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第61回 愛知杯のデータ [競馬データ]

この愛知杯は、元々中京競馬場での名物レースで、かつては父内国産馬限定重賞競走で有名だったのですが、04年から牝馬限定のハンデ戦に変更になって今日に至っています。
ただし、04年、05年はそれまでの6月開催、06年から14年まで12月開催に日程が変わっています。
途中、中京競馬場の大改装に伴い、10年と11年の2年間は小倉競馬場で行われました。
そして12年からは、その大改装された中京競馬場で、距離は同じでもまったく違った馬場での施行ということになりました。
さらに16年から、12月開催だったのが、この1月に日程変更となり、条件的には、今まで3歳以上だったのが、4歳以上に変更、あとの施行条件は変わらずとなっています。
その中、20年は、いろいろな事情から大幅な日程変更が行われ、それに伴いこの愛知杯は小倉競馬場にて行われました。
その後、21年、22年、23年は通常通り中京競馬場で行われましたが、今年は、阪神競馬場スタンドリフレッシュ工事関連の影響で、施行が変わる為、小倉競馬場開催となります。
ということで、この1月に日程が変わった16年から昨年23年までの中京競馬場で行われた愛知杯、計7年間のデータを取り上げ、その後に20年の小倉競馬場で行われた愛知杯のデータを追記していきたいと思います。


まず上位3頭の人気の組み合わせと3連単の配当ですが、
16年 8番人気-5番人気-4番人気(3連単の配当 345200円)
17年 1番人気-10番人気-6番人気(3連単の配当 120440円)
18年 6番人気-11番人気-1番人気(3連単の配当 121160円)
19年 8番人気-1番人気-4番人気(3連単の配当 99140円)
21年 2番人気-6番人気-8番人気(3連単の配当 79590円)
22年 7番人気-3番人気-6番人気(3連単の配当 124940円)
23年 1番人気-7番人気-2番人気(3連単の配当 32220円
となっていました。
7年中4年で3連単の配当が10万円以上、残り3年中2年も10万円に近い配当で、昨年23年も4着に11番人気の馬が来るなど、荒れやすいレースとなっています。
人気では、毎年少なくとも1頭ないし2頭、6番人気以下の人気薄の馬が入っていました。(7年中4年では2頭)
17年、18年では二桁人気の馬が入っていました。

20年の小倉競馬場で行われた愛知杯の人気は、
20年 9番人気-5番人気-11番人気(3連単の配当 598880円)
と、中京競馬場施行に負けないくらい荒れました。


枠番は、
16年 2枠-7枠-4枠
17年 6枠-3枠-1枠
18年 5枠-4枠-4枠
19年 4枠-7枠-5枠
21年 8枠-7枠-2枠
22年 1枠-2枠-6枠
23年 2枠-7枠-2枠
の順で決まっていました。
共通性はないように思われますが、1枠~4枠から1頭ないし2頭は、毎年入っていました。

枠番では参考にならないかも知れませんが、20年の小倉競馬場施行での枠番は
20年 3枠-3枠-2枠
となっていました。
ただ、偶然、中京開催の傾向とよく似ていて、内枠が3頭入っていました。(4着には、7枠が入っています。)


年齢は、
16年 5歳-5歳-4歳
17年 5歳-6歳-5歳
18年 5歳-5歳-6歳
19年 6歳-4歳-4歳
21年 4歳-5歳-6歳
22年 5歳-4歳-5歳
23年 4歳-5歳-5歳
となっていました。
7年中19年以外の6年で5歳馬が2頭(5年)ないし1頭(1年)入っていました。
(19年は、5歳馬は、2頭出走していましたが、それぞれ2番人気6着、5番人気8着といずれも3着以内には入りませんでした。)
ちなみに今回の登録馬15頭での段階では、8頭の明け5歳馬が登録しています。
一応、3着以内に入った5歳馬の計11頭を見てみますと、そのうち5頭の前走は、準オープン(3勝クラス)もしくは1000万下特別で、1着(4頭)、2着(1頭)といずれも連対していました。
あと残り6頭の前走は、マーメイドS5番人気15着、ターコイズS4番人気5着、同じく2番人気7着、エリザベス女王杯8番人気8着、中日新聞杯10番人気3着、天皇賞(秋)6番人気7着となっていました。
残りの明け5歳以外の10頭は、明け4歳が6頭、明け6歳が4頭となっています。
前走は、準オープン特別が2頭(3番人気1着、2番人気1着)、オープン特別(新潟牝馬S)が1頭(1番人気1着)、重賞が6頭(エリザベス女王杯が3頭(13番人気11着、2番人気5着、11番人気13着)、秋華賞が1頭(10番人気2着、4番人気5着)、ターコイズSが1頭(13番人気10着)、中日新聞杯が1頭(4番人気5着)となっていました。

20年、小倉競馬場施行での年齢ですが、
20年 7歳-6歳-7歳
となっていて、中京競馬場施行とは全く違って高齢馬が上位を占めています。
その前走のレースですが、
1着馬 ターコイズS     11番人気6着
2着馬 エリザベス女王杯 13番人気8着
3着馬 万葉S(OP)     10番人気4着
となっていました。



毛色は
16年 鹿毛-鹿毛-青鹿毛
17年 芦毛-黒鹿毛-黒鹿毛
18年 黒鹿毛-鹿毛-芦毛
19年 黒鹿毛-芦毛-鹿毛
21年 鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛
22年 栗毛-芦毛-青鹿毛
23年 栗毛-栗毛-芦毛
となっていました。
昨年を除き、毎年、濃い毛色が1頭(4年)、2頭(2年)、絡んでいます。
昨年の4着は青鹿毛)
全体的には、上位3頭、計21頭では、黒鹿毛が6頭、鹿毛と芦毛が各5頭、栗毛が3頭、青鹿毛が2頭となっています。

20年の小倉競馬場施行での毛色は、
20年 黒鹿毛-鹿毛-鹿毛
となっています。


血統での父は、順に、


16年 ゼンノロブロイ(サンデーサイレンス系)、ディープインパクト(サンデーサイレンス系)、マンハッタンカフェ(サンデーサイレンス系)
17年 キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)、キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)、マンハッタンカフェ(サンデーサイレンス系)
18年 エンパイアメーカー(ミスタープロスペクター系)、ハービンジャー(ノーザンダンサー系のダンチヒ系)、キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)
19年 ステイゴールド(サンデーサイレンス系)、ハービンジャー(ノーザンダンサー系のダンチヒ系)、ブレイム(ロベルト系のクリスエス系)
21年 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)、ディープインパクト(サンデーサイレンス系)、ルーラーシップ(ミスタープロスペクター系)
22年 キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)-クロフネ(ノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系)-ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
23年 スクリーンヒーロー(ロベルト系のシルヴァーホーク系)-ドゥラメンテ(ミスタープロスペクター系)-クロフネ(ノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系)
となっていました。

21頭中、19年の2着馬と3着馬、23年の2着馬以外の18頭の父かBMS(母の父)は、サンデーサイレンス系となっていました。

20年の小倉競馬場施行での血統ですが、

20年 メイショウサムソン(ノーザンダンサー系のサドラーズウェルズ系)、ドリームジャーニー(サンデーサイレンス系)、ハービンジャー(ノーザンダンサー系のダンチヒ系)
となっていました。


前走の着順は、
16年 15着、1着、1着
17年 2着、10着、1着
18年 5着、1着、5着
19年 11着、5着、1着
21年 2着、7着、13着
22年 1着、1着、8着
23年 5着、3着、7着
と、16年、17年、19年、22年、23年は2頭が、18年は3頭とも、21年は1頭が、それぞれ掲示板に載っていました。
掲示板に載らなかった6頭の前走はそれぞれ
16年1着馬の前走15着はマーメイドS5番人気
17年2着馬の前走10着はターコイズS13番人気
19年1着馬の前走11着はエリザベス女王杯13番人気
21年2着馬の前走7着はターコイズS2番人気
21年3着馬の前走13着はエリザベス女王杯11番人気
22年3着馬の前走8着はエリザベス女王杯8番人気
23年3着馬の前走7着は天皇賞(秋)6番人気
となっていました。
特に、7年中、21年、23年を除く5年で、3着以内に前走1着だった馬が少なくとも1頭(16年、22年は2頭)入っていたことがわかります。
その前走1着だった馬7頭の当日人気を順に挙げていきますと、5番人気、4番人気、6番人気、11番人気、5番人気、7番人気、3番人気と、下位人気が目立っていました。

20年の小倉競馬場施行の前走着順では、
20年 6着、8着、4着
となっていました。
中京競馬場施行とは違って前走1着馬は3着以内に入りませんでした。


ハンデ戦ですので、そのハンデ重量も挙げていきますと、
16年 55.5kg、50kg、53kg
17年 53kg、52kg、53kg
18年 54kg、51kg、56kg
19年 54kg、55kg、53kg
21年 54kg、54kg、54kg
22年 52kg、53kg、55.5kg
23年 55kg、53kg、56.5kg
となっていました。
3着以内では、毎年少なくとも54kg以下の重量の馬が1頭入っていて、3頭が2年、2頭が3年、1頭が2年と、軽ハンデ重量の馬が結構目立っています。

20年の小倉競馬場施行でのハンデ重量は、
20年 56kg、53kg、52kg
となっていて、ハンデ重量に関しては中京競馬場施行時と同じような傾向となっています。


以上ですが、このレースは、毎年荒れることを前提にして、検討、予想して、その結果、その通り荒れても、なかなかそれでも馬券が取れないレースとして有名ですが、その分、予想のしがいがあるレースとなっています。
特に今回は、馬連1万円台、3連複約9万台、3連単59万円台と20年に高配当を出した同じ小倉競馬場での開催。
とにもかくにも、予想は難解ですが、結果は別にして(^^; 今年もチャレンジ精神で、ああだこうだと考えながらこの難解なレースの予想、がんばっていきたいと思います。

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