SSブログ

第71回 皐月賞のデータ [競馬データ]

今回は、中山競馬場開催が中止となったため、1週遅れでの東京競馬場開催となります。
前回東京競馬場で行われたのは中山競馬場改修のため代替として行われた88年以来ですから、実に23年ぶりとなります。
その88年では、9番人気のヤエノムテキが1着、14番人気のディクターランドが2着となり、当時、複勝連式は枠連しかなかったのですが、それでもその枠連は6940円という好配当となりました。
たぶん、馬連でしたら結構な万馬券だったでしょうね。
さて、久々の東京競馬場での施行の今回の皐月賞、果たして荒れるのでしょうか。

ちなみに、東京競馬場2000m芝での3歳馬の近い施行のレースとしては、5月の第2週あたりで行われている03年以降の「プリンシパルステークス」があります。
一応、そのプリンシパルステークスの1着~3着までの人気を挙げておきたいと思います。
03年 1番人気-2番人気-13番人気
04年 1番人気-6番人気-3番人気
05年 9番人気-11番人気-5番人気
06年 5番人気-2番人気-6番人気
07年 1番人気-4番人気-11番人気
08年 10番人気-18番人気-3番人気
09年 6番人気-1番人気-5番人気
10年 1番人気-7番人気-5番人気

1番人気が8年中5連対とまずまずですが、その5年の上位3着までに6番人気から13番人気までの下位人気の馬が必ず1頭入っていましたし、あとの残り3年の中にもかなり荒れた年もありましたので、基本的には中山競馬場施行と同じく荒れる可能性の高い施行かと思われます。



では、一応東京競馬場施行ではありますけれど、いつものように過去のデータを昨年までと同様の形で載せておきたいと思います。
89年以降2122年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。



まず、前走のレース別の傾向からです。
一番多かったのは「若葉S」で14頭いました。
途中で開催が中山から阪神に変わっていますが、その内訳は中山開催9頭、阪神開催5頭となっています。
その阪神に変わってからの傾向ですが、連対した5頭のうちノーリーズンとシックスセンスの2頭は、いずれもこの皐月賞では単勝オッズが万馬券でした。(ノーリーズンは15番人気単勝オッズ115.9倍、シックスセンスは12番人気単勝オッズ124.0倍)
あと残り3頭は、まず1頭は07年1着となったヴィクトリーで、7番人気単勝オッズ17.3倍となっていました。
もう1頭は09年2着のトライアンフマーチで、8番人気単勝オッズ51.3倍となっていました。
そしてもう1頭は10年2着のヒルノダムールで、6番人気単勝オッズ10.7倍となっていました。
今回前走若葉Sを走っていた出走馬は、12番人気1着のダノンミル、5番人気2着のカフナの2頭となっています。

続いて多かったのは「弥生賞」で、13頭となっていました。
その着順は4着以上で、前々走は09年1着馬のキャプテントゥーレ(前々走朝日杯FS3着)以外はすべて連対していました。
今回前走弥生賞で4着以上の出走馬は、1着のサダムパテック、2着のプレイ、3着のデボネアの3頭となっています。
そのうち、プレイとデボネアの2頭の前々走は2着と連対していました。
もう1頭のサダムパテックの前々走は、朝日杯FS4着となっています。

続いて「スプリングS」が12頭となっていました。
その連対馬の共通点は、前々走が1着かそうでなければ1番人気となっていました。
今回前走スプリングSの馬は、1着オルフェーヴル、2着ペルシャザール、3着ステラロッサ、13着リベルタスの4頭となっていますが、そのうち前々走が1着か1番人気となっていたのは、リベルタス1頭となっています。

あと残りの5頭の前走ですが、それぞれ、きさらぎ賞、毎日杯、アーリントンC、400万下、500万下となっていて、5頭とも1着でした。
今回の出走馬で、前走残りのレースで1着だったのは、トーセンラー(前走きさらぎ賞)、ノーザンリバー(前走アーリントンC)の2頭となっています。
あと、前走上記のレース以外で1着だったのは、ナカヤマナイト(前走共同通信杯)、ロッカヴェラーノ(前走すみれS)、エイシンオスマン(前走ニュージーランドトロフィー)、フェイトフルウォー(前走京成杯)の4頭となっています。


ここで3着馬の臨戦過程も見てみますと、前走のレースで一番多かったのは弥生賞で、22頭中13頭も占めていました。
その着順は、1着が5頭、2着が3頭、3着が2頭、4着、6着、8着が各1頭となっています。
その次に多かったのは、スプリングSの3頭(1着、2着、5着)、そして共同通信杯の2頭(共に1着)、それから毎日杯(1着)、若葉S(2着)、若草S(1着)、京成杯(1着)の各1頭となっています。
また3着馬の前々走ですが22頭すべて連対していました。


次に血統ですが、連対馬で一番多かった父の血統はやはりヘイルトゥリーズン系で26頭いました。
その内訳は、サンデーサイレンス系が20頭(サンデーサイレンスが12頭、フジキセキ、ネオユニヴァースが各2頭、アグネスタキオン、ゴールドアリュール、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェが各1頭)、ブライアンズタイムが6頭となっています。
06年初めてサンデーサイレンス産駒の出走がなくなりましたが、それでも06年から10年までの5年間でサンデーサイレンスの孫が10頭中7頭連対していました。
さて今年のサンデーサイレンス系はどうでしょうか。

次に多かったのはノーザンダンサー系の8頭、次いでナスルーラ系の4頭となっています。
しかし、父がミスタープロスペクター系の馬はいまだ連対はありません。
今回の出走馬で父がミスタープロスペクター系は、カフナ、ペルシャザールの2頭となっています。

3着馬では、一番多かったのは連対馬と同じくヘイルトゥリーズン系で9頭いました。
その内訳は、サンデーサイレンスとブライアンズタイムが各3頭、リアルシャダイとタイキシャトルとグラスワンダーが各1頭となっていました。
ということで、昨年までではまだサンデーサイレンスの孫は3着には入っていません。
続いて多かったのはノーザンダンサー系で5頭となっていました。
しかしながら、98年以降昨年までは1頭もノーザンダンサー系は3着に入っていませんでした。
あと、グレンソブリン系、ミスタープロスペクター系が各2頭、ハイペリオン系、ブレイベストローマン、サッカーボーイ、トウカイテイオーが各1頭となっていました。


それから、毎年取り上げていますが、前走弥生賞からの連対馬13頭の中でBMS(母の父)がノーザンダンサー系だった馬は、05年1着のディープインパクトと08年2着のタケミカヅチの2頭のみでかなり厳しいデータとなっています。
例えば、該当する有力どころでは、スペシャルウィーク、メイショウボーラー、アドマイヤジャパンなどは3着となっていました。
今回、弥生賞1着のサダムパテック、3着のデボネアにとっては嫌なデータとなっています。


また臨戦過程に戻りますが、前走の人気では、1番人気が20頭、2番人気が12頭、3番人気が3頭とここまでで44頭中35頭を占めていました。
さらに前走の着順ですが、1着が20頭、2着が7頭、3着が9頭、4着が4頭、5着が1頭、7着が2頭、8着が1頭となっていましたが、4着以下の8頭は07年の前走4番人気のサンツェペリン、08年の前走5番人気のキャプテントゥーレの2頭を除きすべて1番人気か2番人気でした。
そしてまた、前走1着馬と2着馬の計27頭の前々走はすべて連対していました。
今回の出走馬18頭では、5頭がこれに該当します。

また、前々走を全体的に見てみますと、連対馬44頭中39頭が連対しており、連対をはずした5頭は、3着だった97年のサニーブライアンと08年のキャプテントゥーレ、4着だった04年のダイワメジャーと05年のシックスセンス、5着だった91年のシャコーグレイドとなっていました。
また前々走の人気ですが、44頭中38頭が3番人気以上でした。


毛色は、連対馬では鹿毛が18頭、黒鹿毛が10頭、栗毛と芦毛が各6頭、青鹿毛が3頭、青毛が1頭となっています。
割合を考えますと、鹿毛以外の健闘が目立っています。
3着馬の毛色では、鹿毛が11頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が3頭、青鹿毛と青毛が各1頭とこちらは鹿毛が抜けています。


枠の出目ですが、1番多いのは8枠が9頭、次に1枠、3枠の各7頭となっていました。
続いて7枠の6頭、そして2枠と5枠が各4頭、4枠と6枠が各3頭となっていました。
3着馬では、7枠が5頭、続いて1枠と4枠が各4頭、6枠と8枠が各3頭、2枠、3枠、5枠が各1頭となっています。


さてもう一つ、過去の連対馬の追い切りのデータも載せておきます。
データは、95年以降16年連対馬32頭からです。
  

まず、連対馬の中で一番多かったのは、栗東のCWコースの9頭でした。
「栗東CWコース」では、「キリ」のため時計不明だった03年のネオユニヴァース以外の7頭では、1200mで最高が79.2秒、一番かかったのは83.6秒。

最後の1ハロンでは、最高が11.5秒、一番かかったのは12.5秒となっていました。

続いて
美浦南のWコースが8頭となっていました。
その美浦南Wコースですが、06年までのデータでは、1200mでは、最高が78.4秒、一番かかったのは84.5秒、1000mでは、最高が62.4秒、一番かかったのは68.2秒、最後の1ハロンでは、最高が11.8秒、一番かかったのは13.4秒となっていました。

次に多かったのは栗東「坂路」で追われていた7頭で、06年までのデータ(4頭)では、800mは、52秒台が2頭、51秒台が2頭、最後の1ハロンが、最高が12.7秒、一番かかったのは13.5秒となっていました。
ところが、07年優勝したヴィクトリーは、800mが53.1秒、最後の1ハロンが14.5秒で上記の圏内には入っていませんでした。
この馬も実際連対したのですから、坂路の時計がかかった馬にも注意は必要かと思います。
ちなみに、08年1着だったキャプテントゥーレも栗東の坂路で追われていましたが、800mが51.0秒、最後の1ハロンが12.0秒とかなりの好時計をマークしていました。
また、10年2着だったヒルノダムールも栗東の坂路で終われ、800mが51.5秒、最後の1ハロンが12.1秒とこちらも好時計でした。


次は、「栗東DWコース」で追われた4頭で、1200mでは、最高が80.3秒、一番かかったのは85.0秒。最後の1ハロンでは、最高が11.4秒、一番かかったのは12.3秒となっていました。

あと、「栗東芝コース」で過去2頭(キングヘイロー、トライアンフマーチ)追われていましたが、時計は標準以上のものでした。

また、08年2着となったタケミカヅチは美浦「坂路」で追われましたが、初めてここで追われた馬が連対いたしました。
時計も標準以上のものでした。

あと残り1頭ですが地方の門別で追われたものでした。(コスモバルク)


以上ですが、上記を見る限りでは、かなり絞れそうな感じはしますけど、なんせ今回の施行は東京競馬場ですので、その絞った馬でいいのか悩むところですね。
一応、もう少しプリンシパルSのデータを掘り下げてみて、それを過去の皐月賞のデータと比較しながら検討していこうと思っています。


nice!(3)  コメント(3)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 3

bigonon

やまちゃんさん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-04-22 20:04) 

bigonon

唐津っ子さん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m

by bigonon (2011-04-22 20:04) 

bigonon

くぼたんさん、いつもnice! ありがとうございますm(__)m



by bigonon (2011-04-22 20:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0