第１６回 福島牝馬ステークスのデータ

０４年以降、新潟競馬場代替開催の２０１１年を除く過去１４年、連対馬２８頭、３着馬１５頭（同着含む）からです。


まず血統ですが、連対馬２８頭中２６頭、３着馬１５頭中１０頭が父かＢＭＳ（母の父）の両方かどちらかがヘイルトゥリーズン系となっていました。
その内訳ですが、連対馬ではその２６頭中２３頭が、また３着馬ではその１０頭中すべてがサンデーサイレンス系絡みとなっていました。
あと連対馬残り３頭はブライアンズタイム系絡みとなっていました。
今年は、登録馬１０頭中サンデーサイレンス系絡みが６頭となっています。
一方、ブライアンズタイム系絡みの登録馬ですが、今回もいません。
それから、ヘイルトゥリーズン系絡みではなかった連対馬の残り２頭のうち１頭、３着馬の残り５頭中３頭はナスルーラ系絡みとなっています。
今回、ヘイルトゥリーズン系絡みではなくナスルーラ系が絡んでいる登録馬ですが、ランドネ１頭が登録しています。


次に毛色ですが、最初の２年の連対馬４頭はいずれも黒鹿毛でした。
３年目からは順に、
鹿毛－栗毛
芦毛－鹿毛
栗毛－栗毛
芦毛－黒鹿毛
鹿毛－芦毛
鹿毛－青鹿毛
鹿毛－鹿毛
黒鹿毛－鹿毛
栗毛－黒鹿毛　
鹿毛－栗毛
黒鹿毛－鹿毛
芦毛－鹿毛
の組み合わせで決まっています。
３着馬では、順に（鹿毛、鹿毛）、黒鹿毛、黒鹿毛、栗毛、栗毛、栗毛、黒鹿毛、青毛、栗毛、鹿毛、鹿毛、鹿毛、黒鹿毛、黒鹿毛となっていました。
全体的に１４年間の３着馬までの計４３頭中では、鹿毛が１５頭、黒鹿毛が１３頭、栗毛が９頭、芦毛が４頭、青鹿毛と青毛が各１頭となっていました。


年齢は、連対馬では５歳が１３頭、４歳が１２頭、７歳が２頭、６歳が１頭となっていました。
３着馬では、５歳と６歳が各５頭、４歳が４頭、７歳が１頭となっています。


臨戦過程ですが、連対馬の前走では２８頭中２３頭が重賞、あと５頭は、オープン特別（福島民報杯）５番人気７着、準オープン特別２番人気１着、１０００万下特別２番人気２着、１０００万下の条件戦１番人気１着、１０００万下特別２番人気１着となっていました。
３着馬では、１０頭が前走重賞で、あと５頭は、１頭がオープン特別７番人気１２着、残り４頭は１６００万下特別で、それぞれ７番人気８着、１番人気６着、９番人気６着、５番人気１１着となっていました。
また、レース別では、１着から３着馬計４３頭の中で一番多かったのは中山牝馬Ｓで２３頭いました。
あと、準オープンが５頭、阪神牝馬と愛知杯と１０００万下戦が各３頭、京都牝馬Ｓとオープン特別が各２頭、あと、オークス１頭、ダービー卿Ｃ１頭となっていました。
今回の登録馬で前走中山牝馬Ｓを走った馬は５頭います。


それから連対馬の前々走ですが、２８頭中１４頭が重賞（地方重賞も含む）、オープン特別が３頭、準オープン特別が７頭、１０００万下特別が４頭となっています。
そのうち１３頭が前々走掲示板をはずしていました。
その１３頭の前々走の内訳は、
０４年２着のマイネヌーヴェル（前々走桜花賞４番人気１０着）
０７年１着のスプリングドリュー（前々走福島記念５番人気１２着）
０９年１着のブラボーディジー（準オープン３番人気８着）

０９年２着のアルコセニョーラ（中山牝馬Ｓ９番人気１２着）
１０年１着のレジネッタ（京都牝馬Ｓ８番人気６着）
１２年２着のコスモネモシン（京都牝馬Ｓ４番人気７着）
１３年１着のオールザットジャズ（日経新春杯７番人気１２着）
１３年２着のマイネイサベル（エリザベス女王杯１０番人気７着）
１５年２着のリラヴァティ（１０００万下特別３番人気１４着）
１６年１着のマコトブリジャール（チャレンジＣ１０番人気１２着）
１７年１着のウキヨノカゼ（オープン特別６番人気９着）
１８年１着のキンショウユキヒメ（愛知杯４番人気１０着）
１８年２着のカワキタユキヒメ（オープン特別２番人気１０着）
となっていました。
３着馬の前々走では、１５頭中８頭が重賞でしたが、その８頭のうち５頭は掲示板には載っていませんでした。
あと７頭は、オープン特別が１頭（３着）、準オープン特別が５頭（８着、５着、１着、６着、５着）、１０００万下条件特別戦が１頭（１着）となっていました。


枠の出目ですが、連対馬では４枠が９頭、６枠が５頭、１枠と２枠と３枠と５枠が各３頭、７枠、８枠が各１頭となっていました。
３着馬では、５枠が４頭、３枠と７枠が各３頭、２枠と８枠が２頭、１枠が１頭、４枠と６枠がなしとなっています。


当日の１番人気ですが、１４年中連対は０５年１着のメイショウオスカルと１２年１着及び１３年１着のオールザットジャズ、１６年２着のシャルール、１８年２着のカワキタエンカの計４頭、のべ５頭のみとなっています。
ちなみにメイショウオスカルの単勝オッズは５．３倍、オールザットジャズの単勝オッズは３．０倍（１２年）、２．６倍（１３年）、シャルールは２．８倍、カワキタエンカは２．８倍となっていました。
あと、１番人気で３着に入ったのは０８年ザレマ（単勝オッズ３．７倍）、１７年クインズミラーグロ（単勝オッズ３．２倍）となっています。
よって、１番人気馬は１４年中半分の７年で３着以内に入っていたことになります。


以上ですが、０４年以降、福島開催の過去１４年中、馬連の配当は万馬券が４年、３０００円台が４年、９０００円台、７０００円台、６０００円台が各１年、１０００円台が２年、固く収まった（８３０円）のが１年となっていて、大方は荒れる傾向のあるレースとなっています。
３連単も半分の７年で１０万円以上の配当が出ています。
その反面、１２年「１番人気－４番人気－２番人気」、１７年「３番人気－４番人気－１番人気」のように、ほぼ固い決着になることもあるレースでもあります。
今年も難解ですね。
ともかくも、今年もまずは荒れるのか平穏で終わるのか、その二者択一から始めていこうと思います。

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