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第17回 アイビスサマーダッシュのデータ [競馬データ]

01年の第1回から昨年16年までの16年間、連対馬32頭、3着馬16頭からです。
その施行ですが、01年から05年までの5年間は8月の中旬過ぎに行われていましたが、06年からは5週繰り上がって、新潟競馬の夏の始めの2日目に変わりました。
日程の変更で多少影響はあると思いますが、一応、昨年までと同じように通して見ていきます。


まず父の血統ですが、ノーザンダンサー系(ダンツィヒ系が4頭、ニジンスキー系、フェアリーキング系、ヴァイスリージェント系、ストームバード系が各2頭)が12頭、ナスルーラ系(プリンスリーギフト系が6頭、ネヴァーベンド系が2頭、ボールドルーラー系、レッドゴッド系が各1頭)が10頭、ミスタープロスペクター系が5頭(スキャン、スクワートルスクワート、アフリート、スウェプトオヴァーボード、エンドスィープ)、マンノウオー系(ウォーニングがのべ2頭、オフィサーが1頭)が3頭、ヘイルトゥリーズン系が2頭(タイキシャトル、サンデーサイレンス系のアドマイヤマックス)となっていました。
それから、連対馬32頭中19頭で父かBMS(母の父)がノーザンダンサー系絡みとなっていました。

3着馬の父では、ノーザンダンサー系(ヌレイエフ系、ヴァイスリージェント系が各2頭、ニジンスキー系、フェアリーキング系が各1頭)が6頭、ナスルーラ系(プリンスリーギフト系が2頭、ネヴァーベンド系、グレイソブリン系が各1頭)が4頭、マンノウォー系が3頭、ミスタープロスペクター系(アフリート、アドマイヤムーン)が2頭、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系のフジキセキ)が1頭となっていました。
それから3着馬でノーザンダンサー系絡みだったのは、16頭中12頭も占めていました。

特筆すべきこととしては、10年に、それまで過去9年間3着以内に入ったことのなかったミスタープロスペクター系産駒が、1着、2着を占めてしまったことでした。
その後、11年も2着、3着を占め、12年は1着馬がミスタープロスペクター系産駒、13年の1着馬もミスタープロスペクター系でした。
ここに来て産駒の血統の傾向が変わったのでしょうか。
ただ、14年は、ミスタープロスペクター産駒は14頭中3頭出走していましたが、4番人気アンバルブライベンの8着が最高位でした。
また、15年は、ミスタープロスペクター系産駒は1頭も出走しませんでした。
しかしながら、昨年は、13頭中4頭が出走して、3番人気プリンセスムーンが3着に入りました。
さて今年、出走馬でミスタープロスペクター系産駒は、16頭中6頭出走していますがどうでしょうか。

そしてもう一つ、サンデーサイレンス系産駒は14年まで、不思議なことにまだ連対馬が生まれていませんでした。(3着馬は09年に初めて1頭(フジキセキ産駒の2番人気アルティマトゥーレ)入りました。)

しかし15年、初めて2着にそのアドマイヤマックス産駒の9番人気シンボリディスコが入りました。
昨年の16年は、13頭中3頭のサンデーサイレンス系産駒が出走しましたが、6番人気ローズミラクルの5着が最高位でした。
今年は16頭中3頭。
ミスタープロスペクター系産駒と同様、この2つの系統の取捨選択で悩むことになりそうです。

また、最も多く連対馬を出しているノーザンダンサー系産駒の出走馬ですが、アクティブミノル、ネロ、フィドゥーシアの3頭となっています。


次に馬体重ですが、04年3番人気2着のタカオルビー(470kg)、05年7番人気1着のテイエムチュラサン(466kg)、06年の7番人気1着のサチノスィーティー(436kg)、同じく3番人気2着のマリンフェスタ(462kg)、09年6番人気2着のアポロドルチェ(464kg)、10年3番人気2着のジェイケイセラヴィ(474kg)、11年1番人気1着のエーシンヴァーゴウ(464kg)、同じく5番人気2着のエーブダッチマン(468kg)、14年5番人気2着のフクノドリーム(474kg)、16年2番人気2着のネロ(460kg)の10頭を除く連対馬22頭は、当日馬体重480kg以上となっていました。
しかし、3着馬では逆に、01年1番人気3着のカルストンライトオ(486kg)、04年4番人気3着のネイティヴハート(500kg)、09年2番人気3着のアルティマトゥーレ(488kg)、11年11番人気3着のアポロフェニックス(488kg)、14年3着のアースソニック(480kg)、15年3着のアースソニック(494kg)、16年3着のプリンセスムーン(498kg)の7頭以外の9頭が、480kgより小さい馬体重でした。
ちなみに今回の出走馬で前走480kg以上だったのは、16頭中10頭も占めています。

 

 

次に臨戦過程の前走の着順ですが、05年1着のテイエムチュラサン(前走新潟日報賞(1600万下)6着)、07年1着のサンアディユ(前走京葉S(ダートのオープン特別戦)12着)、08年2着のシンボリグラン(前走函館スプリントS7着)、09年1着のカノヤザクラ(前走CBC賞11着)、09年2着のアポロドルチェ(前走オープン特別8着)、12年2着のエーシンダックマン(前走CBC賞7着)、15年1着のベルカント(前走コーラルS(ダート)13着)の7頭以外の25頭は、すべて前走で掲示板に載っていました。
3着馬では、03年3着のトーセンオリオン(前走NHKマイル(G1)10着)、10年3着のマルブツイースター(前走オープン特別12着)、12年3着のエーシンヴァーゴウ(前走海外(アラブ)のG1戦12着)、14年3着のアースソニック(函館スプリントS6着)の4頭以外の12頭はすべて4着以上(そのうち1着が7頭)となっていました。
また、連対馬32頭中26頭の前走のレースは重賞かオープン特別でした。
あと残りの6頭の前走は、準オープンが5頭(1着、2着、6着、3着、3着)、1000万下戦が1頭(1着)となっていました。
3着馬では、11頭が重賞かオープン特別で、4頭が1000万下戦(1着、3着、1着、1着)、1頭が準オープン戦(1着)となっていました。
今回の出走馬で、前走重賞かオープン特別を走って掲示板に載ったのは、アクティブミノル(3着)、シンボリディスコ(2着)、フィドゥーシア(1着)、レッドラウダ(3着)の4頭となっています。
また、前走準オープンで上位3着以内だった出走馬ですが、今年はなし、前走1000万下戦の3着以内だった出走馬は、レジーナフォルテの1頭となっています。


あと、毎年取り上げていますが、やはり展開に特徴があります。
まず、32頭中11頭が逃げ切りを計って連対していました。
また、逃げに近い2番手及び3番手付近に道中いた馬が10頭連対しています。
それ以外追い込んで来たのは残り11頭となっています。
3着馬では、逃げ切りを計って3着だったのは、16頭中2頭。
あと、2番手が2頭で、ほぼ先行に準じるのが5頭となっていました。
それ以外の7頭は追い込んで3着となっています。
これを前走で見てみますと、連対馬で前走でいわゆる逃げ切りを図ったのは32頭中14頭で、逃げに近い先行が7頭、あと残りの11頭は直線追い込んでのもので、この11頭のその前走の着順は4頭(7着、11着、8着、9着)を除いて7頭は掲示板に載っていました。
3着馬では、前走逃げが3頭、逃げに準じる先行が5頭、あと8頭は後方からで、その後方からの8頭のうちG1のNHKマイルで10着だった1頭とオープン特別の米子S12着だった1頭、そして函館SSでそれぞれ6着、9着だった2頭以外の4頭は追い込んで2着、3着、4着、3着となっていました。


次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が13頭と最も多く、次に栗毛が12頭、青鹿毛が3頭、黒鹿毛、芦毛が各2頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が8頭と最も多く、続いて黒鹿毛と栗毛が各3頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっています。


年齢ですが、連対馬では5歳が11頭、4歳が9頭、6歳が7頭、3歳が4頭、7歳が1頭となっています。
3着馬では、5歳が6頭、3歳と6歳が4頭、4歳が2頭となっています。


性別では、1着馬では牝馬が11頭、牡馬が5頭、2着馬では牡馬が9頭、牝馬が6頭と、セン馬が1頭、連対馬では牝馬がリードしています。
3着馬では逆に牡馬が9頭、牝馬が7頭と、牡馬が一歩リードしています。


枠の出目ですが、01年の第1回から準に(1着-2着-3着)のそれぞれの枠番を列挙していきますと、
01年(2-5-5)
02年(8-4-4)
03年(4-7-2)
04年(5-8-7)
05年(5-7-8)
06年(7-5-7)
07年(7-8-2)
08年(8-3-1)
09年(8-8-6)
10年(5-6-2)
11年(2-6-7)
12年(8-8-2)
13年(7-2-7)
14年(2-7-7)
15年(8-6-7)
16年(4-8-5)
となっていて、これをまとめてみますと、連対馬では、8枠が10頭、7枠が6頭、5枠が5頭、2枠が4頭、4枠、6枠が各3頭、3枠が1頭、1枠は過去16年で1頭もなしとなっています。
よく言われている「外枠一辺倒」とまでは行きませんが、一応は外枠有利の様相は示しています。
全体的に見ても、過去16年中、02年の2回目から09年の9回目までの8年間と12年から昨年16年までの5年間と、計13年で7枠か8枠のどちらか、または両方が毎年連に絡んでいました。(09年と12年は8枠のゾロ目になっています)
3着馬では、7枠が6頭、2枠が4頭、5枠が2頭、1枠、4枠、6枠、8枠が各1頭で、3枠はなしとなっています。


それから当日の1番人気ですが、1着は6頭、2着は2頭、3着、4着は各1頭、5着は3頭、そして10着と16着と18着が各1頭と過去16年では3頭を除く13頭が掲示板に載り、8頭が連対しています。


以上ですが、とにかく、難解なレースですね。
今年もかなり悩みそうです。
問題は、毎年同じ繰り返しをしていますが、今年はどのデータを重視していくかですね。
「枠順」なのか「父の血統」なのか「展開」なのか「馬体重」なのか「1番人気の馬」なのか・・・
ともかくも、今年も上記のデータを一つ一つずつ丁寧に考えながら結論を出していこうと思っています。

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