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第11回 アルテミスステークスのデータ [競馬データ]

昨年までと同じ内容に加味して展開していきたいと思います。

12年に新設された2歳牝馬限定の重賞で、今回で11回目になります。
12月に入って行われるG1の阪神ジュベナイルフィリーズステークスの前哨戦に位置づけられるレースとなっています。
優先出走権に関しては何も言われていませんが、賞金面から2着まで入れば十分出走可能かと思われます。(地方所属馬は2着以内に入れば優先出走権が与えられます)


では、昨年までと同様、参考までに、11年まで11月第2週に行われていた「赤松賞」のデータの一部を挙げておきたいと思います。
このレースは、500万下の特別でありながら、このレースの勝ち馬が、遠くはスティンガー、近くはアパパネなど後に活躍することが多く、出世レースと呼ばれていました。
条件戦と重賞では大きく違うと思いますし、日程も1週繰り上がっていますので、参考までになるかどうかはまだわからないところですが、一応項目ごとに過去9回のアルテミスSの結果を併記しておこうと思います。

東京競馬場の馬場の改装が終了した03年以降11年までの赤松賞の9年、連対馬18頭、3着馬9頭からです。
まず「1番人気」ですが、9年中8年で3着以内に入っていました。
内訳は、1着が3回、2着が2回、3着が3回となっていました。
連対率は55.5%とまずまずで、複勝率は88.8%とかなりの信用度となっています。
また、2番人気も9年中7年で3着以内に入っていましたが、その7年とも同時に1番人気が3着以内に入っており、つまり「1番人気と2番人気」の固い組み合わせが9年中7年も入っていたことになり、レースとすれば比較的固いレースとなっています。
その1番人気と2番人気が同時に絡まなかった2年ですが、そのうち1年は06年の時の唯一1番人気が3着以内に入らなかった時で、「13番人気-5番人気-7番人気」という組み合わせで決着して、その3連単は約289万と大荒れとなりました。
あともう1年は最後の年の11年で、1番人気は3着となりましたが、その連の組み合わせは「8番人気-5番人気」で決まって馬連は万馬券となりました。
このように、比較的固いレースと言われながらも突然荒れる要素を持ったレースとなっています。
ちなみに、1番人気と2番人気が同時に3着以内に入った7年間の残り1頭の人気を見てみますと、3番人気が2頭、4番人気が1頭、5番人気が1頭、6番人気が2頭、7番人気が1頭となっていました。

では、過去9年のアルテミスSの上位3頭の人気の結果はどうなっていたかと言いますと、
第1回は「1番人気-4番人気-7番人気」
第2回は「2番人気-6番人気-5番人気」
第3回は「9番人気-1番人気-11番人気」
第4回は「12番人気-1番人気-6番人気」
第5回は「1番人気-2番人気-5番人気」
第6回は「2番人気-13番人気-4番人気」
第7回は「6番人気-5番人気-2番人気」
第8回は「1番人気-2番人気-5番人気」
第9回は「1番人気-2番人気-3番人気」
第10回は「7番人気-2番人気-8番人気」
となっていました。
こう見ますと、1番人気か2番人気のどちらかか、両方(第5回と第8回と第9回)が3着以内(9回中8回は連対)に入っていたことがわかります。
では、1番人気か2番人気のどちらかで3着以内に入らなかった時の着順を見てみると、
第1回の2番人気馬バリローチェは18頭中17着
第2回の1番人気馬クリスマスは18頭中7着
第3回の2番人気馬シャルールは17頭中8着
第4回の2番人気カイザーバルは15頭中7着
第6回の1番人気馬トーセンブレスは15頭中6着
第7回の1番人気グレイシアは15頭中11着
第10回の1番人気フォラブリューテは11頭中5頭
となっていました。

いずれにせよ、過去10年では1番人気と2番人気が同時に3着以内に入ったのは、16年と19年と20年の3回だけで、赤松賞で9年中7年入っていた時とは違った傾向を見せています。


次に赤松賞での枠の出目を見てみます。
まず連対馬の枠の出目ですが、1枠が1頭、2枠が1頭、3枠が3頭、4枠が1頭、5枠が1頭、6枠が3頭(6-6で決まった年あり)、7枠が3頭、8枠が5頭となっています。
つまり、9年中5年で8枠が絡んでいたことになります。
また、6枠、7枠、8枠の外枠まで広げますと、9年中9年で外枠が片方か両方で絡んでいました。(両方は2年、6-6、7-8)
あと、3着では、2枠が1頭、4枠が3頭、5枠が1頭、6枠が3頭、7枠が1頭で、1枠、3枠、8枠がなしとなっています。

過去8回のアルテミスSですが、
第1回は「1枠-4枠-7枠」
第2回は「3枠-2枠-2枠」
第3回は「8枠-2枠-5枠」
第4回は「8枠-8枠-6枠」
第5回は「8枠-6枠-3枠」
第6回は「7枠-4枠-2枠」
第7回は「2枠-6枠-5枠」
第8回は「8枠-8枠-5枠」
第9回は「7枠-3枠-7枠」
第10回は「6枠-2枠-1枠」
という順での決着でした。
連対としては最初の2年とも外枠は絡みませんでしたが、3回目以降は順に外枠の8枠が3年連続1着、その後、7枠が1着、6枠が2着、8枠同士の連対、7枠が1着、そして昨年は6枠が1着と毎年外枠が絡んでいました。
基本的には、1回目は7枠が3着(7番人気)、2回目は7枠が5着(15番人気)、そして3回目は8枠が1着(9番人気)、他にも8枠が5着(7番人気)、4回目は8枠が1着(12番人気)、同じく8枠が2着(1番人気)、6枠が3着、5回目は8枠が1着、6枠が2着、6回目は7枠が1着、7回目は6枠が2着、8枠が4着、8回目は8枠が1着、2着、9回目は7枠が1着、3着と来ていますので、やはり外枠には要注意ということでしょうか。
ちなみに8枠の成績をまとめてみますと、第1回の8枠2頭は、15番人気10着、16番人気11着、第2回の8枠2頭は、14番人気9着、9番人気13着、第3回目の8枠2頭は、9番人気1着、7番人気5着、第4回目の8枠2頭は、12番人気1着、1番人気2着、第5回は1番人気1着、10番人気6着、第6回は1番人気6着、15番人気15着と第7回は4番人気4着、9番人気9着、第8回は1番人気1着、2番人気2着、第9回は10番人気8着、7番人気10着、第10回は4番人気4着と6番人気7着という結果でした。


次に赤松賞の毛色ですが、1着馬では、鹿毛が5頭、栗毛が2頭、黒鹿毛、芦毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が5頭、黒鹿毛が4頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が3頭、栗毛と芦毛が各2頭、黒鹿毛と青毛が各1頭となっていました。

ちなみにアルテミスSでは、
第1回は「黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」
第2回は「鹿毛-芦毛-鹿毛」
第3回は「鹿毛-栗毛-栗毛」
第4回は「黒鹿毛-栗毛-黒鹿毛」
第5回は「黒鹿毛-鹿毛-栗毛」
第6回は「栗毛-鹿毛-鹿毛」
第7回は「青鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」
第8回は「黒鹿毛-鹿毛-栗毛」
第9回は「白毛-黒鹿毛-栗毛」
第10回は「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
という結果でした。
今のところ、毛色に関しては、連動性はなさそうです。
傾向としては、偶然かも知れませんが、第5回と第8回と第9回を除いて3着以内に同じ毛色の馬が2頭ずつ入っていました。
全体的に見てみますと、
1着馬は、黒鹿毛が4頭、鹿毛が3頭、栗毛、青鹿毛、白毛が各1頭
2着馬は、鹿毛が5頭、黒鹿毛、栗毛が各2頭、芦毛が1頭
3着馬は、栗毛が4頭、黒鹿毛が3頭、鹿毛が2頭、青鹿毛が1頭
となっています。


赤松賞の父の血統は、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が13頭(サンデーサイレンス系が9頭、シンボリクリスエスが2頭、グラスワンダー、マヤノトップガン、タイキシャトルが各1頭)、ノーザンダンサー系が2頭(ノーザンテースト系、フェアリーキング系)、ナスルーラ系(グレイソブリン系)、あとはテディ系、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)が各1頭となっていました。

3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が5頭(いずれもサンデーサイレンス系)、あとは、テディ系、ノーザンダンサー系(リファール系)、ナスルーラ系(レッドゴッド系)、トゥルビョン系(メジロマックイーン)が各1頭となっていました。

ちなみにアルテミスSの1着から3着までの父の血統ですが、
第1回は「ハーツクライ-ディープインパクト-ステイゴールド」と、3頭の父ともヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔となっていました。
第2回は「ダイワメジャー-ゼンノロブロイ-タイキシャトル」と、この年も3頭ともヘイルトゥリーズン系で占められ、連対馬2頭の父は第1回に続きサンデーサイレンスの仔となりました。
第3回は「ステイゴールド-キングカメハメハ-アルデバランⅡ」と、前2年と違い、1着馬のみヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔で、2着、3着馬の父は、2頭ともミスタープロスペクター系となりました。
第4回は「メイショウサムソン-ダイワメジャー-ステイゴールド」と1着にノーザンダンサー系の仔が入って初めてノーザンダンサー系が3着以内に入りました。
あと、2着、3着にはヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔産駒が入っています。
5回は「ハーツクライ-ディープインパクト-アイルハヴアナザー」と、連対馬2頭の父はヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔産駒、3着馬にミスタープロスペクター系産駒が来ました。
第6回は「オルフェーヴル-リーチザクラウン-ディープインパクト)」と、3頭ともヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系、連対馬は2頭共サンデーサイレンスの孫の産駒、3着はサンデーサイレンスの仔の産駒となっています。
第7回は「ディープインパクト-クロフネ-ヴィクトワールピサ」と、1着、3着の2頭がサンデーサイレンス系産駒、2着がノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系産駒となっています。
第8回は「ディープインパクト-ディープインパクト-キングズベスト」と、1着、2着の2頭がサンデーサイレンス系産駒、3着がミスタープロスペクター系産駒となっています。
第9回は「クロフネ-キングカメハメハ-エピファネイア」と、1着がノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系、2着がミスタープロスペクター系、3着がヘイルトゥリーズン系のロベルト系となっています。
第10回は「エピファネイア-ドゥラメンテ-エピファネイア」と、1着がヘイルトゥリーズン系のロベルト系、2着がミスタープロスペクター系、3着がヘイルトゥリーズン系のロベルト系となっています。



以上ですが、10回目でも、上記を見る限りでは、赤松賞と関連性があるところもあれば、関連性がないところもあるようですね。
やはり、500万下と重賞の差はありますね。
そういう意味では難解なレースです。
とりあえず、今年も昨年までと同様、「1番人気」の馬本命で行くのか、「2番人気」の馬本命で行くのか、1番人気と2番人気の2頭軸で行くのか、まずはこの三者の中から一つ選んで勝負したいと思います。

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kousaku

天皇賞はまだ馬番が発表されていないので外枠がいい馬は内枠がいい馬の判断はつけれませんが凡その予想ですが近ア感じにしました。
イクイノックス
ジャックド-ル
ジオグリフ
シャフリヤール
ポタジェ
この五頭ですね。
この後これをどのようにして買うかですね。
by kousaku (2022-10-27 10:07) 

bigonon

kousakuさん、いつもありがとうございます(^^)

「あるある」ですが、このように、ああだこうだ検討予想している時が本当に楽しいですね(^^ゞ
土曜日のスワンS,アルテミスS,日曜日のカシオペアなど、他のレースも面白そうです(#^^#)
とにもかくにも、今週も楽しみながら頑張りましょう!!

by bigonon (2022-10-27 20:23) 

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