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第59回 七夕賞のデータ [競馬データ]

96年、11年の中山開催、00年東京開催を除く、90年以降22年までの30年、連対馬60頭、3着馬31頭(10年の同着3着含む)からです。


まずは、今年もしつこく、毎年最初に触れている「七夕賞と7枠」の関係からいきたいと思います。
まず、7枠が連対した年を列挙いたしますと、
90年5-7
91年5-7
92年1-7
94年5-7
95年5-7
01年7-8
03年6-7
09年4-7
20年2-7
の9回となっていました。
これを見てもわかるとおり、90年代前半では結構強い関係があったのですが、その後は01年、03年、09年に出た以外はもう一つの結果となっていました。
その後20年に、11年ぶりに7枠が連対を果たしました。
ともかくも、この7枠の9回は、5枠と並んで、一番の枠の出目となっています。
ちなみに、その他では、1枠と2枠と6枠が各8回、3枠と4枠と8枠が各6回となっていました。
また、3着馬(31回)の出目ですが、4枠が9回と1番多く、あと5枠と6枠が各5回、3枠と7枠と8枠が各3回、1枠が2回、あと2枠が1回となっていました。

ちなみに、7枠で連対した9頭のそれぞれの人気と単勝オッズは
90年1番人気 4.4倍(タカラフラッシュ)
91年6番人気 8.2倍(シーキャリア)
92年5番人気 7.5倍(カミノスオード)
94年4番人気 5.7倍(ニフティダンサー)
95年2番人気 3.6倍(フジヤマケンザン)
01年3番人気 6.0倍(ゲイリートマホーク)
03年6番人気 8.4倍(ミデオンビット)
09年1番人気 4.6倍(ミヤビランベリ)
20年7番人気 12.4倍(ブラヴァス)
となっていました。
それから7枠に入った3着馬3頭ですが
04年5番人気 9.8倍(マーベラスダンス)
05年3番人気 5.9倍(グラスボンバー)
09年2番人気、5.4倍(ホッコーパドゥシャ)となっていました。
人気は、連対馬、3着馬ひっくるめて、1番人気から7番人気の間、単勝オッズは、20年以外はすべて一桁台となっています。
とりあえずは、7枠に入った馬の取捨選択の基準になるかと思います
ただ、17年に、私は、このデータから本命馬に7枠の2番人気(単勝オッズ4.1倍)マルターズアポジーを指名して勝負しましたが、道中余裕の逃げに見えましたが早めにハナを奪われると手応えが怪しくなり、12頭中11着で終わりました。
18年も、指名はしませんでしたけれど、7枠のレインホーロマンスが2番人気(単勝オッズ6.7倍)でしたが、結果6着に終わりました。
今年も7枠の馬の取捨選択で悩むところですね。


では、通常のデータに入ります。
まずは血統からですが、今年も先週行われた3歳の重賞ラジオNIKKEI賞と比較しながら見ていきます。
そのラジオNIKKEI賞ですが、08年、09年と2年連続上位3頭はノーザンダンサー系絡みではない馬で占められましたが、10年は1着と3着が、11年の中山開催では連対馬2頭が、12年は福島に戻って1着から3着までBMS(母の父)が(3着は父も)、13年は2着が父もBMS(母の父)もそれぞれノーザンダンサー系でした。
しかしその後、14年、16年、17年が上位3頭とも絡まず、15年は連対馬2頭が絡みませんでした。
続く18年と20年と今年23年は2着馬がノーザンダンサー系絡みで、19年は1着馬、3着馬、21年は1着馬、22年は1着馬、2着馬がノーザンダンサー系の馬となりました。
なかなかこの辺り、ノーザンダンサー系絡みの馬の取捨選択に悩むところですが、結局全体的に見てみますと、このラジオNIKKEI賞は、中山開催を除いて、福島競馬場施行での今年までの31年間連対馬62頭の中では、ノーザンダンサー系絡みの馬は31頭と半分となっています。

ではこの七夕賞ではどうでしょうか。
福島競馬場施行での該当する期間の連対馬60頭で見てみますと、35頭がノーザンダンサー系絡みとなっていました。
このレースもそれなりに強いところを見せていたことになります。
もう少し突っ込んで見ていきますと、ラジオNIKKEI賞では、1着から3着までノーザンダンサー系が絡まない馬が占めたのは、今年まででは31年中7回となっていましたが、この七夕賞ではどうであったかと言いますと、昨年までは29年中92年の1回のみとなっていました。
しかし、昨年、30年振りに上位3頭とも1頭も絡まない年となってしまいました。
(1着2着の連対馬では、この92年と22年にあと98年と17年を加えて、計4回ノーザンダンサー系が絡まない馬同士で決着しています。)
逆に、連対馬同士がノーザンダンサー系絡みだったのは、30年中10年(ラジオNIKKEI賞は8年)で、そのうち3着馬まで占めたのは、93年、94年、05年、15年の4回(ラジオNIKKEI賞は3回)となっていました。
こう見ていきますと、七夕賞での連対馬は、ノーザンダンサー系絡みの馬とそうではない馬との混合が16回ということになりますから、その組み合わせが一番出やすいということになります。
一応、着順別でノーザンダンサー系絡みの馬を見てみますと、1着馬は30頭中19頭、2着馬は30頭中16頭、3着馬は31頭中18頭となっていました。
ちなみに、今回の出走馬16頭でノーザンダンサー系絡みの馬は、カレンルシェルブル、シフルマン、ショウナンマグマ、テーオーソラネル、ヒンドゥタイムズ、フェーングロッテン、レッドランメルトの7頭となっています。


それから、毎年取り上げていますが、今年も前走の着順を、1着、2着、3着ごとに古い順に列挙していきます。
1着馬の前走の着順は、1,2,1,8,3,11,9,3,1,3,6,8,9,3,5,8,13,1,4,10,2,11,5,7,2,11,10,7,5,7着で、5着以上の上位が15頭、6着以下の下位も15頭となっています。
2着馬は、2,1,9,5,6,1,18,4,2,1,7,9,18,7,1,4,14,6,17,3,11,10,12,4,3,1,2,4,13,4着で、5着以上の上位が16頭、6着以下の下位は14頭となっていました。
3着馬は、7,8,3,2,3,4,6,6,11,7,3,10,9,1,2,1,5,9,(10,1),1,8,2,10,4,1,8,12,1,2,1着で、5着以上の上位が17頭、6着以下の下位は14頭となっていました。
こう見ますと、結構前走掲示板の外からの巻き返しが目立ちます。


次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が38頭と圧倒的に多く連対しています。
続いて、栗毛が10頭、黒鹿毛が7頭、青鹿毛が3頭、あと芦毛が2頭となっていました。
3着馬では、栗毛が11頭と最も多く、鹿毛が9頭、黒鹿毛が7頭、芦毛が3頭、青鹿毛が1頭となっていました。
今回の出走馬で、鹿毛馬は16頭中11頭となっています。


年齢では、これも着順ごとで見てみますと、
1着馬では、5歳馬が12頭、6歳馬が9頭、7歳馬が5頭、4歳馬が4頭となっています。
2着馬では、5歳馬が9頭、4歳馬が8頭、6歳馬が7頭、7歳馬が5頭、8歳馬が1頭となっていました。
3着馬では、5歳馬が11頭、6歳馬が10頭、4歳馬が6頭、7歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
1着から3着まで全体的に見てみますと、5歳馬が32頭、6歳馬が26頭、4歳馬が18頭、7歳馬が13頭、8歳馬が2頭となっています。
7歳馬が思いのほかがんばっていることがわかります。
今年は、シフルマン、トーラスジェミニ、ヒンドゥタイムズの3頭の7歳馬が出走しています。


それから、ハンデ戦ですので、重量にも触れておきましょう。
1着馬で1番多かった重量は57kgの11頭で、続いて54kgと55kgの各4頭、それから56kgの3頭、53kgの2頭、59kg、58kg、57.5kg、56.5kg、52kg、50kgの各1頭となっています。
2着馬では、55kgの9頭が最も多く、続いて、53kgと56kgの各5頭、54kgと57kgの各3頭、57.5kg、58kgの各2頭、そして52kgが1頭となっています。
3着馬では、55kgが9頭、53kgが6頭、54kgが4頭、56kgが3頭、57kgと50kgが各2頭、58kg、57.5kg、56.5kg、52kg、51kgが各1頭となっていました。
全体的には、重量55kg(3着以内22頭)の馬ががんばっているように見えます。


以上ですが、今年も昨年までと同じく、とりあえず、「7枠」の馬の人気とオッズを見て、その取捨選択の検討をまずはやろうと思っています。
そして同じく、ノーザンダンサー系絡みの馬の取捨選択、重量「55kg」の出走馬の取捨選択という感じで、どんどん絞って結論を出していこうと思います。
ともかく、12年以降昨年までの11年間、3連単の配当が、16年の9万円台、17年の2万円台、22年の3万円台以外は10万円以上となっていて、特に15年は100万円台、18年は250万円台でしたから、基本的には荒れることを前提に検討していきたいところです。
(荒れなかった3年中、16年の4着馬、5着馬、22年の4着馬はそれぞれ二桁人気でした)
今年も難解ですが、捕らぬ狸の皮算用的予想にとっては、楽しみな七夕賞になりそうですね。

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