカフェ、タイキシャトルが各2頭、リアファン、サンデーサイレンス、ディープインパクトが各1頭となっています。
その11頭の前走、前々走の人気ですが、それぞれ10番人気以上の人気となっていて、人気の幅がありました。
それから前走、前々走の着順ですが、両方か片方で連対していました。
3着馬では、16頭中5頭がヘイルトゥリーズン系でした。(ブライアンズタイム、タイキシャトル、フジキセキ、アグネスタキオン、ディープインパクト)
その5頭の当日人気はそれぞれ1番人気、3番人気、6番人気、3番人気、4番人気となっていました。
またその前走、前々走の人気はそのうち2頭が共に1番人気、あと残り3頭のぞれぞれの前走、前々走の人気は、「6番人気(皐月賞)、3番人気」、「5番人気(皐月賞)、2番人気」、「4番人気、4番人気」となっていました。
その前走、前々走の着順は、5頭中3頭が前々走で連対していました。
また、その上位3着馬までの詳細ですが、「アグネスタキオン」産駒は5頭の出走で1着2頭、3着が1頭。
「タイキシャトル」産駒は8頭の出走で1着1頭、2着1頭、3着が1頭。
「リアファン」産駒は2頭の出走で2着が1頭。
「サンデーサイレンス」産駒は6頭の出走で、2着が1頭。(あと4着、9着、16着、11着、18着)
「フジキセキ」産駒は9頭の出走で1着1頭、2着1頭、3着1頭、9着1頭、11着1頭。
「マンハッタンカフェ」産駒は3頭の出走で1着1頭、2着1頭となっています。
「ディープインパクト」産駒は2頭の出走で2着1頭、3着1頭となっています。
今回の出走馬でヘイルトゥリーズン系は、アルフレード(シンボリクリスエス産駒)、オリービン、カレンブラックヒル、メジャーアスリート(以上ダイワメジャー産駒)、ガンジス(ネオユニヴァース産駒)、クラレント(ダンスインザダーク産駒)、ジャスタウェイ(ハーツクライ産駒)、ハナズゴール(オレハマッテルゼ産駒)、ブライトライン(フジキセキ産駒)、マウントシャスタ、(ディープインパクト産駒)、モンストール(アドマイヤマックス産駒)の11頭となっています。
そのうち前走か前々走で連対していたのは、アルフレード、オリービン、カレンブラックヒル、ガンジス、ジャスタウェイ、ハナズゴール、ブライトライン、マウントシャスタ、メジャーアスリートとなっています。
また、父が「ヘイルトゥリーズン」系の連対馬10頭のBMS(母の父)は、06年3番人気1着のロジック(BMSはプリンスリーギフト系)、10年1番人気1着のダノンシャンティ(BMSはナスルーラ系のネヴァーベンド系)、同じく10年5番人気2着のダイワバーバリアン(BMSはミスタープロスペクター系のキングマンボ)を除く7頭がノーザンダンサー系となっていました。
このBMSの違いでの特筆すべきのデータとして、まずそのBMSがノーザンダンサー系ではなかった3頭の共通点ですが、上記の通り当日5番人気以上の上位人気となっていました。
対してBMSがノーザンダンサー系の連対馬7頭のうち5頭が6番人気以下(6番人気1頭、9番人気と10番人気が各2頭)となっています。
3着馬の5頭では、BMSはそれぞれ、ナスルーラ系のグレイソブリン系、ノーザンダンサー系、リボー系、ミスタープロスペクター系、メドウレイク(プリンスローズ系)となっていました。
そしてその人気は、1番人気が1頭、3番人気が2頭、4番人気が1頭、6番人気が1頭(BMSがリボー系)となっていました。
今回のヘイルトゥリーズン系の出走馬でBMSがノーザンダンサー系なのは、オリービン、ガンジス、クラレント、マウントシャスタ、メジャーアスリート、モンストールとなっています。
いずれにせよ、当日人気には注目です。
さて、毎年触れていますが、G1でサンデーサイレンス産駒が優勝していないレースは、07年初めて安田記念で優勝しましたので、その時点ではこのNHKマイルCとジャパンカップダートの2レースのみとなっていました。
しかし、07年からNHKマイルCはその出走がなくなったため、サンデーサイレンス産駒で優勝馬が出ていないG1レースとして永遠に記録に残ることになりました。(同じくジャパンカップダートの方も昨年まで優勝馬が出ておらず、今年もさらに厳しそうです。)
しかし、サンデーサイレンスの孫が06年と10年で1着から3着までを占めましたし(06年はアグネスタキオン産駒が優勝、フジキセキ産駒が2着3着、10年はフジキセキ産駒が優勝、マンハッタンカフェ産駒が2着、アグネスタキオン産駒が3着)、他の年も、08年アグネスタキオン産駒、09年マンハッタンカフェ産駒がそれぞれ優勝、昨年11年では、2着、3着にディープインパクト産駒が入っていますので、その仔たちはそのリベンジをすでに果たしていることになります。
また、安田記念とジャパンCダートでサンデーサイレンスの孫がすでに優勝していますので、06年NHKマイルでも優勝を果したことにより、すべてのG1でサンデーサイレンス系統が優勝を果たしていることになりました。
では話を戻しまして、次に多かったのはノーザンダンサー系で9頭連対していました。
その「ノーザンダンサー系」ですが、計70頭出走し連対馬は前述通り9頭ですから、連対率は0.129となります。
そのノーザンダンサー系の連対馬の中で一番目立っていたのは「ヴァイスリージェント」系でした。
11頭出走してその成績は、1着、2着、2着、6着、18着、6着、1着、7着、2着、14着、14着と約半分の5頭が連対しています。
あとの4頭は、「ニジンスキー」系、「ダンツィヒ」系、「ヌレイエフ」系、「リファール系」の各1頭ずつとなっていました。
また、その連対したノーザンダンサー系の馬の前走、前々走の人気を見てみますと、07年1着となったピンクカメオの前走桜花賞の8番人気(前々走は3番人気)、同じく2着のローレルゲレイロの前走皐月賞での9番人気(前々走は1番人気)の2頭を除き、残り7頭は前走と前々走とも5番人気以上の上位人気となっていました。
また着順ですが、こちらはすべて前走か前々走の両方かどちらかで4着以上の成績を収めていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系は14頭中3頭でした。(ダンツィヒ系、ニジンスキー系、リファール系)
また、その3頭の前走、前々走の人気には共通性はありませんでしたが、どちらかで1着を記録していました。
今回の出走馬で父がノーザンダンサー系なのは、シゲルスダチ、ネオヴァンクル(ヴァイスリージェント系産駒)、マイネルロブスト(ニジンスキー系)の3頭となっています。
しかしながら、この3頭の前走、前々走の人気は両方とも5番人気以上ではありませんでした。
また3頭の中で、前走6番人気以下でも前々走が3番人気以上の上位人気の馬もいませんでした。
その着順ですが、ネオヴァンクル1頭だけ前走、前走とも1着でしたので、両方かどちらかで4着以上というデータはクリアしています。
ということは、机上の論理ではネオヴァンクルは3着の可能性はあるということになります。
また、ノーザンダンサー系産駒の当日の人気も見てみますと、連対馬9頭では、そのうち7頭が5番人気以上の上位人気で(1番人気2頭、2番人気1頭、3番人気1頭、4番人気2頭、5番人気1頭)、あと2頭は二桁人気(13番人気、17番人気)となっていて、3着馬3頭では、7番人気、12番人気、18番人気と、ここでも2頭二桁人気が入っていました。
続いて多かったのは、ミスタープロスペクター系の8頭となっています
その連対率は76頭が出走しそのうち8頭連対ですから、約0.105になります。
そのミスタープロスペクター系のうち、一番率が高かったのは「ガルチ」で、3頭が出走しそのうち2頭が連対していました。
次は「キングマンボ」系で、8頭出走中2頭が1着、1頭が3着となっています。
続いて目立つのが「ファピアノ」系で、5頭が出走し、2着、3着、4着、18着、17着と1頭が連対、1頭が3着となっていました。
ちなみに、連対した父がミスタープロスペクター系8頭のうち、6頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。
あと2頭のBMSは、ボールドルーラー系とサンデーサイレンスとなっています。
また、この8頭の前走、前々走は、すべて両方とも4番人気以上の上位人気となっていました。
さらに当日の人気は、5番人気以上の上位人気となっていました。(1番人気3頭、2番人気4頭、5番人気1頭)
そして、さらに着順ですが、少なくとも前走か前々走の両方か片方で連対していました。
それから3着馬も見てみますと、16頭中5頭がこのミスタープロスペクター系でした。
その内訳はジェイドロバリー系、ファピアノ系、キングマンボ系、アルデバランⅡ、アグネスデジタルとなっています。
またその5頭のBMSですが、いずれもノーザンダンサー系ではありませんでした。
それと前走、前々走の人気はそのうち3頭が両方3番人気以上となっていました。(あと2頭の前走の人気は二桁人気)
さらに当日の人気は、そのうち3頭が二桁人気(13番人気1頭、14番人気2頭)でした。(あと2頭は3番人気、4番人気)
それから、ミスタープロスペクター系ではないですが、同じレイズアネイティブ系としてマジェスティックプリンス系1頭が3着に入っています。
ちなみにそのBMSはノーザンダンサー系ではなく、また前走、前々走はそれぞれ3番人気1番人気、当日は5番人気となっていました。
今回の出走馬でミスタープロスペクター系産駒は、サドンストーム、セイクレットレーヴ、レオアクティブの3頭となっています。
そのうち後の2頭は前走、前々走とも4番人気以上の人気で、連対馬のデータをクリアしています。(サドンストームは前走は5番人気、前々走は3番人気)
また、サドンストームとレオアクティブの2頭が、BMSがノーザンダンサー系となっていました。
あと連対馬残り4頭の父ですが、「ナスルーラ」系となっていました。
そのナスルーラ系は59頭が出走し4頭が連対ですから、連対率は0.068となります。
その内訳は、「ボールドルーラー」系が12頭出走し1着が1頭、「プリンスリーギフト」系が17頭出走し、1着が1頭、2着も1頭(いずれもサクラバクシンオー産駒)、「グレイソブリン」系が9頭出走し1着が1頭となっていました。
この連対馬4頭の前走の人気は8番人気以上で、また前々走は5番人気以上となっていました。
その前走のレースはオープン特別か重賞で、昨年1着のグランプリボス(前走ニュージーランドT1番人気3着)以外の3頭は連対していました。
そして前々走は4頭とも掲示板に載っていました。
また3着馬の父がナスルーラ系の馬は2頭いました。
3着馬のその2頭は共に「レッドゴッド」系で、当日はそれぞれ1番人気、6番人気、前走、前々走の人気は連対馬と同じく8番人気以上となっていました。
そして前走は2頭とも連対していました。(前々走は5着、6着)
今回の出走馬でナスルーラ系産駒は、サクラバクシンオー産駒のレオンビスティ1頭となっています。
ただ、前々走の人気は12番人気(2着)とデータ的には厳しいものとなっています。
それから血統を全体的に見てみますと、毎年取り上げていますが、連対馬32頭中24頭が、父あるいは母の父(BMS)のどちらかが「ノーザンダンサー」系絡みでした。
特に、10年、11年とここ2年を除いて毎年必ず連対していました。
あとの残りのノーザンダンサー系絡みではない8頭ですが、父あるいはBMSが「ミスタープロスペクター」系が4頭、同じく父あるいはBMSが「ナスルーラ」系が6頭とどちらかの血統が絡んでいるか、あるいは両方重なっているか、そのどちらかとなっていました。
またその8頭の前走ですが、1着が4頭、2着が2頭、3着も2頭となっていて、そのレースはG2のニュージランドTかG1の桜花賞、そして毎日杯のどれかとなっていました。
対して3着馬では、ノーザンダンサー系絡みは16頭中4頭と連対馬に比べれば少なくなっています。
あとは、いつものデータを挙げていこうと思います。
毛色は、連対馬では鹿毛が15頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が4頭、青鹿毛が3頭、芦毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が8頭、黒鹿毛と栗毛が各3頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっています。
それから、臨戦過程で前走のレース別では、連対馬ではニュージランドTが13頭と最も多く、続いて毎日杯が7頭、それからG1の皐月賞と桜花賞、そしてG2のスプリングSが各3頭、弥生賞、オープン特別、そして500万下条件戦が各1頭ずつとなっていました。
さらに細かく見ていきますと、前走ニュージランドT以外の19頭は、04年2着のコスモサンンビーム以外は前走か前々走のどちらか両方かで連対経験がありました。
特に、前走オープン特別と500万下条件戦の2頭は、前走前々走とも1着となっていました。
3着馬でも、前走のレース別ではニュージーランドTが6頭と最も多く、続いてオープン特別が4頭(マーガレットS2頭、ベンジャミンS、橘Sが各1頭)、それから皐月賞も4頭、あと、フラワーCと500万下条件戦が各1頭となっています。
枠の出目ですが、連対馬では7枠が9頭、2枠と3枠が各5頭、1枠が4頭、5枠が3頭、4枠6枠8枠が各2頭となっていました。
3着馬では、5枠が4頭、1枠2枠3枠4枠7枠が各2頭、6枠8枠が各1頭となっています。
以上ですが、毎年検討する中で、上記を見てみますと何となく絞れそうなのに、いざ、ああだこうだやってみると、なかなかそれが難解なのです。
今年もかなり悩むことになりそうですね。
ともかく今年も、一つ一つ丁寧に検討しながら結論を出していこうと思っています。
やまちゃんさん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-05-03 18:26)
マユマユさん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-05-03 18:26)
唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-05-03 22:08)
ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-05-04 18:18)
ぼんぼちぼちぼちさん、いつもnice! ありがとうございます<m(__)m>
by bigonon (2012-05-04 18:19)