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第30回 ラジオNIKKEI杯2歳ステークスのデータ [競馬データ]

このレースも今年で最後の施行となり、来年からは、同じ週に中山で行われている「ホープフルステークス」が重賞に格上げの上で移行することが決まっています。
また、「ラジオNIKKEI」の寄贈杯としては、11月に行われている京都2歳ステークスが重賞に格上げの上で移行することが決まっています。
いずれにせよ、このレースとしては最後のデータということになります。
91年以降22年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。


まず当日の人気と単勝オッズですが、連対馬44頭中41頭までが1番人気から5番人気の上位人気となっていました。
そしてその41頭中、92年1着馬ナリタタイシン、11年1着馬アダムスピーク、12年2着馬バッドボーイの3頭を除く38頭が単勝オッズ一桁台となっていました。
その単勝オッズ10倍を超えていた連対馬計6頭の内訳を挙げていきますと、92年1着のナリタタイシン(5番人気、16.3倍)、93年1着のナムラコクオー(6番人気、18.3倍)、01年1着のメガスターダム(6番人気、50.3倍)、02年2着のチキリテイオー(7番人気、34.2倍)、11年1着のアダムスピーク(4番人気、10.0倍)、12年2着のバッドボーイ(22.0倍)となっています。
その6頭の前走を見てみますと、バッドボーイを除く5頭が、500万下の条件戦か新馬戦で連対していました。(ナムラコクオーの前走はダート戦で1番人気1着、ナリタタイシンとチキリテイオーの前走は千両賞500万下で共に6番人気それぞれ2着、1着、メガスターダムの前走は500万下戦2番人気2着、アダムスピークの前走は新馬戦2番人気1着)
バッドボーイの前走ですが、重賞の東京スポーツ杯2歳ステークスで13番人気5着となっていました。

またその6頭の前々走は、6番人気8着だったチキリテイオーと前走新馬戦勝ちのアダムスピーク、10番人気3着だったバッドボーイ以外の3頭は連対していました。
それから、この6頭の枠順ですが、ナリタタイシン、チキリテイオー、アダムスピークが1枠、ナムラコクオーとメガスターダムが3枠、バッドボーイが4枠と、特に内枠を中心にした枠順に集中していました。
1枠、3枠を含め、内枠の単勝二桁オッズの馬には一応注意が必要です。


次に父の血統ですが、連対馬44頭中21頭がヘイルトゥリーズン系で、その内訳は、サンデーサイレンスの仔の産駒が10頭(ネオユニヴァースが3頭、ディープインパクトが2頭、ダンスインザダーク、フジキセキ、スペシャルウイーク、ステイゴールド、マンハッタンカフェが各1頭)、サンデーサイレンスが8頭、グラスワンダー、ブライアンズタイム、シンボリクリスエスが各1頭となっていました。
続いてノーザンダンサー系が7頭、ミスタープロスペクター系、ナスルーラー系が各6頭、パーソロン系が2頭、サーゲイロード系(ニホンピロウイナー)とワイルドアゲインが各1頭となっていました。


臨戦過程ですが、前走は44頭中30頭が1着、9頭が2着で、あと連対をはずした5頭の前走は、そのうち3頭がG1の朝日杯(4着、7着、13着)で、あと2頭は、東京スポーツ杯2歳S(5着)、オープン特別の京都2歳S(3着)となっていました。
前々走は、1着が18頭、2着が12頭、3着は4頭、4着は3頭(1頭は1着からの降着、もう1頭はダート戦)、あと8着が1頭(チキリテイオー)で、残り6頭は前走の1戦のみの馬となっていました。
それから、前走未勝利戦だった馬の連対は昨年までまだ出ていません。


では、過去の3着馬22頭の傾向はどうだったのでしょう。
上記と同じ流れで見ていくことにいたします。

まず当日の人気と単勝オッズですが、3着馬22頭中15頭までが1番人気から5番人気の上位人気でした。
その15頭の単勝オッズですが、そのうち12頭が一桁台(人気は1番人気~3番人気)、残り3頭が二桁台(3番人気10.9倍、5番人気32.5倍、5番人気11.8倍)となっていました。
そして、残りの6番人気以下の7頭はすべて二桁台のオッズとなっていました。
その単勝オッズ二桁台の馬の計10頭の前走を見ていくことにいたします。
まず、新馬戦1着だったのが3頭(その前走の人気は2番人気2頭と3番人気)、それから未勝利戦1着も2頭(その前走の人気は3番人気と1番人気、前走未勝利戦馬は連対馬も含めてこの2頭のみ)、500万下特別は3頭(5番人気6着と7番人気1着、1番人気2着)、オープン特別が1頭(2番人気4着)、そしてG1の朝日杯3歳Sが1頭(5番人気10着)となっていました。
このデータを見る限りでは、どの馬も3着になる可能性があるように思われます。
そこで、07年初めてはずれて100%ではなくなったデータですが、ここ4年触れていましたので今年も一つの傾向として載せておきたいと思います。
それは、3着馬で内枠に絡んだ馬は、上記で連対した内枠(1枠から3枠)の馬と正反対の傾向になっているというものです。
連対馬で二桁オッズだった5頭はすべて内枠(1枠と3枠と4枠)と書きましたが、反対に3着馬で内枠だった8頭(1枠1頭、2枠4頭、3枠3頭)は、07年(3枠で6番人気単勝オッズ14.3倍)、09年(3枠で7番人気単勝オッズ27.8倍)、10年(2枠で5番人気11.8倍)の3頭を除く5頭すべてが1番人気~3番人気の上位人気で、単勝オッズは一桁台となっていました。
ということは、3着馬で一桁台だった12頭のうち半分近くがこの1枠~3枠の内枠だったということになります。
ただ、上記からわかるように、07年以前の内枠の3着馬の人気は1番人気~3番人気の上位人気でしたが、07年以降の内枠の3着馬すべて(5頭中3頭)はほぼ人気薄(5番人気、6番人気、7番人気)でしたので、もしかしたら、06年の阪神競馬場でのリニューアルの影響で傾向が変わったのかも知れませんね。

次に3着馬22頭の父の血統ですが、ヘイルトゥリーズン系が10頭(サンデーサイレンスの仔が6頭(ディープインパクト2頭、マンハッタンスカイ、スペシャルウイーク、フジキセキ、アグネスタキオン、以上各1頭)、サンデーサイレンスが5頭、シルヴァーホークが1頭、ノーザンダンサー系が8頭(リファール系が3頭、ヴァイスリージェント系が2頭、ノーザンテースト系、トライマイベスト系、ダンチヒ系が各1頭)、ナスルーラ系が2頭(プリンスリーギフト系、ボールドルーラ系)となっています。

そして3着馬の臨戦過程ですが、上記で触れたとおり、前走1着は22頭中17頭、2着が2頭で、あと連対をはずした残り3頭の前走は、G1の朝日杯(10着)、オープン特別(4着)、500万下(6着)となっていました。
前々走は、1着が9頭、2着が3頭、3着も3頭、4着が1頭、それ以下では9着が1頭で、残り5頭は前走の1戦のみの馬となっていました。
3着馬に関しては以上ですが、連対馬と違ってちょっと絞りにくいデータとなっています。


それから、毛色ですが、1着馬では、黒鹿毛が9頭、鹿毛が8頭、栗毛が4頭、青鹿毛が1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が15頭と圧倒的に多く、あと栗毛と黒鹿毛と芦毛が各2頭、青鹿毛が1頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が10頭と最も多く、黒鹿毛と栗毛が各4頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっています。


それから、昨年も触れたまゆつばもののデータも載せておきたいと思います。
ラジオたんぱ杯から含めて、このラジオNIKKEI賞2歳Sで1倍台で1番人気になった馬は、過去22年で11頭いましたが、その半分強の7頭が連対し、残りの4頭が連をはずしました。
連対した6頭のオッズを挙げていきますと、1.5倍(2着)、1.5倍(2着)、1.7倍(2着)、1.8倍(1着)、1.3倍(2着)、1.6倍(1着)、1.9倍(1着)となっていました。
反対に連をはずした4頭のオッズは、偶然にもすべて1.4倍(3着、3着、7着、4着)となっていました。
08年、このデータにこだわって、ずっと1番人気のリーチザクラウンのオッズを見ていたのですが、そのオッズはだいたい「1.4倍」になっていたことから、思い切って軸からはずして勝負いたしました。
結局、最終的にさらに1.3倍に下がって2着と連対してしまいました。
苦い想い出です。
これはあまり推奨できるデータではありませんが、一応、もし今年も1番人気がそのあたりのオッズになった時は少し気に留めてもいいかも知れませんね。


以上ですが、今年もまずは人気とオッズが出てからの検討ということになりますね。
その上で昨年までと同様、枠との関係など絡めながら、一つ一つ検討して結論を出していこうと思っています。


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