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第48回 CBC賞のデータ [競馬データ]

10年からの中京競馬場改修に伴い、10年は京都、昨年11年は阪神で行われました。
そして今年からは、3月にオープンしたばかりのまったく新しいリニューアルされた中京競馬場での開催となります。

このCBC賞は、90年からはそれまで12月に行われていたのが6月に変更になりグレードもG3からG2になりました。
ところが、96年にはまた初冬の11月、00年からは元の12月に戻っての施行となりました。
しかし06年からはまた初夏の6月に戻り、施行も別定戦からハンデ戦に変わり、さらにグレードもG2からG3に変わりました。
そのように何度か変遷を辿りながら現在に至っているレースとなっています。
その現在の今年も、ほぼ半月遅れの7月の始めに施行が変わり、最初に書きましたように、新しい中京競馬場での施行となりました。
よって、同じ中京競馬場施行で行われるといっても、かなり傾向は変わっているように思われます。
とりあえず、まずはハンデ戦に変わった06年から改修前までの09年までの4年間のデータを昨年と同じ内容で載せておきたいと思います。

まずは人気の組み合わせからです。
1着-2着-3着のそれぞれの人気ですが、
06年は「4番人気-2番人気-5番人気」
07年は「10番人気-7番人気-8番人気」
08年は「4番人気-2番人気-12番人気」
09年は「12番人気-5番人気-3番人気」
という結果となっていました。
これを見る限り、この4年間の傾向はまだとらえどころがないところがありますが、06年はほぼ上位で決まったものの、後の3年は二桁人気の馬が1頭入るなどどちらかと言えば荒れやすい傾向となっています。

次に毛色ですが、
06年は「鹿毛-栗毛-栗毛」、
07年は「青毛-鹿毛-栗毛」、
08年は「鹿毛-栗毛-鹿毛」、
09年は「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
というそれぞれの組み合わせで、一応片方ですが、鹿毛馬がきっちり連に絡んでいました。

次に血統ですが、「ノーザンダンサー系絡み」で見ていきますと、中京でのCBC賞では、
06年はノーザンダンサー系絡みではない馬が1着2着を占め、3着はノーザンダンサー系絡みの馬が入りました。
07年は逆にノーザンダンサー系絡みの馬で連を占めて、3着はノーザンダンサー系絡みではない馬が入りました。
08年は07年に続きノーザンダンサー系絡み同士で決まり、3着も同じくノーザンダンサー系絡みの馬が入りました。
09年はノーザンダンサー系絡みではない同士の決着となり、3着はノーザンダンサー系絡みの馬が入りました。
基本的には、このように連対馬は2頭共にそれぞれの同じ系統が来ているものの、期間内上位3着馬計12頭中7頭はノーザンダンサー系絡みとなっています。

次に中京でのCBC賞は大型馬の活躍が目立っていますが、その内訳を見てみますと、
06年は「476kg-536kg-490kg」
07年は「478kg-484kg-512kg」
08年は「498kg-468kg-510kg」」
09年は「534kg-482kg-472kg」
と500kg以上の馬が必ず1頭3着以上に入っていました。

旧中京競馬場での施行での06年から09年までのCBC賞のデータは以上ですが、さてリニューアルされた中京競馬場ではどうでしょうか。

今年3月に1ヶ月開催されましたが、1200m芝の施行は8レースありました。
内訳は、3歳未勝利戦が2レース、3歳500万下戦が1レース、4歳上500万下戦が2レース、4歳上1000万下戦が2レース(そのうち1レースは牝馬限定)、そしてG1の高松宮記念となっていました。
まず全体的に見てみますと、まず未勝利戦、4歳上500万下戦の計5レースでは、そのうち馬連で万馬券だったのはそのうち3レース、3連単で10万を超える配当だったのは5レース中4レースと荒れる傾向にありました。
対して4歳上1000万下戦2レースの馬連は2470円、6710円と万馬券ではなかったですがそこそこ荒れました。
また3連単も53230円、89130円とそれなりに荒れていました。
しかし、G1の高松宮記念は、馬連950円、3連単5930円とほぼ平穏な結果となっています。

人気は、1番人気は8レース中2連対、3着に1頭と厳しい結果となっていますが、1番人気が連をはずした6レースの連対馬の人気を見てみますと、最高人気が2番人気だったのは2レース、3番人気だったのも2レース、4番人気だったのも2レースとなっています。

また、結構牝馬が活躍していました。
牝馬限定の1レースを除く7レースでは、連対馬14頭中9頭、3着馬7頭中3頭、それぞれが牝馬となっていました。

枠の出目ですが、8レース中5レースで片方に8枠が、また8レース中2レースで片方か両方で7枠がそれぞれ連で絡んでいました。(枠番7-8はこの8レースの中ではなし)
この3月に関しては、外枠がかなり有利な結果となっていたことがよくわかります。(あと1レースは枠番4-4)
また、1着から3着までで見てみますと、逆に1枠か2枠が3着以内に入っていたのは8レース中6レースありました。

次に毛色を見てみます。
未勝利戦、500万下戦の5レースの3着以上計15頭で見ますと鹿毛馬は2頭しかいませんでしたが、1000万下2レースでは6頭中5頭が鹿毛馬(残り1頭は青鹿毛)、高松宮記念は3着が鹿毛馬(1着が芦毛、2着が黒鹿毛)となっていました。

それから血統ですが、全体的に見てみますと、8レース1着から3着までの計24頭では、ヘイルトゥリーズン系が絡んでいたのは13頭で、どのレースにも必ず少なくとも1頭は入っていました。
そしてミスタープロスペクター系絡みの馬も10頭と多く、8レース中7レースで少なくとも1頭入っていました。
父として一番多かったのはやはりサクラバクシンオーで4頭、あとクロフネ産駒がのべも含めて3頭、あとダイワメジャー、キングカメハメハのぞれぞれの産駒が各2頭となっていました。

それから馬体重ですが、500kg以上の馬は3着以内24頭中4頭とあまり目立ったものではありませんでした。
ただ、高松宮記念の上位3頭のうち2頭は馬体重はきっかり500kgとなっていました。


あと、昨年も触れましたが、過去のCBC賞は結構「4番人気」と「7番人気」がちょこちょこと片方か両方で目立つほど入っていましたが、この8レースで見てみますと、4番人気は2レース、7番人気は3レースで3着以内に入っていました。(うち1レースは両方)

以上ですが、やはり難解ですね。
ともかく今年も、上記のそれぞれのデータをしっかり見ながら検討していこうと思っています。


タグ:CBC賞
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コメント 5

唐津っ子

夏競馬で中京開催,しかも開幕週と難解なレースになりそうですが,
春の中京開催を見る限りは極端な時計勝負はなさそうですね.
by 唐津っ子 (2012-06-26 23:00) 

bigonon

唐津っ子さん、いつもコメントありがとうございます<(_ _)>
そうですね、今回も3月の時と同様、洋芝にオーバーシードした状態だそうで、いわゆる札幌や函館と同じで時計がかかりそうな馬場のようですね。
それに直線に入ったところの極端な坂がどうでるでしょうか。
いずれにせよ、今は手探り状態、やっぱり難解です^^;

by bigonon (2012-06-27 19:55) 

bigonon

マユマユさん、いつもnice! ありがとうございます<(_ _)>
by bigonon (2012-06-27 19:56) 

bigonon

馬爺さん、いつもnice! ありがとうございます<(_ _)>
by bigonon (2012-06-27 19:57) 

bigonon

ritton2さん、いつもnice! ありがとうございます<(_ _)>
by bigonon (2012-06-27 19:57) 

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