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第43回 ジャパンカップのデータ [競馬データ]

84年以降、02年の中山競馬場開催を除く38年、連対馬76頭、3着馬39頭(96年同着含む)からです。


今年の外国馬の参戦は現在のところ1頭となりました。
ここ5年の参戦数は、18年が2頭、19年が0頭、20年が1頭、21年が3頭、昨年22年が4頭、そして今年は1頭。
やっぱり寂しいですね。
その外国馬は、05年に3番人気で優勝したアルカセット以来連対はありません。
また、06年に3番人気で3着に入ったウィジャボード以来3着もありません。
ちなみに、07年以降掲示板に載った外国馬は、
08年  3番人気4着コンデュイット
13年 13番人気5着ドゥーナデン
17年 10番人気5着アイダホ
21年  8番人気5着グランドグローリー
となっています。



まずは、日本馬のデータから見ていきます。

まずは臨戦過程から見ていきたいと思います。
日本馬は、連対馬76頭中57頭、3着馬39頭中28頭が入っていました。
その連対馬57頭ですが、その前々走の人気を見てみますと、
17年1着のシュヴァルグラン(前々走宝塚記念6番人気8着)
18年2着のキセキ(前々走毎日王冠6番人気3着)
19年1着のスワーヴリチャード(前々走宝塚記念6番人気3着)
21年2着のオーソリティ(前々走天皇賞(春)6番人気10着)
の4頭を除く53頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
その内訳は、1番人気が35頭、2番人気が7頭、3番人気が7頭、4番人気が3頭、5番人気1頭となっています。
また前走では、
11年の2着馬トーセンジョーダン(前走天皇賞(秋)7番人気1着)
15年の2着馬ラストインパクト(前走天皇賞(秋)9番人気12着)
18年の2着馬キセキ(前走天皇賞(秋)6番人気3着)
の3頭を除く54頭は、5番人気以上の上位人気となっていました。
その内訳は、1番人気が26頭、2番人気が13頭、3番人気が8頭、4番人気が3頭、5番人気が4頭となっています。
その前走3番人気以下の18頭(トーセンジョーダン、ラストインパクト、キセキも含む)ですが、
13年2着馬デニムアンドルビー(前走エリザベス女王杯3番人気5着)
14年1着馬エピファネイア(前走天皇賞(秋)4番人気6着)
14年2着馬ジャスタウェイ(前走凱旋門賞3番人気8着)
15年2着馬ラストインパクト(前走天皇賞(秋)9番人気12着)
19年1着馬スワーヴリチャード(前走天皇賞(秋)5番人気7着)
の5頭を除く13頭は前走4着以上の上位着順でした。
そのうち9頭は連対していました。
今回の日本馬登録馬19頭で、まず、前々走着順に関係なく5番人気以上の上位人気だったのは8頭います。
その8頭ですが、いずれも前々走5番人気以上の上位人気、前走5番人気以上の上位人気の両方クリアしています。
その中で、前走3番人気以下でその前走4着以上の上位着順をはずしていた馬は、今回はいません。
また、11年2着のトーセンジョーダン、15年2着のラストインパクトのような前々走3番人気以上で、人気着順に関係なく前走天皇賞(秋)を経た登録馬ですが、イクイノックス、ダノンベルーガ、ドゥデュースの3頭となっています。
また、前走1番人気か2番人気で前走5着以下の連対馬は、過去に、
84年1着馬のカツラギエース(前走天皇賞(秋)2番人気5着)
92年1着馬のトウカイテイオー(前走天皇賞(秋)1番人気7着)
05年2着馬のハーツクライ(前走天皇賞(秋)2番人気5着)
07年1着馬アドマイヤムーン(前走天皇賞(秋)2番人気6着)
の前走天皇賞(秋)の4頭がいますが、今回の登録馬で前走天皇賞(秋)での該当する馬は、前走天皇賞(秋)で2番人気7着だったドゥデュースの1頭となっています。
また、17年1着のシュヴァルグラン、18年2着のキセキ、19年1着のスワーヴリチャード、21年2着のオーソリティのように、前々走6番人気だった登録馬はパンサラッサの1頭となっています。
その過去4頭の当日人気は、シュヴァルグラン5番人気、キセキ4番人気、スワーヴリチャード3番人気、オーソリティ3番人気となっていましたので、パンサラッサの当日の人気には要注意です。

次に3着馬28頭の臨戦過程ですが、まず「前々走」の人気は10年のヴィクトワールピサ(フランスのG2ニエル賞7番人気4着)を除く27頭がすべて5番人気以上の上位人気でした。
その27頭の前々走の人気の内訳は、1番人気が13頭、2番人気が9頭、3番人気はなし、4番人気が3頭、5番人気が2頭となっています。
前々走の着順ですが、4番人気13着(札幌記念)だった13年11番人気3着のトーセンジョーダン、5番人気9着(宝塚記念)だった16年6番人気3着のシュヴァルグランを除く26頭が4着以上の上位着順でした。
また前走の人気ですが、28頭中21頭が2番人気以上の上位人気でした。
その28頭の前走の人気の内訳は、1番人気が14頭、2番人気が7頭、4番人気が1頭、5番人気が1頭、8番人気が1頭、9番人気が1頭、10番人気が2頭、11番人気が1頭となっています。
その前走の着順は、28頭中20頭が3着以上(1着12頭、2着4頭、3着4頭)でした。
4着以下の8頭の内訳は、中止の1頭と、凱旋門賞10番人気7着、前走天皇賞(秋)4番人気5着、同じく2番人気8着、同じく9番人気9着、同じく10番人気11着、同じく1番人気10着、前走神戸新聞杯1番人気4着となっています。
今回の日本馬の登録馬で、前走2番人気以上で3着以上、前々走5番人気以上で4着以上をクリアしているのは、イクイノックス、スターズオンアース、リバティアイランドの3頭となっています。
あと、前々走を日本で走り、その人気が5番人気以上で、前走天皇賞(秋)で5着以下だった登録馬ですが、前々走京都記念1番人気1着(その後のドバイでのレースは取り消し)、前走天皇賞(秋)で2番人気7着だったドゥデュースの1頭がいます。
また、前々走5番人気以上で、前走天皇賞(秋)以外で2番人気以上だった登録馬は、上記の3頭に、タイトルホルダー、ディープポンド、パンサラッサの計6頭となっています。


次に外国招待馬ですが、今年も毎年触れている調教についての同じ内容のものをそのまま載せておきたいと思います。
ともかくも、外国馬の本気度を見るには、やはり調教だと思うからです。

『その外国招待馬ですが、連対馬72頭中19頭が連対していました。
その過去連対した外国馬の追い切りですが、まず東京芝で追われていたのは14頭いました。
そのうち7ハロンからしっかり追われていたのは10頭でした。
残り4頭ですが、86年優勝したジュピターアイランドの調教時計は平凡でしたが、それなりに長めで追われていました。
96年優勝したシングスピールと97年優勝したピルサドスキーは短めの距離でしたが、良い時計を出していました。
ところが、もう1頭、05年優勝したアルカセットは、短い距離の上に軽い調教で流していました。
その時私は、いわゆる昔から言われていた「ジャパンカップで軽い調教で終わった外国招待馬は消し」というセオリーを踏まえてこの馬を自信を持って消しましたが、結局これが裏目に出た形となってしまいました。
しかしながら、アルカセットは3番人気と上位人気となっていましたので、とりあえず調教と人気をしっかり踏まえながら考えなければとその時思った次第です。
あと、東京ダートで追い切ったのは4頭で、うち3頭が7ハロン以上から追っていてそれなりの時計を出していました。
あと1頭は、95年優勝したランドですが、短いながらも調教時計はかなり良かったです。
れから残り1頭ですが、白井調教分場で7ハロンから追い切られていました。
さて3着馬ですが、外国馬は34頭中11頭となっていました。
しかし残念ながら、3着馬の追い切り時計の記録を残していませんので連対馬のように分析はできません。申し訳ありません。』


あとは全体的に見ていきます。
年齢は、連対馬では4歳馬が圧倒的に多く34頭が連対していました。
続いて5歳馬が20頭、3歳馬が17頭、あと、6歳馬が4頭、7歳馬が1頭となっていました。
3着馬では、5歳馬が14頭、4歳馬が13頭、3歳馬が10頭、7歳馬が2頭となっています。


毛色では、連対馬は、鹿毛が39頭、黒鹿毛が14頭、栗毛が13頭、芦毛が5頭、青鹿毛が4頭、青毛が1頭となっていました。
3着馬は、鹿毛が25頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が4頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっています。


枠の出目では、連対馬は1枠と8枠が各12頭、3枠が11頭、4枠と7枠が各9頭、2枠、6枠が各8頭、5枠が7頭となっていました。
3着馬は、3枠が6頭と最も多く、続いて1枠と2枠と5枠と7枠と8枠が5頭、4枠、6枠が各4頭となっています。


当日の1番人気の馬ですが、1着から3着の中に入った年は38年中26年となっていました。
特に96年以降26年(中山開催の02年は除く)では、99年4着(モンジュー)、11年6着(デインドリーム)、14年4着(ジェンティルドンナ)、19年11着(レイデオロ)となった以外の22年は1着から3着の中に入っていました。
その22年の内訳は、1着が9頭、2着が5頭、3着が8頭となっています。


父の血統ですが、サンデーサイレンス系産駒が初めて3着(バブルガムフェロー)に入った97年以降、02年の中山競馬場開催を除く過去25年から見てみます。

まず1着馬25頭ですが、一番多かったのはヘイルトゥリーズン系産駒の14頭でした。
そのうちサンデーサイレンス系が11頭占めています。
あと3頭は、グラスワンダー、タニノギムレット、シンボリクリスエスのロベルト系、各1頭となっています。
続いて多かったのはミスタープロスペクター系の7頭でした。
そのうちキングマンボ系は6頭占めています。
あと1頭は、エンドスウィープとなっています。
続いて多かったのはノーザンダンサー系の2頭で、内訳は、サドラーズウェルズ系、ダン
チヒ系各1頭となっています。
残りは、ナスルーラ系が2頭(共にグレイソブリン系のトニービン産駒)、リボー系が1頭(プレザントタップ)となっています。

2着馬25頭ですが、一番多かったのもヘイルトゥリーズン系産駒の14頭でした。
その14頭はすべてサンデーサイレンス系でした。
続いて多かったのは、ノーザンダンサー系の5頭となっています。
内訳は、トライマイベスト系が2頭、サドラーズウェルズ系、ヌレイエフ系、フェアリーキング系が各1頭となっています。
続いてナスルーラ系が4頭で、すべてグレイソブリン系(トニービン、ジャングルポケットが各2頭)となっています。
あと、ミスタープロスペクター系が2頭(いずれもキングマンボ系)となっています。

3着馬25頭ですが、一番多かったのもヘイルトゥリーズン系産駒の16頭でした。
そのうち13頭がサンデーサイレンス系でした。
あと、タニノギムレット、クリスエス、エピファネイアの各1頭となっています。
続いて多かったのはナスルーラ系の4頭で、グレイソブリン系が各2頭、ネヴァーベンド系、レッドゴッド系が各1頭となっています。
続いてミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系が、各2頭となっています。
ミスタープロスペクター系はいずれもキングマンボ系、ノーザンダンサー系はダンチヒ系とサドラーズウェルズ系が各1頭となっています。
あと、ディクタス系のサッカーボーイ産駒が1頭となっています。

目立つところでは、ディープインパクト産駒が、12年から22年までの11年で12頭3着以内に入っていました。(1着4頭、2着5頭、3着3頭)
ノーザンダンサー系産駒ですが、08年以降は3着以内に入っていません。


次に、当日の人気ですが、同じく97年以降02年の中山競馬場開催を除く過去24年で見ていきます。

1着馬24頭では、1番人気9頭、2番人気3頭、3番人気5頭、4番人気4頭、5番人気2頭で、9番人気の人気薄が1頭(グラスワンダー産駒のスクリーンヒーロー)となっています。

2着馬24頭では、1番人気4頭、2番人気7頭、3番人気、4番人気が各2頭、5番人気が5頭で、あと、6番人気1頭、7番人気2頭、12番人気1頭となっていました。
6番人気の1頭はトニービン産駒のトーセンジョーダン、7番人気の2頭は共にディープインパクト産駒(デニムアンドルビー、ラストインパクト)、12番人気の1頭は、ノーザンダンサー系トライマイベスト系産駒の外国招待馬インディジュナスとなっています。

3着馬24頭では、1番人気7頭、2番人気6頭、3番人気2頭、5番人気1頭で、6番人気が3頭(すべてサンデーサイレンス系)、7番人気2頭(サンデーサイレンス系、ナスルーラ系ネヴァーベンド系が各1頭)、8番人気1頭(サンデーサイレンス系)、11番人気、14番人気が各1頭(共にナスルーラ系グレイソブリン系ジャングルポケット産駒)となっています。




以上ですが、まずは唯一の外国招待馬のイレジンに関しては、追い切りと人気を見てからですね。
でも、19戦13勝、2着2回、3着3回、4着1回とほぼ底を見せていないところが不気味な存在ですね。
日本馬に関しては、イクイノックスとリバティアイランドの2頭が人気では突出しそうですが、とりあえずは、上記の臨戦過程の人気と着順のデータをじっくり検討していきたいと思っています。
昨年は、「3番人気-1番人気-4番人気-5番人気-2番人気」という順で、日本馬の上位人気5頭が掲示板を占めましたが今年はどうでしょうか。
ともかくも、今年も、毎年書いていますが、予想のしがいがあるレースなのでがんばりたいと思います。

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