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第31回 ローズステークスのデータ [競馬データ]

12日に出走馬が確定しましたので修正更新いたしました。


06年暮れまでの阪神競馬場の馬場改装に伴い、07年からは、それまで行われていた2000m芝から距離が200m短くなって1800mで行われるようになりました。
しかも馬場改装に伴い外回りコースとなったことで、直線も長くなっています。
ということで、現在はそれ以前とはまったく違ったレースとなっています。
ただ、臨戦過程等はそれまでとよく似た傾向をたどっていますので、とりあえず、まずは2000mで行われていた時代での臨戦過程を今年も再び挙げておきたいと思います。
96年から05年までの10年間、阪神2000m芝で行われたローズS、連対馬20頭、3着馬10頭からです。

まず、前走のレースがオークスだった連対馬ですが20頭中7頭いました。
その時の着順は2着から14着まで幅がありましたが、人気は1番人気が3頭、2番人気、4番人気、5番人気、6番人気が各1頭とほぼ人気上位となっていました。
また、その7頭のオークスの前のレース(前々走)ですが、桜花賞が4頭、フローラS(4歳牝馬特別も含む)が3頭となっていました。
その前々走桜花賞4頭のその時の人気は3番人気以上で、着順は4着以上の上位着順でした。
そして前々走フローラS3頭のその時の人気着順は、それぞれ1番人気1着、3番人気3着、3番人気2着とこちらも上位人気上位着順となっていました。
3着馬では、前走オークスだったのは10頭中1頭のみでその時の人気着順は4番人気2着で、その前々走は桜花賞2番人気5着となっていました。
ちなみに、今回の出走馬で前走オークスだった馬は、メイショウマンボ(前走オークス9番人気1着、前々走桜花賞4番人気10着)、エバーブロッサム(前走オークス5番人気2着、前々走フローラS2番人気2着)、デニムアンドルビー(前走オークス1番人気3着、前々走フローラS1番人気1着)、リラコサージュ(前走オークス13番人気8着、前々走スイートピーS3番人気1着)、ローブティサージュ(前走オークス7番人気9着、前々走桜花賞8番人気5着)、トーセンソレイユ(前走オークス8番人気15着、前々走桜花賞3番人気7着)、レッドオーヴァル(前走オークス2番人気17着、前々走桜花賞2番人気2着)の7頭となっています。

次に連対馬で前走オークス以外の重賞を走ったのも20頭中7頭いました。
内訳は、G1のNHKマイルが1頭(2番人気1着)、クイーンSが3頭、あとラジオたんぱ杯、小倉記念、地方の重賞(名古屋優駿)が各1頭となっていました。
3着馬では10頭中2頭で、その内訳はNHKマイル(1番人気1着)と地方の重賞(関東オークス)となっています。
ちなみに今回の出走馬で前走オークス以外の重賞だったのは、コレクターアイテム(前走桜花賞6番人気15着)、セレブリティモデル(前走クイーンS6番人気8着)の2頭となっています。

そして、連対馬で前走のレースが条件戦だったのは残り6頭で、その着順は1着5頭(1000万下(900万下)5頭、500万下1頭)、3着1頭(900万下)となっていました。
3着馬では10頭中7頭で、ほとんどの前走が条件戦であったことがわかります。
その内訳は、1000万下(900万下)1着が3頭、2着が2頭、500万下1着が2頭となっていました。
ちなみに今回の出走馬で前走条件戦で勝っていた馬は、500万下でウリウリ、シャトーブランシュ、リメインサイレントの3頭となっています。
あと前走条件特別で3着以内だったのは、前走1000万下で3着だったピクシーホロウの1頭となっています。

他に上記では該当しないのですが、前走オープン特別で勝ったノボリディアーナが出走しています。


では、それ以降の06年の中京競馬場で代替競馬として行われた中京2000m芝、そして現在の施行の07年から12年までの阪神1800m芝の臨戦過程も見てみましょう。

06年では、1着馬の前走はオークス(1番人気4着)、2着の前走は地方の重賞(関東オークス2番人気11着)、3着馬の前走はオークス(5番人気2着)となっていました。
07年では、1着馬の前走は桜花賞(3番人気1着)、2着の前走はオークス(1番人気2着)、3着の前走は1000万下特別(2番人気1着)となっていました。
08年では、1着馬の前走はオークス(9番人気9着)、2着の前走はクイーンS(11番人気8着)、3着の前走はクイーンS(1番人気2着)となっていました。
09年では、1着馬の前走はオークス(6番人気4着)、2着の前走はオークス(2番人気2着)、3着の前走は1000万下特別(10番人気3着)となっていました。
10年では、1着馬の前走はオークス(11番人気4着)、2着の前走はオープン特別(6番人気1着)、3着の前走はオークス(7番人気14着)となっていました。
11年では、1着馬の前走はオークス(2番人気3着)、2着の前走はオークス(6番人気6着)、3着の前走は1000万下特別(1番人気1着)となっていました。
12年では、1着馬の前走はオークス(3番人気1着)、2着の前走はオークス(2番人気2着)、3着の前走は1000万下特別(1番人気3着)となっていました。

このように見ていきますと、臨戦過程に関しては施行が変わっても、ほぼ同じような傾向であることがわかります。
一応、この6年間を細かくまとめていきますと、1着馬の前走は、07年(前走桜花賞1着)を除いて6頭はオークス(1着が1頭、3着が1頭、4着が3頭、9着が1頭)でした。
同じく2着馬の前走は、7頭中4頭がオークス(2着が3頭、6着が1頭)でした。
その他の2頭も地方の重賞(11着)とオープン特別(1着)ということで、過去7年の連対馬14頭の前走は、オークスを含めた重賞が13頭、オープン特別が1頭と、すべて前走はオープン以上のレースとなっています。

3着馬の前走は、7頭中オークスが2頭(2着と14着)、クイーンSが1頭(8着)、残り4頭が1000万下特別(1着が2頭、3着が2頭)となっていました。
それから、臨戦過程で、この6年間の上位1着~3着までの計21頭中前2走の中でオークスの経験があったのは15頭でした。
同じく、前3走の中で桜花賞の経験があったのは、21頭中14頭でした。


さらに、96年以降17年、距離、施行、競馬場に関係なく、前走、前々走にこだわらないで、G1を経験した馬をそれぞれのレースで見ていきますと、まずオークスですが、ローズS1着馬では10頭が経験していました。
そのオークス時の着順は、1着、2着、3着(2頭)、4着(3頭)、7着、9着、11着となっていました。
同じく2着馬では11頭いて、着順は2着(4頭)、4着、5着、6着、7着、10着(2頭)、14着となっていました。
同じく3着馬では7頭いて、着順は2着(2頭)、3着、7着、12着、13着、14着となっていました。
ちなみに、上記で挙げた前走オークスだった出走馬7頭以外で過去にオークスを経験していたのは、前々走でオークス13着だったセレブリティモデル、同じく16着だったブリュネットの2頭がいます。


さてここで、昨年も取り上げた「オークス馬1着馬」のローズSでの動向を、また細かく載せておきたいと思います。

(第1回から昨年までのオークス優勝馬のローズステークス直行馬の成績)
オークスの人気着順→ローズステークスの人気着順→秋華賞(エリザベス女王杯)の人気着順

85年ノアノハコブネ 21番人気1着→5番人気11着→11番人気12着
86年メジロラモーヌ 1番人気1着→1番人気1着→1番人気1着
00年シルクプリマドンナ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気10着
03年スティルインラブ 2番人気1着→1番人気5着→2番人気1着
04年ダイワエルシエロ 6番人気1着→1番人気7着→不出走
08年トールポピー 4番人気1着→2番人気6着→1番人気10着
10年アパパネ 1番人気1着→1番人気4着→1番人気1着
11年エリンコート 7番人気1着→3番人気10着→5番人気10着
12年ジェンティルドンナ 3番人気1着→1番人気1着

昨年まで9頭のオークス馬が出走してきましたが、ローズSで1着になったのは86年のメジロラモーヌと昨年12年のジェンティルドンナの2頭のみとなっています。
その他の7頭は、4着2頭、5着、6着、7着、10着、11着と3着以内にも入っていませんでした。
昨年、このデータのみで無謀にもジェンティルドンナを消して勝負しましたが、やはり無謀でございました。

さて今年、
13年メイショウマンボ 9番人気1着→???
どうなるでしょうか。


次に、96年以降17年で、桜花賞を走った経験のある馬ですが、ローズS1着馬では10頭が経験していて、桜花賞時の着順は、1着(4頭)、2着(2頭)、3着、4着、6着、8着となっていました。
同じく2着馬では8頭いて、着順は1着、2着(3頭)、4着、5着、10着、11着となっていました。
同じく3着馬では6頭いて、着順は1着、3着、5着、6着、12着、14着となっていました。
今回では、桜花賞2着のレッドオーヴァル、5着のローブティサージュ、7着のトーセンソレイユ、10着のメイショウマンボ、11着のウインプリメーラ、15着のコレクターアイテムの6頭が出走しています。

次にNHKマイルですが、ローズS1着馬ではまだ1頭も経験はありません。
2着馬では2頭いて、着順は1着と15着となっています。

3着馬では1頭いて、着順は1着となっています。
しかしながら、今回、NHKマイルを走った馬の出走はありません。

それから阪神ジュベナイルF(阪神3歳牝馬S含む)では、ローズS1着馬では3頭いて、着順は2着(2頭)と10着でした。
2着馬では5頭いて、着順は2着、3着、6着、9着(2頭)となっていました。
3着馬では5頭いて、着順は3着、4着、5着、6着、7着となっていました。
今回、阪神ジュベナイルF1着のローブティサージュ、4着のコレクターアイテム、10着のメイショウマンボの3頭が出走しています。


続いて他のデータも見ていきます。

まず毛色ですが、阪神2000m芝の時の連対馬は、鹿毛が8頭と最も多く、次に栗毛が5頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が2頭、芦毛、青毛が各1頭となっています。
3着馬では、鹿毛が7頭、栗毛が2頭、栃栗毛が1頭となっていました。

ちなみに06年(中京2000m芝)では栗毛-芦毛-栗毛、
07年(以降阪神1800m芝)では栗毛-鹿毛-栗毛、
08年では鹿毛-栗毛-鹿毛、
09年では鹿毛-鹿毛-黒鹿毛、
10年では栗毛-鹿毛-栗毛、
11年では芦毛-鹿毛-栗毛、
12年では鹿毛-青毛-鹿毛
となっていました。
こう見てみますと、06年以降では、09年と12年以外で栗毛馬が3着以内で絡むなど栗毛馬の活躍が目立ちます。
ちなみに出走馬で栗毛馬は、ノボリディアーナ、ブリュネット、リラコサージュの3頭となっています。


父の血統では、阪神2000m芝の10年間の連対馬は、ヘイルトゥリーズン系が9頭(サンデーサイレンス8頭、ブライアンズタイム1頭)と最も多く、次いでノーザンダンサー系、ナスルーラー系が各4頭、ミスタープロスペクター系が3頭となっていました。
3着馬は、ノーザンダンサー系が10頭中6頭、ミスタープロスペクター系が2頭、ナスルーラ系とサンデーサイレンスが各1頭となっていました。

それ以降、連対馬14頭では、サンデーサイレンス系が9頭、ノーザンダンサー系が3頭、ディクタス系、ナスルーラ系が各1頭となっていました。
3着馬7頭では、サンデーサイレンス系が4頭、ノーザンダンサー系が2頭、ミスタープロスペクター系が1頭となっていました。


次に、当日の1番人気ですが、96年から順に競馬場に関係なく、1着(単勝オッズ1.5)、3着(1.4)、1着(1.6)、4着(1.4)、4着(2.8)、2着(2.5)、1着(1.2)、5着(1.9)、7着(2.5)、2着(2.2)、1着(2.6倍)、1着(1.6倍)、3着(2.7倍)、2着(1.4倍)、4着(2.1倍)、1着(2.8倍)、1着(1.5倍)となっていて、17頭中10頭が連対、3着が2頭と約7割が複勝圏内となっていました。
あと4着が3頭、5着、7着が各1頭と結局1頭を除いて掲示板に載っています。

また、当日の2番人気ですが、同じく、96年から順に、7着(単勝オッズ4.0)、1着(3.9)、9着(4.4)、1着(5.1)、11着(4.1)、4着(2.9)、10着(9.1)、1着(3.0)、3着(2.7)、1着(2.4)、3着(3.0倍)、2着(3.4倍)、6着(4.0倍)、4着(7.6倍)、7着(4.1倍)、6着(3.5倍)、2着(3.8倍)となっていて、17頭中6頭が連対、3着が2頭と約半分近くが複勝圏内となっています。


以上ですが、まずは上記で書きましたようにオークス馬メイショウマンボを買うか買わないかの二者選択からですね。
その次は1番人気馬の取捨選択になるかと思います。
このように、順番に一つ一つ丁寧に取捨選択しながら結論を出していこうと思っています。

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唐津っ子

今年もメンバーが揃いましたね.
予想は難しいですが,面白いレースになること,間違いないです.
by 唐津っ子 (2013-09-10 22:48) 

bigonon

唐津っ子さん、いつもどうもです(^^)
揃いましたね。目移りしますね^^;
恐らくデニムアンドルビーが1番人気になると思うのですが、果たしてあの鬼脚が今回は届くのかどうか、まずはその見極めからでしょうか。
検討からして面白いレースですね。
by bigonon (2013-09-11 19:39) 

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