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第70回 桜花賞 [競馬データ]

06年の暮れからリニューアルされた直線の長い外回りのコースに施行変更されています。
とりあえず、リニューアル以降の3年間のデータを単純に羅列していきたいと思います。


まず人気の組み合わせを見てみますと、
07年は「3番人気-1番人気-7番人気」、
08年は「12番人気-15番人気-5番人気」、
09年は「1番人気-2番人気-5番人気」となっていました。
07年と09年は、1番人気が連に絡み、ほぼ平穏に近い決着となりましたが、08年は上位人気が飛び、3連単が約700万と大荒れの結果となりました。
その1番人気の単勝オッズですが、07年は1.4倍(2着)、09年は1.2倍(1着)と圧倒的な人気となっておりました。
対して、1番人気(トールポピー)が8着と沈んだ時の単勝オッズは3.8倍となっていました。
またこの年の2番人気は3.8倍(5着)、3番人気は4.9倍(12着)とこの3頭だけが一桁台と人気を分け合う形となっていました。
ともかくも、当日の1番人気の単勝オッズには要注意です。


次に毛色ですが、年の順に挙げていきますと、
1着馬は、栗毛、鹿毛、黒鹿毛。
2着馬は鹿毛、鹿毛、鹿毛。
3着馬は黒鹿毛、鹿毛、黒鹿毛となっていました。


次に血統ですが、まず連対馬6頭の父では、ヘイルトゥリーズン系が5頭(アグネスタキオン、タニノギムレット、フジキセキ、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェ)、ノーザンダンサー系が1頭(フレンチデピュティ)となっていました。
母の父(BMS)では、ノーザンダンサー系が3頭(ノーザンテースト、ニジンスキー系2頭)、ネヴァーベンド系、サンデーサイレンス、サーゲイロード系が各1頭となっていました。
3着馬3頭では、父はすべてヘイルトゥリーズン系(アグネスタキオン、シンボリクリスエス、ダンスインザダーク)となっていました。
BMSもすべてノーザンダンサー系(ニジンスキー系、フェアリーキング、ビーマイゲスト系)となっていました。
1着馬から3着馬計9頭で見てみますと、全体的にヘイルトゥリーズン系(父が8頭、BMSが1頭)がすべてで絡み、BMSではノーザンダンサー系が6頭と目立っています。


それから臨戦過程での前走ですが、1着馬は順に、07年はチューリップ賞(2番人気2着)、08年はフィーリーズレビュー(4番人気3着)、09年はチューリップ賞(1番人気1着)となっています。
2着馬も順に、07年はチューリップ賞1番人気1着、08年はクイーンC10番人気6着、09年はエルフィンS1番人気1着となっています。
3着馬も順に、07年クイーンC1番人気2着、08年はアネモネ賞2番人気1着、チューリップ賞3番人気5着となっていました。
また前々走ですが、08年2着のエフティマイア(前走5番人気6着)以外は、人気は1番人気(5頭)か2番人気(3頭)、着順は1着が6頭、2着、3着が各1頭と上位着順となっていました。


枠の出目ですが、順に挙げていきますと、07年は「8枠-7枠-2枠」、08年は「7枠-8枠-7枠」、09年「5枠-8枠-7枠」となっていて、「7枠」「8枠」の外枠が毎年絡んでいました。



過去3年間のデータは以上ですが、それ以前のデータも一緒に見ていきますと、臨戦過程や血統でリニューアル前後でもあまり変わらない傾向となっていることに気がつきました。
よって、昨年と同じく、通してのデータを列挙していきます。
95年京都開催を除く92年以降17年、連対馬34頭、3着馬17頭からです。


まずは「臨戦過程」から行きたいと思います。
前走の人気ですが、1番人気は連対馬34頭中19頭で、94年と08年除く14年で、片方か両方で前走1番人気の馬が絡んでいました。
あと、前走2番人気が4頭、3番人気が4頭、4番人気が2頭、5番人気、6番人気が各1頭、9番人気が2頭(いずれも1着)、10番人気が1頭となっています。

3着馬の前走の人気ですが、17頭中1番人気が6頭、2番人気が5頭、3番人気が2頭、4番人気、5番人気、7番人気(2着)、10番人気(3着)が各1頭となっていました。

次に前々走の人気ですが、連対馬では1番人気が18頭、2番人気が11頭と実に1番人気と2番人気が34頭中29頭も占めていました。
特に、毎年片方か両方で必ず前々走1番人気か2番人気の馬が連対しています。
あと残りの5頭ですが、前々走3番人気(12着)だったブルーリッジリバー(02年)、4番人気(1着)だったシーザリオ(05年)、5番人気(6着)だったアズマサンダース(04年)、同じく5番人気(6着)だったエフティマイア(08年)、6番人気(1着)だったプリモディーネ(99年)となっていました。
つまり、98年以前はすべて連対馬の前々走は1番人気か2番人気でしたが、99年以降の10年では、そのうち半分の5年で前々走1番人気と2番人気以外の馬が片方で絡んでいることになります。
3着馬も見て見ますと、前々走1番人気が6頭、2番人気が3頭、3番人気、6番人気が各2頭、4番人気、5番人気、9番人気、11番人気が各1頭となっていました。

前走の着順ですが、連対馬では、1着が16頭、2着が5頭、3着が4頭、4着が6頭と34頭中31頭が4着以上でした。
あと、6頭、8着10着が1頭ずついますが、そのうち後者の2頭のその前走での人気は1番人気でした。
ちなみに、3着馬の前走の着順ですが、1着が7頭、2着が5頭、3着が3頭、5着が2頭となっていました

次に前走のレース別で見てみますと、一番多かったのはチューリップ賞で16頭連対していました。
その中で、03年2着のシーイズトウショウの5番人気(4着)を除く15頭がそのチューリップ賞では3番人気以上の上位人気でした。
今回の出走馬で該当するのは、1番人気(2着)のアパパネ、3番人気(7着)のワイルドラズベリーの2頭となっています。

それから次に多かったのは前走フィリーズレビュー(4歳牝馬特別)で、連対したのは7頭でした。
こちらはそのレースで4番人気以上、そしてその前のレース(前々走)で3番人気以上の上位でした。
今回、これに該当する馬は、前走1番人気(2着)、前々走4番人気(4着)のラナンキュラス1頭となっています。
また準じるところでは、前走5番人気(3着)、前々走1番人気(1着)のレデジアルバローザがいます。

その次は前走フラワーCで、3頭が連対していました。
その3頭ともそのレースでは1着で、その前のレース(前々走)でも1着でした。
今回は、前走フラワーカップ1着馬オウケンサクラが出走しますが、前々走は4着でした。

それから前走アネモネ賞が2頭連対していてその2頭ともそのレースでは1番人気でした。
今回では、前走アネモネ賞1番人気2着のアニメイトバイオが出走します。

残り5頭ですが、前走G1の阪神3歳牝馬特別(当時)3着の1頭を除く4頭はすべて1着(クイーンC、クロッカス賞、エルフィンS、500万下条件戦)でした。
今回の出走馬で、前走トライアル以外で1着となったのは、前走クイーンC1着のアプリコットフィズ1頭となっています。


3着馬の前走のレース別では、1番多かったのはアネモネSで17頭中6頭連対していました。
次に多かったのはクイーンCの4頭、続いてチューリップ賞とフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)の各2頭、あと、エルフィン
S、フラワーC,若草Sの各1頭となっています。
いずれもフラワーCの5着を除き3着以上の上位着順となっていました。


次に血統面を見てみます。
父の血統ではヘイルトゥリーズン系が14頭と多いのですが、基本的にはノーザンダンサー系が強いレースとなっています。
父か母の父(BMS)でノーザンダンサー系が絡んでいたのは34頭中23頭で、03年以外は必ず片方か両方で絡んでいました。
そのうち、その9割近くがノーザンテーストやニジンスキー、リファール、ダンチヒといったいわゆるノーザンダンサー系の中のオーソドックスな系統で占められています。

3着馬に関しては、やはり17頭中14頭の父の血統はヘイルトゥリーズン系で占められていました。
そのうち10頭はサンデーサイレンス系となっています。
残り3頭の父の血統は、ネヴァーベンド系のミルフォード、ノーザンテースト、トウカイテイオーとなっていました。
また、父かBMSでノーザンダンサー系が絡んでいた3着馬は、17頭中12頭でした。


毛色は、1着馬では、鹿毛が11頭、栗毛と黒鹿毛が各2頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっています。
2着馬では、鹿毛が6頭、栗毛が5頭、芦毛が3頭、黒鹿毛が2頭、青毛が各1頭となっています。
また96年以降では、鹿毛が毎年両方か片方で絡んでいます。
3着馬では、鹿毛が8頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛、栃栗が各2頭となっていました。


馬体重ですが、連対馬の最高馬体重が490kgで最低は408kg。
そして、450kg~490kgが16頭、448kg以下が18頭と、オークスほどではないですが、軽い馬体重の馬の活躍が目立っています。


枠の出目ですが、1枠2頭、2枠1頭、3枠1頭、4枠6頭、5枠5頭、6枠2頭、7枠10頭、8枠7頭と結構外枠が絡んでいます。
特にこの13年、必ず6枠~8枠の外枠が絡んでいました。


以上、改装に関係なく、92年以降昨年までの阪神開催でのデータを出してみました。
ということで、
ともかくも上記のデータとにらめっこしながらじっくりと考えて結論を出していこうと思っています。
でも、今年も、力が入れば入るほど難しく考えてしまいそうです。


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コメント 2

やす

こんばんは。
ブログを拝見し、是非、相互リンクをお願いしたいと思いコメント致しました。
内容も充実していてとても参考になるので、また伺わせて頂きたいと思います。
では、失礼します・・・
by やす (2010-04-09 00:21) 

bigonon

やすさん、初めまして。
大変ありがとうございます。

「読んでいるブログ」に登録させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします<m(__)m>

by bigonon (2010-04-09 06:14) 

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