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第47回 スプリンターズステークスのデータ [競馬データ]

26日に出走馬が確定しましたので、修正更新いたしました。


G1になった90年以降、99年までの12月開催と00年以降のこの時期での開催の計23年(02年の新潟競馬場での開催も含む)、連対馬46頭、3着馬23頭から見てみます。



まずは当日の人気の組み合わせからですが、連対馬では、01年に3番人気と4番人気、10年に10番人気と3番人気、11年に3番人気と9番人気で決まったこの3年以外の20年は、1番人気か2番人気の片方かまたは両方(6回)が絡んでいました。
その01年の3番人気と4番人気での組み合わせも含め、1番人気から4番人気までの中で決まった年は11回ありました。
さらに広げて1番人気から5番人気の中で決まった年は15回ありました。
基本的には、このように比較的上位人気内で決まるレースとなっています。

また、3番人気と4番人気の組み合わせで決まった01年ですが、2番人気の馬がハナ差で3着となっていました。
しかし、10番人気と3番人気の組み合わせで決まった10年の3着馬は7番人気、3番人気と9番人気で決まった11年の3着馬も7番人気でした。
ということは、09年まで20年間続いていた3着以内に1番人気か2番人気、もしくはその両方が入っていた記録は10年で途切れ、さらに続いて11年も入らなかったということになりました。
しかしながら、昨年12年は「2番人気-1番人気」で決着してまた元に戻った感があります。

さて、連対馬で6番人気以下の馬が絡んだのは結局8回ということになりますが、その組み合わせは、2番人気と11番人気(91年)、1番人気と7番人気(97年)、7番人気と2番人気(98年)、16番人気と1番人気(00年)、1番人気と10番人気(06年)、6番人気と2番人気(09年)、10番人気と3番人気(10年)、3番人気と9番人気(11年)となっていました。
結構荒れた結果となってはいますが、片方は1番人気もしくは2番人気、あるいは3番人気となっていますので、基本的には1番人気、2番人気、3番人気の上位人気馬をどうするかから始めるのがセオリーのようですね。

さらにもう少し突っ込んで、先ほど挙げた6番人気以下の下位人気で連対した8頭の詳細を見ていくことにします。
91年11番人気2着のナルシスノワール、97年7番人気2着のスギノハヤカゼ、98年7番人気1着のマイネルラヴ、00年16番人気1着のダイタクヤマト、06年10番人気2着のメイショウボーラー、09年6番人気1着のローレルゲレイロ、10年10番人気1着のウルトラファンタジー、11年9番人気2着のパドトロワですが、この8頭の臨戦過程を見てみますと、ナルシスノワールとローレルゲレイロを除く6頭は、前走か前々走のどちらかで連対していました。(その6頭のうちウルトラファンタジー、パドトロワを除く4頭の前走か前々走で連対しなかったレースの着順は、なぜか4頭とも7着でした)
また、ナルシスノワールは前走12着でしたが、実質前々走だったG1の安田記念では5着と健闘していました。
また、ローレルゲレイロは、前走セントウルS14着、前々走安田記念15着と二桁着順が続きましたが、その前の3走前は高松宮記念で見事優勝していました。

次に3着馬ですが、1番人気は1頭(98年の単勝1.1倍の1番人気のタイキシャトル)、2番人気は4頭、3番人気は3頭、4番人気は2頭、5番人気は1頭と、5番人気以上の上位人気は23頭中11頭なっていました。あと6番人気以下の下位人気12頭ですが、6番人気3頭、7番人気3頭、8番人気2頭、9番人気1頭、そして12番人気、13番人気、16番人気が各1頭となっていました。


次に血統ですが、ここからは、90年以降02年の新潟競馬場開催を除く22年、連対馬44頭、3着馬22頭から見ていきます。
毎年書いていますが、中山競馬場は結構ノーザンダンサー系が絡んでいます。
連対馬で父がノーザンダンサー系だったのは14頭で、またBMS(母の父)がノーザンダンサー系だったのは16頭(父もBMSもノーザンダンサー系だった馬3頭も含む)いました。

3着馬では、父がノーザンダンサー系だったのは7頭、BMSがノーザンダンサー系だったのは4頭となっています。

3着以上でノーザンダンサー系の中で多かったのは、ダンチヒ系がのべ10頭(そのうち7頭が2着)、次にノーザンテーストがのべ8頭、続いてニジンスキー系が6頭、ヴァイスリージェント系が5頭、ヌレイエフ系、リファール系、フェアリーキング系が各3頭、ストームバード系、ノーザンディクティテターが各1頭となっていました。

今回の出走馬では、父がノーザンダンサー系なのは、フェアリーキング系のフォーエバーマーク、父がリファール系のマヤノリュウジンの2頭がいます。
BMSでノーザンダンサー系は、ノーザンテースト系のアウトクラトール、BMSがダンチヒ系のサドンストーム、ヌレイエフ系のシルクフォーチュン、ストームバード系のロードカナロアの4頭となっています。


続いて3着以上で多かった血統は、8頭の連対馬、6頭の3着馬と、3着以上で計14頭の父を出しているヘイルトゥリーズン系となっていました。
また、BMSでは、2頭の連対馬、3頭の3着馬と計4頭いました。
父での内訳は、サンデーサイレンスが6頭(デユランダルが3回、アドマイヤマックスが2回、ビリーヴが1回)、デヴィルズバック系が3頭、サンデーサイレンスの仔フジキセキが2頭、ブライアンズタイム、シンボリクリスエス、ロージズインメイが各1頭となっています。
BMSではシルヴァーホークが2頭、ヘイロー、ロベルト、フジキセキが各1頭となっていました。
この父がヘイルトゥリーズン系だった14頭のうち、2着馬のべ2頭(08年と10年キンシャサノキセキ、父はフジキセキ、BMSはリボ―系のプレザントコロニー)、3着馬3頭(06年タガノバスティーユ、父はブライアンズタイム、BMSはサクラユタカオー、10年サンカルロ、父はシンボリクリスエス、BMSはミスタープロスペクター系、12年ドリームバレンチノ、父はローズインメイ、BMSはミスタープロスペクター系)の計5頭を除く9頭のBMSはノーザンダンサー系となっていました。
今回の出走馬で父がヘイルトゥリーズン系、BMSがノーザンダンサー系の馬ですが、父がゴールドアリュール、BMSがヌレイエフ系のシルクフォーチュン1頭となっています。
また、父がヘイリトゥリーズン系でBMSがノーザンダンサー系以外では、サクラゴスペル、サンカルロ、ドリームバレンチノの3頭となっています。

また、BMSがヘイルトゥリーズン系の出走馬はアドマイヤセプター(父はミスタープロスペクター系)、グランプリボス(父はプリンスリーギフト系)、サクラゴスペル(父もヘイルトゥリーズン系)、スギノエンデバー(父はプリンスリーギフト系)、バドトロワ(父はミスタープロスペクター系)、フォーエバーマーク(父はノーザンダンサー系)、マジンプロスパー(父はグレイソブリン系)の7頭となっています。

続いて、8頭の連対馬、2頭の3着馬の計10頭の父がミスタープロスペクター系となっていました。
また、BMSがミスタープロスペクター系だったのは、連対馬1頭、3着馬4頭の計5頭となっていました。
今回の出走馬では、父がミスタープロスペクター系の馬は、アドマイヤセプター、サドンストーム、ハクサンムーン、パドトロワ、マイネルエテルネル、ロードカナロアの6頭で、またBMSがミスタープロスペクター系の馬は、サンカルロ、ドリームバレンチノ、マヤノリュウジンの3頭となっています。


次に毛色ですが、1着馬では鹿毛が11頭、黒鹿毛が5頭、栗毛が3頭、青毛、青鹿毛、芦毛が各1頭となっていました。
2着馬では鹿毛が13頭、黒鹿毛が4頭、栗毛が3頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では鹿毛が9頭、黒鹿毛と栗毛が各5頭、芦毛、青鹿毛、青毛が各1頭となっています。


年齢では、1着馬で最も多かったのは4歳馬で7頭となっていました。
続いて3歳馬と5歳馬が各5頭、6歳馬が3頭、7歳馬、8歳馬が各1頭となっています。
2着馬では、5歳が13頭と最も多くなっています。
続いて4歳馬が6頭、3歳馬、6歳馬、7歳馬が各1頭となっていました。
3着馬では4歳馬が8頭、5歳馬が7頭、6歳馬が4頭、3歳馬が2頭、7歳馬が1頭となっていました。


続いて枠の出目ですが、1着馬で一番多かったのは4枠、5枠、7枠の各5頭で、続いて8枠の4頭、それから1枠、3枠、6枠の各1頭、2枠がなしとなっています。
2着馬で一番多かったのは2枠の6頭で、続いて7枠の4頭、5枠の3頭、あと1枠、3枠、4枠、6枠が各2頭、8枠が1頭となっていました。
3着馬では、7枠が7頭と最も多く、続いて6枠が5頭、2枠が4頭、1枠が3頭、3枠が2頭、5枠が1頭、4枠8枠はなしとなっています。


それから、昨年、追加のデータとして「スプリンターズステークスで連続して3着以内に入った馬」を載せましたが、今年も同じ内容で載せておこうと思います。
今年は、昨年の1着馬ロードカナロア、3着馬ドリームバレンチノが出走してきましたので、ちょっとだけ参考になるかと思います。

91年以降23年間で連続して3着以内に入った馬を列挙していきます。

ナルシスノワール 91年2着→92年3着
ニシノフラワー 92年1着→93年3着
ヤマニンゼファー 92年2着→93年2着
サクラバクシンオー 93年1着→94年1着
ビコーペガサス 94年2着→95年2着
タイキシャトル 97年1着→98年3着
ブラックホーク 99年1着→00年3着
アグネスワールド 99年2着→00年2着
ダイタクヤマト 00年1着→01年3着
ビリーヴ 02年1着→03年2着
デュランダル 03年1着→04年2着→05年2着
ビービーガルダン 08年3着→09年2着
カレンチャン 11年1着→12年2着


以上13頭います。

その12頭をもう少し詳しく見ていきますと、まず2連覇したのはサクラバクシンオー1頭、3年連続3着以内に入ったのはデュランダル1頭となっています。
さらに見ていきますと、2頭が同時に2年連続3着以内に入ったのは、「ニシノフラワーとヤマニンゼファー」と「ブラックホークとアグネスワールド」の2回となっています。
一応、今年も2頭同時に昨年に続いて3着以内に入る可能性はありますが、確率的に低いようにも感じます。

では、上記の13頭の共通点を探してみましょう。
その各馬の2年目の前走の着順はどうであったのか見てみますと、ニシノフラワー(前走マイルCS13着)、ナルシスノワール(前走札幌記念11着)、ビコーペガサス(前走マイルCS4着)、デュランダルの3年目(前走香港のG1 5着)、カレンチャン(前走セントウルS4着)の5頭を除く8頭の前走はいずれも連対していました。(1着5頭、2着3頭)
この中でナルシスノワールとカレンチャンの2頭を除く3頭の前走はG1レースでしたので、これらを例外ととらえるならば(この3頭の前々走はそれぞれG2で3着、G2で2着、G1で1着、カレンチャンの前々走はG1で1着)、前走で大きく負けていたのはナルシスノワールただ1頭ということになります。
また、デュランダルの2年目での前走は2着でした。

今回昨年1着のロードカナロアの前走はセントウルS2着で連対、前々走もG1(安田記念)で勝っていますので、十分今年も連続3着以内には入る確率が高いかと思います。
もう1頭、昨年3着だったドリームバレンチノの前走も同じくセントウルSで3着、前々走はG3で7着、さてどうでしょうか。


それから、連続ではなく1年置いて3着以内に復帰したのは2頭いました。

アドマイヤマックス 03年3着→05年3着
キンシャサノキセキ 08年2着→10年2着

この2頭の2回目の時の前走の着順はそれぞれ12着(G1)と1着でした。
しかしながら
今回、該当馬はいません。


以上ですが、やはり人気とオッズが出てからの検討ということになりますね。
非常にややこしくなりそうですが、一つ一つ丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

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