第２２回 ファンタジーステークスのデータ

９６年以降２１年、連対馬４２頭、３着馬２１頭からです。


まず連対馬の当日の人気の組み合わせですが、９７年、００年、０１年～０７年、１２年の１０年の連対馬は１番人気から５番人気の中で決まり、あとの１１年中１０年（９６年、９８年、９９年、０８年～１１年、１３年、１４年）は、「１番人気から５番人気」の中の１頭と「６番人気以下」の中の１頭との組み合わせで決まっていました。
残り１年は１５年で、「５番人気と６番人気」で決まっています。

また、３着馬まで広げますと、１３年（４番人気－７番人気－１５番人気）を除いて３着以内に１番人気から５番人気までの馬が毎年少なくとも２頭が入っていました。（１３年では、４着に１番人気が入っていました）
そのうち、３着までに１番人気から５番人気までの中から３頭入っていたのは、「１番人気－５番人気－３番人気」で決まった９７年、「１番人気－５番人気－４番人気」で決まった０２年、「２番人気－４番人気－３番人気」の順で決まった０４年、「３番人気－２番人気－１番人気」で決まった０６年、「４番人気－１番人気－２番人気」で決まった０７年の５回となっています。


次に臨戦過程ですが、前走新馬戦を勝ってこのレースに挑んで連対した馬は７頭いました。
その新馬戦での人気は、１番人気が５頭、２番人気、３番人気が各１頭となっています。
また、その７頭の前走の新馬戦での上がりですが、ダート芝関係なくそのうち６頭が１番上がりの速い競馬をしていて、あと１頭は、ほぼ１番に近い２番目の上がりを記録していました。
その７頭のこのファンタジーステークスでの当日の人気ですが、６番人気、４番人気、２番人気、２番人気、７番人気、４番人気、１番人気となっていました。
また３着馬では、前走新馬戦だったのは２１頭中２頭（両馬とも新馬戦では１番人気）となっています。
その２頭の前走の新馬戦での上がりは、１頭がダート戦で２番目の時計でした。
そしてもう１頭は１番時計の上がりをマークしています。
また、その２頭のファンタジーステークスでの当日人気は、４番人気、８番人気となっていました。
今回の登録馬で、前走新馬戦勝ちで３番人気以上だったのは、１番人気１着のアルモニカ、ベルーガの２頭と２番人気１着だったトンボイの計３頭となっています。
上がり時計は３頭ともそのレースの１番時計となっていました。

それから、連対馬で前走５００万下のレースから挑んだ馬は１１頭いました。
その前走の着順ですが、１着が５頭、２着が４頭、３着が２頭となっていました。
その中の３着の２頭の前々走ですが、オープン特別か重賞でした。
また３着馬で前走５００万下のレースだったのは、４頭（３頭がサフラン賞１番人気１着、１頭がりんどう賞３番人気２着）となっていました。
今回の登録馬で前走５００万下のレースで３着以上の上位だったのは、スズカフェラリー（りんどう賞１番人気３着）の１頭となっています。

それから、連対馬で前走重賞だった馬は１１頭いました。
内訳は、函館２歳（３歳）Ｓ３頭（３着、２着２頭）、小倉２歳Ｓ２頭（１着、２着、１３着）、札幌２歳Ｓ１頭（３着）、デイリー杯２歳Ｓ３頭（６着が２頭、７着が１頭）、ディリー杯２歳Ｓ（６着）となっています。
また、前走重賞以外の他の連対馬で、前走より前に重賞を経験していたのは４頭で、それを含めて結局全体的に連対馬４２頭中重賞経験馬は計１５頭と意外に少ないものとなっています。
３着馬で前走重賞だったのは２１頭中５頭（札幌３歳Ｓ３着、函館２歳Ｓ１着（２頭）と２着、新潟２歳Ｓ４着）となっていました。
今回の登録馬で前走重賞だった馬は、新潟２歳Ｓ５番人気２着のコーディエライト、サウジアラビアロイヤルカップ１１番人気１０着だったボウルズ、小倉２歳Ｓ１番人気７着モズスーパーフレアの３頭となっています。
あと、前走が重賞以外で、前々走までで重賞を走っていた登録馬は、ペイシャルアス（前走オープン特別３番人気１着、前々走小倉２歳Ｓ４番人気６着）の１頭となっています。

それから連対馬の残り１３頭の前走ですが、９頭がオープン特別、４頭が未勝利戦となっていました。
その前走オープン戦の９頭ですが、０８年１３番人気で１着となったイナズマアマリリス、１６年１２番人気で２着となったショーウェイ以外の７頭は、当日人気では４番人気以上の上位人気となっていました。
また、前走未勝利戦の４頭は、０９年２着のベストクルーズ（前走未勝利戦は１番人気１着、当日５番人気）、１０年１着馬のマルモセーラ（前走未勝利戦は３番人気１着、当日４番人気）、１１年２着のアンチュラス（前走未勝利戦１番人気１着、当日４番人気）、１５年１着馬キャンディバローズ（前走未勝利戦１番人気１着、当日５番人気）となっていました
このように、０９年から３年連続で連対、そして、続く１３年、１４年でも３着馬で前走未勝利戦の馬が入り、さらに１５年は１着、また昨年１６年は３着に前走未勝利戦の馬が入るなど、今年も前走未勝利戦の馬には一応は要チェックかと思います。
そして３着馬の残り１０頭ですが、オープン特別が４頭（すべて前走１着、当日は６番人気以上）、未勝利戦が６頭（前走は、４頭が１番人気１着、あと、２番人気と４番人気１着、当日は２番人気が１頭、３番人気が１頭、１０番人気が２頭、１５番人気が１頭）となっていました。

今回の前走オープン特別だった登録馬は、アーデルワイゼ（２番人気２着）、アマルフィコ－スト（１番人気１着）、ペイシャルアス（３番人気１着）、レグルドール（１番人気１着）の４頭となっています。
また前走未勝利戦だった登録馬は、スノーガーデン（９番人気１着）の１頭となっています。


次に血統ですが、父もしくは母の父（ＢＭＳ）でノーザンダンサー系絡みの馬の活躍が目立っています。
連対馬４２頭中２９頭がノーザンダンサー系絡みでした。
また、３着馬２１頭中１１頭がノーザンダンサー系絡みでした。
特に、９６年から０１年までの６年連続で父かＢＭＳのどちらか、もしくは両方でノーザンダンサー系が連に絡んでいました。
また、０５年、それから０８年から１０年までの３年連続、そして１２年でも同じく１着、２着両方で絡んでいました。

 

ただし、０４年、０６年、１４年の３年は、上位３着以内にノーザンダンサー系絡みの馬は入りませんでした。
ちなみに今回の登録馬でノーザンダンサー系絡みの馬は、アマルフィコースト、スズカフェラリー、モズスーパーフレアの３頭となっています。

あと、連対馬でノーザンダンサー系が絡まなかった１３頭ですが、すべて０２年以降で、０２年２着のシーイズトウショウ（５番人気）、０３年２着のロイヤルセランガー（３番人気）、０４年１着のラインクラフト（２番人気）、２着のモンローブロンド（４番人気）、０６年１着のアストンマーチャン（３番人気）、２着のイクスキューズ（２番人気）、０７年２着のエイミアットピップ（１番人気）、１１年２着のアンチュラス（４番人気）、１３年１着のベルカント（４番人気）、１４年１着のクールホタルビ（１４番人気）、１４年２着のダノングラシアス（１番人気）、１５年１着のキャンディバローズ（５番人気）、１６年２着のショーウェイ（１２番人気）と、クールホタルビ、ショーウェイの２頭を除く残り１１頭はすべて５番人気以上の上位人気となっていました。


あと毛色ですが、１着馬では鹿毛が１１頭と最も多く、続いて栗毛が５頭、黒鹿毛が４頭、芦毛が１頭となっていました。
２着馬では、同じく鹿毛が９頭と最も多く、続いて黒鹿毛が４頭、栗毛、芦毛、青毛が各２頭、青鹿毛、芦毛が各１頭となっています。
３着馬では、同じく鹿毛が９頭と最も多く、続いて栗毛と黒鹿毛と芦毛が各４頭となっていました。


以上ですが、今年もまずは、人気とオッズが出てからですね。
今年も、人気が出てから上記のデータと照らし合わせながら検討し、結論を出していこうと思います。

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