第４４回 金鯱賞

９６年に現在の施行である２０００ｍ芝でのＧ２競争となりました。
それ以降、過去１２年連対馬２４頭からです。

まず当日の人気ですが、１番人気が７頭で、昨年まで６年連続連に絡んでいます。
その１番人気が連をはずした残り５年ですが、そのうち４年で２番人気が１番人気の代役を果した形で連に絡んでいます。
あとの１年は、３番人気と４番人気との組み合わせでした。
さらに細かく見てみますと、１番人気が連に絡んだ７年での連の相手は、２番人気が１回、３番人気が２回、４番人気が１回、５番人気が１回、６番人気が２回となっていました。
また、１番人気の代役を果たした時の２番人気が絡んだ４年での連の相手は、３番人気、５番人気、８番人気、９番人気の各１回となっていました。
だいたい、ほぼ固く収まる時と、「ひも穴」が相手に来る時と半々という傾向となっています。
これを単勝オッズでの組み合わせで見てみますとそれが顕著に現れます。
１２年間、少なくとも１頭は一桁オッズの馬が連に絡んでいるのですが、そのうち一桁オッズ同士の組み合わせは６年、一桁オッズと二桁ないし三桁との組み合わせも６年とちょうど半々となっています。
また、片方の１頭の単勝オッズが４倍を切っていたのは、１２年中９年でいずれも１番人気か２番人気でした。
さらに当日の人気のデータを３番人気も含めて見てみますと、まず、１番人気で３着になったのは２頭いましたから、結局１番人気は１２年中９年で３着以上の上位着順に入っていたことになります。
残り３年は、いずれも２番人気が連対していました。
また、１番人気２番人気３番人気の３頭のうち２頭が３着以上の上位着順に入っていたのは、１２年中１０年ありました。
また、単勝オッズが一桁の馬が２頭以上１着～３着まで入ったのは、１２年中１１年もありました。
そのうち３頭とも単勝オッズ一桁だったのは２年のみとなっています。

次に毛色ですが、鹿毛は１７頭、栗毛は５頭、黒鹿毛、青鹿毛は各１頭と、とにかく鹿毛の強いレースとなっています。
ついでに３着馬も見てみますと、１２頭中１０頭が鹿毛で、こちらも圧倒的に多くなっています。
（あと、栗毛と黒鹿毛が各１頭）
連対馬としましては、毎年必ず鹿毛が絡んでいまして、また鹿毛同士で決着した年も５年ありました。
また、連対馬の毛色別の当日の人気を見てみますと、鹿毛では、８番人気９番人気が各１頭以外残り１５頭は５番人気以上でした。
栗毛では、１番人気が１頭、２番人気が２頭、６番人気が２頭となっていました。
あと、黒鹿毛の１頭は１番人気、青鹿毛の１頭は３番人気となっています。
３着馬では、栗毛と黒鹿毛のそれぞれ１頭は共に３番人気で、残り鹿毛の１０頭は、１番人気２頭、２番人気３頭、５番人気２頭、７番人気８番人気１０番人気が各１頭となっています。

臨戦過程ですが、毎年書いていることですけど、やはり宝塚記念の前哨戦らしくＧ１を経験してきた馬の連対が目立ちます。
特に、０１年以降６年では、０２年１着のツルマルボーイ、０４年２着のブルーイレヴンの２頭以外はすべてＧ１を経験していました。
また、このＧ１を経験していなかった２頭の共通点ですが、「大阪杯」を近走で走っていました。
今回の出走馬では、、ワンモアチャッター、カネトシツヨシオー、バトルバニヤン、マチカネオーラの４頭以外の馬がＧ１を経験しています。
また、Ｇ１出走の経験がなく近走で大阪杯を走っていた馬ですが、この４頭の中にはいませんでした。
３着馬ですが、前走で目立つのは、１２頭中５頭が天皇賞（春）であったことです。
その着順は２着から１８着まで幅広かったのですが、この５頭のこの金鯱賞での当日の人気はすべて３番人気以上の上位人気でした。
ただ今回は、前走天皇賞（春）の馬は残念ながら出走していません。
また、前走天皇賞（春）以外の７頭ですが、１頭（前走１０番人気）を除く６頭の前走の人気は５番人気以上となっていました。
今回の出走馬で前走天皇賞（春）で５番人気以上の上位人気だったのは、アドマイヤオーラ、サクラメガワンダー、スウイフトカレント、タスカータソルテ、ナムラマース、ローゼンクロイツの６頭です。

枠順の出目ですが、８枠が５頭と一番多く、次いで３枠４枠７枠が各４頭、５枠が３頭、２枠が２頭、１枠６枠が各１頭となっています。
３着馬では、５枠が５頭と最も多く、次いで６枠７枠が各２頭、１枠３枠８枠が各１頭、２枠と４枠は無しとなっています。

年齢ですが、４歳が１０頭、５歳が７頭、６歳が３頭、７歳が１頭、８歳が３頭となっていました。３着馬では、４歳５歳６歳がそれぞれ各４頭となっています。

以上ですが、やはり当日人気がほぼ落ち着いてから結論を考えていこうと思っています。

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