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第7回 カペラステークスのデータ [競馬データ]

08年から始まったレースで、今年で7回目になります。
基本的には、その08年の1月まで施行されてきたガーネットステークスの代わりに位置づけられるレースで、1ヶ月早くなったことになります。
ただし、それまでのガーネットSは1月施行でしたので条件は4歳以上でしたが、カペラSは12月ですので3歳以上となります。
ということで、今年もこのガーネットSの過去のデータを挙げながら、その中に過去6回のカペラを織り交ぜて展開していきたいと思います。
97年に重賞となった第1回から、02年の東京競馬場での開催を除く、08年の第12回までのガーネットS11年、連対馬22頭、3着馬11頭からです。
ただし、最初は別定戦で行われていましたが、03年の第7回からハンデ戦に変更になっています。(カペラSは別定戦となっています。)


まず、毎年取り上げている「前走の着順」から入りたいと思います。
それは、「まゆつばもの」のデータになるかも知れませんが、前走「1着」「4着」「7着」の馬が結構連対しているというものです。
この11年間連対馬22頭で見てみますと、前走1着馬が8頭、前走4着馬が6頭、前走7着馬が2頭と計16頭もの連対馬を生み出しています。
また、あと残りの6頭の前走ですが、2着が1頭、3着が2頭、5着が1頭、6着が1頭、11着が1頭となっていました。
この6頭の共通点ですが、前走2着で、前々走は11着だった05年2着のエンゲルグレーセを除く5頭の前々走はすべて1着でした。
3着馬では、前走1着馬が3頭で、前走4着馬と7着馬はいませんでした。
あと残りは、2着が2頭、5着、8着、10着、11着、12着、15着が各1頭と下位着順が目立っていました。

さて過去6回のカペラSでは、連対馬12頭の前走は、1着が5頭、2着が2頭、5着が1頭、6着が1頭、11着が1頭、13着が1頭、17着(芝のレース)が1頭となっています。
3着馬6頭の前走は、1着、4着、7着が各1頭、8着が2頭、11着が1頭となっています。
結局連対馬では、08年の1着馬、09年2着馬、10年1着馬、12年2着馬、13年1着馬の5頭がそれぞれの前走が1着と一応当てはまった形となりました。
あと、08年の2着馬の前走17着は、まゆつば的に考えればこれもありかなとも思いましたが、09年と10年のそれぞれの1着馬の前走2着、10年2着馬の前走13着、11年2着馬の前走5着はこのデータには当てはまらなかったですね。
やっぱり無理やり当てはめようという感があって、あまり前走のこのまゆつば的なデータは意味がないような気がいたします。
あと無理やりついでに、08年から10年までと12年、13年の計5年のカペラSでは、毎年片方の前走は「1着」となっていて、残り11年の片方は前走「2着」となっていたということで、とりあえず、軸という部分では、前走「1着馬」ないし前走「2着馬」に気を留めた方がいいかも知れませんね。
ちなみにその前走1着馬のそれぞれの当日の人気ですが、4番人気、1番人気、3番人気、3番人気、6番人気、前走2着馬の当日人気は2番人気となっていました。
それから3着馬ですが、それぞれ前走「7着」、「4着」、「1着」、「8着」、「8着」、「11着」と、最初の3年で、それまで来なかった連対馬のまゆつばもののデータの前走着順が、連続で来ていました。
ということで、先ほどは意味がないような気がするとは書きましたが、一応は、心の隅でちょっとだけこのまゆつばもののデータを気に留めた方がいいかも知れませんね。


次にガーネットSの当日の人気ですが、まず1番人気の馬は11年中6年で連に絡んでいました。
その1番人気をはずした5年のうち、6番人気-7番人気で決まった06年を除く残り4年は、2番人気が2回、3番人気が2回とそれぞれ1番人気の代役を果たしていました。
その06年も、ハナ差の3着に2番人気のコパノフウジンが入っていました。
また、3番人気が代役を果した2回での3着馬はそれぞれ1番人気、2番人気となっていました。
ただし10年間で、1番人気2番人気で決着したのは1回だけとなっています。
ともかくガーベラSの時毎年書いていましたが、基本的には1番人気か2番人気の両方かあるいはどちらかが上位3頭の中の中心馬であったと言えるかと思います。

では過去5年のカペラSの上位人気の馬はどうだったかと言いますと、まず1回目の08年では、1番人気ダイワエンパイアが12着、2番人気カルナバリートが13着とガーネットSから数えれば、初めて両方3着以上をはずしてしまいました。
また、3番人気ナンヨーヒルトップは5着で、続く4番人気ビクトリーテツニーが1着となったことでこの4番人気の馬が上位3頭の中では最上位人気となります。
09年では、1番人気ダイワディライトは2着と、一応ガーベラSの傾向に戻った感がいたします。
ちなみに、2番人気ワイルドワンダーは10着、3番人気エノクは6着となっていました。
10年では、1番人気シルクフォーチュンは4着、2番人気ナムラタイタンは12着と、また08年に続いて1番人気、2番人気共に3着以上をはずしました。
代わりに、3番人気セイクリムズンが1着で、この3番人気の馬が上位3頭の中で最上位人気となりました。
11年では、1番人気セイクリムズンは5着でしたが、2番人気ケイアイガーベラは1着と連対いたしました。
さらに3番人気ティアップワイルドが2着に入っています。
12年では、1番人気ティアップワイルドは5着でしたが、2番人気スリーボストンは13着と、また両方3着以上をはずしました。
代わりに3番人気エーシンウェズンが2着に入っています。

13年では、1番人気スイートジュエリーは9着、2番人気シルクフォーチュンは3着と、両方連対ははずしたものの3着に2番人気馬が入っていました。
こう見ると、当日の人気面では、09年と11年がガーベラSの傾向を引き継いでいて、残る4年はその傾向をはずしていたことになります。
そのはずした4年ですが、08年は4番人気、10年と12年は3番人気、13年は6番人気と、それぞれの年の連対馬の最上位人気となっていました。


それから、ガーベラSの連対馬の単勝オッズですが、一桁台同士で決まった04年、07年、08年の3年を除く8年は、一桁オッズと二桁オッズとの組み合わせで決まっていました。
また、3連単3連複ワイド圏内の1着から3着では、一桁台が1頭だったのは11年中6年で、2頭だったのは4年、3頭とも一桁だったのは07年の1年だけとなっています。

カペラSの連対馬の単勝オッズでは、一桁台同士で決まったのは、09年、11年、12年の3年で、あと、10年は一桁オッズと二桁オッズの組み合わせ(4.4倍と85.9倍)、08年、13年は二桁台同士の組み合わせ(08年10.7倍と18.8倍、13年11.2倍と11.2倍)となっていました。
3連単3連複ワイド圏内の1着から3着では、09年と11年と12年は、一桁台が2頭、10年、13年は、一桁台が1頭、08年は、ガーベラSから通して初めて一桁台なしの上位3頭とも二桁オッズとなりました。


次にガーベラSの臨戦過程での人気ですが、前走か前々走で1番人気になっていた馬は連対馬22頭中13頭で、06年、08年の2年を除き、毎年連の片方で絡んでいました。

カペラSでは、08年では1着馬のビクトリーテツニーが前々走で1番人気、09年では2着馬のダイワディライトが前走前々走とも1番人気、10年では1着馬セイクリムズンが前々走で1番人気、11年では1着馬ケイアイガーベラが前走前々走とも1番人気と、2着馬ティアップワイルドが前々走で1番人気と、このデータに関しては引き継いでいるように見えましたが、翌年12年、13年と、同じく連対馬2頭ともこのデータには該当しませんでした。

その12年は、該当していたのはセイクリムゾン1頭のみだったので、もちろんこのデータを信じて軸の本命に指名したのですが、結果は9着と裏目に出てしまいました。
ちなみに、連対した両馬は前走か前々走で1番人気は経験していませんでしたが、2着馬は前々走で2番人気を経験していました。

あとガーベラSの残りの前走か前々走で1番人気になっていない10頭ですが、前走の着順がまたもやそのうち8頭が1着(4頭)、4着(3頭)、7着(1頭)となっていました。(もう1頭は11着)

カペラSで前走前々走で1番人気になっていない連対馬残り7頭の前走は、08年の2着馬スリーアベニューが17着(ただし芝)、09年の1着馬ミリオンディスクが2着、10年の2着馬ティアップワイルドが13着、12年1着馬シルクフォーチュンが11着、2着馬エーシンウェズンが1着、13年1着馬ノーザンリバーが1着、2着馬スノードラゴンが6着がとなっていました。
特にガーベラSとは関連がないように思います。


それから父の血統ですが、ガーベラSの連対馬では、22頭中10頭がミスタープロスペクター系で一番多く、次にサンデーサイレンス2頭を含むヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系が各4頭、ノーザンダンサー系が3頭となっています。
3着馬では、11頭中7頭がミスタープロスペクター系で最も多く、ストームバード系2頭を含むノーザンダンサー系が3頭、ブライアンズタイム(ヘイルトゥリーズン系)が1頭となっていました。

そしてカペラSですが、08年09年とも、1着から3着までの3頭とも父はすべてミスタープロスペクター系となっていました。
しかし10年では、1着馬はサンデーサイレンス系、2着馬はワイルドラッシュ、3着馬はノーザンダンサー系とそれまでの2年間とは一変してしまいました。
しかしながら11年では、1着馬と3着馬はミスタープロスペクター系、2着馬はワイルドラッシュ、
12年では、1着馬はサンデーサイレンス系でしたが、2着馬と3着馬はミスタープロスペクター系となっていて、ミスタープロスペクター系産駒強しがまた戻ってきた感がいたします。
13年では、1着馬と3着馬はサンデーサイレンス系でしたが、2着馬はナスルーラ系のグレイソブリン系となっています。



次にガーベラSの毛色ですが、連対馬では、黒鹿毛と栗毛がと共に7頭と最も多く、鹿毛が6頭、芦毛が2頭と続いています。3着馬では、10頭中8頭が栗毛、3頭が鹿毛となっています。

カペラSでは、まず08年の連対馬は2頭とも栗毛で、3着馬は芦毛となっていました。
それから09年は、同じく連対馬2頭とも栗毛、3着馬は鹿毛となっていました。
10年は、1着馬が黒鹿毛馬、2着馬と3着馬は共に栗毛となっていました。
11年は、1着馬から3着馬まで3頭とも栗毛となっていました。
12年は、1着馬と2着馬は鹿毛ですが、3着馬が栗毛となっていました。
13年は、1着馬と3着馬は鹿毛ですが、2着馬は芦毛となっていました。

こう見てみますと、最初の4年連続は栗毛馬が少なくとも2頭ずつ上位3頭の中に入ったことになります。
しかし、12年は3着馬のみ栗毛馬で(1着馬と2着馬は鹿毛馬)、5年連続2頭にはなりませんでした。
ただこの年の栗毛馬の出走数は16頭中4頭と幾分少なくなっていました。
さらに13年は、初めて栗毛馬が3着以内を逃しています。
この年の栗毛馬の出走数は16頭中3頭とさらに少なくなっています。


以上ですが、今年も昨年までと同様、上記のデータを参考にしながら1つ1つ丁寧に検討して結論を出していこうと思います。


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