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第63回 京都新聞杯のデータ [競馬データ]

この5月初旬に2000m芝で施行されていた「京都4歳特別」が、00年にそれまで秋に行われていた「京都新聞杯」の名称で引き継がれました。
そして02年から、距離が2000m芝から元々秋に行われていた施行と同じ2200m芝に変更されました。
その京都新聞杯として引き継がれた00年以降15年、距離変更に関係なく連対馬30頭、3着馬15頭から見ていくことにいたします。


まず毎年取り上げていますが、出目として「5枠」がよく連に絡んでいます。
前身の京都4歳特別の時は、97年以前はまったく絡まなかったのですが、98年99年と連に絡み、さらに00年に京都新聞杯に名前が変わってからも、その00年、そして01年、それから2200m芝に変わった02年と次々に5枠が連に絡みました。
その後、03年は「3-6」となって6年連続は果たせませんでしたが、04年からは05年06年と3年連続5枠が絡み、その時点で京都新聞杯と名称変更になって7年のうち6年絡んだことになりました。
しかし、07年は「2-3」、08年は「3-6」、09年は「3-4」、10年は「4-6」、11年は「3-6」、12年は「2-7」、13年は「3-4」、14年は「2-6」と、07年から昨年までのここ8年は連に絡んでおりません。
もう「5枠」が強かった京都新聞杯は過去のものになったのでしょうか。
一昨年の13年では、その前の年に3着馬が「5枠」となっていたので、また復活と思い、5枠2頭を軸にして思い切って勝負に出ましたが、15着、14着と思いっ切りお笑いになってしまいました^^;
さて今年はその「5枠」をどういたしましょうか。
代わりに、この8年で絡んでいる、「2枠」「3枠」「4枠」の三つの枠が気になってきました。
とりあえず、昨年まで「5枠」についての取捨選択の判断基準について書いて続けてきましたので、今年もすでに過去のものとは思いつつ、昨年のデータも加味して載せておきたいと思います。
その5枠の連対馬7頭の前走ですが、500万下条件戦(特別戦含む)が4頭で、そのうち3頭が1着、あと1頭は1番人気2着となっていました。
あと残り3頭の前走は重賞で、内訳は皐月賞12番人気15着と15番人気17着、それからスプリングS3番人気10着となっていました。
そして、3着馬の5枠2頭の前走ですが、500万下条件戦1番人気1着、弥生賞6番人気5着となっています。
ちなみに、3着以上をはずした5枠の他の馬を見てみると、03年、前走皐月賞15番人気7着でこの京都新聞杯が2番人気13着だったビッグコング、09年、前走皐月賞11番人気6着で同じく2番人気5着だったリクエストソンング、13年、前走500万下特別で1番人気1着で同じく2番人気15着だったリグヴェーダ、そして14年、前走500万下特別7番人気1着で同じく10番人気14着だったダンディーズムーンの4頭以外は、前走皐月賞以外のレースで連をはずしていたか、または未勝利戦あるいは新馬戦を勝ったばかりの馬のどちらかとなっていました。

ここで全体的な枠の内訳も見てみますと、連対馬では5枠が7頭(5-5を含む)と最も多く、続いて3枠と6枠が各6頭、4枠が4頭、2枠が3頭、7枠、8枠が各2頭、1枠が1頭となっています。
3着馬では、3枠と6枠が各3頭、2枠、5枠、8枠が各2頭で、残りは1頭ずつとなっています。

では、5枠の連対馬の前走は見ましたので、他の枠の残り23頭の前走も見てみることにいたします。
まず一番多かったのは同じく500万下条件戦(特別戦含む)で12頭いました。
そのうち9頭が1着、あと3頭は1番人気2着、1番人気6着、4番人気3着となっていました。
それから、前走オープン特別戦は2頭で、3番人気1着と1番人気4着なっていました。
あと残り9頭は重賞で、内訳はニュージーランドTが7番人気6着、毎日杯(3頭)が12番人気9着、5番人気8着、1番人気1着、スプリングSが10番人気2着、ラジオNIKKEI賞が2番人気2着、皐月賞(3頭)が5番人気14着、5番人気5着、13番人気7着となっていました。
5枠と同様ほぼ下位人気下位着順が目立っている前走となっています。

あと、3着馬の前走ですが、未勝利戦が2頭(共に2番人気1着)、500万下条件(特別も含む)戦が6頭(1番人気1着、4番人気1着、3番人気1着、13番人気1着、5番人気2着、2番人気2着)、オープン特別が2頭(共に若草S、7番人気5着と6番人気2着)、重賞が5頭(皐月賞が3頭(8番人気5着、8番人気5着、9番人気9着)、毎日杯が1頭(7番人気5着)、弥生賞の1頭(6番人気5着)となっていました。

それから前々走も見てみますと、連対馬30頭のうち26頭が掲示板に載っていました。
この24頭の前々走のレースですが、05年2着のコメディアデラルテ(前々走毎日杯9番人気5着)、10年1着のゲシュタルト(前々走スプリングS10番人気2着)、11年2着のユニバーサルバンク(前々走共同通信杯6番人気2着)、13年1着のキズナ(前々走弥生賞3番人気5着)の4頭を除いて他はすべて重賞以外のレースでした。
あと残りの前々走掲示板をはずした4頭(00年1着、01年2着、07年1着2着)のうち3頭の前々走は重賞(3番人気6着、3番人気7着、5番人気10着)で、もう1頭はオープン特別(2番人気12着)となっていました。
3着馬の前々走は、前々走のない新馬戦1戦のみを除く14頭中11頭が掲示板に載っていて、残り3頭は重賞で掲示板をはずしていました。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が13頭、栗毛が11頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が9頭、黒鹿毛と栗毛と芦毛が各2頭となっています。


父の血統ですが、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が21頭(そのうち3頭がダンスインザダーク)、ナスルーラ系が4頭、ノーザンダンサー系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が11頭(そのうちアドマイヤベガが3頭)、ノーザンダンサー系が2頭、リボー系、ミスタープロスペクター系が各1頭となっています。


それから、重なる部分があるかも知れませんが、昨年予想のところで挙げた「1着馬」のデータも一緒に載せておきます。
これは、02年距離が2200mに変更になってからの過去13年の13頭からのデータです。
枠順では、2枠、3枠各3頭、4枠、5枠、6枠が各2頭、8枠が1頭となっていました。

当日の人気は、1番人気、2番人気が各3頭、3番人気が4頭、5番人気、6番人気、10番人気が各1頭となっています。
前走のレースでは、皐月賞が4頭、毎日杯が2頭、スプリングSが1頭、あと500万下条件戦(特別戦も含む)が6頭となっていて、その6頭の前走はいずれも1着となっていました。
父の血統は、ヘイルトゥリーズン系が13頭中11頭。
そのヘイルトゥリーズン系の内訳は、サンデーサイレンスが1頭、サンデーサイレンスの仔が8頭(マンハッタンカフェが3頭、ダンスインザダーク、ディープインパクトが各2頭、スペシャルウイークが1頭)、ブライアンズタイムの仔タニノギムレットが2頭、チーフベアハート(ノーザンダンサー系)、ジャングルポケット(ナスルーラ系)が各1頭となっていました。



以上ですが、今年も昨年まで同じく、枠が決まってからの検討になりますが、枠の検討では、今年は「5枠」よりも「2枠」「3枠」「4枠」に入った馬の方の検討の方が先のようですね。
それから、血統など他のデータを絡めながら結論を出していこうと思います。

あと、蛇足ですが、京都新聞杯と日本ダービーとの関連性に関してのデータを載せておきます。
この京都新聞杯は、日本ダービーのトライアルレースではないですけど、そのダービーに出走するために必要な賞金を加算できる重要なレースとなっています。
ということで、もちろんこのレースの連対馬は結構そのまま次走でダービーに向かった馬が多いですね。
2200mに変更になった02年以降13年の連対馬26頭では、そのうち21頭がダービーに出走しています。(ちなみに3着馬では13頭中2頭のみでした)
しかし、ダービーでの成績はあまりよくないです。
ダービーに出走した21頭で3着以内に入ったのは、1着が1頭(13年のキズナ)、2着が2頭(04年のハーツクライ、05年のインティライミ)、3着が1頭(12年のトーセンホマレボシ)の4頭のみとなっています。
いずれもこの京都新聞杯では勝っていました。
また、その4頭のダービーでの当日の人気は、キズナが1番人気、ハーツクライが5番人気、インティライミが2番人気、トーセンホマレボシが7番人気となっていました。
あと、4着が2頭、5着も2頭と掲示板に載ったのは21頭中8頭で、残り13頭は掲示板をはずしていました。
結局、ダービーで連対したのはダービーで5番人気以上の上位人気だった3頭のみで、3着のトーセンホマレボシを含む残り18頭の当日の人気はすべて7番人気以下の下位人気となっていました。
今年はどうなるかはわかりませんけれど、一応の参考にはなるかと思い付け加えさせていただきました。

タグ:京都新聞杯
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