SSブログ

第50回 ダービー卿チャレンジトロフィーのデータ [競馬データ]

ハンデ戦に変更された02年から11年の阪神競馬場での開催を除く15年間、連対馬30頭、3着馬15頭からです。


毎年触れていますが、このレースは、96年に1600m芝の別定戦に変更になり、さらに02年にハンデ戦へと変更になりました。
その別定戦だった96年から01年までの6年間の連対馬は、00年2着馬が8番人気だった以外はすべて3番人気以上の上位人気で、ほぼ平穏の結果となっていました。
ところが、02年以降のハンデ戦になりますと、逆に02年1着馬の2番人気、05年1着馬の3番人気、06年2着馬の3番人気、09年1着馬の1番人気、12年1着馬の3番人気、13年の2着馬の1番人気、15年の1着馬の1番人気、17年2着馬の1番人気の8頭以外の22頭は4番人気以下の人気薄で、全体的に荒れ気味傾向に変わっています。

3着馬は、96年から01年までの6年間の半分が4番人気以下、02年から11年を除く17年までの15年間のうち9年が4番人気以下で、特に06年から09年の間は、二桁人気の馬が連続で3着に来ています。
ちなみに11年の阪神競馬場施行では、「8番人気-2番人気-6番人気」での決着で、ほぼ02年以降の中山での施行に準じた結果となっていました。


それから、別定戦の頃の6年間すべて、そしてハンデ戦になってからは中山開催の15年中、08年、10年、12年、16年、17年を除く10年で4歳馬が連に絡んでいました。
ただ3着馬では、通して21年中3年(01年、10年、14年)しか4歳馬は入っていません。
ちなみに、11年の阪神での施行では、コスモセンサーの1頭のみの4歳馬が出走していましたが、5番人気9着となっていました。
今回の出走馬16頭中4歳馬は、レッドアンシェルの1頭となっています。


次に血統ですが、連対馬30頭中17頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。
3着馬は15頭中7頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
02年以降、阪神開催の11年を除く15年間中、4頭出走して1頭も入らなかった13年以外は少なくとも1頭、BMSがノーザンダンサー系の馬が3着以内に入っていました。
そのうち3頭独占したのは02年、05年、09年の3年、2頭入ったのは03年、04年、12年、17年の4年となっています。
ちなみに、11年の阪神開催では、1着馬ブリッツェンのBMSがノーザンダンサー系でした。
今回の出走馬16頭中、BMSがノーザンダンサー系なのは、キャンベルジュニア、サンライズメジャー、ストーシーミー、テオドール、レッドアンシェル、ロジチャリスの6頭となっています。


次に父の血統も見てみますと、連対した30頭の中で、父で一番多かった血統は、サンデーサイレンス系が12頭(うち4頭はサンデーサイレンス、あと8頭は、ダイワメジャー(3頭)、フジキセキ、ゴールドアリュール、マンハッタンカフェ、ゴールドヘイロー、ハーツクライ)で、続いてロベルト系が5頭、レッドゴッド系(ナスルーラ系)、ミスタープロスペクター系が各3頭、ノーザンダンサー系が3頭(フレンチデピュティ系、サドラーズウェルズ系、フェアリーキング系)、あとブライアンズタイム、トゥルビョン系、マンノウオー系、プリンスリーギフト系(ナスルーラ系)が各1頭となっていました。
3着馬では、サンデーサイレンス系が6頭、ミスタープロスペクター系が4頭、ブライアンズタイム系、ナスルーラ系(レッドゴッド系、グレイソブリン系)が各2頭、ノーザンダンサー系(フレンチデピュティ系)が1頭となっています。
11年の阪神開催では、1着馬がサンデーサイレンス系(スペシャルウイーク)、2着馬がノーザンダンサー系(サドラーズウエルズ系)、3着馬がミスタープロスペクター系(フォーティナイナー系)となっていました。


次にハンデ重量ですが、14年中、06年、13年、14年、15年、16年、17年を除く10年で、3着以内に54kgの重量の馬が絡んでいました。
しかし、ここ5年は1頭も3着以内に入っていません。
ただその重量54kgの出走馬ですが、06年は16頭中2頭(12番人気、13番人気)、13年は16頭中なし、14年は16頭中1頭(15番人気)、15年は16頭中2頭(13番人気、15番人気)、16年は16頭中2頭(1番人気、16番人気)、17年は16頭中4頭(12番人気、13人気、14番人気、16番人気)と、結構二桁人気の人気薄の馬が多くいました。
しかしながら、05年に54kgで2着に入ったチアズメッセージは16頭中10番人気、07年に54kgで3着に入ったマイネルハーティーは15頭中11番人気、08年に54kgで3着に入ったダンスフォーウィンは16頭中16番人気でしたので、一概に人気薄だからと言ってあっさり外すのも考えものです。

また11年の阪神開催では、1着馬(8番人気)のハンデ重量が54kgでした。
ちなみに
今回の出走馬で、重量54kgの馬は、16頭中、ゴールドサーベラス、ストーミーシー、テオドールの3頭となっています。


次に臨戦過程で「前々走の人気」を見てみますと、連対馬30頭の中で、02年の勝ち馬グラスワールド(前々走ダート戦9番人気10着)、06年の勝ち馬のグレイトジャーニー(前々走中山記念8番人気8着)、07年の勝ち馬ピカレスクコート(準オープン特別7番人気8着)、09年の勝ち馬タケミカヅチ(前々走東京新聞杯8番人気8着)、12年の勝ち馬ガルボ(前々走東京新聞杯8番人気1着)、同2着のオセアニアボス(前々走京都金杯8番人気7着)、14年の勝ち馬カレンブラックヒル(前々走マイルCS8番人気18着)、15年の2着馬クラリティシチー(前々走キャピタルS6番人気10着)、16年の2着馬ロゴタイプ(前々走マイルCS8番人気9着)、17年の1着馬ロジチャリス(前々走札幌記念9番人気15着)の10頭を除く20頭が5番人気以上の上位人気となっていました。
また11年の阪神開催での上位3頭の前々走の人気は順に、9番人気-2番人気-11番人気となっていました。
今回の出走馬で前々走5番人気以上の馬は16頭中、アデイインザライフ、グレーターロンドン、ゴールドサーベラス、ソルヴェイグ、テオドール、ヒーズインラブ、レッドアンシェル7頭となっています。
さて、前々走の人気が6番人気以下の馬10頭ですが、面白いことに8番人気が6頭もいるなど、6番人気から9番人気の間の人気で占められていました。
ちなみに今回の出走馬で前々走が6番人気から9番人気の間の馬は、マルターズアポジー(6番人気)、キャンベルジュニア(7番人気)、ストーミーシー(8番人気)、ダイワリベラル(8馬人気)、ロジチャリス(9番人気)の5頭がいます。


次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が14頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が5頭、栃栗毛が2頭、青毛と青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が7頭、栗毛が3頭、黒鹿毛と青鹿毛が各2頭、青毛が1頭となっていました。
11年の阪神開催では、上位3頭の毛色を順に挙げていきますと、鹿毛-黒鹿毛-芦毛となっていました。


以上ですが、毎年書いていますけれど、このレース、阪神を含めて3連対が始まって13年中、10年、13年、15年、16年、17年を除く8年で10万馬券以上、その8年のうち2年がいわゆる100万馬券となっているかなり荒れるレースですので、今年も予想はかなり難解を極めそうです。
ただ、ここ5年中4年、10万馬券以上が出ていないのも、これも逆に難解に輪をかけていますね。
ともかく、上記のデータを一つ一つ丁寧にひも解きながら、今年もまずは穴馬探しから始めたいと思います。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント