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第64回 中山金杯のデータ [競馬データ]

2日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降21年、連対馬42頭、3着馬21頭からです。



まず今年も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、明け6歳馬の12頭で、その共通項を探ってみますと、昨年6歳で1着となったオーシャンブル1頭以外の11頭が、近3走で1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。
今回出走している明け6歳馬は5頭いますが、その中でこれに該当するのは、アイスフォーリス、クランモンタナ、ケイアイエレガント、ラブイズブーシェの4頭となっています。(あと1頭はアンコイルド)

次に連対馬42頭で多かったのは、明け4歳馬の11頭となっています。
その11頭の前走を見てみますと、重賞だったのは、94年のG1の菊花賞2着だったステージチャンプ、09年のG3の中日新聞杯2着だったヤマニンキングリー、そして11年、同じく中日新聞杯で1着だったコスモファントムの3頭のみとなっていました。
その3頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
今回の明け4歳の出走馬ですが、マイネルフロストの1頭となっています。
そのマイネルフロストは前走菊花賞13番人気7着、その前々走がセントライト記念6番人気9着となっていて、前走菊花賞の後遺症が気になるところですが、人気が出るように思われます。


次に僅差で9頭と多かった5歳馬を見ていきます。
その共通項は、その9頭の当日人気が、1番人気が2頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭、4番人気が2頭、6番人気が1頭と比較的上位人気になっていたことでした。
また前走の着順も見てみますと、1着が5頭、あと2着3着4着が各1頭と、そして9着が1頭と、最後の1頭を除けばこれも上位着順となっていました。
その前走9着の馬のその時の人気ですが1番人気となっていました。
今回出走している明け5歳馬は、バッドボーイ、ヒュウマ、マイネルミラノ、ユールシンギング、ラブリーデイ、ロゴタイプの6頭となっていますが、そのうちマイネルミラノ、ラブリーデイの2頭が上記に該当しますので、出走してくれば当日の人気には要注意です。

あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が8頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。

そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計10頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
一応今回も、その中の過去の7歳馬の連対した年を挙げておきます。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年まで連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対とまた3年連続と複数年で連に絡みました。
そして、13年に7歳馬タッチミーノットが勝って、08年から一昨年の13年までの6年間、連対馬12頭中5頭が絡むなど、7歳馬の活躍が目立ちます。

昨年14年は、まゆつばものの過去の通り複数年連に絡むというデータで、7歳馬に着目しましたが、結局連対せずまゆつばもののそのもののデータとなりました。
ただ、4着に7歳馬の人気薄マックスドリームが入りましたので、一応今年も要注意かと思います。

とりあえず、7歳馬の連対した時の当日の人気を挙げておきます。
先の3頭は
7番人気(93年2着カリブソング)
10番人気(94年1着ヒダカハヤト)
13番人気(95年2着ゴールデンアイ)

といずれも穴をあけていましたが、
08年の2着エアシェイディは2番人気
09年の1着アドマイヤフジは4番人気
10年の1着アクシオンは1番人気

10年の2着のトウショウシロッコは5番人気
13年の1着タッチミーノットは2番人気
とほぼ上位人気となっていました。

その7歳馬8頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤト、タッチミーノットを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬8頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回、出走馬17頭中7歳馬は4頭が出走していますが、まずはそのうち出走してきた馬たちの当日の人気には要注意ですね。
ちなみに、その出走馬4頭の中でBMSがノーザンダンサー系の馬は、メイショウナルト1頭となっています。
また、ナスルーラ系が絡んでいる7歳馬は今回はいません。


次に3着馬の年齢も見てみますと、こちらも4歳馬が7頭と最も多く、03年のカンファーベスト(カブトヤマ記念1着から10着へ降着)と08年のメイショウレガーロ(前走セントライト記念14着)、13年のジャスタウェイ(前走天皇賞(秋)6着))を除く4頭の前走は連対していました。
登録馬で明け4歳馬2頭では、いずれも前走は連対していませんでした。

続いて6歳馬が5頭ですが、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回出走している6歳馬5頭では、近3走でレース条件に関係なく3着以上に入っていたのは、アイスフォーリス、ケイアイエレガント、ラブイズブーシェの3頭となっています。

そして残りは、5歳馬が4頭、7歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
そのうち、5歳馬4頭の当日の人気は、それぞれ3番人気、5番人気、15番人気、1番人気と極端な結果となっていました。
ちなみにその4頭の臨戦過程ですが、それぞれ2頭が前走で、またあと2頭は3走前、前々走でそれぞれ1着を記録していました。
今回の明け5歳馬の出走馬では、バッドボーイは前々走、ヒュウマは3走前、マイネルミラノは前走、前々走、ユールシンギングは3走前に1着の経験がありました。
あと、7歳馬と8歳馬の計4頭ですが、連対馬の一部と同じく、すべて血統で父あるいはBMSでナスルーラ系が絡んでいました。
今回これに該当する出走馬は、8歳馬のペルーサ1頭となっています。


次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬42頭中21頭となっていました。
ちなみに、ここ7年の3着以内で見てみますと、ノーザンダンサー系絡みの馬は、08年、09年が各2頭、10年は3頭、11年は1頭、12年はなし、13年は1頭、14年はなしとなっています。
続いてナスルーラー系も42頭中19頭いて、ノーザンダンサー系とはいい勝負をしています。
ちなみにここ7年の3着以内で見てみますと、ナスルーラ絡みの馬は、08年から10年までの3年間はなし、11年は1頭、12年は2頭、13年はなし、14年は2頭となっていました。

3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが21頭中12頭、ナスルーラー系絡みが21頭中9頭となっていて連対馬と同じ割合になっています。
ちなみにここ7年では、09年、10年、11年でノーザンダンサー系が絡み、12年でナスルーラ系が絡んでいます。


毛色ですが、1着馬では鹿毛が9頭と最も多く、続いて、黒鹿毛が8頭、栗毛が3頭、栃栗毛が1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が8頭と最も多く、続いて鹿毛が6頭、栗毛が5頭、芦毛が2頭となっていました。
3着馬では鹿毛が9頭と最も多く、続いて黒鹿毛が8頭、栗毛が3頭、芦毛が1頭となっていました。
1着馬と3着馬の傾向がほぼ同じというのが印象的ですね。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。
ちなみにここ7年で3着以内に入った黒鹿毛馬は、08年が2頭、09年が1頭、10年が2頭、11年が1頭、12年が1頭、13年が2頭、14年がなしとなっています。
また、1頭も入らなかった98年の翌年以降、02年の東京開催を除く、同じく1頭も3着以内に入らなかった昨年14年の前年までの14年間では、少なくとも1頭は黒鹿毛馬が1頭3着以内に入っていました。(昨年14年の黒鹿毛馬の最高位はケイアイチョウサンの3番人気5着)
今回の出走馬では、ケイアイエレガント、デウスウルト、ラブイズブーシェ、ラブリーデイ、ロゴタイプの5頭の黒鹿毛馬がいます。


また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は21頭中7頭、2着馬は19頭中8頭、3着馬は19頭中12頭となっていて、連対馬では半分近くが、3着馬では約3分の2が、同じ中山競馬場を前走に続いて走っています。
ただ、同じく08年も16頭中前走中山競馬場を走ったのは5頭でそのうち3着に入った1頭のみ、09年は出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で3着以内に入ったのは2着の1頭、11年は16頭中4頭で3着以内はなし、12年は16頭中7頭で2着の1頭、13年は16頭中3頭で3着以内はなし、そして14年は16頭中8頭で3着以内はなしとなっていました。
ということで、出走数は考慮に入れることはもちろん必要かと思いましたけれど、昨年14年を見る限りではそうでもないようにも思います。
ちなみに今年の出走馬17頭中で前走中山競馬場を走っていた馬は、ヒュウウマ、マイネルミラノの2頭となっています。



あと、1番人気ですが、今度は86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去27年で見ていきますと、11頭が連対していて、連対率自体は低くなっています。
また、複数年数連続で連をはずしたのは、91年から93年までの3年間、00年01年の2年間、そして06年から09年の4年間、12年から14年までの3年間となっていました。
それから、94年に2着になって以降は、東京開催を除く95年以降18年間では8回で1着となっていて、連対すれば勝ち馬になるという構図をずっと続けています。

また1着馬の前走ですが、92年以降東京開催を除く21年で、1着が8頭、2着が3頭、3着が1頭、4着が4頭、9着が1頭(06年1着のヴィータローザ)、10着(14年1着のオーシャンブルー)、14着が3頭(いずれもG1で)となっていました。


以上ですが、毎年書いていますけれども、やはりデータはデータとして、金杯はやはり運が左右するレースですね。
12年は本命にした1番人気アドマイヤコスモスは結果、道中の骨折の影響でしんがり負け、13年はデータに反して、後遺症が懸念されたけれどもデータに反して本命にしたコスモオオゾラは8着とこれも残念無念の結果、14年は今度はデータに忠実に予想して、黒鹿毛馬のユニバーサルバンクを本命にしましたが、結果11着とこれも残念無念の結果となりました。
ともかく、それまでの過去を見てみても、特にこの京都も含めて両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。
その紙一重に、馬券での「運」というものを毎年感じています。

ということで、今年も同じ文章になりましたが、毎年同様、データを一応基にはしながら、勘とひらめきも重視してしっかり検討して結論を出していこうと思っています。

タグ:中山金杯
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唐津っ子

今年は有馬記念の開催が遅かったので、年が明けたらすぐに金杯ですね(嬉)

今年一年、ご訪問いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください!!
by 唐津っ子 (2014-12-31 23:12) 

bigonon

唐津っ子さん、あけましておめでとうございます(^^)/
旧年中はこちらこそたくさん訪問していただきありがとうございましたm(__)m
今年もどうぞよろしくお願いいたします!!
by bigonon (2015-01-01 00:11) 

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